上司の方へキャリア・退職・目標設定ほか

優秀な部下が辞めそうなときの対応

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

優秀な部下が辞めそうなときは、昇給や異動を約束して引き止めるよりも、その部下の今後について上司自身の意見を伝え、上司の裁量で仕事の割り振りを見直すことをおすすめします。昇給や異動は、上司の一存では決められないからです。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、「今後のキャリア」のテーマで部下が上司に期待することとして、「意見を聞きたい」が最も多く選ばれていました。このテーマの16.6%です。次の面談では上司から今後の仕事の話を切り出し、任せたい仕事と担当から外す仕事を1つずつ、二人で決めるとよいでしょう。

数字で見る

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、キャリアの話で部下が上司に期待することとして、話を聞いてもらうことより上司の意見のほうが多く選ばれています。一方、KAKEAIの1万人調査では、上司との面談でキャリアの話をしている人は27.7%にとどまりました。次の面談では、上司から今後の仕事の話を切り出し、自分の意見を伝えることをおすすめします。

16.6%
Kakeai AI 1on1 利用データ
「今後のキャリア」のテーマのうち、部下が上司に期待することとして「意見を聞きたい」を選んでいた割合
このテーマで最も多く選ばれていました。「一緒に考えてほしい」は16.4%、「話を聞いてほしい」は7.6%です。キャリアの話では、話を聞いてもらうことより、上司の意見や一緒に考えることのほうが多く期待されています。
27.7%
1万人調査
上司との面談で「キャリア」の話をしていると答えた人の割合(複数回答)
「具体的な仕事」の話をしていると答えた人は76.7%でした。キャリアの話をしている人は、仕事の話をしている人を大きく下回っています。
6.1%
1万人調査
上司との面談の時間のうち、「今後のキャリア」の話が占める割合(回答者の答えの平均)
「具体的な仕事」の話が占める割合は47.2%でした。仕事の話に比べて、キャリアの話に充てられている時間はわずかです。

1万人調査も利用データも、離職について調べたものではなく、優秀な部下に限った数字でもありません。16.6%は、上司に期待することが選ばれなかった場合も含めた、「今後のキャリア」のテーマ全体に対する割合です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

優秀な部下が辞めそうなとき、上司が自分の判断で示せるものは2つ

優秀な部下が辞めそうなときに、上司が自分の判断だけで示せるものは2つあります。その部下の今後についての上司自身の意見と、上司の裁量で見直せる仕事の内容です。

このページでいう優秀な部下とは、任された仕事を確実に仕上げ、周囲から頼りにされている人のことです。エースや「仕事ができる部下」と呼ばれる人も含みます。こうした人を引き止めたい(慰留したい)と考えると、まず昇給や昇格、異動が思い浮かびますが、どれも上司の一存では決められません。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データから、1on1の前に選ばれた「今後のキャリア」のテーマを見てみます。部下が上司に期待することとして最も多く選んでいたのは「意見を聞きたい」で、このテーマの16.6%でした。「一緒に考えてほしい」が16.4%で続き、「話を聞いてほしい」は7.6%です。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査でも、面談で上司に期待することを5つまで選択する質問で最も多く選ばれたのは、「意見を聞きたい」の33.6%でした。「話を聞いてほしい」は20.8%です。キャリアに限らない面談全般についての結果ですが、どちらのデータでも、話を聞いてもらうことより上司の意見のほうが多く期待されています。

上司にできるのは、部下本人が今後を決める前に、判断の材料として、上司自身の意見と仕事の見直しを示しておくことです。

優秀な部下との面談で、今後の話が出にくい理由

優秀な部下との面談で今後の話が出にくいのは、仕事が順調なぶん、進捗の報告と「その調子でお願いします」という一言で面談を終えられるからです。上司も部下も話題にしなければ、今後の仕事やキャリアの話は出ないまま回を重ねることになります。

この1か月の面談を振り返ってみてください。長く時間を使ったのは、納期が厳しい仕事や、進めにくくなっている仕事の話ではなかったでしょうか。一方で、急ぎの見積もりや難しい問い合わせへの対応を、確実に仕上げてくれる人にお願いしてきたのなら、その人に仕事が集まっています。「辞められると困る」と感じるほど仕事が集中したのは、上司自身の割り振りの結果です。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で「具体的な仕事」の話をしている人が76.7%だったのに対し、「キャリア」の話をしている人は27.7%でした(複数回答)。面談の時間のうち「今後のキャリア」の話が占める割合は、回答者の答えの平均で6.1%です。優秀な部下に限った数字ではありませんが、面談でキャリアの話をしている人は、仕事の話をしている人を大きく下回っています。

Kakeai AI 1on1の利用データでは、1on1の前に選ばれたテーマの11.4%が「今後のキャリア」でした。あらかじめ用意されているテーマの中では、「業務の進捗や進め方」に次いで多く選ばれています。テーマは主に部下の側が選ぶので、キャリアは、部下が話したいこととして実際に選んでいる話題だと言えます。

報告とねぎらいで終わる面談が続くと、部下は仕事が増えて感謝もされるものの、来期に何を任されるのかも、上司が自分の今後をどう考えているのかも知らないままになります。一方、社外の求人には、任せたい仕事の内容が具体的に書かれています。上司が同じことを言葉にしていなければ、部下が残るか転職するかを考えるとき、具体的に示されているのは社外の仕事だけになりかねません。

「助かります」「さすがですね」という言葉は、終わった仕事へのねぎらいであり、次に何を任せたいかという上司の意見とは別のものです。優秀な部下との面談で不足しがちなのは、ねぎらいよりも、この意見のほうだと考えられます。仕事の話を減らす必要はなく、今の仕事の話の続きとして、次の仕事の話をするとよいでしょう。

優秀な部下が辞めそうなとき、次の面談で上司ができる5つのこと

次の面談では、上司から今後の仕事の話を切り出して意見を伝え、仕事の割り振りを1つ見直します。以下の5つは、相手に合わせて順番を入れ替えてかまいません。周りに人がいる席は避け、会議室が取れないときは日時を変えましょう。

1. 面談の前に、4つのことを書き出す

  • この半年で、その部下の力が最も発揮されていた仕事と場面
  • これからの半年で、任せたいと考えている仕事
  • 上司の判断で、担当から外せる仕事
  • 上司だけでは決められないこと(給与、等級、異動)と、その確認先

2つ目が書けないときは、引き止める言葉を探す前に、来期の仕事の割り振りを自分の上司と相談してください。任せたい仕事が決まらないまま「残ってほしい」と伝えても、今の仕事がこのまま続くだけだと受け取られやすいからです。

2. 面談の冒頭で、今後の話をしたいと上司から伝える

  • 今日は、進捗の確認の前に、○○さんの今後の仕事について話をさせてください。
  • 最近は仕事をお願いするばかりで、この話ができていませんでした。
  • まず、○○さんが今考えていることを聞かせてもらえますか。まだまとまっていなければ、私の考えからお話しします。

「辞めるつもりですか」と尋ねることは、おすすめしません。上司は部下の評価に関わる立場にあるため、迷っている段階の人ほど、正直には答えにくい質問だからです。尋ねるのは、辞めるかどうかではなく、これからやってみたい仕事にしましょう。

今後の話を切り出すと気まずくなるのでは、と心配になるかもしれません。Kakeai AI 1on1の利用データには、1on1のあとに部下が0〜5の6段階で付ける「すっきり度」という点数があります。部下がすっきり度を送った回のうち、4以上だった回の割合は、「今後のキャリア」がテーマの回で66.2%でした。「業務の進捗や進め方」がテーマの回では61.7%です。キャリアがテーマの回のほうが、4以上の割合がやや高くなっています。どちらも、上司から切り出した回に限った数字ではありません。

3. 上司の意見を、具体的な仕事の事実とあわせて伝える

  • 先月の大口の見積もりでは、先方の予算の変更を早めに聞き出して、再提出を1回で済ませてくれましたね。
  • あの進め方が、○○さんの一番の強みだと私は考えています。
  • 来期は、新しい取引先への提案を、最初の訪問からお願いしたいと思っています。○○さんは、どう思いますか。
  • 私の理解が違っていたら、教えてください。

上司の意見は、当たっていなくてもかまいません。「そこは違います」と返ってくれば、部下の本当の考えを知るきっかけになります。

4. 担当から外す仕事と任せる仕事を、1つずつ時期とあわせて決める

  • 今、問い合わせの一次対応が○○さんに集中しています。来月1日から当番制に変えたいのですが、どうでしょうか。
  • 空いた時間で、新しい取引先への提案の準備を始めてもらえますか。最初の打ち合わせには、私も同席します。
  • 他にも手放したい仕事があれば、教えてください。

担当から外す仕事を決めないまま、任せる仕事だけを増やすことは避けましょう。仕事が増えるだけでは、「期待しています」という言葉も、負担が増えるという意味に受け取られがちです。

5. 上司だけでは決められないことは、確認先と返事の日を伝える

  • 給与と等級、異動は、私だけでは決められないので、この場ではお約束できません。
  • 等級が上がる条件を人事に確認して、金曜日に、わかったところまでお伝えします。

確認の結果が「今期は変わらない」であっても、約束した金曜日にそのまま部下に伝えましょう。

優秀な部下が辞めそうなとき、場面別の上司の最初の一言

上司の最初の一言は、本人がまだ何も言っていないのか、迷いを口にしたのか、社外で話が進んでいるのかによって変わります。

場面言いたくなるが、避けたい言葉上司の最初の一言
本人は何も言っていないが、辞めそうだと感じる辞めるつもりですか今日は、○○さんの今後の仕事について話をさせてください。
「このままでいいのか考えています」と言われた期待しているのだから、そう言わずに話してくれてありがとうございます。今考えていることを、聞かせてもらえますか。
社外から声がかかっていると聞いたこちらでも条件を考えるから教えてくれてありがとうございます。先方への返事の期限は、いつ頃ですか。
給与や等級への不満が理由だとわかっている次は上がるようにするからこの場でお約束はできませんが、私にできることをお話しします。
仕事が集まりすぎている今だけだから、もう少しお願いお願いする仕事を増やしてきたのは私です。手放す仕事を、今日一緒に決めませんか。

本人は何も言っていないが、辞めそうだと感じるとき

様子を見て待つよりも、次の面談を早め、上司から今後の話を切り出すことをおすすめします。同僚から「辞めそうだ」と聞いた場合も、「△△さんから聞いたのですが」とは言わず、上司自身がお願いしてきた仕事の話から始めます。

  • この半年、難しい見積もりを続けてお願いしてきました。今日は、来期の仕事の話をしたいと思っています。
  • 来期にやってみたい仕事はありますか。まだ思い浮かばなければ、私の案からお伝えします。

「このままでいいのか考えています」と迷いを打ち明けられたとき

話を聞くだけで終わる回があってもかまいません。ただ、部下が上司の意見や行動を期待しているときに「わかりました」とだけ答えて終えると、相談しても何も変わらなかったと受け取られがちです。まず本人の考えを尋ね、そのうえで上司の意見を具体的に伝えましょう。

  • 話してくれてありがとうございます。○○さんが今考えていることを、もう少し聞かせてもらえますか。
  • 今一番気になっているのは、仕事の内容、仕事の量、評価のどれに近いですか。私の関わり方に原因があれば、それも教えてください。
  • 私の考えも言いますね。今の見積もりの仕事は、○○さんには物足りなくなっているように感じています。次は、提案の段階から担当してほしいと考えています。
  • 決めるのは○○さんです。その前に、私のほうで変えられることを、来週の火曜日までにお伝えします。

社外から声がかかっている、転職活動をしていると聞いたとき

相手の会社と条件を競うことは避けましょう。相手より高い条件を示して引き止める、という助言もありますが、金額も役職も上司の一存では示せません。先方への返事の期限を尋ね、その日までに上司が示せるものを部下に伝えます。

  • 教えてくれてありがとうございます。先方への返事の期限は、いつ頃ですか。
  • 条件を比べる話は、私にはできません。私からお伝えできるのは、来期にお願いしたい仕事と、他の人に引き継ぐ仕事です。木曜日までに、まとめてお渡しします。
  • それを見たうえで○○さんが決めたことなら、どちらであっても尊重します。

退職日や手続きの話になったときは、上司の判断だけで答えず、就業規則を確認して人事の担当者に相談してください。

給与や等級への不満が理由だとわかっているとき

  • 給与のことを率直に話してくれて、ありがとうございます。ただ、私だけでは決められないので、この場ではお約束できません。
  • 私にできるのは、次の評価のときに、○○さんの仕事を事実として正確に書くことです。今期の大口の見積もりは、件数と内容をそのまま書きます。
  • ○○さんがよければ、今日の話を人事と私の上司に伝えます。金曜日に、わかったところまでお伝えします。

仕事が集まりすぎていることが理由のとき

  • 難しい仕事を○○さんにお願いし続けてきたのは、私です。それなのに、他の仕事を減らせていませんでした。
  • 問い合わせの一次対応と、新人からの質問の窓口のうち、先に手放すとしたらどちらがよいですか。
  • 来月1日から担当を替えたいと考えています。引き継ぐ相手には、私から話しますね。

体調の話が出たときは、まず「話してくれてありがとうございます」と伝え、病名や原因を推測する発言は控えてください。上司の判断で延ばせる締め切りを一緒に見直し、産業医や人事の担当者につなぎます。

優秀な部下の引き止めで、上司が避けたほうがよいこと

避けたいのは、上司の一存では決められない約束と、自分の意見を伝えないまま済ませることの両方です。

  • 昇給、昇格、異動を約束して引き止める。上司が口にするのは、自分で決められることと、確認して返事をする日だけにしましょう。
  • 「いてくれないと困る」「期待している」だけで終える。困るというのは上司と部署の事情であり、この言葉からは、来月から仕事が変わるのかどうかが部下にはわかりません。伝えるなら、任せたい仕事と担当から外す仕事を続けて話すとよいでしょう。
  • 聞き役に徹する、とあらかじめ決めておく。まず不満をすべて聞く、という助言もありますが、KAKEAIは、聞き役に徹するとあらかじめ決めておくことをおすすめしません。話を聞くだけで終わる回があってもかまいません。ただ、部下が上司の意見を期待している回に上司が意見を言わず、仕事も変わらなければ、部下が判断するための材料は増えません。反対に、上司が話し続けて、部下の考えを聞かないまま終えることも避けたいところです。
  • 食事や飲み会に誘って、関係づくりから始める。来期に任せる仕事や、集まりすぎた仕事の見直しは、場所を変えて話すだけでは決まりません。誘うなら、面談で仕事を1つ見直したあとにするとよいでしょう。
  • 「落ち着いたら話そう」と先延ばしにする。待っている間も、その部下には仕事が集まり続けます。15分でもかまいませんので、今週のうちに話す時間を取りましょう。

KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごととして「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」を挙げた人が6.2%いました。この困りごとを挙げた人では、面談が成果につながっていると感じている人は23.2%で、回答者全体の31.9%を下回っています。

昇給や異動を口にして残ってもらったあとで約束を守れなければ、その後の面談で上司が話すことは、部下に信頼されにくくなると考えられます。

優秀な部下への対応を、何を基準に振り返るか

対応の良し悪しは、引き止められたかどうかでは判断しません。辞めるかどうかは、本人が決めることだからです。面談のあとに、次の3つの点から二人の時間を振り返ってみてください。

  • 上司が意見を伝えたあとに、部下の考えを聞く時間が取れていたか。
  • 担当から外す仕事と任せる仕事を、始める時期とあわせて二人で決められたか。
  • 上司が「金曜日にお伝えします」と約束したことを、できないとわかったことも含めて、その日に伝えられたか。

仕事を見直したあとの面談は、その結果を上司から尋ねるところから始めます。

  • 問い合わせの対応を当番制に変えて、2週間になります。実際に時間は空きましたか。
  • 提案の準備で、進めにくくなっているところはありますか。私が動けば進むことがあれば、教えてください。

上司の意見と見直せる仕事を示したうえで、それでも本人が辞めると決めたのなら、それは判断の材料がそろった状態で選んだ結論です。退職の日まで、これまで通り仕事の話を続けましょう。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

仕事ができる部下との1on1が報告とねぎらいで終わってしまうときや、今後の仕事の話を上司から切り出したいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の前

  • テーマと期待する対応の選択

    1on1の前に、その回に話したいテーマと、上司にどうしてほしいか(期待する対応)を、部下の側から選べます。設定によっては、上司の側からもテーマを選べます。選んだ内容は、お二人の画面に表示されます。

  • 伝えたいことの切り出し方やポイントアドバイス

    部下に切り出したいことを「メンバーに伝えたいこと」の欄に入力して保存すると、「1on1前のAIアドバイス」が、その内容を踏まえて書き直されます。入力した内容は、部下の画面には表示されません。

日常

  • 1on1で生まれた会話と前進の集約

    「概要」の画面に、直近6か月の1on1で会話されたテーマ、生まれたテーマ、生まれた次の一歩、実行された一歩の数が表示されます。お二人に同じものが表示されます。

  • 要約や次の一歩の一元管理

    1on1ごとの要約は「予定・履歴」の画面に、決めた次の一歩は「MOVE」の画面に、お相手ごとにまとまります。あとから見返せます。

1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上

よくある質問

優秀な部下から「転職を考えています」と言われました。上司は、給与や役職の話をして引き止めてもよいですか。

上司が給与や役職を約束して優秀な部下を引き止めることは、おすすめしません。昇給も昇格も、上司の一存では決められないからです。部下には「私だけでは決められないので、人事に確認して金曜日にお伝えします」と伝えます。そのうえで、上司の裁量で見直せる仕事の割り振りを、その場で二人で1つ決めるとよいでしょう。

優秀な部下に仕事が集中しています。辞められないように、上司は仕事を減らしたほうがよいですか。

優秀な部下に仕事が集中しているなら、上司は、担当から外す仕事を本人と一緒に1つ選び、いつから替えるかまで決めましょう。あわせて、空いた時間で任せたい仕事も1つ伝えてください。仕事の量を減らすだけでは、この職場でこの先何ができるのかが、本人にはわからないままになりがちです。

優秀な部下が辞めそうですが、後任がいません。本人に「今辞められると困る」と伝えてもよいですか。

「今辞められると困る」という言葉は、上司と部署の事情を伝えるもので、部下が今後を考える材料にはなりにくいでしょう。後任がいないという問題は、上司が自分の上司や人事に相談して解決することです。辞めそうな部下本人には、来期に任せたいと考えている仕事と、担当から外す仕事を、時期とあわせて伝えることをおすすめします。

上司が1on1でキャリアの話を持ち出すと、優秀な部下が転職を考えるきっかけになりませんか。

1on1でキャリアの話をしたことが転職のきっかけになるかどうかを調べたデータは、ありません。ただ、上司がキャリアの話を避けていると、部下が今後を考えるときの材料に、上司の意見が入らないままになります。上司から切り出すときは、辞めるかどうかではなく、これからやってみたい仕事を尋ねるところから始めてみてください。

部下が辞めそうだと感じたとき、上司は人事や自分の上司に、いつ相談すればよいですか。

部下が辞めそうだと感じても、人事や自分の上司に相談するのは、本人と面談で話したあとにすることをおすすめします。本人と話す前に「辞めそうです」という推測だけが伝わると、本人の知らないところで、任される仕事や周囲の見方が変わるおそれがあるからです。面談で給与や異動の話が出たときは、本人の了承を得たうえで、その日のうちに相談してください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/top-performer-about-to-quit

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: