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面談に持っていくものは何か

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

面談に持っていくものは、筆記用具とメモ帳かパソコンのほかは、1枚にまとめた3つの情報です。部下なら、今日話したいことと上司に期待すること、前回決めたことが今どうなっているか、上司に判断してほしいことの3つです。上司なら、前回の面談の記録、会社や部署で決まったこと、自分が引き受けたことの結果の3つになります。前回決めたことの進み具合を持っていくと、面談を前回の続きから始めやすくなります。KAKEAIの1万人調査では、面談が「毎回」そのあとの行動につながっていると答えた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は75.5%でした。「半分くらいの回で」と答えた人では15.7%で、面談が行動につながっている人ほど成果を感じています。

数字で見る

話題を考えるのが負担だと感じている人でも、面談が成果につながっていると感じている割合は、回答者全体とほぼ同じです。一方、面談が毎回そのあとの行動につながっている人は、成果の実感が高くなっています。話題を考える負担と面談の成果の実感とは別のことで、成果の実感は、面談がそのあとの行動につながるかどうかと強く関わっているということです。

17.4%
1万人調査
面談の困りごと(複数回答)として、「話す内容・話題を考えることの負担」を挙げた人の割合
この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は30.7%で、回答者全体の31.9%とほぼ同じです。話題を考えるのが負担だと感じることと、面談が成果につながっていないと感じることは、別のことだと考えられます。
9.4%
1万人調査
上司との面談が「毎回」そのあとの行動につながっていると答えた人の割合
この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は75.5%でした。「半分くらいの回で」と答えた人では15.7%です。面談が行動につながっている人ほど、面談が成果につながっていると感じています。

1万人調査は、面談に何を持っていったかを尋ねたものではありません。話題を考える負担の数字は、困りごとを複数回答で尋ねた結果です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

面談に持っていくものは、物より3つの情報

面談に持っていくものは、筆記用具とメモ帳かパソコンがあれば足ります。カバンの中身より大事なのは、1枚にまとめた3つの情報です。部下なら、「今日話したいことと上司に期待すること」「前回決めたことが今どうなっているか」「上司に判断してほしいこと」の3つです。上司なら、「前回の面談の記録」「会社や部署で決まったこと」「自分が引き受けたことの結果」の3つになります。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として、「話す内容・話題を考えることの負担」を挙げた人が17.4%いました。この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は30.7%で、回答者全体の31.9%とほぼ同じです。つまり、話題を考える負担と、面談の成果の実感とは、別のことだと考えられます。

準備を負担に感じるときは、準備をやめてしまうより、1枚で済む程度に軽くして続けるとよいでしょう。

立場面談に持っていくもの持っていかなくてよいもの
部下話したいことと上司に期待することの1行、前回決めたことの進み具合、上司に判断してほしいこと報告のための分厚い資料、全部の仕事の一覧
上司前回の面談の記録、会社や部署で決まったこと、自分が引き受けたことの結果、評価の話をする回なら評価シートと基準当日初めて見せる評価の結果、相手を驚かせる話
人事や社外の面談に出る人案内に書かれた書類、聞きたいことの一覧、日時と場所と参加者の確認案内にないもの

以下では、月次の締めを担当している経理の部下と、その上司(課長)を例にします。

部下が面談に持っていくもの:1行の用件、前回の続き、判断してほしいこと

部下が面談に持っていくものの1つ目は、今日話したいことと上司に期待することを書いた1行です。前日に送ってあれば、当日は読み上げるだけで始められます。

  • 今日は、月次の締めが毎月遅れていることについて、課長に判断していただきたいことが1つあります。
  • 今日は報告が中心です。先月の締めが予定通り終わったことを、ご報告したいです。

2つ目は、前回決めたことが今どうなっているかです。進んだことも、止まっていることも、そのまま持っていきます。止まっている理由が自分で分からないときは、分からないと伝えるところから始めてかまいません。

  • 前回決めた、仕訳の確認を2日前倒しすることは、今月から始めました。確認の件数は増えましたが、締めの日は変わりませんでした。
  • 前回お話しした経費精算の催促は、まだ手をつけられていません。何から始めればよいか、正直、迷っています。

3つ目は、上司に判断してほしいことです。自分の案があるなら、案も1つ添えます。資料は、判断に要る数字が入った1枚で足ります。

  • 締めの日を1日遅らせるか、各部署の提出期限を早めるか、どちらで進めるかを決めていただきたいです。私の案は、提出期限を早めることです。
  • 提出が遅れている部署の一覧を1枚持ってきました。これを見ながら、お話しできますか。

資料の量で迷うときは、上司に先に聞いてかまいません。

  • 来週の面談では、締めの遅れの原因を数字で見ていただきたいです。資料は1枚で足りますか。

上司からは、たとえば次のように返します。

  • 1枚で十分です。数字の説明より、○○さんがどこで迷っているかを聞きたいです。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が「毎回」そのあとの行動につながっていると答えた人は9.4%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は75.5%です。「半分くらいの回で」と答えた人では15.7%でした。つまり、面談が行動につながっている人ほど、面談が成果につながっていると感じています。

前回決めたことの進み具合を持っていくことをおすすめするのは、面談を前回の続きから始めやすくなるからです。前回の続きから話せると、次に何をするかも二人で決めやすくなると考えられます。

上司が面談に持っていくもの:前回の記録、決まったこと、引き受けたことの結果

上司が面談に持っていくものの1つ目は、前回の面談の記録です。前回二人で決めたことを上司が覚えていれば、面談を続きから始めやすくなります。

  • 前回、仕訳の確認を前倒しする話をしましたね。あれから1か月、どうでしたか。

2つ目は、会社や部署で決まったことと、これから変わることです。部下が仕事を進めるうえで知っておきたい情報は、面談の場で伝えます。

  • 今日は、会社で決まった経費精算の締め日の変更について、1つお伝えしたいことがあります。そのあとは、○○さんが話したいことから進めましょう。

3つ目は、自分が引き受けたことの結果です。前回「確認しておきます」と言ったことの答えを持っていかなければ、部下は次の相談をしにくくなります。

  • 前回引き受けた、各部署への提出期限の周知は、先週部長会で話しました。来月から1日早まります。
  • 引き受けていた経理システムの改修については、まだ返事をもらえていません。金曜までにもう一度確認して、伝えます。

評価の話をする回は、評価シートと基準を上司が持っていき、二人で同じものを見ながら話します。当日初めて評価の結果を見せることは避け、今の時点での上司の考えとして、理由と一緒に伝えます。

  • 次回は評価シートの話をしたいので、私が印刷して持っていきます。○○さんも、気になる項目があれば見ておいてください。
  • 締めの正確さは、今のところ目標通りだと考えています。○○さんは、どう感じていますか。

人事や社外の面談に持っていくもの

人事との面談(キャリア面談や評価の面談、制度の説明など)に持っていくものは、案内に書かれた書類と聞きたいことの一覧です。案内に書かれていないものは、持っていかなくてかまいません。確かでないときは、前日までに問い合わせます。

  • ご案内にあった自己申告書を持参します。ほかに持っていくものがあれば、お知らせください。

社外の相手との面談に持っていくものは、名刺と、面談の目的に関わる資料です。日時と場所、参加者の人数を前日までに確認しておくと、当日の準備が食い違いにくくなります。

  • 日時は11月5日(水)10時、場所は貴社とのこと、承知いたしました。当日は私と上司の2名で伺い、製品の説明資料をお持ちします。

面談に持っていくもので、避けたいこと

避けたいのは、持ち物を増やして面談を報告会にすることと、何も持たずに行って相手の準備に頼ることの両方です。

  • 報告のための分厚い資料を持っていく。資料の説明に時間を使うと、判断してほしいことまで話が届かないことがあります。判断に要る数字の入った1枚にします。
  • 全部の仕事の一覧を持っていき、順に報告する。順調な仕事は一言で伝え、時間は、進めにくい仕事と判断してほしいことに使います。
  • 上司が、当日初めて見せる評価の結果を持っていく。評価の見通しは、期の途中に、上司の考えとして伝えておきます。
  • 何も持たずに行き、「何かありますか」と相手に任せる。上司も部下も、1行でよいので用件を持っていきます。
  • 前回決めたことを持っていかない。前回の記録がないと、面談は毎回、初回のように始まりがちです。
  • 相手を驚かせる話を、準備なしに持ち込む。異動の内示や退職の相談のような大きな話は、面談の前に「今日は大きな話があります」と一言伝えておきます。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは持ち物の充実や話せたことではなく、そのあとの行動で見るものだと考えています。持ち物を3つの情報に絞るのは、面談のあとに動けることを1つ決めるためです。

持ち物が役に立ったかの振り返り方

持ち物が役に立ったかどうかは、資料を使い切ったかではなく、面談がどこから始まり、どこで終わったかで振り返ります。

  • 面談が前回決めたことの続きから始まったら、次は、その話の中で、次に取り組むことを1つ決めます。
  • 1行の用件を面談の最初に伝えられたら、次は、前日のうちに相手に送っておくと、相手も準備しやすくなります。
  • 判断してほしかったことがその場で決まらなかったときは、次は、いつ判断が出るかを二人で決めて終えるとよいでしょう。
  • 上司が引き受けていたことの結果を面談の中で伝えられたら、次は、その結果を受けて部下が何をするかを一緒に話します。
  • 持っていった資料に使わなかったものがあれば、次の面談では、その資料を外して1枚にまとめてみてください。

次の面談には、話したいことと上司に期待すること・前回決めたことの進み具合・判断してほしいことの3つを、1枚に書いて持っていってみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

限られた面談の時間で、伝えたいことを話しきり、決めたことを持ち帰りたいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

面談の前に、「1on1の準備」で。

伝えておきたいことを面談の前に相手の画面に置いておけ、当日はそこから話し始められます。

テーマと期待する対応を選び、「この1on1へのメモ」に話したいことを書いて保存すると、お相手の画面にも表示されます。1on1が始まると、Kakeai AI が開始の挨拶で、準備されたテーマと期待する対応を挙げ(前回決まった次の一歩があれば、それも挙げ)、前回の一歩があればその担当の方に、無ければテーマを選んだ方に、最初の一言を向けます。期待する対応が選ばれていない回には、どう関わってほしいかを尋ねることもあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「東南アジアの新規開拓リスト」×「一緒に考えてほしい」、「スキルや力の向上」×「具体的なアドバイスが欲しい」の2つです。…

1on1が始まってすぐ、実施中の画面で。

前回の資料やメモを探さなくても、前回決めたことの確認から面談を始められます。

左の列に、前回の1on1で決まった次の一歩が表示され、丸をクリックすると実行済みにできます。Kakeai AI は開始の挨拶でその一歩を挙げ、そこから始めるかを問いかけます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…前回決まった次の一歩は「競合3社(スウェーデン・ドイツ・台湾)の製品比較。機能の一覧に、お客さんが選んだ理由を付ける」の1つでした。ここから始めましょうか。…

面談の終わりが近づいたころ、実施中の画面で。

時間内に話を区切り、次に取り組むことを決めてから面談を終えられます。

終了が近づくと、左の列が「今回の1on1で生まれた次の一歩候補」の表示に切り替わります。会話に出てきた担当と期限は Kakeai AI が入力し、決めるのはお二人です(どちらからも「決定する」をクリックできます)。右の列の下の球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)をクリックすると、まだ決まっていない点を Kakeai AI が問いかけることもあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

残り5分ほどです。今日話した「市場規模の試算」の件がまだ決まっていません。いつまでにどこまで仕上げるかを、お二人でここで一つ確かめておきませんか。

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よくある質問

上司との面談に、部下は何を持っていけばよいですか。

上司との面談に部下が持っていくものは、今日話したいことと上司に期待することの1行、前回決めたことが今どうなっているか、上司に判断してほしいことの3つです。筆記用具とメモ帳かパソコンがあれば、物はそれで足ります。判断してほしいことがあるときは、判断に要る数字の入った資料を1枚持っていくと、話が進みやすくなります。報告のための分厚い資料は要りません。

部下との面談に、上司は何を持っていけばよいですか。

部下との面談に上司が持っていくものは、前回の面談の記録、会社や部署で決まったこと、自分が引き受けたことの結果の3つです。前回決めたことを上司が覚えていれば、面談を続きから始めやすくなります。評価の話をする回は、評価シートと基準を上司が持っていき、二人で同じものを見ながら話してください。当日初めて評価の結果を見せることは避け、今の時点での上司の考えとして理由と一緒に伝えます。

面談に資料は必要ですか。何枚くらい用意すればよいですか。

面談の資料は、上司に判断してほしいことがあるときだけ、判断に要る数字の入った1枚で足ります。準備をなくす必要はなく、1枚で済む程度に軽くして続けることをおすすめします。資料の説明に時間を使うと、判断してほしいことまで話が届かなくなりがちです。

人事との面談には何を持っていけばよいですか。

人事との面談に持っていくものは、案内に書かれた書類と、聞きたいことの一覧です。キャリア面談なら自己申告書、評価の面談なら評価シートのように、案内に書かれたものを持参します。案内に書かれていないものは持っていかなくてかまいません。確かでないときは、「ご案内にあった自己申告書を持参します。ほかに持っていくものがあればお知らせください」と、前日までに問い合わせてください。

面談に何も持っていかずに行ってもよいですか。

面談に何も持たずに行くことは、おすすめしません。物は要りませんが、話したいことと上司に期待することの1行、前回決めたことの進み具合、判断してほしいことの3つの情報は持っていきます。「何かありますか」と相手に任せる面談は、どちらにとっても始めにくいものです。話したいことが本当にない回は、「今日は特に相談はありませんが、先月の締めの報告だけします」と、そのことを1行で伝えてかまいません。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/what-to-bring-to-a-staff-meeting

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: