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部下の方へ評価の面談

人事評価で落ち込んだ・やる気をなくしたとき

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

人事評価で落ち込んだ、やる気をなくしたときは、評価を聞いた日と数日は大きなことを決めないでください。落ち着いてから、評価の理由を上司に聞き、次の期に伸ばすことを1つ、一緒に決めてください。点は変えられませんが、点の理由を「どの仕事のどこを、どう変えるか」という具体的な話に置き換えることはできます。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で「スキルや力の向上」の話をしている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は39.6%でした。していない人では29.7%です。評価の点に合わせて手を抜くことも、同じやり方で頑張り直すことも勧めません。体調に出ているときは、会社の相談窓口や産業医に相談してください。

数字で見る

評価や見られ方を気にして面談で本音を控える人は一定数いますが、その人たちが面談の成果を感じている割合は、回答者全体とほぼ同じです。評価が気になりながら面談をしていても、面談の成果の実感は全体と変わらない、という結果です。面談で「スキルや力の向上」の話をしている人のほうが、面談の成果を感じている割合は高くなっています。

9.3%
1万人調査
面談の困りごと(複数回答)に「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人の割合
20代の回答では14.4%でした。評価や見られ方を気にして面談で本音を控える人は回答者全体にもいて、20代ではさらに多くなっています。
32.7%
1万人調査
評価や見られ方が気になり本音が話せない人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
回答者全体では31.9%で、ほぼ同じです。評価や見られ方が気になりながら面談をしている人でも、面談が成果につながっていると感じる割合は、全体と同じ程度だということです。
39.6%
1万人調査
上司との面談で「スキルや力の向上」の話をしている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
その話をしていない人では29.7%でした。「スキルや力の向上」の話をしている人は回答者全体の22.2%です。何を伸ばすかの話を上司としている人のほうが、面談の成果を感じています。

1万人調査は、人事評価の結果に落ち込んだかどうかや、評価の高低そのものは尋ねていません。数字は、上司との定期的な面談の困りごとと話題についての回答です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

人事評価で落ち込んだとき、最初の数日は何も決めない

人事評価が思ったより低くて落ち込んだとき、まずおすすめしたいのは、評価を聞いた日とその後の数日に大きなことを決めないことです。「辞める」「もう頑張らない」「上司に言い返す」のどれも、落ち込んでいる最中に決めると、あとで自分の判断ではなかったと感じやすくなります。

落ち込むのは、おかしなことではありません。評価は仕事の結果につけられた点ですが、自分という人間につけられた点のように受け取ってしまいがちだからです。

ただし、眠れない・食欲が落ちる・朝起きられないといった状態が続くときは、一人で抱えないでください。会社の相談窓口や産業医に、早めに相談することをおすすめします。気持ちの落ち込みと体調の変化は、本人には見分けがつきにくいものです。

人事評価で落ち込んだ理由を分けると、次に聞くことが見えてくる

数日たって少し落ち着いたら、何に落ち込んでいるのかを分けてみてください。「評価が低かった」という1つの出来事の中に、違う種類の落ち込みが混ざっています。分けると、上司に聞くことと、自分でできることがはっきりします。

落ち込みの中身上司に聞くこと自分でできること
思っていたより低かったどの仕事を、どの基準で見た評価か自分がどの仕事を根拠に高いと考えていたかを書き出す
理由がわからない次の期に、何がどうなっていればよいか聞いたことを、その日のうちにメモに残す
頑張りが見られていない上司が知らない仕事がないか今期に工夫した点を3つほど書き出す
報われない(昇給や賞与)上司の一存で決まる範囲はどこまでか処遇への反映の仕組みを人事の担当に確認する
この仕事に向いていないのでは上司から見て、できている仕事はどれか向き不向きの判断を、評価1回で決めない

「頑張りが見られていない」と感じるときは、頑張りが足りなかったのではなく、上司に届いていなかった可能性を先に確かめてみてください。上司が知っているのは、自分の目で見た仕事と、報告や相談を受けた仕事だけです。問題なく終えた仕事ほど、上司に伝わっていないことがあります。

評価が気になり本音を控えている人も、面談の成果を全体と同じ程度に感じている

低い評価を受けたあとは、上司と話すのが怖くなり、面談で本音を控えたくなるものです。評価を気にして本音を話せない人は、調査にも表れています。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で困っていること(複数回答)として「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。20代の回答では14.4%です。つまり、評価や見られ方を気にして面談で本音を控える人は、回答者全体でも一定数いて、20代ではさらに多いということです。

KAKEAIの1万人調査では、この困りごとを挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.7%でした。回答者全体の31.9%とほぼ同じです。評価や見られ方が気になりながら面談をしている人でも、面談が成果につながっていると感じる割合は全体と同じ程度だ、という結果です。

評価が気になる状態でも、面談から得られるものはあると言えます。本音をすべて話す必要はありません。評価の理由と、次の期に自分が変えることの2つだけを聞きに行く、と決めて面談に向かうとよいでしょう。

やる気を取り戻すには、次の期に伸ばすことを上司と1つ決める

落ち込みから戻るきっかけとしておすすめしたいのは、評価の点を忘れることでも、悔しさだけで頑張り直すことでもなく、次の期に伸ばすことを上司と1つ決めることです。点は変えられませんが、点の理由を「どの仕事のどこを、どう変えるか」という具体的な話に置き換えることはできます。どの仕事のどこを変えるかは、上司の見方と自分の見方を合わせて決めるものです。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で「スキルや力の向上」の話をしている人は22.2%で、この人たちのうち面談が成果につながっていると感じている人は39.6%でした。その話をしていない人では29.7%です。つまり、何を伸ばすかの話を上司としている人のほうが、面談の成果を感じているということです。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、仕事は成果に対してクリアしなければならないものであると同時に、成長の具体的な材料でもあると考えています。低い評価は、その材料がどこにあるかを示している、と見ることもできます。

以下では、採用の担当として、面接の日程調整と候補者への連絡を担当している人が、上司との面談で話す場面を例にします。

評価の理由を、具体的な仕事で聞く

  • 今回の評価は思っていたより低かったので、正直に言うと落ち込んでいます。理由を、具体的な仕事で教えていただけますか。
  • 面接の日程調整で、私のどの進め方が評価に影響したのかを教えていただけますか。
  • 基準のどの項目で、私はまだ足りないとお考えでしょうか。
  • 今日は、評価の理由を伺うところまでにしたいです。次の期の話は、来週改めてお時間をいただけますか。

上司が知らない仕事を伝える

  • 候補者への連絡は、今期は当日中に返すことを続けていました。この点も、評価の際に見ていただけていたでしょうか。
  • 今期に自分なりに工夫した点を、3つほどお伝えしてもよいでしょうか。評価に入っているかを教えていただきたいです。
  • 日程調整の遅れは、面接官の予定の返事を待っていた時間が大半でした。私からの催促の仕方を変えたいので、ご意見をいただけますか。

次の期に伸ばすことを、1つ決める

  • 次の期に、私が一番先に変えたほうがよいことを、1つ挙げていただけますか。
  • 伸ばしたほうがよい力が複数あるとしても、まずどれから始めるのがよいでしょうか。
  • 来月の面談で、この点がどう見えているかを、もう一度伺ってもよいでしょうか。
  • 課長から見て、今の私にできている仕事はどれでしょうか。そこは次の期も続けたいです。
  • 期の途中で見通しを教えていただけると、期末に驚かずにすみます。月に1回ほど、伺ってよいでしょうか。

上司の側にも事情があります。上司は最終の評価を一人では決められないことが多く、調整の結果を伝える役を引き受けている場合もあります。評価の面談で理由の説明が足りなかったのは、上司に悪意があったからではなく、上司自身も言葉を選びかねていたからかもしれません。改めて時間を取ってもらえば、話せることは増えます。

  • 評価の面談のあと、気持ちの整理に少し時間がかかりました。改めて、次の期のことをご相談したいです。

「評価が低いから頑張らない」「辞める」と考えたとき

評価が低いから頑張らない、と決めたくなる気持ちは自然なものです。ただ、頑張らないことを選んでも、上司が評価の材料にできる仕事は変わりません。上司が知っている仕事が今期と同じままなら、次の評価も同じ材料で決まります。このページでは、評価の点に合わせて手を抜くことを勧めません。変えたいのは頑張る量ではなく、上司に伝わる仕事のほうです。

一方で、悔しさをそのまま力にして、今までと同じやり方で頑張り直すことも、同じく勧めません。何を変えればよいかがわからないまま量を増やすと、次の期末に同じ落ち込みが来ます。

辞めることを考えたときは、評価1回で決めないことをおすすめします。評価の理由を聞き、次の期に伸ばすことを上司と決め、期の途中に見通しを聞くところまでを、まず次の期の間だけ試してみてください。そのうえで判断しても、遅くはありません。試したうえで、上司から理由の説明も次の期の話も出てこないなら、その事実が判断の材料になります。

昇給や賞与への反映は、上司の一存では決まりません。上司に尋ねるより、人事の担当に仕組みを確認したほうが正確にわかります。

  • この評価が今後の昇給や賞与にどう響くのかは、人事に確認したほうがよいでしょうか。
  • 正直なところ、今回の評価で、この仕事が自分に向いているのか迷っています。課長はどうお考えでしょうか。

評価に納得できず、根拠の説明もない場合の相談先や異議申し立ての仕組みは、会社によって違います。就業規則と人事の担当に確認してください。

落ち込みから戻れたかを、どこで見るか

落ち込みから戻れたかどうかは、気分が晴れたかではなく、評価のあとの上司とのやり取りで振り返ってみてください。

  • 評価の点ではなく、点の理由を、具体的な仕事の言葉で説明できるようになったでしょうか。
  • 次の期に伸ばすことが、上司と1つ決まっているでしょうか。
  • 評価の面談のあとも、上司との普段の面談で、以前と同じように相談できているでしょうか。
  • 期の途中で評価の見通しを聞く機会を、二人で決められたでしょうか。

4つのうち、まだ1つも当てはまらないなら、次の面談で評価の理由を聞くことから始めてみてください。落ち込んでいることを正直に伝えたうえで、理由を具体的な仕事で尋ねるとよいでしょう。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

評価の結果に落ち込んだり、面談で涙が出たりして、そのあと上司とどう話せばよいか迷うときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

次の1on1の準備をするとき。

次の1on1で、まず話を聞いてほしいことを、言葉で切り出す前に上司に伝えておけます。

「1on1の準備」で、テーマと期待する対応(話を聞いてほしい、など)を選べます。期待する対応は部下の側から選べ、上司の画面にも表示されます。1on1が始まると、Kakeai AIが冒頭で、準備されたテーマと期待する対応を示します。上司に見せずに気持ちを書いておきたいときは、1on1の前でも、相手のプロフィールの画面や予定・履歴のカードで書ける、ご自身だけに表示される「自分用のメモ」もあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「業務の進捗や進め方」×「報告したい」、「心身の状態」×「話を聞いてほしい」、「人材育成」の3つです。…

気持ちを話した1on1を終えたとき。

うまく言葉にできなかった気持ちを、次の1on1で自分から伝える準備ができます。

履歴のカードの「1on1後のAIアドバイス」に、ご自身向けの「今回よかった点」と「次の1on1や日常へ向けて」が表示されます。その回の実際の場面をもとに書かれ、言い切れずに終わった気持ちがあった回は、次の1on1で自分から添える一言の案が書かれることがあります。上司には別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…ただ、「頭が真っ白になる」という感覚そのものについては、まだ言い切れていないかもしれません。 次回、西村さんのレポートを見せてもらう場面で、「社内の評価の場面だと緊張の種類が違うので、レポートを書きながら少し慣らしていきたいです」と一言添えてみませんか。自分の言葉で伝えておくと、西村さんも見せ方を考えやすくなります。

1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

無料の資料

この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

人事評価が思ったより低くて落ち込んでいます。どうすれば立ち直れますか。

人事評価が思ったより低くて落ち込んだときは、評価を聞いた日と数日は大きなことを決めないでください。落ち着いてから、評価の理由を上司に聞き、次の期に伸ばすことを1つ、一緒に決めてください。点は変えられませんが、点の理由を「どの仕事のどこを、どう変えるか」という具体的な話にすると、次にすることが見えてきます。眠れない、食欲が落ちるといった状態が続くときは、会社の相談窓口や産業医に早めに相談してください。

人事評価が低いから頑張らない、というのはおかしいですか。

人事評価が低いから頑張らない、と考えたくなるのは自然な気持ちです。ただ、手を抜いても、上司が評価の材料にできる仕事は変わらず、次の評価も同じ材料で決まります。変えたいのは頑張る量ではなく、上司に伝わる仕事のほうです。上司が知らない仕事を伝え、次の期に伸ばすことを1つ上司と決めるところから始めることをおすすめします。

人事評価が低くて辞めたいです。すぐに転職を考えたほうがよいですか。

人事評価が低くて辞めたいと感じたときは、評価1回で決めないことをおすすめします。評価の理由を上司に聞き、次の期に伸ばすことを1つ決め、期の途中に見通しを聞くところまでを、まず次の期の間だけ試してみてください。そのうえで判断しても遅くはありません。試したうえで、上司から理由の説明も次の期の話も出てこないなら、その事実が判断の材料になります。体調に出ているときは、判断より先に会社の相談窓口や産業医に相談してください。

人事評価のあとで、上司と話すのが怖いです。何から話せばよいですか。

人事評価のあとで上司と話すのが怖いときは、本音をすべて話そうとせず、「評価の理由」と「次の期に自分が変えること」の2つだけを聞きに行くと決めて面談に向かってください。KAKEAIの1万人調査では、面談で評価や見られ方が気になり本音が話せない人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.7%で、回答者全体の31.9%とほぼ同じです。評価が気になりながら面談をしている人でも、成果の実感は全体と変わりません。

人事評価で報われないと感じるのは、なぜですか。

人事評価で報われないと感じるのは、頑張りが足りなかったからとは限りません。上司が知っているのは、自分の目で見た仕事と、報告や相談を受けた仕事だけなので、問題なく終えた仕事ほど上司に届いていないことがあります。まず、今期に工夫した点を書き出して、評価に入っているかを上司に確認してみてください。昇給や賞与への反映は上司の一存では決まらないので、仕組みは人事の担当に確認するとよいでしょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/low-performance-review-feeling-down

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: