-
社員のリテンションマネジメントはなぜ重要か。その具体的施策と成功のポイント、取り組み事例を紹介
人事施策におけるリテンションとは リテンション(Retention)には「保持」や「維持」といった意味があり、ビジネスの文脈では「既存顧客との関係維持を目的としたマーケティング施策」を指す場合と、「社内の人材の流出を防ぐ人事施策」を指す場合とがあります。 本記事では、後者の人事施策としてのリテンションについて解説します。 リテンションとは何か? 社員が辞めずに自社で働き続けるように定着させることや、辞めないように引き留めることをリテンションといいます。 リテンションマネジメントとは? 企業にとって有益な人材に特にフォーカスし、彼らにできるだけ長く所属しても組織を動かす2024/11/30 -
自律的なキャリアデザインの重要性と具体的方法〜個人と会社それぞれがやるべきこと〜
キャリアデザインとは? 「キャリア」とは、広義では「生き方」「人生」「経験」、狭義では「職業の経歴」「関連した職務の連鎖」などの意味で捉えられる言葉です。ここでは、狭義のキャリア(ワーク・キャリア)について自らが主体的にビジョンを描き、その実現に近づいていくための計画や戦略を立てることを「キャリアデザイン」と呼びます。 なぜキャリアデザインが必要なのか? キャリアを考えるというと、仕事の内容・所属する会社・肩書などに目が向きがちですが、それは『どのような暮らし方をするか』『どのような働き方をするか』『どのような知識を身に着け、経験を積むか』といったことと密接に関係してきます組織を動かす2024/11/25 -
マネジメントに不可欠なコンセプチュアルスキルとは? その要素や伸ばし方を知ろう
コンセプチュアルスキルとは? コンセプチュアルスキル(Conceptual Skills)は、日本語では概念化能力とも呼ばれます。物事を包括的に理解し、問題の本質をとらえて抽象化・普遍化する能力のことで、組織においてより上位のマネジャーになるほど求められる能力とされます。 提唱者はロバート・カッツ コンセプチュアルスキルは、1955年にハーバード・ビジネス・レビュー誌に掲載されたロバート・カッツの論文で提唱された概念です。彼は、ハーバード大学やスタンフォード大学などで経営学を教え、企業戦略を専門とするコンサルティング会社の経営者や複数の上場企業の取締役も務めた人物です。人を知る2024/11/21 -
知識創造のフレームワークSECIモデル〜基本概念とその成り立ち、実践のポイント
SECIモデルとは SECIモデルとは、一橋大学名誉教授である野中郁次郎氏と竹内弘高氏によって考案されたナレッジマネジメントのフレームワークです。SECIは「セキ」と読み、知識創造のプロセスである共同化(Socialization)・表出化(Externalization)・連結化(Combination)・内面化(Internalization)の頭文字をとって「SECIモデル」と名付けられています。 「知識創造企業」で世に出た概念 SECIモデルの概念は、野中氏と竹内氏が1995年にアメリカで出版した“Knowledge-Creating Company”で提起されまし組織を動かす2024/09/27 -
ティール組織と各発達段階の組織の特徴、ティール化の事例や難しさとは
ティール組織とは ティール組織とは、一般的なヒエラルキー型組織とは異なる組織運営の形のことです。主な特徴に「自主経営」「全体性」「進化する存在目的」の3つがあり、従業員の自主性と創造性を引き出し、変化する環境に対して適応力の高い組織のあり方だとされています。 提唱者は『ティール組織』著者のフレデリック・ラルー ティール組織という概念は、フレデリック・ラルー(Frederic Laloux)の2014年の著書 "Reinventing Organizations: A Guide to Creating Organizations Inspired by the Next S組織を動かす2024/09/13 -
認知的徒弟制、その理論的背景と内容、職場の人材育成に活用する方法
認知的徒弟制(にんちてきとていせい)とは? 認知的徒弟制(にんちてきとていせい・Cognitive apprenticeship)とは、初心者に対して仕事を教える方法論のひとつです。ヨーロッパで行われてきた伝統的な徒弟制をモデルに、より複雑化・抽象化した現代の仕事を教える方法として体系化されています。 いつ誰が提唱したものか 認知的徒弟制は、アメリカの認知科学者であるアラン・コリンズ(Allan M. Collins)やジョン・シーリー・ブラウン(John Seely Brown)らが1980年代後半から提唱してきた理論です。ノースウェスタン大学名誉教授のアラン・コリンズは組織を動かす2024/09/13
おすすめ記事
-
個人と組織の成長が加速。マネジャーのための「1on1完全ガイド」
1on1実践2025/03/26 -
「成長意欲ゼロ」が「組織の主力」へ! 若手を劇的に変える上司の"質問力"の正体
組織を動かす2025/03/17 -
【入門】1on1が「空回り」している人が最初に知るべきこと
1on1実践2025/03/13 -
「やりたいことがない」部下が変わる ―― 上司のための戦略的キャリア開発術
組織を動かす2025/03/07 -
「キャリアは会社任せ」からの脱却――部下が主体的に考える組織づくりの処方箋
組織を動かす2025/03/07 -
パワーバランス激変時代の新人マネジメント "for you"が築く上司と部下の新たな関係
組織を動かす2025/03/07
タグ