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面談のやりとりの例・例文を見たい
先に答え
面談のやりとりの例文は、1本の台本として覚えるより、冒頭・本題・終わりの3つに分けて使うのが実用的です。冒頭では「今日は何から話しましょうか」と尋ね、話したいことと上司に期待することを確かめます。本題は、部下が求めていること(アドバイス・意見・一緒に考える・報告・話を聞く)に合わせて言い方を変えます。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することとして最も多い答えは「その時々によって違う」で、20.9%でした。一番の期待は1つに集まっていないので、本題の例文はその回の期待に合わせて選んでください。終わりは、次に取り組むことを二人で決める一言で締めます。
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下の2つは、部下が面談で上司に期待することについての数字です。KAKEAIの1万人調査では一番の期待が人によって分かれ、利用データでは話のテーマによって選ばれる期待が変わっていました。面談のやりとりの例文は1本の台本にせず、部下が期待していることに合わせて選ぶことをおすすめします。
- 20.9%
- 1万人調査
- 面談で上司に一番期待することとして、「その時々によって違う」を選んだ人の割合
- 選択肢の中で最も多い答えでした。「具体的なアドバイスがほしい」は18.3%、「意見を聞きたい」は14.1%、「話を聞いてほしい」は7.9%です。部下が上司に期待することは、人によっても回によっても分かれています。
- 17.0%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- 「業務の進捗や進め方」のテーマのうち、部下が「一緒に考えてほしい」を選んでいた割合
- 「その他」を除くと、このテーマで最も多い期待でした。「プライベート」のテーマでは、「話を聞いてほしい」が21.8%で最も多くなっています。話のテーマによって、部下が上司に期待することは変わります。
1万人調査の数字は、上司との定期的な面談で上司に一番期待することを1つ選んだ結果です。利用データの割合は、1on1の前に選ばれたテーマのうち、部下がその期待を選んでいた割合で、期待が選ばれていないテーマも分母に入っています。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
面談のやりとりの例文は、 冒頭・本題・終わりに分けて使う
面談のやりとりの例文は、1本の台本として覚えるより、冒頭・本題・終わりの3つに分けて、場面に合うものを選んで使うのが実用的です。冒頭と終わりの言い方は、どの面談でも大きくは変わりません。変わるのは本題で、部下が上司に何を期待しているかによって、ふさわしい返し方が違います。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談で上司に一番期待することとして最も多かった答えは「その時々によって違う」で、20.9%でした。ほかの答えも、下の表の通り分かれています。部下が上司に期待することは、人によっても回によっても異なるということです。決まった1本のやりとりを用意しても、そのまま合う回と合わない回が出てくると考えられます。
以下では、経理の担当者と上司が、毎月の決算の締めが遅れがちなことについて面談する場面を例にします。上司と部下のどちらの立場でも使えるよう、両方の言い方を載せました。発言の例は、そのまま読み上げるためではなく、自分の言葉に直して使うための下書きとして読んでください。
面談の冒頭のやりとりの例: 話したいことと上司に期待することを伝え合う
冒頭では、その日に話したいことと、上司に期待することを、二人で言葉にしておくと本題に入りやすくなります。上司から尋ねる形でも、部下から先に伝える形でもかまいません。
上司から始めるときは、次のように尋ねる方法があります。
- 今日は何から話しましょうか。月次の締めの話でも、それ以外でもかまいません。
- 聞いてほしい、一緒に考えてほしい、意見がほしいなど、私に期待することがあれば教えてください。
部下から始めるときは、話したいことと、上司に期待することを続けて伝えます。
- 今日は、月次の締めが遅れている話をしたいです。どう進めるか、一緒に考えていただけますか。
- 先にお伝えすると、今月も締めが2日ほど遅れそうです。理由をご説明したうえで、課長のご意見を伺いたいです。
冒頭で期待を尋ねても、「特にありません」と返ってくることもあります。そのときのやりとりは、次の章の最後に載せています。
部下が上司に期待すること別の、 本題のやりとりの例
本題のやりとりは、部下が上司に期待することによって変わります。次の表は、1万人調査で、面談で上司に一番期待することとして選ばれた割合と、上司の最初の一言の例です。
| 部下が上司に期待すること | 一番の期待として選んだ人の割合 | 上司の最初の一言の例 |
|---|---|---|
| 「具体的な | 18.3% | 「私なら、 |
| 「意見を | 14.1% | 「私の |
| 「一緒に | 13.2% | 「一番困っているのは、 |
| 「報告したい」 | 9.4% | 「ありがとうございます。 |
| 「話を | 7.9% | 「わかりました。 |
表の通り、一番の期待は1つの答えに集まらず、分かれています。
話のテーマによっても、部下が上司に期待することは変わります。Kakeai AI 1on1では、1on1の前に、部下が話のテーマと上司に期待することを選べます。「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、「業務の進捗や進め方」のテーマのうち、部下が「一緒に考えてほしい」を選んでいた割合は17.0%でした。「その他」を除くと、このテーマで最も多い期待です。一方、「プライベート」のテーマでは「話を聞いてほしい」が21.8%で最も多くなっています。仕事の話と私生活の話とでは、上司に求められる返し方が違うと考えられます。
具体的なアドバイスがほしいとき
アドバイスを求められたときは、何を、どこから始めるかまで具体的に答えます。部下の側も、困っていることをはっきり伝えると、答えも具体的になります。
- 営業部からの経費の申請が、毎月締め日の直前に集まってしまいます。どこから手をつければよいか、アドバイスをいただけますか。
- 私なら、申請が遅れがちな3つの課に絞って、締め日の1週間前に一度声をかけます。全部の課に広げるより、効果がわかりやすいからです。
意見を聞きたいとき
意見を求められたときは、相手にも考えがあることが多いので、まずそれを尋ねます。そのうえで、上司の意見を理由とともに伝えます。
- 私の意見を言う前に、○○さんがどうしたいと考えているか、教えてもらえますか。
- 締め日を2日後ろにずらすのも一案だと考えています。課長はどう思われますか。
- 締め日をずらすと役員会への報告が遅れるので、私は避けたいと考えています。申請の締め切りを早める方法なら、一緒に進めたいです。
一緒に考えてほしいとき
一緒に考えてほしいと言われたときは、まず部下が何に困っていて、どうしたいのかを把握し、そのうえで真剣に一緒に考えます。
- 一番困っているのは、申請が遅れることですか。それとも、遅れたあとの確認の手間ですか。
- どこで時間がかかっているのか、先月の締めの流れを一緒に書き出してみましょう。
報告したいとき
報告を受けたら、お礼を伝えたうえで、上司が動いたほうがよいことがないかを尋ねます。
- 先週ご相談した、営業部への申請期限の案内を送りました。3つの課のうち、2つの課からは期限内に届いています。
- ありがとうございます。残りの1つの課には、私から部長に話してみましょうか。
話を聞いてほしいとき
話を聞いてほしいと言われた回は、最後まで聞き、上司の考えは求められたときに伝えます。
- 今日は解決策というより、締めの前の1週間がきついという話を、まず聞いていただきたいです。
- わかりました。今日は最後まで聞きます。途中で私の考えがほしくなったら、言ってください。
期待することが特にないとき
部下から「特にありません」と返ってきたときは、話したいことがないと決めつけず、上司から話題を1つ出す方法もあります。
- すみません、今日は特に話したいことが思いつきません。
- では、私から1つ聞いてもいいですか。来月から始まる新しい経費精算の仕組みについて、気になっていることはありますか。
面談の終わりのやりとりの例: 次に取り組むことを二人で決める
終わりの数分は、次の面談までに取り組むことを二人で決める時間に充てると、面談で話したことがその後の仕事につながりやすくなります。
- 残り10分ほどなので、次の面談までに取り組むことを決めておきましょうか。
- 来週の水曜までに、3つの課に申請期限の案内を送ります。返事の様子は、次の面談でご報告します。
上司も、自分が引き受けたことを言葉にします。
- 私は、営業部長に申請の期限の話をしておきます。金曜までに、結果をお伝えします。
最後に、面談そのものについて一言尋ねるのもよいでしょう。
- 今日の面談で、役に立ったことと、もっとこうしてほしかったことがあれば、1つずつ教えてください。
- 進め方まで決められて助かりました。次は、システムの切り替えの話もさせてください。
面談の例文をそのまま読み上げないための注意
例文は、使い方を誤ると、かえって話がかみ合わなくなります。避けたいのは次の4つです。
- 1本の台本を、どの面談にも当てはめる。KAKEAIは、1つの型や手順を、どの場面にも当てはめることをおすすめしません。部下が上司に期待することは回によって変わり、台本の順番に合わせると、その回に求められていることに答えそびれるからです。
- 「上司は聞き役に徹する」と決めておく。KAKEAIは、上司の関わり方をあらかじめそう決めておくこともおすすめしません。意見やアドバイスを求められた回に、うなずくだけで終わってしまうからです。反対に、聞いてほしいと言われた回に、上司が考えを話し続けることも避けたいところです。
- 一言一句を原稿にして、読み上げる。原稿を目で追うと、相手の顔や反応を見る余裕がなくなります。手元に置くなら、冒頭の一言、話したいこと、終わりに決めたいことの3行のメモで十分です。
- 評価や注意の面談に、普段の面談の例文をそのまま使う。評価を伝える面談では、評価シートを二人で見ながら上司の考えとして評価を伝え、部下の見方を尋ねる、という別の組み立てが要ります。
話が例文から外れたときは、外れた話のほうが、その回に一番話すべきことかもしれません。部下の側からも、遠慮なく切り出してかまいません。
- 用意していた話から外れてしまいますが、先にこの話をしてもよいでしょうか。
例文を使った面談がうまくいったかを、 どう振り返るか
例文を使った面談がうまくいったかどうかは、例文の通りに話せたかではなく、二人が次に何をするのかを決められたかで振り返ります。
- 冒頭で、話したいことと上司に期待することを言葉にできたなら、次の面談では、それを前日までに伝え合ってみてください。
- 例文の言い方が自分の言葉に合わないと感じたなら、言いやすい言い方に直して、手元のメモに書いておくと次から使いやすくなります。
- 終わりに決めたことを、次の面談の冒頭で二人とも思い出せたなら、次はその続きから話し始めてみてください。
例文は、二人の話し方が決まるまでの手がかりです。何度か使ううちに、二人に合った言い方が見えてきたら、例文から離れてかまいません。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
面談の冒頭で何から話せばよいか決まらない、途中で話が止まって無言になる、自分の聞き方や返し方がこれでよいか分からないというときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。
冒頭の挨拶のあとに何を言うかを、 面談の前に自分の言葉で用意しておけます。
Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。お二人それぞれに、ご自身向けの別の内容が表示されます。部下の画面には、上司に最初に伝える一言の案が書かれることもあります。実施中も、右の列の「AI事前アドバイスを見る」から同じ内容を開けます。
今日は業務の進捗や進め方について話したいと思っています。まず話を聞いてもらえますか
話が止まったとき、実施中の画面で。
話が途切れたときに、 二人が準備したのにまだ話していない話題へ戻るきっかけができます。
右の列の下の球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)か、下のバーの「サイコロをふる」をクリックすると、Kakeai AI が、事前に選ばれたテーマや前回までの話、その日の会話を踏まえて、話題を1つ提案します。準備されたのにまだ話していないテーマに触れることを勧めることもあります。お二人の画面に同じものが表示されます。
事前テーマに「今後のキャリア」(期待する対応:「話を聞いてほしい」)が挙がっています。今日の会話では競合比較の話が進みましたが、このテーマはまだ触れていません。今日のうちに少し時間を取って、今どんなことを考えているか聞かせてもらえますか?…
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
自分の問いかけや返し方を、 次の面談の前に、 一言の単位で見直せます。
Kakeai AI が、その回のよかった場面を、実際の発言を引いて取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。上司と部下のそれぞれに、本人にだけ表示される別の内容です。話が深まらずに終わった大事な場面があれば、ご自身の言葉の言い換えの例を添えることもあります。
次回、同じ場面に戻るとしたら、「大丈夫」の一言で終わらせず、「月曜の午前が取られると、週の動き出しはどう変わってる?」のように、具体の場面を一つ挙げて聞いてみると、小野寺さんが答えやすくなるかもしれません。
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よくある質問
面談の最初に上司が言う一言の例を教えてください。
面談の最初に上司が言う一言としては、「今日は何から話しましょうか。聞いてほしい、一緒に考えてほしい、意見がほしいなど、私に期待することがあれば教えてください」のように、話したいことと上司に期待することを尋ねる言い方があります。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することとして最も多い答えは「その時々によって違う」で、20.9%でした。期待が回によって変わる人が一番多いということです。
部下から面談で相談を切り出すときの例文はありますか。
部下から面談で相談を切り出すときは、話したいことと、上司に期待することを続けて伝えると、上司が返し方を選びやすくなります。たとえば「今日は、月次の締めが遅れている話をしたいです。どう進めるか、一緒に考えていただけますか」のような言い方です。結論を先に伝えると、上司も話の全体をつかみやすくなります。
面談の台本や原稿は用意したほうがよいですか。
面談の台本や原稿は、一言一句まで用意する必要はありません。原稿を目で追うと、相手の反応を見る余裕がなくなるからです。手元に置くなら、冒頭の一言、話したいこと、終わりに決めたいことの3行のメモで十分です。部下が上司に期待することは回によって変わるので、本題は台本の順番より、その回に求められていることに合わせて進めます。
面談の締めくくりは、 どんな言葉で終えればよいですか。
面談の締めくくりは、「残り10分ほどなので、次の面談までに取り組むことを決めておきましょうか」のように、次に取り組むことを二人で決める一言から入るとよいでしょう。部下は何をいつまでにするかを話し、上司も「私は金曜までに部長に話しておきます」のように、自分が引き受けたことを言葉にします。
部下が面談で「特にありません」と言ったときは、 どう返せばよいですか。
部下が面談で「特にありません」と言ったときは、話したいことがないと決めつけず、上司から話題を1つ出す方法もあります。たとえば「では、私から1つ聞いてもいいですか。来月から始まる新しい経費精算の仕組みについて、気になっていることはありますか」のように、相手の仕事に関わる具体的な話題を挙げます。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-conversation-example-scripts
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: