キャリア体験の質が組織成果を変える ─意図された経験をデザインするアセスメントと1on1活用
キャリア自律やエンゲージメントを高めるためには、偶発的な経験や個人任せの成長機会に頼るのではなく、人事が「意図的に設計した体験」を組織として提供することが重要です。本セミナーでは、リアセックの調査データをもとに、キャリア体験の質が成果に直結する理由を明らかにし、アセスメントを“測定”から“設計”に活かす方法を具体的に紹介します。
後半では、Kakeaiの1on1支援事例から、現場でキャリアについて“話せる関係性”をどうつくるかを解説。キャリア自律度5段階モデルを活用しながら、マネジャーの支援ポイントや配置・制度との接続までを整理します。最後には、偶発的経験と意図的体験のバランス、人事と現場の役割分担について登壇者同士が議論し、参加者との質疑を通じて理解を深めます。キャリア支援を戦略的に設計し、組織成果につなげたい人事に実践的なヒントをお届けします。
アジェンダ
Part 1|キャリア体験の質が組織成果を変える〜人事が設計すべき“意図された経験”とアセスメント活用〜
登壇者:平田氏
- キャリア自律とエンゲージメントの両立が求められる背景
- 戦略人事テーマ「キャリア自律支援」のカギは「体験設計」
- キャリア体験の質が成果に直結する理由
- 社会人4000人調査(PROG白書2024)から見えるキャリア自律人材と組織傾向
- アセスメントを“測る”で終わらせず“設計”に活かす
- ユースケースから考える人事の「体験演出者」役割
Part 2|“話せない”から始めるキャリア支援〜1on1で変える、現場の自律度〜
登壇者:皆川
- 「キャリアについて話す」がなぜ難しいのか(現場のリアル)
- キャリア自律度5段階モデル × 上司
- “話せる視点”をつくる対話設計フレームと支援設計
- 1on1と人事制度・配置検討の接続
QA・対談セッション
登壇者:平田氏 × 皆川
- アセスメント結果を“設計”にどう活かすか?
- 現場での“体験演出”をマネジャーと人事でどう分担するか?
- 偶発経験と意図的体験設計のバランスは?
- 参加者からの質問への回答・補足コメント
- キャリア支援を仕組みとして整えたい人事・人材開発ご担当者
- 面談制度や1on1が“形式化”していることに課題を感じている方
- アセスメントの導入・活用を検討中のHRBP・タレントマネジメント担当者
- キャリアの“自律”と“伴走”をどう両立すべきか悩んでいるマネジメント層

横浜国立大学卒業後、1988年株式会社リクルートに入社し、人材採用・教育研修・人事コンサルティングに従事。その後、キャリア事業開発室マネジャー、リクルートマネジメントソリューションズにて、キャリアデザインやコーチングサービスの事業開発に携わる。2006年に株式会社リアセックを設立し取締役に就任。大学でのキャリア教育や官公庁・企業向けのキャリア支援プロジェクトを多数推進し、現在に至る。

東京大学卒業後、2002年株式会社リクルート入社。リクナビ・じゃらんの商品企画を担当。その後、株式会社セルム・PMIコンサルティング株式会社にて管理職育成・組織開発コンサルティングに携わった後、本領域にて独立。2010年から株式会社ミナイー代表取締役。内閣官房主導での中央官庁の働き方改革プロジェクトの企画・プロジェクトマネジメント、大手SPAや大手センシングメーカー・大手商社等における、人事制度構築や、ミドルマネジメント強化を企図したコミュニケーションスキル強化プロジェクト等に従事。KAKEAIを共同創業。