上司の方へそのほかの面談
面談を打診するときの伝え方とメール
先に答え
部下に面談を打診するときは、最初のメールや声かけに3つのことを入れてください。何の話をしたいのか(用件)、その面談で部下に何を求めるのか(意見を聞きたい・状況を知りたい、など)、日時の候補と所要時間です。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごとに「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。定期的な面談でさえ、評価や見られ方を気にする人が一定数いる、ということです。日時は上司の側から候補を2つ出し、合わなければ動かせると書くとよいでしょう。
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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、定期的な面談でさえ、評価や見られ方を気にして本音を控える人が一定数います。会社や上司に言われたから面談をしている人は面談の成果を感じにくく、一方で上司の日程に困っている人は、回答者全体より面談の成果を感じている割合が高くなっています。面談の打診では、用件を書き、理由を上司自身の言葉で添え、日時の候補を上司の側から出すことをおすすめします。
- 9.3%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)として、「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人の割合
- 定期的に行っている面談でも、評価や見られ方を気にして本音を控える人が一定数いる、ということです。面談の前の打診は、この気がかりを増やさない書き方にしたいところです。
- 20.5%
- 1万人調査
- 面談をしている一番の理由として、「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を選んだ人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は12.5%でした。一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人では41.2%です。打診に当てはめると、「会社の決まりなので」だけの文面では、面談が言われたからするものになりやすいと考えられます。
- 24.6%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)として、「上司の時間確保や日程調整」を挙げた人の割合(困りごとの中で最多)
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は44.6%で、回答者全体の31.9%を上回っています。日程の調整は、面談を役立てている人にとっても負担になっている、ということです。
1万人調査は、面談の打診の仕方や、打診のメールを受け取ったときの気持ちは尋ねていません。数字は、定期的な面談についての困りごとと、面談をしている理由を集計したものです。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
面談を打診するときは、 用件・相手に求めること・日時の候補の3つを書く
部下に面談を打診するときは、最初のメールや声かけに3つのことを入れることをおすすめします。何の話をしたいのか(用件)、その面談で部下に何を求めるのか(意見を聞きたい・状況を知りたい・決まったことを伝えたい)、そして日時の候補と所要時間です。「ちょっと時間をもらえますか」とだけ伝える打診は、上司には軽い声かけでも、受け取った部下には何の話か分からない呼び出しになりかねません。
打診の文面に用件を書くと、部下は面談の前に考えを整えておけます。反対に、用件を伏せて呼ぶと、部下は面談の日まで、評価や異動の話ではないかと気を回すことがあります。たとえ悪い話でなくても、何の話か分からないまま過ごす時間は、部下にとって負担です。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。定期的に行っている面談でさえ、評価や見られ方を気にして本音を控える人が一定数いる、ということです。
面談の打診の文面で気をつけること: 理由と日程
打診の文面で気をつけたいのは、面談の理由を会社の決まりに置かないことと、日時の候補を上司の側から出すことの2つです。
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談をしている一番の理由として、会社や組織、上司から実施するように言われているためと答えた人が20.5%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は12.5%です。一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人では41.2%でした。会社や上司に言われたから面談をしている人は、面談の成果を感じにくい傾向があります。面談をしている理由の数字を打診に当てはめると、文面が「会社の決まりで面談をすることになりましたので」だけでは、部下にとって面談は言われたからするものになりやすいと考えられます。会社の決まりで始める面談でも、上司自身が何のために使いたいかを一言添えてください。
KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとの中で最も多く挙げられたのは「上司の時間確保や日程調整」で、24.6%の人が選んでいました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は44.6%で、回答者全体の31.9%を上回っています。つまり、上司の日程に困っている人は、面談そのものには成果を感じている割合が高い、ということです。日程の調整は、面談を役立てている人にとっても負担になっています。その負担を部下に寄せないよう、打診では上司の側から日時の候補を2つ出し、合わなければ動かせると書いてください。
場面ごとの面談の打診の言い方とメールの文面
面談の打診の文面は、場面によって書き分けます。以下の文例は、営業の部署の上司が、お客様の担当をしている部下に打診する場面を想定しています。
| 打診する場面 | 文面に必ず入れること | 避けたい書き方 |
|---|---|---|
| 定例ではない | 用件と、 | 「ご相談があります」だけで |
| 部下の | 気になった | 「最近 |
| 評価の | 今の | 「評価について |
| 定期的な | 何のための | 「会社の |
定例ではない相談をしたいとき
新しい仕事を任せたい、進め方を変えたいといった相談では、まだ決まっていないことと、部下の考えを聞いて決めたいことを打診の時点で書きます。
- 件名:来月からの担当について、30分ご相談したいです
- ○○さん、お疲れさまです。来月から△△社の担当をお願いできないかと考えていて、その相談をしたく、30分お時間をいただけますか。
- まだ決まった話ではなく、○○さんの考えを聞いてから決めたいと思っています。木曜の14時か、金曜の15時はいかがでしょうか。都合が悪ければ、ほかの候補を教えてください。
口頭で打診するときも、同じ3つを入れます。
- ○○さん、来月からの担当について相談したいことがあります。まだ決まっていない話なので、○○さんの考えを聞かせてもらえますか。木曜か金曜の午後に、30分どうでしょう。
部下から「どんな話ですか」と返ってきたら、その場で答えられる範囲を伝えます。面談まで引き延ばさないでください。
- △△社の担当を、○○さんにお願いできないかという相談です。今の仕事との兼ね合いをどう考えるか、○○さんの意見を聞きたいと思っています。
部下の様子が気になるとき
提出物の修正が増えている、会議での発言が減った、といった様子が気になるときは、何を見て気になったのかを書きます。責める話ではないことも、文面に入れてください。
- 件名:少しお話しできる時間をいただけますか
- ○○さん、お疲れさまです。ここ2週間、報告書の修正をお願いする回数が増えているので、仕事の量や進め方で引っかかっていることがないか、一度うかがいたいと思っています。
- 注意をするための面談ではありません。私の側で変えたほうがよいことがあれば、それも聞かせてください。明日の15時か、金曜の10時はどうでしょうか。
体調が気になる場合は、面談の打診で病状を尋ねることはせず、話せる範囲で聞きたいと伝えます。面談で体調の話が出たときは、産業医や人事の担当につなぐことを伝え、上司だけで判断しないようにします。
- 最近、疲れているように見えて気になっています。話せる範囲でかまわないので、明日少し時間をもらえますか。無理に話さなくても大丈夫です。
評価の見通しを伝えたいとき
期の途中で今の時点での評価の考えを伝えたいときは、結果の通知ではなく、上司の考えを共有して部下の見方も聞きたいという打診にします。
- 件名:期の途中ですが、今の時点での私の見方を一度お話ししたいです
- ○○さん、お疲れさまです。期末まで待たずに、○○さんの仕事について今の時点で私が考えていることを、一度お話ししておきたいと思っています。
- 評価の結果が決まった話ではなく、途中の見方を共有して、○○さんの考えも聞きたいという趣旨です。来週の火曜か水曜の午後に、30分いかがでしょうか。
定期的な面談を新しく始めるとき
定期的な面談を新しく始める打診では、会社の方針であっても、上司自身が何のための時間にしたいのかを書き、部下の希望も聞きたいと添えます。
- 件名:月に1回、30分の面談を始めたいと思っています
- ○○さん、お疲れさまです。来月から、月に1回30分、二人で話す時間を取りたいと考えています。会社でも始めることになった面談ですが、私としては、○○さんの仕事を前に進めるための時間に使いたいと思っています。
- 初回は、この時間をどう使いたいか、○○さんの希望も教えてください。第1週の木曜14時を仮に入れますが、合わなければ動かします。
面談の打診で避けたいこと
面談の打診で避けたいのは、部下に不要な気がかりを持たせる書き方と、日程の負担を部下に寄せる書き方です。
- 用件を書かない。「話があります」「時間をください」だけの打診は、何の話か分からない時間を部下が過ごすことになります。1行でよいので用件を書きます。
- 突然、個室に呼ぶ。打診なしに「今、ちょっといいですか」と個室に呼ぶのは、急ぎの用件か、本人が困っていると分かっているときだけにします。
- 「評価について」とだけ書く。結果の通知と受け取られます。途中の見方を共有したいのか、結果を伝えるのかを書き分けます。
- 日時の候補を部下に任せる。「空いている時間を教えてください」だけでは、部下は上司の予定を見て気を使います。候補は上司から出します。
- 断れない形で書く。用件が急ぎでなければ、「都合が悪ければ動かします」「来週でも大丈夫です」と添えるとよいでしょう。
- 本人と話す前に、周りに打診の内容を話す。担当の変更や評価の話を、本人より先に同僚が知る形は避けます。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談は上司と部下の両方が当事者で、どちらかだけに責任を負わせるものではないと考えています。打診は、その面談の最初のやり取りです。用件を伝え、相手の考えを聞きたいと書き、日時を動かせると添える打診は、面談そのものを二人の時間にする入り口になります。
面談の打診がうまくいったかを、 どこで見るか
面談の打診がうまくいったかどうかは、返事の早さではなく、面談の始まり方で振り返ってください。上司と部下の二人で、次の点を見てみましょう。
- 面談の最初に、用件を説明し直すことなく、すぐに本題に入れたでしょうか。
- 打診のメールだけで、部下に何の話かが伝わっていたでしょうか。
- 日時は、部下が上司の予定に気を使わずに決められたでしょうか。
- 面談の終わりに、次に取り組むことと、次に話す日が決まっていたでしょうか。
打診の文面を変えても、部下の反応がすぐに変わるとは限りません。用件を書いた打診を3回ほど続けたあとで、部下に「面談の前に、何の話か分かっていると準備しやすいですか」と尋ね、書き方を二人で直していくとよいでしょう。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
面談の日程の連絡や変更、取りやめのあとに、次の予定や話すことが決まらないまま間が空くときに、上司と部下の1on1なら、Kakeai AI 1on1で次のことができます。
面談の前に、「1on1の準備」で。
日程の連絡とあわせて、 話したいことと相手に期待することを、 面談の前に伝えられます。
日程・テーマ・期待する対応・「この1on1へのメモ」を設定して保存すると、お二人の画面に表示されます。日程やテーマを設定・変更すると、お相手にメールとお知らせが届きます。選ばれたテーマと、部下が選んだ期待する対応は、上司向けの「1on1前のAIアドバイス」にも生かされます。
藤本さんが今日持ち込んでくれたのは「東南アジアの新規開拓リスト」と「スキルや力の向上」の二つです。…
面談の前日と開始5分前、ホームで。
リマインドのメールを別に書かなくても二人それぞれに予定が届き、 次の予定が決まっていないことにも気づけます。
1on1の前日と開始5分前に、メールでお知らせが届きます。次回の1on1が決まっていないときにも、メールでお知らせが届きます。ホームの「この先1週間のポイント」では、Kakeai AI が、ご自身の1on1の予定や次の一歩の期限などから、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。ホームはご自身だけに表示されます。
三浦さんとの1on1は明日6月11日10時に予定されています。
面談が取りやめになったあとに。
面談が流れても、 期限の来た一歩に気づき、 次の面談を待たずに相手に声をかけられます。
予定の日に実施されなかった1on1は「予定・履歴」に「未実施」のカードとして残り、実際に行っていれば「実施済みにする」で変えられます。Kakeai AI 1on1を使わずに行った1on1も、あとから履歴に追加できます。ホームの「この先1週間のポイント」では、期限が近い、または期限を過ぎた次の一歩を Kakeai AI が取り上げることがあります。
林さんが6月25日期限で引き受けた「上海側の要件確認…」が期限を過ぎたまま未完了です。…7月9日の1on1を待たず現状を確認する場を設けてみませんか。
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よくある質問
部下に面談を打診するメールには、 何を書けばよいですか。
部下に面談を打診するメールには、3つのことを書いてください。何の話をしたいのか(用件)、その面談で部下に何を求めるのか(意見を聞きたい・状況を知りたい、など)、日時の候補2つと所要時間です。たとえば「来月からの担当について相談したく、30分お時間をいただけますか。まだ決まった話ではなく、考えを聞いてから決めたいと思っています。木曜14時か金曜15時はいかがでしょうか」のように書きます。
面談の用件を、 打診の時点で部下に伝えないほうがよい場合はありますか。
面談の用件は、打診の時点で部下に伝えることをおすすめします。用件を伏せると、部下は面談の日まで、評価や異動の話ではないかと気を回すことがあります。KAKEAIの1万人調査では、定期的な面談でさえ、「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を困りごとに挙げた人が9.3%いました。人事上の手続きで事前に伝えられない内容がある場合は、就業規則と人事の担当に確認し、話の種類と所要時間だけでも書いてください。
部下の様子が気になるとき、 面談の打診はどう書けばよいですか。
部下の様子が気になるときの面談の打診には、何を見て気になったのか(報告書の修正が増えている、など)と、注意をするための面談ではないことを書いてください。「仕事の量や進め方で引っかかっていることがないか、一度うかがいたいです」のように書くと、部下は責められる面談だと受け取りにくくなります。体調が気になる場合は、打診で病状を尋ねず、話せる範囲で聞きたいと伝えます。体調の話が出たときは、上司だけで判断せず、産業医や人事の担当につなぎます。
会社の方針で定期面談を始めるとき、 部下への打診はどう伝えればよいですか。
会社の方針で定期面談を始めるときも、打診では「会社の方針で始めます」だけで終えず、上司自身が何のための時間にしたいのかと、部下の希望も聞きたいことを書いてください。KAKEAIの1万人調査では、面談をしている一番の理由を、会社や上司から言われているためと答えた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は12.5%でした。「私としては、○○さんの仕事を前に進めるための時間に使いたいです」と一言添えるとよいでしょう。
面談を打診したのに部下から返事がないときは、 どうすればよいですか。
面談を打診して部下から返事がないときは、メールを重ねるより、声をかけて日時を一緒に決めてください。返事がない理由は、忙しくて後回しになっている場合や、用件が分からず返しにくい場合など、人によって異なります。「先日お願いした面談ですが、木曜か金曜で都合はどうですか。合わなければ来週でも大丈夫です」と、動かせることを添えて尋ねるとよいでしょう。用件を書いていなかった場合は、このときに1行で伝えます。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/how-to-propose-a-meeting-to-staff-email
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: