人材マネジメント
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「成長意欲ゼロ」が「組織の主力」へ! 若手を劇的に変える上司の”質問力”の正体
「3年目にもなって、まだこの程度なの?」 伸び悩む若手社員に対して、先輩社員であればそんなことを思う場面もあるだろう。マネジャーであれば、育成の難しさに焦りを感じることもあるかもしれない。しかし、成果が出ていない若手にこそ、最大の成長可能性が秘められている。むしろ、ハイパフォーマンス社員への過度な支援が、組織全体の成長を止めていたとしたら? 本稿では150万回を超える1on1データから見えてきた、"伸び悩む若手"を"組織の原動力"へと変える、実践的育成アプローチを紹介する。 「ハイパフォーマー」ばかりに目をかける上司たち 新人の時代を過ぎ、入社3年目あたりからは、若手社員も組織を動かす2025/03/17 -
新任マネジャーを潰すな! 組織全体で支える“補助輪型”リーダーシップ
「私にマネジメントなんてできるのだろうか」 そんな不安を抱えながらも、新任マネジャーは日々奮闘している。かつての「一人で頑張るマネジメント」から、「組織で育てる」時代へ。新任マネジャーの成長に必要なのは、上司という「補助輪」と、「当たり前」を超える勇気だ。 本稿では、新任マネジャーを育成する組織づくりのポイントを、経験学習モデルの理論的背景や資生堂の実例を交えながら解説する。マネジメント人材の成長を支える新しい育成の形を見ていこう。 「できるプレイヤー」が陥るマネジャー昇進時の落とし穴 「管理職になんかなりたくない」という会社員が多いなかで、新任マネジャーを引き受ける組織を動かす2025/03/17 -
「やりたいことがない」部下が変わる ―― 上司のための戦略的キャリア開発術
部下のキャリア面談で、沈黙が続く時間ほど重いものはない。「将来の夢は?」「やりたいことは?」という問いかけに、もし明確な答えが返ってこなかったとき、上司は何を語るべきなのか。本稿では、そんな"キャリア迷子"の部下との対話を成功に導くための具体的メソッドを、KAKEAI取締役の皆川恵美が紐解いていく。 部下に聞く「あなたはどうなりたい?」 上司と部下のキャリア面談。その場で交わされる会話の一つ一つが、部下の将来を大きく左右する可能性を秘めている。部下から「私は○○の仕事がしたいです!」と言われ、それがアサインや異動によって実現可能なことであれば、上司は比較的返事がしやすいかもしれな組織を動かす2025/03/07 -
「キャリアは会社任せ」からの脱却――部下が主体的に考える組織づくりの処方箋
あなたは今年も例年通り、変わり映えのしない目標設定面談を済ませるつもりだろうか。 形骸化した面談、部下の本音が見えない1on1、先送りされ続けるキャリア支援——。その結果、部下のキャリアに対する姿勢は受け身になり、自分の将来を具体的に考えなくなる。そして、それは部下の成長機会の喪失と、組織の成長鈍化をもたらすことになる。 本稿では「部下が主体的にキャリアを考える組織をいかにしてつくるか」を主題に、住友商事の実例を交えながら、理論的背景や具体的な実践ポイントを解説する。 部下が主体的にキャリアを考えないことにはワケがある (なぜ言われたことしかやろうとしないんだろう……組織を動かす2025/03/07 -
パワーバランス激変時代の新人マネジメント “for you”が築く上司と部下の新たな関係
「最近の新人は……」と言いたくなるのを抑えながら、新人育成に取り組むマネジャーが増えている。世代の違いに戸惑いながらも、なんとしても新人を成長させたいという強い思いを持つマネジャーたちに向け、本稿ではKAKEAI取締役の皆川恵美への取材を基に、150万回を超える1on1データから見えてきた、世代間ギャップを乗り越える新時代の育成アプローチを紹介する。 「いつか会社を辞めます」と言える新卒社員が登場 上司と部下の会話の中で、「僕はいつか会社を辞めて起業するのが夢です」と臆することなく語る新人―――そんな場面に遭遇する管理職が増えているのではないだろうか。かつてそれを会社で堂々と口に組織を動かす2025/03/07 -
マネジメントに不可欠なコンセプチュアルスキルとは? その要素や伸ばし方を知ろう
コンセプチュアルスキルとは? コンセプチュアルスキル(Conceptual Skills)は、日本語では概念化能力とも呼ばれます。物事を包括的に理解し、問題の本質をとらえて抽象化・普遍化する能力のことで、組織においてより上位のマネジャーになるほど求められる能力とされます。 提唱者はロバート・カッツ コンセプチュアルスキルは、1955年にハーバード・ビジネス・レビュー誌に掲載されたロバート・カッツの論文で提唱された概念です。彼は、ハーバード大学やスタンフォード大学などで経営学を教え、企業戦略を専門とするコンサルティング会社の経営者や複数の上場企業の取締役も務めた人物です。人を知る2024/11/21 -
明日のリーダーは今日育てる!サクセッションプランの秘訣
サクセッションプランとは? サクセッションプラン(後継者育成計画)とは、組織や企業が未来のリーダーを育てる戦略的な取り組みです。経営者や役員など重要なポジションの後継者を見出し計画的に育成することで組織の持続的な成功を確保します。このプランは、単なる人事異動の計画を超えた長期的なビジョンを持ちます。後継者候補を選定し、必要なスキルや経験を積ませることで、主要な役職者の退職や異動時にもスムーズな業務引継ぎを可能にします。効果的なサクセッションプランは、組織の安定性を高め、人材の急な損失にも柔軟に対応できる強靭な体制を構築できます。 サクセッションプランの重要性 サクセッション組織を動かす2024/10/13 -
認知的徒弟制、その理論的背景と内容、職場の人材育成に活用する方法
認知的徒弟制(にんちてきとていせい)とは? 認知的徒弟制(にんちてきとていせい・Cognitive apprenticeship)とは、初心者に対して仕事を教える方法論のひとつです。ヨーロッパで行われてきた伝統的な徒弟制をモデルに、より複雑化・抽象化した現代の仕事を教える方法として体系化されています。 いつ誰が提唱したものか 認知的徒弟制は、アメリカの認知科学者であるアラン・コリンズ(Allan M. Collins)やジョン・シーリー・ブラウン(John Seely Brown)らが1980年代後半から提唱してきた理論です。ノースウェスタン大学名誉教授のアラン・コリンズは組織を動かす2024/09/13
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知識創造のフレームワークSECIモデル〜基本概念とその成り立ち、実践のポイント
組織を動かす2024/09/27 -
"空気を読む"から卒業! 組織を強くする「心理的安全性」の高め方
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VUCAの時代を生き抜くための「プロティアン・キャリア」戦略とは?
組織を動かす2024/09/20
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