なぜ1on1は形骸化するのか? 〜共通認識を育み、組織が変わる対話へ~
1on1ミーティングを導入している企業は増えている一方で、「部下は何を話してよいかわからない」「業務報告に終始している」「上司が聞きたい・話したいことが中心になっている」など、1on1が本来あるべき「部下の成長のための場」になっていないことも多いのではないでしょうか。
上司の聴く力など、1on1を効果的にするスキルは研修で学ぶことができますが、1on1の形骸化を根本的に解決するには、昨今の職場における上司・部下の関係性の変化をふまえて、組織内に対話の土台が構築できているかに注目する必要があります。
本セミナーでは、人と組織に関する調査研究や人材開発・組織開発支援を行うパーソル総合研究所から、主席研究員の小林祐児氏をお迎えし、1 on1をめぐる現状、課題、解決策について考えます。
- 企業の人事責任者、人事担当者、経営企画担当者、事業責任者
- メンバーの自律的な行動や意思決定を促す組織づくりに取り組みたい
- マネジャーとメンバーの信頼関係を土台にした対話や育成を強化したい
- 形骸化した1on1を見直し、育成・成長につながる運用に改善したい

上智大学大学院 総合人間科学研究科 社会学専攻 博士前期課程 修了。NHK 放送文化研究所に勤務後、総合マーケティングリサーチファームを経て、2015年よりパーソル総合研究所。労働・組織・雇用に関する多様なテーマについて調査・研究を行う。専門分野は人的資源管理論・理論社会学。著作に『罰ゲーム化する管理職』(集英社インターナショナル)、『リスキリングは経営課題』(光文社)、『学びをやめない生き方入門』(テオリア)、『残業学』(光文社)など多数。

東京大学卒業後、2002年株式会社リクルート入社。リクナビ・じゃらんの商品企画を担当。その後、株式会社セルム・PMIコンサルティング株式会社にて管理職育成・組織開発コンサルティングに携わった後、本領域にて独立。2010年から株式会社ミナイー代表取締役。内閣官房主導での中央官庁の働き方改革プロジェクトの企画・プロジェクトマネジメント、大手SPAや大手センシングメーカー・大手商社等における、人事制度構築や、ミドルマネジメント強化を企図したコミュニケーションスキル強化プロジェクト等に従事。KAKEAIを共同創業。