上司の方へそのほかの面談
部下が面談で話してくれないときはどうするか
先に答え
部下が面談で話してくれないときは、部下の口数を増やそうとするのではなく、話さない理由を考え、理由に合わせて上司の最初の一言を変えてみてください。部下が面談で話さなくても、話したいことがないとは限りません。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、1on1の前に選ばれたテーマのうち、部下が上司に期待することまで選んでいたものは71.5%でした。話したいことはあっても、上司に何を期待するかまでは決まっていない場合があると考えられます。いつから話さなくなったか、上司がどんな聞き方をしたときに返事が短いか、面談以外の場ではどうかを振り返ると、理由を推し量る手がかりになります。
数字で見る
部下が面談で話さないときの事情は、一人ひとり異なります。話したいテーマはあっても上司に何を期待するかが決まっていない場合もあれば、面談そのものを義務と感じている場合もあります。上司が関わり方を決める前に、話さない理由にあたりをつけておくことをおすすめします。
- 71.5%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- 1on1の前に選ばれたテーマのうち、部下が上司に期待することまで選んでいたものの割合
- 残りのテーマでは、上司に期待することが選ばれていませんでした。話したいテーマは決まっていても、上司に何を期待するかを前もって言葉にするのは、簡単ではないことがうかがえます。
- 40.9%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- 「心身の状態」のテーマのうち、部下が上司に期待することを選んでいなかったものの割合
- 「人間関係」のテーマでは33.8%、「業務の進捗や進め方」のテーマでは22.2%でした。心身の状態や人間関係の話題では、仕事の進め方の話題に比べて、上司に期待することを前もって決めにくいと考えられます。
- 13.1%
- 1万人調査
- 面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じる人の割合
- 「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人では36.5%、回答者全体では31.9%でした。義務感で面談に臨んでいる人と、話を切り出せずにいる人とでは、成果の実感に大きな差があります。
上司に期待することの選択は任意のため、選ばれていないテーマには、選択を省いただけのものも含まれます。また、KAKEAIの1万人調査は、面談で口数が少ない人に限って尋ねたものではありません。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
部下が面談で話してくれないとき、 部下の側では何が起きているのか
部下が面談で話さなくても、話したいことがないとは限りません。話したいことはあっても、どう切り出せばよいのかを迷っている場合があります。話さない理由は1つではないため、性格の問題と片づけず、まずは理由を考えてみることをおすすめします。
何を聞いても「特にありません」としか返ってこない面談が続くと、上司は「話す気がないのだろう」と考えがちです。しかし、部下の側にも事情があります。
自分を評価する上司から「何かありますか」と聞かれた部下は、どの話題を出すか、上司に何を期待するか、話した結果どうなりそうかの3つを数秒のうちに判断しなければなりません。「特にありません」は、そのどれも決めきれないときの、ごく自然な返事です。
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、1on1の前に選ばれたテーマのうち、部下が上司に期待することまで選んでいたものは71.5%でした。面談の前に自分で選ぶ場面でも、上司に何を期待するかまでは決まらないことがあるようです。上司に期待することが選ばれていなかった割合はテーマによって異なり、「業務の進捗や進め方」では22.2%、「人間関係」では33.8%、「心身の状態」では40.9%でした。人間関係や心身の状態の話題では、上司に期待することが選ばれにくい傾向があります。
面談で部下が話さない理由は、大きく次の5つに分けられます。
- 面談が何のための時間なのかが、部下に伝わっていない。
- 話したいことを、聞かれてからその場で探している。
- 話したいことはあるが、上司に何を期待するのかが、自分でもはっきりしていない。
- 話した内容がどう扱われるのかがわからない。
- 以前の面談で話したことに、上司が対応しないままになっている。
面談で何に困っているかによって、成果の実感は大きく異なります。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人が14.7%いました。このうち、面談が業務の改善や成果につながっていると感じている人は13.1%にとどまります。
一方、「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人は9.7%で、このうち36.5%が成果につながっていると感じていました。回答者全体の31.9%を上回ります。面談全般についての調査ですが、上司には同じ短い返事に見えても、部下の事情はさまざまだと考えられます。
部下が面談で話さない理由に、 3つの問いで見当をつける
面談で部下が話さない理由は、これまでのやり取りを3つの問いで振り返ると、見当がつきます。「なぜ話してくれないのですか」と部下に尋ねるのはおすすめしません。部下にとっては、答えにくい質問が1つ増えるだけだからです。次の面談の前に、以下の3つの問いに上司自身が答え、結果を下の表に当てはめてみてください。
- いつから話さなくなったのか。最初の面談からか、ある回からか。
- 上司がどんな聞き方をしたときに、返事が短くなるのか。「何かありますか」と聞いたときだけか、案件名を挙げて聞いても短いのか。
- 面談以外の場ではどうか。朝の打ち合わせやチャット、席でのやり取りでは話しているか。
| 面談での様子 | 考えられる理由 | 上司が変えること |
|---|---|---|
| 最初の | 面談が | 面談の |
| 「何かありますか」には | 話したいことを、 | 聞きたいことを |
| 状況は | 上司に | 関わり方の |
| 進捗については | 話した | 聞いた |
| 以前は | 以前話したことに、 | 対応が |
ただし、上司に見えるのは部下の様子だけなので、ここで考えた理由はあくまで仮説です。対応を変えて2回試しても変化がなければ、表の別の行の対応に切り替えてみてください。
どの行にも当てはまらない場合は、話さない理由ではなく、面談のどこを変えればよいかを部下に尋ねるのも1つの方法です。面談の進め方についてなら、部下は自分の事情を明かさずに答えられるからです。
- この面談を、○○さんにとってもっと役に立つ時間にしたいと思っています。面談の長さ、場所、私の聞き方のうち、まず変えるとしたらどれがよいですか。
面談で話さない理由ごとに、 上司が変えることと最初の一言
部下が面談で話さないときは、部下の口数を増やそうとするのではなく、上司の最初の一言を変えてみてください。準備は、前日にチャットを1通送る程度で十分です。以下の例は、部下が「A社への見積書を金曜日に提出する」仕事を担当している場面のものです。
面談の目的が伝わっていないとき: 上司から先に目的を伝える
最初の面談からどの質問にも返事が短いときは、面談が何のための時間なのかを、上司が部下に伝えきれていない可能性があります。面談を聞き取りの場だと受け止めていれば、聞かれたことにだけ答えるのは、部下にとって自然な対応です。
- この面談は、○○さんの仕事を前に進めるための時間にしたいと考えています。たとえばA社の見積もりで困っていることがあれば、ここで一緒に解決しましょう。
- 今日は15分ほどにしましょうか。私からは、見積もりのことを1つ聞ければ十分です。
KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人は、上司との面談が週1回以上の人で8.8%、半年〜1年に1回の人で22.7%でした。面談の間隔が長い人ほど、面談を義務と感じる傾向があります。半年に1回の面談で部下が話さないときは、次の面談を半年後まで待たず、短い面談を間に入れることをおすすめします。
- 次は半年後まで空けずに、2週間後に15分だけ時間をもらえますか。見積書を出したあとの先方の反応を、一緒に確認したいんです。
話したいことをその場で探しているとき: 聞きたいことを前日に1つ伝えておく
「何かありますか」には「特にありません」と答えるが、案件名を挙げて聞くと答えてくれる場合、部下は話したいことを面談の場で初めて考えているのかもしれません。Kakeai AI 1on1の利用データでは、1on1の予定を作る時点でテーマが入力されていたのは、およそ4回に1回でした(あとから追加されたテーマは含みません)。前もって話題を決めておくのは、それだけ難しいことだといえます。1万人調査でも、上司との面談の困りごとに「話す内容・話題を考えることの負担」を挙げた人が17.4%いました。
部下が前もって考えられるよう、面談の前日にチャットで一言送っておくとよいでしょう。
- 明日の面談では、A社の見積もりの進み具合を聞かせてください。他に話したいことや、私に期待することがあれば、一言でよいので先に送ってもらえると助かります。
当日は、「はい」か「いいえ」で答えられる質問を避けます。「順調ですか」と聞くと、「順調です」の一言で会話が終わってしまうからです。
- A社の見積もりは、今どのあたりまで進んでいますか。
- 残っている作業の中で、一番時間がかかりそうなのはどれですか。手伝えることがあれば、教えてください。
案件名を挙げても「特にありません」と返ってきたときは、質問を重ねる代わりに、上司が手伝えそうなことを具体的に1つ申し出てみてください。
- わかりました。見積もりの件で、先方や他の部署からの返事を待っているものがあれば、私から催促しましょうか。
上司に期待することがはっきりしていないとき: 関わり方の候補を挙げて尋ねる
状況は説明してくれるが、「どうしたいですか」「私に何かできますか」と聞かれると言葉に詰まる場合、部下は上司に何を期待すればよいのかを決めかねていると考えられます。答えの幅が広い質問をやめて、上司の関わり方の候補を挙げて尋ねてみてください。
- その件で、私はどう関わるのがよさそうですか。まず話を聞いてほしいのか、一緒に考えたいのか、私の意見を聞きたいのか、近いものでかまいません。
1万人調査では、面談中に上司に一番期待することを1つ尋ねています。最も多い回答は「その時々によって違う」の20.9%で、「期待していることは特にない」と答えた人も15.6%いました。上司への期待は毎回同じとは限らず、その場で聞かれてすぐに答えられないのは無理もありません。
部下が決めかねているときは、上司から「一緒に考えたい」と申し出るのも1つの方法です。その際は、部下が何に困っていて、どうしたいのかをまず把握し、そのうえで真剣に一緒に考えます。上司が状況をどう受け止めているかを話し、合っているかを尋ねるところから始めるとよいでしょう。「意見を聞きたい」と言われたときは、先に部下自身の考えを尋ねてから、上司の意見を具体的に伝えます。
- まだ決まっていなくても大丈夫です。今日は、私も一緒に考えさせてください。違うと感じたら、途中で言ってください。
- 単価の件は、先方の希望額と社内の基準に開きがあって、進めにくくなっているのではないかと思っています。合っていますか。
- 金曜日の提出までに、どこを先に決めておきたいですか。私から先方に電話を1本入れたほうが早ければ、遠慮なく言ってください。
体調や職場の人間関係の話では、上司に期待することを無理に決めようとせず、まず話を聞くことをおすすめします。
- どうしてほしいかは、まだ決まっていなくてかまいません。まずは話を聞かせてください。
体調の話が出たときは、上司が原因や病名を推測することは避け、産業医や人事の担当者につないでください。
話した内容の扱いがわからないとき: 聞いた話をどう扱うかを先に伝える
進捗については話してくれるが、遅れの理由や他の人のこと、評価に関わる質問になると返事が短くなる場合、部下は話した内容がどう扱われるのかを心配しているのかもしれません。1万人調査では、上司との面談の困りごとに「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人も8.0%います。話した結果を心配して本音を控える人は、一定数いるのです。
そこで、質問の前に、聞いた話をどう扱うのかを上司から部下に伝えておくのが有効です。約束するのは、上司が自分で決められることに限ってください。
- 見積もりが遅れている理由を聞くのは、責めるためではありません。金曜日に間に合わせるために、私にできることを知りたいんです。
- ここで聞いた話を部長や他の人に共有する必要が出てきたら、その前に必ず○○さんに相談します。
- 評価への影響が気になるようなら、今期の評価の基準を先に説明します。
- ここで話しにくければ、場所を変えましょう。会議室でも、夕方のオンラインでもかまいません。
一方で、「評価には影響しないので、何でも話してください」と言うのは避けてください。上司の一存で約束できることではないからです。
以前話したことへの対応が止まっているとき: その話を上司から切り出す
以前は話していた部下が、ある回を境に話さなくなったのなら、その直前の面談で部下から何を聞き、自分がどう応じたかを思い出してみてください。1万人調査では、上司との面談の困りごとに「上司の対応が期待するものと違う」を挙げた人が12.9%いました。このうち、面談が成果につながっていると感じている人は23.4%で、回答者全体の31.9%を下回ります。
話したのに何も変わらなかった経験が一度あると、部下は次に相談する意味を感じにくくなるのかもしれません。新しい質問をする前に、対応が止まっている話を上司から切り出しましょう。
- 先月、見積もりの承認に時間がかかるという話を聞いたまま、返事をしていませんでした。すみません。部長に確認して、わかったことを金曜日にお伝えします。
- 以前聞いた話で、私のところで止まっているものがあれば教えてください。まず、そこから対応します。
- 前回は、話の途中で私が結論を言ってしまいました。今日は最後まで聞いてから、私の考えを話します。
どの理由の場合も、 面談の終わりに次の行動を1つずつ決める
話さない理由が何であっても、面談の終わりには、上司がすることと部下がすることを、二人で1つずつ決めましょう。
- 私は木曜日までに、単価の件を部長に確認しておきます。○○さんは、何から始めるのがよさそうですか。
- 次の面談までに進めたいことを、一言でかまわないので聞かせてもらえますか。
部下が面談で話さないときに、 避けたほうがよい対応
部下が面談で話さないときに避けたいのは、理由を考えないまま、同じ対応を続けることです。代表的な例は次の6つです。
- 性格のせいにする。「おとなしい人だから」と結論づけると、上司の側で変えられる点が見えなくなります。
- 「話し出すまで待つ」「聞き役に徹する」と、あらかじめ決めておく。KAKEAIは、「上司は聞き役に徹する」などと、面談での上司の対応を一律に決めておくことをおすすめしません。Kakeai AI 1on1の利用データでは、上司に期待することとして部下が1on1の前に選んだもののうち、「話を聞いてほしい」は11.7%でした。一方、「一緒に考えてほしい」「意見を聞きたい」「具体的なアドバイスがほしい」の3つは、合わせて53.4%を占めます。意見やアドバイスを求められているのにうなずいているだけなのも、求められていないのに上司が話し続けるのも、部下の期待とずれています。避けたいのは、部下の話や上司への期待を知る前に、関わり方を1つに決めてしまうことです。もちろん、話を聞くだけで終わる回があってもかまいません。
- 雑談や食事で関係を築いてからと考えて、本題を先送りにする。面談の目的や、話した内容の扱いがわからないという問題は、雑談を増やしても解消されません。上司と部下の関係は、滞っている仕事を一緒に前へ進める中で築かれます。
- 「何でも話してください」と言う。聞く範囲が広いほど、何から話すかを決める負担が部下にかかります。具体的な案件を1つ挙げたほうが、部下は答えやすくなります。
- 短い返事に、質問を重ねる。質問が続くと、面談は詰問のようになります。質問は1つに絞り、返事が短ければ、上司が状況をどう受け止めているかを先に話すとよいでしょう。
- 話した量で、面談の良し悪しを判断する。部下の口数は増えなくてもかまいません。止まっている仕事が1つ明らかになり、次にすることが決まれば、その面談は目的を果たしています。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談の目的は部下に長く話してもらうことではなく、仕事を前に進めることだと考えています。
部下が話しやすい面談になってきたかを、 どこで判断するか
上司が変えたことが合っていたかどうかは、部下が話した時間の長さでは判断しません。次の面談のあとに、二人の時間を以下の3点から振り返ってみてください。
- 具体的な案件を挙げて尋ねたとき、止まっている仕事の話が1つでも出てきたか。
- 面談の終わりに、次にすることが部下自身の言葉になっていたか。
- 面談の前に、話したいことや上司に期待することを二人で共有できていたか。
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が毎回またはほぼ毎回、その後の行動につながっていると答えた人の61.3%が、面談は成果につながっていると感じていました。行動にほとんど、または全くつながっていないと答えた人では7.0%です。面談がその後の行動につながっている人ほど、面談の成果を実感しています。
そのため、部下の返事が短いままでも、面談で二人が決めたことが次回までに進んでいれば、その面談は役割を果たしています。2回続けて1つ目の点に変化が見られなければ、推測した理由を見直し、別の対応に切り替えてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
面談で部下がなかなか話してくれないという悩みに対して、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
1on1の前
テーマと
期待する 対応の選択 1on1の前に、その回に話したいテーマと、上司にどうしてほしいか(期待する対応)を、部下の側から選べます。設定によっては、上司の側からもテーマを選べます。選んだ内容は、お二人の画面に表示されます。
メモの
事前共有 話したいことを、1on1の前に「この1on1へのメモ」に書いておけます。書いた内容は、お相手の画面にも表示されます。
日常
要約や
次の 一歩の 一元管理 1on1ごとの要約は「予定・履歴」の画面に、決めた次の一歩は「MOVE」の画面に、お相手ごとにまとまります。あとから見返せます。
見える範囲
だれに
見えるか 文字起こしと「1on1のAI要約」は、お二人にだけ表示されます。システム管理者を含め、お二人以外の方には表示されません(ご契約によって使える要約の共有は、お二人のどちらかが相手を選んだときだけです)。
1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。
ご利用企業 累計600社以上/
よくある質問
面談で部下が話さないのは、 本人の性格が原因なのでしょうか。
面談で部下が話さない原因を、性格だと決めつけるのはおすすめしません。面談以外の打ち合わせやチャットでは話しているか、具体的な案件名を挙げて尋ねたときはどうかを振り返ると、上司の側で変えられる点が見つかります。部下の口数が少ないままでも、止まっている仕事が1つ明らかになり、次にすることが決まれば、その面談は役割を果たしています。
部下の口数が少ない面談は、 短い時間で終わっても問題ありませんか。
部下の口数が少ない面談は、短い時間で終わってもかまいません。上司が目を向けたいのは、話した時間の長さではなく、進めにくくなっている仕事が1つ明らかになったか、次にすることが二人の間で決まったかの2点です。15分でこの2点が済めば、話題を足して引き延ばす必要はありません。済んでいなければ、上司から具体的な案件を1つ挙げて尋ねてみてください。
部下が面談で話さないときは、 事前にシートへ記入してもらったほうがよいですか。
面談の前に話したいことを書いておく方法は、部下が話題をその場で探している場合には有効です。ただし、記入項目の多いシートはおすすめしません。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごとに「決められた書式やフォーマットへの事前入力など準備の負担」を挙げた人が12.6%いました。事前の記入が負担になる人もいるため、書く項目は、話したいことを1つと、上司に期待することだけに絞るとよいでしょう。
部下が面談で話さず、 体調が気になるとき、 上司はどのように尋ねればよいですか。
部下が面談で話さず、体調が気になるときは、上司が目にした事実だけを伝え、まず本人の話を聞いてください。たとえば、「先週から、昼休みを取らずに席にいる日が続いているようで、気になっていました。体調はどうですか」と尋ねます。原因や病名を上司が推測するのは避けましょう。休養や受診、働き方への配慮に関わる話は、産業医や人事の担当者につないでください。
オンラインの面談で部下が話さないのは、 画面越しだからでしょうか。
オンラインの面談で部下が話さない原因は、画面越しであることとは限りません。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データには、1on1のあとに部下が回答する「すっきり度」(0〜5の6段階)があります。4以上の割合は、オンラインの回で64.7%、対面の回で59.7%でした。話した量を示す数字ではありませんが、オンラインの回の感想が対面より低いという結果は出ていません。対面と同じく、聞きたいことを前日に伝えてみてください。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/subordinate-not-talking-in-meetings
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: