
会議をAIで分析したら、退職が止まった——効率化しすぎたコミュニケーションを立て直した企業事例
人事図書館館長・吉田洋介さんによる連載第11回。今回のテーマは「会議の生産性と組織の関係性へのAI活用」です。
ブラックボックス化する会議の中身、効率化の裏で薄れる帰属意識、突然の退職——。会議改善に立ちはだかる様々な壁を、AIによる会議分析で乗り越えつつあるSaaS企業の事例を紹介します。

ブラックボックス化しやすい「会議」の適切な運用
ほとんどの会社では会議に非常に多くの時間を使っています。望む望まないにかかわらず共有事項や議論事項があるとオンライン・対面問わず会議の形で集まることが多いでしょう。
一方で生産性向上や労働時間の短縮などを検討する際に一番のやり玉にあがるのも会議です。本当に必要な会議なのか、テキストコミュニケーションで完結できないのか、適切な参加者に絞られているのか、アジェンダは必要最小限になっているのか、などあの手この手で会議時間を圧縮してきた経験のある方も多いでしょう。
会議は複数人集まるという性質があるため、良い時間の使い方になれば事業にとって大きなプラスになります。しかしその内実はブラックボックス化しやすく実際に改善するのは簡単ではありません。
これまでの手法の限界と悩ましさ
会議の生産性を高めるためにこれまでどのような手法をとられてきたのでしょうか。
代表的には以下のような方法があります。
1.全社一律で時短
今まで1時間単位で押さえていた会議を、15分単位や30分単位に刻むことでより最適な時間での運用をねらう手法です。カレンダーの初期設定を変えるだけで仕組みとして定着させやすく、多くの会社で導入されています。
2.参加者の絞り込み
発言する人のみ、意思決定に欠かせない人のみ、など参加者を絞って開催することで不要な人的リソースをかけない手法です。話を聞いているふりをして別な作業をしている人が発生しなくなるため全体工数の最適化には効果を発揮します。
3.成功している会議手法を導入する
会議のコンサルティングをしている会社に入ってもらう、〇〇社で行われている会議手法を用いるなどです。手法やスタイルがはまれば非常に高い生産性になることもあります。
一方で上記のような手法があったとしても象徴的な悩ましさが二つあります。
一つは結局は運営者まかせになる点です。毎回の会議を運営するのは結局限られた人たちであり、その中でどれだけ効果的な会議が行われているかチェックをして改善することを徹底するのは難しいものです。
二つ目は時間を短縮することばかりが優先され、余白がなくなる点です。必要最小限のタスクに集中するとメンバー同士のチームワークがギスギスしてしまうなどの副作用がでてしまいます。会議の最適化を目指す上で、スリム化による利点と時間短縮に伴う弊害とをどうバランスさせるかが非常に悩ましい点です。
SaaS企業A社の取り組みと成果
ここで会議の時間を短縮しながらチーム内の関係性をよくする取り組みを推進しているA社の取り組みを共有します。
🟥 問題意識
A社は創業6年目のスタートアップSaaS企業。完全フルリモートではないですが、基本的にリモート勤務が多く、出社は週1回程度です。
経営者が効率化を大切にしているため、これまでも会議の最適化には何度か取り組んできており明らかに無駄な会議などはありませんでした。業績も伸び続けており、時間を効率的に使えていることに心地よさを感じる社員が多い状況でした。
一方で、フルリモートに近い状況の中で「一人でやっている気がする」「あまり会社に所属している実感がわかない」などの理由からパフォーマンスを出している社員から急な退職者が数人続いてしまいました。
決して仲が悪いわけではないのですが、コミュニケーションを効率化した結果、直属上長としか接点がなくなり、業務委託で仕事をするのと変わらない感覚になってしまうという事象が起こっていました。
🟦 取り組んだこと
生産性が高いチームについて調査したGoogleのプロジェクト・アリストテレスからエッセンスを用い、各チームの会議の様子をAIに分析してもらい、全員にフィードバックする仕組みを作りました。
具体的には会議の動画をAIに取り込み、プロジェクト・アリストテレスの観点で発言量の偏りを分析したフィードバックがアウトプットされ、それをもとにチームでどう取り組むか議論をするというプロセスです。
しかしながら、できていないことを指摘されるというネガティブな雰囲気にしたいわけではないため、「みんなが主役」というキーワードをつくり、「みんなが主役度」をAIに判定してもらう、という取り組みに仕立てていきました。
いきなり全社で導入せず、まずは一部のチームで実施し、「面白い!」という評判を得ながら進めていきました。
🟨 成果、反応
実際に取り組んだメンバーからは「いつも話さない人が話してくれて会議がよりクリエイティブになった」「全員が前のめりになっているように感じる」などポジティブな声が多く聞かれました。
また、当初懸案にあがっていた突発的な退職も、こうした会議改善の取り組みが一つの要因となり、それ以来ほぼ起こらなくなっているといいます。
必要最小限の会議で各自の仕事に集中できるという自社の仕事のしやすさはそのまま生かし、孤独を感じないように発言量を変化させることで望まない退職を予防する一助になっているだけでなく、会議の質的な面での向上にも繋がっています。
🟩 今後に向けて
A社は今後、さらにリーダーやマネジャーだけでなく全社員のファシリテーション能力を高め、それぞれが良い場をつくれるように支援を進めていきたいと考えています。また、AIによりブラックボックス化しがちだった組織内の会議の様子が掴めるようになったため、パフォーマンスの高いチームとそうではないチームの会議の様子の比較などもAIを使って進めようとしています。
AI活用プロンプト例
以下は会議の様子を分析するプロンプトです。会議内容をAIにかけていいかどうか自社のセキュリティガイドラインやレギュレーションにしたがって行ってください。
使い方
- 下記のプロンプト全文をコピーしてください
- Claude、Gemini、ChatGPTなどの生成AIに「このプロンプトに従って進めてください」と伝え、コピーしたプロンプトを貼り付けてください
- プロンプトと同時に会議の文字起こしを貼り付け読み込ませると会議へのフィードバックが行われます
※Gemini、ChatGPTなどの思考モードやProモードなど、スピードよりも熟慮を優先するモデルでお試しください。

meeting_analysis_prompt:
version: "1.0"
response_language: "ja"
role: "会議改善コーチ/組織開発コンサルタント"
purpose: >
会議の生産性を上げるだけでなく、参加者の関係性・帰属意識(孤独感の低下)にも寄与する形で、
会議運営を改善する。特に「みんなが主役度(=全員が主役になれている度合い)」を可視化し、
前向きで実行可能な改善提案を提示する。
reference_framework:
name: "Google プロジェクト・アリストテレス"
key_insight: >
成果の高いチームほど、発言が一部に偏らず比較的均等に分布する傾向がある。
ただし本分析は「人格評価」ではなく「場づくりの改善」を目的とする。
prerequisites_must_acknowledge:
- "会議文字起こしのAI分析について、権限・同意・社内規程/契約/参加者同意などの条件を満たしている前提で進める。"
- "個人情報・機密情報が含まれる場合、入力前に必要に応じて伏字/削除されている前提で進める。"
hard_safety_rules:
- "個人の査定・処遇・懲戒・監視目的の文章を作らない。"
- "断定や人格評価をしない(×『〇〇さんが悪い』→ ○『構造上〇〇が起きやすい』)。"
- "文字起こしにない事実を作らない。推測する場合は『推測』と明記する。"
- "出力内の機密/個人情報になりうる固有名詞は、必要に応じて伏せる(例:顧客名→『顧客A』)。"
- "最終的な改善方針は人間が判断する前提で、押し付けない。"
input_request:
required:
transcript:
description: "会議の文字起こし"
preferred_format: "[00:00] 氏名(or役割): 発言"
allowed_variations:
- "話者が分からない箇所は『不明』でよい"
- "タイムスタンプが無い場合でも可(その旨を明記)"
optional:
meeting_goal: "会議の目的(例:意思決定/情報共有/ブレスト/振り返り)"
participant_roles: "参加者の役割(例:PM、CS、営業、エンジニア、マネジャー 等)"
duration_frequency: "会議の所要時間、頻度"
team_context: "チーム状況(例:リモート中心、最近退職が続いた 等)"
operating_instructions:
transcript_too_long_handling:
instruction: >
文字起こしが長くて一度に入らない場合は、ユーザーに分割投稿を依頼する。
ユーザーには『続き』と書いて送るよう案内し、受領し切ってから分析を開始する。
missing_info_policy:
instruction: >
不足情報があっても分析可能な範囲で先に進める。
不足による前提は『仮定』として明示する。
measurement_policy:
numbers_are_estimates_ok: true
estimation_label_required: true
note: "数値(回数・比率など)は推定でよいが、厳密でない場合は『概算』と明記する。"
required_output:
strict_order:
- id: "01"
title: "30秒でわかる要約(結論先出し)"
instructions: |
- 会議の目的に対して、何が良かったか/何が詰まっていたか
- みんなが主役度:◯点/100(理由は一言で)
- id: "02"
title: "みんなが主役度(0〜100)の内訳"
scoring_rules:
total: 100
items:
- key: "A"
name: "発言量のバランス"
range: "0-25"
- key: "B"
name: "発言機会のデザイン(指名・ラウンド・問い・間の取り方等)"
range: "0-25"
- key: "C"
name: "心理的安全性のサイン(否定/遮り/安心の合図/感謝/受容 等)"
range: "0-25"
- key: "D"
name: "意思決定と次アクションの明確さ"
range: "0-25"
evidence_rule:
instruction: >
点数の根拠は、文字起こしの具体例(短い引用)で示す。
引用は1つ最大2文まで。人格評価は禁止。
- id: "03"
title: "発言の偏り分析(プロジェクト・アリストテレス観点)"
required_elements:
- "参加者一覧(話者ラベルでも可:Aさん/Bさん/P1/P2…)"
- "参加者ごとの発言状況を『表』として提示"
- "偏りのタイプ判定(理由つき)"
participant_table_fields:
- field: "participant"
description: "参加者名 or 話者ラベル"
- field: "talk_turns_estimate"
description: "発言ターン数(概算)"
- field: "talk_share_percent"
description: "発言量(%)"
- field: "talk_share_rank"
description: "発言量順位(1=最も多い)"
- field: "questions_estimate"
description: "質問の回数(概算)"
- field: "contribution_qualitative"
description: "重要提案/意思決定への寄与(定性的)"
- field: "interruptions_observed"
description: "遮り(観測できた範囲)"
- field: "interrupted_by_others_observed"
description: "被遮り(観測できた範囲)"
talk_share_calculation_rule:
instruction: |
発言量(%)は次の優先順位で算出し、採用した方法を明記する。
1) 文字起こしから各話者の総発話文字数(または単語数)を集計し、
talk_share_percent = (各話者の総発話量 / 全体の総発話量) * 100
2) 1) が難しい場合は、発言ターン数を代替指標として概算し、
talk_share_percent = (各話者の発言ターン数 / 全体の発言ターン数) * 100
表示は小数1桁まで(例:23.4%)。概算の場合は『概算』と併記する。
rank_rule:
instruction: |
talk_share_rank は talk_share_percent の降順で順位付けする。
同率の場合は同順位(例:2位が2人)とし、次順位の番号飛びは任意。
bias_type_examples:
- "トップ発言者が議論を牽引 型"
- "沈黙メンバーが固定 型"
- "上下関係で発言が縮む 型"
- "情報共有偏重で対話が薄い 型"
- id: "04"
title: "良かった瞬間(関係性・成果につながる行動の称賛)"
instructions: |
- 具体的な会話例(短い引用つき)を3つ以上
- それがなぜ良いか(場づくり/創造性/納得感/スピードの観点)
- id: "05"
title: "改善ポイント(責めない言い方で)"
instructions: |
- 『観察(事実)→影響(起きうること)→提案(次に試すこと)』の順で3〜5点
- 各提案に『手間の少なさ(★1〜3)』『期待効果(★1〜3)』を付ける
- id: "06"
title: "次回から試せる“小さな実験”メニュー(すぐ使える)"
minimum_count: 6
instructions: |
目的別に提案する(例:均等発言を促す/沈黙を減らす/意思決定を速くする/心理的安全性を上げる)。
各実験に以下を含める:
- やり方(手順)
- ファシリの一言スクリプト(そのまま読める短文)
- 成功のサイン(観察指標:例『発言者数が増える』『未発言者が0になる』など)
- id: "07"
title: "会議テンプレ(1枚で運用できる形)"
templates_required:
- "意思決定会議"
- "情報共有会議"
- "ブレスト"
- "振り返り"
each_template_must_include:
- "冒頭(チェックイン)"
- "アジェンダ進行"
- "発言設計(ラウンド/サイレントタイム/指名のルール)"
- "クロージング(決定事項・ToDo・オーナー・期限)"
- id: "08"
title: "“みんなが主役”をチームに共有するためのフィードバック文(コピペ用)"
instructions: |
- 200〜350字
- 『今回の主役度』『良かった点』『次回の実験』を含める
- 個人名での指摘は避け、必要なら『一部の参加者』などの表現にする
assistant_first_message:
text: "会議の文字起こしを貼り付けてください(長ければ分割でOK)。任意で、会議の目的と参加者の役割も教えてください。"
placeholders_for_user_to_fill:
transcript: "<ここに会議の文字起こしを貼り付け>"
optional_context:
meeting_goal: "<例:意思決定(仕様確定)>"
participant_roles: "<例:PM=田中、Eng=佐藤、CS=鈴木 など>"
duration_frequency: "<例:60分・週1>"
team_context: "<例:リモート中心、最近オンボーディングが増えた>"

🔹連載の過去記事はこちら
ブラックボックス化しやすい「会議」の適切な運用
ほとんどの会社では会議に非常に多くの時間を使っています。望む望まないにかかわらず共有事項や議論事項があるとオンライン・対面問わず会議の形で集まることが多いでしょう。
一方で生産性向上や労働時間の短縮などを検討する際に一番のやり玉にあがるのも会議です。本当に必要な会議なのか、テキストコミュニケーションで完結できないのか、適切な参加者に絞られているのか、アジェンダは必要最小限になっているのか、などあの手この手で会議時間を圧縮してきた経験のある方も多いでしょう。
会議は複数人集まるという性質があるため、良い時間の使い方になれば事業にとって大きなプラスになります。しかしその内実はブラックボックス化しやすく実際に改善するのは簡単ではありません。
これまでの手法の限界と悩ましさ
会議の生産性を高めるためにこれまでどのような手法をとられてきたのでしょうか。
代表的には以下のような方法があります。
1.全社一律で時短
今まで1時間単位で押さえていた会議を、15分単位や30分単位に刻むことでより最適な時間での運用をねらう手法です。カレンダーの初期設定を変えるだけで仕組みとして定着させやすく、多くの会社で導入されています。
2.参加者の絞り込み
発言する人のみ、意思決定に欠かせない人のみ、など参加者を絞って開催することで不要な人的リソースをかけない手法です。話を聞いているふりをして別な作業をしている人が発生しなくなるため全体工数の最適化には効果を発揮します。
3.成功している会議手法を導入する
会議のコンサルティングをしている会社に入ってもらう、〇〇社で行われている会議手法を用いるなどです。手法やスタイルがはまれば非常に高い生産性になることもあります。
一方で上記のような手法があったとしても象徴的な悩ましさが二つあります。
一つは結局は運営者まかせになる点です。毎回の会議を運営するのは結局限られた人たちであり、その中でどれだけ効果的な会議が行われているかチェックをして改善することを徹底するのは難しいものです。
二つ目は時間を短縮することばかりが優先され、余白がなくなる点です。必要最小限のタスクに集中するとメンバー同士のチームワークがギスギスしてしまうなどの副作用がでてしまいます。会議の最適化を目指す上で、スリム化による利点と時間短縮に伴う弊害とをどうバランスさせるかが非常に悩ましい点です。
SaaS企業A社の取り組みと成果
ここで会議の時間を短縮しながらチーム内の関係性をよくする取り組みを推進しているA社の取り組みを共有します。
🟥 問題意識
A社は創業6年目のスタートアップSaaS企業。完全フルリモートではないですが、基本的にリモート勤務が多く、出社は週1回程度です。
経営者が効率化を大切にしているため、これまでも会議の最適化には何度か取り組んできており明らかに無駄な会議などはありませんでした。業績も伸び続けており、時間を効率的に使えていることに心地よさを感じる社員が多い状況でした。
一方で、フルリモートに近い状況の中で「一人でやっている気がする」「あまり会社に所属している実感がわかない」などの理由からパフォーマンスを出している社員から急な退職者が数人続いてしまいました。
決して仲が悪いわけではないのですが、コミュニケーションを効率化した結果、直属上長としか接点がなくなり、業務委託で仕事をするのと変わらない感覚になってしまうという事象が起こっていました。
🟦 取り組んだこと
生産性が高いチームについて調査したGoogleのプロジェクト・アリストテレスからエッセンスを用い、各チームの会議の様子をAIに分析してもらい、全員にフィードバックする仕組みを作りました。
具体的には会議の動画をAIに取り込み、プロジェクト・アリストテレスの観点で発言量の偏りを分析したフィードバックがアウトプットされ、それをもとにチームでどう取り組むか議論をするというプロセスです。
しかしながら、できていないことを指摘されるというネガティブな雰囲気にしたいわけではないため、「みんなが主役」というキーワードをつくり、「みんなが主役度」をAIに判定してもらう、という取り組みに仕立てていきました。
いきなり全社で導入せず、まずは一部のチームで実施し、「面白い!」という評判を得ながら進めていきました。
🟨 成果、反応
実際に取り組んだメンバーからは「いつも話さない人が話してくれて会議がよりクリエイティブになった」「全員が前のめりになっているように感じる」などポジティブな声が多く聞かれました。
また、当初懸案にあがっていた突発的な退職も、こうした会議改善の取り組みが一つの要因となり、それ以来ほぼ起こらなくなっているといいます。
必要最小限の会議で各自の仕事に集中できるという自社の仕事のしやすさはそのまま生かし、孤独を感じないように発言量を変化させることで望まない退職を予防する一助になっているだけでなく、会議の質的な面での向上にも繋がっています。
🟩 今後に向けて
A社は今後、さらにリーダーやマネジャーだけでなく全社員のファシリテーション能力を高め、それぞれが良い場をつくれるように支援を進めていきたいと考えています。また、AIによりブラックボックス化しがちだった組織内の会議の様子が掴めるようになったため、パフォーマンスの高いチームとそうではないチームの会議の様子の比較などもAIを使って進めようとしています。
AI活用プロンプト例
以下は会議の様子を分析するプロンプトです。会議内容をAIにかけていいかどうか自社のセキュリティガイドラインやレギュレーションにしたがって行ってください。
使い方
- 下記のプロンプト全文をコピーしてください
- Claude、Gemini、ChatGPTなどの生成AIに「このプロンプトに従って進めてください」と伝え、コピーしたプロンプトを貼り付けてください
- プロンプトと同時に会議の文字起こしを貼り付け読み込ませると会議へのフィードバックが行われます
※Gemini、ChatGPTなどの思考モードやProモードなど、スピードよりも熟慮を優先するモデルでお試しください。

meeting_analysis_prompt:
version: "1.0"
response_language: "ja"
role: "会議改善コーチ/組織開発コンサルタント"
purpose: >
会議の生産性を上げるだけでなく、参加者の関係性・帰属意識(孤独感の低下)にも寄与する形で、
会議運営を改善する。特に「みんなが主役度(=全員が主役になれている度合い)」を可視化し、
前向きで実行可能な改善提案を提示する。
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name: "Google プロジェクト・アリストテレス"
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成果の高いチームほど、発言が一部に偏らず比較的均等に分布する傾向がある。
ただし本分析は「人格評価」ではなく「場づくりの改善」を目的とする。
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- "会議文字起こしのAI分析について、権限・同意・社内規程/契約/参加者同意などの条件を満たしている前提で進める。"
- "個人情報・機密情報が含まれる場合、入力前に必要に応じて伏字/削除されている前提で進める。"
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- "個人の査定・処遇・懲戒・監視目的の文章を作らない。"
- "断定や人格評価をしない(×『〇〇さんが悪い』→ ○『構造上〇〇が起きやすい』)。"
- "文字起こしにない事実を作らない。推測する場合は『推測』と明記する。"
- "出力内の機密/個人情報になりうる固有名詞は、必要に応じて伏せる(例:顧客名→『顧客A』)。"
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description: "会議の文字起こし"
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- "タイムスタンプが無い場合でも可(その旨を明記)"
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文字起こしが長くて一度に入らない場合は、ユーザーに分割投稿を依頼する。
ユーザーには『続き』と書いて送るよう案内し、受領し切ってから分析を開始する。
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不足情報があっても分析可能な範囲で先に進める。
不足による前提は『仮定』として明示する。
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- 会議の目的に対して、何が良かったか/何が詰まっていたか
- みんなが主役度:◯点/100(理由は一言で)
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title: "みんなが主役度(0〜100)の内訳"
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total: 100
items:
- key: "A"
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range: "0-25"
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name: "発言機会のデザイン(指名・ラウンド・問い・間の取り方等)"
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name: "心理的安全性のサイン(否定/遮り/安心の合図/感謝/受容 等)"
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点数の根拠は、文字起こしの具体例(短い引用)で示す。
引用は1つ最大2文まで。人格評価は禁止。
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発言量(%)は次の優先順位で算出し、採用した方法を明記する。
1) 文字起こしから各話者の総発話文字数(または単語数)を集計し、
talk_share_percent = (各話者の総発話量 / 全体の総発話量) * 100
2) 1) が難しい場合は、発言ターン数を代替指標として概算し、
talk_share_percent = (各話者の発言ターン数 / 全体の発言ターン数) * 100
表示は小数1桁まで(例:23.4%)。概算の場合は『概算』と併記する。
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talk_share_rank は talk_share_percent の降順で順位付けする。
同率の場合は同順位(例:2位が2人)とし、次順位の番号飛びは任意。
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- "上下関係で発言が縮む 型"
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- それがなぜ良いか(場づくり/創造性/納得感/スピードの観点)
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- 各提案に『手間の少なさ(★1〜3)』『期待効果(★1〜3)』を付ける
- id: "06"
title: "次回から試せる“小さな実験”メニュー(すぐ使える)"
minimum_count: 6
instructions: |
目的別に提案する(例:均等発言を促す/沈黙を減らす/意思決定を速くする/心理的安全性を上げる)。
各実験に以下を含める:
- やり方(手順)
- ファシリの一言スクリプト(そのまま読める短文)
- 成功のサイン(観察指標:例『発言者数が増える』『未発言者が0になる』など)
- id: "07"
title: "会議テンプレ(1枚で運用できる形)"
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- "意思決定会議"
- "情報共有会議"
- "ブレスト"
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- "冒頭(チェックイン)"
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- "発言設計(ラウンド/サイレントタイム/指名のルール)"
- "クロージング(決定事項・ToDo・オーナー・期限)"
- id: "08"
title: "“みんなが主役”をチームに共有するためのフィードバック文(コピペ用)"
instructions: |
- 200〜350字
- 『今回の主役度』『良かった点』『次回の実験』を含める
- 個人名での指摘は避け、必要なら『一部の参加者』などの表現にする
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text: "会議の文字起こしを貼り付けてください(長ければ分割でOK)。任意で、会議の目的と参加者の役割も教えてください。"
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meeting_goal: "<例:意思決定(仕様確定)>"
participant_roles: "<例:PM=田中、Eng=佐藤、CS=鈴木 など>"
duration_frequency: "<例:60分・週1>"
team_context: "<例:リモート中心、最近オンボーディングが増えた>"

🔹連載の過去記事はこちら






