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部下の方へ評価の面談

人事評価が嫌い・無意味だと感じるとき

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

人事評価が嫌い、無意味だと感じるときは、評価の面談で自分が得たいものを1つだけ決めて持ち込んでみてください。基準のどの項目で差がついたか、上司が見ている仕事はどれか、次の期に何を変えるか、のどれかです。KAKEAIの1万人調査では、上司に期待することとして「期待していることは特にない」を選んだ人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は8.4%でした。上司に期待することがある人ではこの割合が高いことが、得たいものを1つ持ち込むことを勧める理由です。評価は、昇給や賞与の結果としてだけでなく、仕事の進め方を変える材料として使うことをおすすめします。基準が示されないという制度の問題は、就業規則と人事の担当に確認してください。

数字で見る

上司との面談で「期待していることは特にない」と答えた人は、面談の成果を感じている割合が、他のどの期待を選んだ人よりも低くなっています。この人たちは「上司の話が役に立たない」という困りごとも多く挙げています。人事評価の話が多い半年に一度の面談では、期待することが特にない人が全体より多くなっています。調査は人事評価が無意味だと感じるかを尋ねていませんが、評価の面談を見直すときの手がかりになる数字です。

8.4%
1万人調査
上司との面談で「期待していることは特にない」と答えた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
「一緒に考えてほしい」を選んだ人では46.2%、「話を聞いてほしい」を選んだ人では32.4%でした。上司に期待することが特にない人は、他のどの期待を選んだ人よりも、面談が成果につながっていると感じる割合が低くなっています。
22.4%
1万人調査
「期待していることは特にない」と答えた人のうち、面談の困りごとに「上司の話が役に立たない」を挙げた人の割合
他の期待を選んだ人では3.0%〜6.7%でした。上司に期待することが特にない人には、上司の話が役に立たないと感じている人も多く含まれています。どちらが先かは、この数字からはわかりません。
25.6%
1万人調査
上司との面談が半年に一度の人のうち、「期待していることは特にない」と答えた人の割合
回答者全体では15.6%でした。面談が半年に一度の人の69.8%は面談で人事評価の話をしています。人事評価の話が多い半年に一度の面談では、上司に期待することが特にない人も、全体より多くなっています。

1万人調査は、人事評価が嫌いかどうか、無意味だと感じるかどうかを直接には尋ねていません。数字は、上司との定期的な面談で上司に期待することと、面談の困りごとについての回答です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

人事評価が嫌い・無意味だと感じるとき、何に嫌気がさしているのかを分ける

人事評価が嫌い、無意味だと感じたときは、その感覚をひとまとめにせず、何に嫌気がさしているのかを分けてみてください。分けると、評価の面談で上司に確認できることと、面談では解決せず人事の担当に確認することがはっきりします。

  • 頑張っても結果が変わらない。何をしても同じ評価になるように感じ、努力と評価のつながりが見えません。
  • 根拠の説明がない。点や記号だけが伝えられ、どの仕事をどう見た評価なのかがわかりません。
  • 半年に一度の形だけの面談になっている。普段は評価の話をしないのに、期末だけ改まった面談があり、儀式のように感じます。
  • 昇給や賞与に響かない。評価が処遇にどうつながるのかが見えず、何のための評価なのかがわかりません。
  • 書類や面談に時間がかかる。自己評価の記入や面談の準備が、仕事の邪魔に感じられます。
嫌気の中身評価の面談で確認できること面談ではわからず、人事に確認すること
頑張っても結果が変わらない基準のどの項目で差がつくか。上司が見ている仕事はどれか相対評価での各段階の人数や分布の決まり
根拠の説明がないどの仕事を根拠にした評価か評価の決め方そのもの
半年に一度の形だけの面談期の途中に評価の見通しを聞いてよいか面談の回数や時期の決まり
昇給や賞与に響かない上司の一存で決まる範囲はどこまでか評価が処遇に反映される仕組み
書類や面談の手間書く量や面談の長さを調整できるか書式や提出の決まり

制度そのものを続けるべきかどうかは、別の話です。このページでは、今の制度の中で、部下の立場でできることに絞って書きます。

人事評価が無意味だと感じるときに、1万人調査の数字から言えること

1万人調査は、人事評価が無意味だと感じるかどうかを直接には尋ねていません。ただ、上司との面談で上司に期待することと、面談の困りごとについての数字には、評価の面談を考えるときの手がかりになるものがあります。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で上司に一番期待することを尋ねた質問で、「期待していることは特にない」を選んだ人が15.6%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は8.4%です。「一緒に考えてほしい」を選んだ人では46.2%、「話を聞いてほしい」を選んだ人でも32.4%でした。つまり、上司に期待することが特にない人は、他のどの期待を選んだ人よりも、面談が成果につながっていると感じる割合が低いということです。

KAKEAIの1万人調査では、「期待していることは特にない」を選んだ人のうち、面談で困っていることに「上司の話が役に立たない」を挙げた人は22.4%でした。他の期待を選んだ人では3.0%〜6.7%です。上司に期待することが特にない人には、上司の話が役に立たないと感じている人も多く含まれています。どちらが先かは、この数字からはわかりません。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が半年に一度の人のうち、面談で人事評価の話をしている人は69.8%、「期待していることは特にない」人は25.6%でした。「期待していることは特にない」人の割合は、回答者全体では15.6%です。つまり、半年に一度の面談では多くの人が人事評価の話をしていて、上司に期待することが特にない人も全体より多い、ということです。

1万人調査は人事評価への嫌気そのものを尋ねていませんが、このページでは、評価の面談に期待することを1つ持つことを、面談を見直す手がかりにしています。半年に一度だけ、期待することもなく席に着き、上司の話が役に立たないと感じたまま終わる面談であれば、無意味に感じるのも無理はありません。嫌気を自分の意欲の問題と決めつける前に、面談の形を見直す余地があると考えています。

同じ頻度で比べると、評価の話をしている人のほうが面談の成果を感じている

評価の話をしているから面談がつまらないのだ、と感じる人もいます。ただ、KAKEAIの1万人調査で面談の頻度が同じ人どうしを比べると、評価の話をしている人のほうが、面談が成果につながっていると感じる割合がやや高くなっています。たとえば面談が半年〜1年に一度の人では、評価の話をしている人の20.9%、していない人の17.8%が、面談が成果につながっていると感じていました。差は小さいものの、評価の話そのものが面談の成果を下げている、という結果にはなっていません。

KAKEAIは、評価の話は半年に一度の面談に閉じ込めず、普段の面談で具体的な基準を上司と部下が一緒に見ながら話すものだと考えています。期末にだけ記号で告げられる評価は、無意味に感じられやすいものです。期の途中に基準と見通しを聞けていれば、同じ評価でも受け取り方は違ってくる、というのがKAKEAIの考えです。

上司の側にも事情があります。上司は、普段の面談で評価の話を切り出すことに気を遣っていたり、最終の評価を一人では決められなかったりします。上司が評価の話を避けているように見えても、無意味だと思っているとは限りません。

人事評価の面談に、自分が得たいものを1つ持ち込む

評価が無意味に感じられるときに、部下の立場でまずできるのは、評価の面談に「今日はこれを得て帰る」というものを1つだけ決めて持ち込むことです。基準のどの項目で差がついたか、上司は自分のどの仕事を見ているか、次の期に自分が何を変えるか、のどれか1つで十分です。期待を1つ持っていると、面談から得られるものが、上司の説明の仕方だけに左右されにくくなります。

以下では、経理で経費精算の確認と支払いの処理を担当している人の面談を例にします。

基準のどの項目で差がついたかを聞く

  • 今期の評価について、基準のどの項目を見て決まったのかを教えていただけますか。
  • 次の期にBからAになるには、何がどうなっていればよいのでしょうか。具体的に伺いたいです。
  • 基準の文書があれば、見せていただけますか。自分でも読んで、次の期の目標を考えたいです。
  • 今期と前の期で評価が変わらなかった理由があれば、教えていただけますか。

上司が自分のどの仕事を見ているかを聞く

  • 今期は、締め日前の問い合わせに当日中に返事をすることを続けました。この点は、評価に入っていますか。
  • 経費精算の処理で、課長から見て今のままでよい点と、変えたほうがよい点を、1つずつ教えていただけますか。
  • 課長がご覧になっていない仕事で、お伝えしておきたいものがあります。差し戻しの理由を一覧にして、申請する側の部署に配りました。

次の期に自分が変えることを決めて帰る

  • 評価については理解しました。次の期に向けて、私がまず変えたほうがよいところを教えていただけますか。
  • 次の期は、差し戻しの件数を減らすことに取り組みたいと考えています。課長から見て、他に優先したほうがよいことはありますか。
  • 期の途中でも、今の時点での見通しを月に1回ほど伺ってよいでしょうか。
  • 月に1回の面談で、評価の項目のうち1つだけでも、今の見方を伺えると助かります。

評価の面談が何のための時間なのかわからなくなっていることを、そのまま伝えてもかまいません。

  • 正直に言うと、評価の面談が何のための時間なのか、わからなくなっていました。今日は、次の期に変えることを1つだけでも持ち帰りたいです。

上司の側も、評価のつけ方に難しさを感じていることがあります。尋ねてみると、話がかみ合いやすくなります。

  • 今の評価のつけ方で、課長ご自身が難しいと感じている点はありますか。

「頑張っても無駄」と感じるときに、確認しておくこと

評価が昇給や賞与に響かない、頑張っても無駄だと感じるときは、上司の一存で決まる範囲と、会社の仕組みで決まる範囲を分けて確認するとよいでしょう。上司は評価の点をつけられても、昇給や賞与の額、昇格や異動を一人では決められないことが多く、約束もできません。評価が処遇にどう反映されるのかは、面談で上司に尋ねるより、人事の担当に確認したほうが正確にわかります。

  • この評価が昇給や賞与にどう反映されるのかは、人事に確認したほうがよいでしょうか。
  • 評価の点が変わらないとしても、次の期に私が変えたほうがよいことを、1つ挙げていただけますか。

基準が示されない、根拠を尋ねても説明がない、評価の決め方が毎年変わるといった制度の側の問題は、面談の中では解決しません。評価に納得できない場合の相談先や、異議を申し立てる仕組みがあるかどうかは会社によって違うので、就業規則と人事の担当に確認するのが確かです。評価の時期になると眠れない、仕事に手がつかないといった状態が続くときは、一人で抱えず、会社の相談窓口や産業医に相談してください。

評価を気にしないことを目標にする必要はありません。評価は、自分の仕事の進め方を変える材料として使えます。昇給や賞与を左右する結果としてだけ見ると、無意味に感じられるのも無理はありません。

人事評価への嫌気が和らいだかを、どこで見るか

人事評価への嫌気が和らいだかどうかは、評価の点が上がったかではなく、評価の面談のあとで自分の手元に何が残ったかで振り返ってみてください。

  • 評価の面談から、次の期に自分が変えることを1つ持ち帰れたでしょうか。
  • 評価の点ではなく、点の理由を自分の言葉で説明できるようになったでしょうか。
  • 期の途中で、評価の見通しを上司と話す機会が1回でもあったでしょうか。
  • 面談の前に、今日はこれを聞くと決めて席に着けたでしょうか。

4つのうち1つも当てはまらないときは、面談の進め方に見直せる点があるかもしれません。次の面談では、聞くことを1つだけ決めて持ち込んでみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

評価面談が不安なまま、何を話すか、自己評価に何を書くかが決まらずに面談の日を迎えそうなときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

評価の話をする1on1の準備をするとき。

上司に期待することを面談の前に伝えておき、面談の最初に二人で確かめられます。

「1on1の準備」で、テーマと期待する対応を選び、「この1on1へのメモ」に話したいことを書いておけます。どれも上司の画面にも表示されます。期待する対応は、部下の側から選べます。1on1が始まると、Kakeai AIがテーマと期待する対応、前回決まった次の一歩を示し、前回の一歩があればその担当の方に、無ければテーマを選んだ方に、最初の一言を向けます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「競合調査と市場規模の試算」×「報告したい」の1つです。 前回決まった次の一歩は「競合3社の一次調査(拠点・代理店・力を入れている国)を表にする」の1つでした。 森さん、いかがでしょう?

1on1の前、「1on1前のAIアドバイス」で。

面談で話す自分の仕事を、前回までに決めた一歩とその実行から思い出し、最初の一言を決めてから臨めます。

これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、今回の1on1で意識するとよい点をKakeai AIが書いたものです。ご自身向けに、前回までに決めて取り組んだ一歩を振り返り、最初に自分から言う一言の案が書かれます。上司には、上司向けの別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…今日最初に言う一言はこれです。 「今日は調査の結果を報告したいです。確認してほしいことと、次に何をするかも一緒に決めさせてください」…

自己評価を書く前に、記録を見返すとき。

1on1で話してきた仕事とその後の結果を、上司と同じ記録で確かめてから自己評価を書けます(1on1で話していない仕事は記録に残りません)。

上司との「概要」の画面のダイジェストは、Kakeai AIが直近6か月の二人の1on1を文章にしたもので、上司と同じものが表示されます。「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標の一覧の画面)には、次の一歩と目標が、担当・期限・実行済みかどうかと一緒に並びます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…三つ目は、中間面談のシートで、2年目の中間面談が7月に予定されており、4月に設定した目標(競合調査)をそのまま使う方針のもと、森さんがシートを書いておくことになっています。…

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  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

人事評価は意味がないと感じます。どうすればよいですか。

人事評価が意味がないと感じるときは、評価の面談に、自分が得たいものを1つだけ決めて持ち込んでみてください。基準のどの項目で差がついたか、上司が自分のどの仕事を見ているか、次の期に何を変えるか、のどれかです。KAKEAIの1万人調査では、上司に期待することを尋ねた質問で「期待していることは特にない」を選んだ人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は8.4%でした。上司に期待することがある人より低い割合です。

人事評価は頑張っても無駄だと感じるのは、なぜですか。

人事評価が頑張っても無駄だと感じられるのは、努力と評価のつながりが見えないときです。基準のどの項目で差がつくのか、上司が自分のどの仕事を見ているのかがわからないと、何をしても同じ評価になるように感じます。評価の面談で、基準の項目と、上司が見ている仕事を具体的に尋ねてみてください。昇給や賞与への反映は上司の一存では決まらないので、仕組みは人事の担当に確認するとよいでしょう。

人事評価がめんどくさいとき、自己評価や面談の準備は手を抜いてもよいですか。

人事評価がめんどくさいと感じるとき、自己評価や面談の準備を長く書く必要はありません。ただ、上司が知らない仕事を1つと、面談で聞きたいことを1つだけは用意しておくことをおすすめします。この2つがあれば、面談は上司の説明を聞くだけの時間ではなくなります。書く量や面談の長さを調整できるかどうかは、上司に相談してもかまいません。

人事評価の面談で、何を聞けば時間の無駄になりませんか。

人事評価の面談で時間を無駄にしないためには、「次の期に、何がどうなっていればよいのか」を具体的に尋ねることをおすすめします。基準のどの項目で差がついたのかを聞き、上司が見ている仕事と見ていない仕事を確認し、次の期に自分が変えることを1つ決めて帰ります。期の途中にも評価の見通しを聞いてよいかを尋ねておくと、次の面談が半年に一度の儀式になりにくくなります。

人事評価が嫌いで、会社の制度そのものに問題があると感じるときは、どこに相談すればよいですか。

人事評価の制度そのものに問題があると感じるときは、上司との面談の中で解決しようとせず、就業規則と人事の担当に確認してください。基準が示されない、根拠を尋ねても説明がない、評価に納得できない場合の相談先がわからないといった点は、会社の制度の側の問題です。異議を申し立てる仕組みがあるかどうかは会社によって違います。評価の時期に眠れないなど体調に出ているときは、会社の相談窓口や産業医にも相談してください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/when-you-hate-performance-reviews

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: