1on1の形骸化を防ぐ5つの実践ポイント ― データと実践事例から学ぶ、活きる1on1の運用術 ―
1on1を導入したものの、「これで良いのだろうか?」というお声を伺うことがあります。
現場からは「部下は何を話せばよいかわからない」「毎回、業務報告で終わってしまう」「上司の聞きたいことだけで進んでしまう」といった声が上がり、
結果として、1on1が本来めざす “部下がより良くなるための場” になりきれていないケースが見受けられます。
こうした背景には、リサーチデータや現場の声から以下のような課題が示唆されています。
・上司の面談スキル・ノウハウ不足:「質問の仕方がわからず、結局雑談や報告になる」
・実施時間の確保の難しさ:「目の前の業務に追われて、じっくり対話する余裕がない」
・記録・データの未活用:「メモは残るけれど、次の対話や行動にうまくつながらない」
・メンバー側の抵抗感・消極性:「正直、何を話していいかわからない」「どうしても受け身になってしまう」
・成果の不明瞭さ:「やっているけれど、手応えや変化を感じられない」
これらは表面的な課題にすぎず、その背後には「場の意味合いが共有・納得されていない」「実践の仕方が具体化されていない」「ワークフローとして仕組み化されていない」「組織として属人化を防ぐ仕掛けがない」「データが成果につながる形で使われていない」といった、1on1の形骸化を生み出す根本原因が潜んでいます。
本セミナーでは、こうした構造をデータと事例で整理し、1on1を“やっているのに活かせない”状態から脱却するための 5つの実践ポイントをご紹介します。
具体的には、テーマの設定から限られた時間の活かし方、上司と部下それぞれの役割をどう支えるかといった対話の設計面に加え、ログやサーベイを成長につなげる方法、そして対話の質を可視化する仕組みまで、Kakeaiのソリューションを通して具体的にお伝えします。
さらに、明日から使える問いの例や進行の型もお持ち帰りいただき、1on1を「やること」から「活かすこと」へ転換するための実践的なヒントを提供いたします。
- 人事・経営企画・事業責任者の方 ― 人的資本経営やエンゲージメント向上に関心がある
- マネジャー層の1on1を改善したい方 ― 運用が「形だけ」になっていると感じている
- 上司と部下の信頼関係を強化したい方 ― 対話を育成や成果につなげたい
- 形骸化した1on1を見直したい方 ― 日々の1on1を「やること」から「活かすこと」へ変えたい

東京大学卒業後、2002年株式会社リクルート入社。リクナビ・じゃらんの商品企画を担当。その後、株式会社セルム・PMIコンサルティング株式会社にて管理職育成・組織開発コンサルティングに携わった後、本領域にて独立。2010年から株式会社ミナイー代表取締役。内閣官房主導での中央官庁の働き方改革プロジェクトの企画・プロジェクトマネジメント、大手SPAや大手センシングメーカー・大手商社等における、人事制度構築や、ミドルマネジメント強化を企図したコミュニケーションスキル強化プロジェクト等に従事。KAKEAIを共同創業。