上司の方へそのほかの面談
部下との面談の参考になる本を知りたい
先に答え
合う本は職場や部下によって違うので、部下との面談の参考になる本は、題名や評判より、中身を5つの観点で見て選ぶとよいでしょう。「上司の関わり方を1つに決めていないか」「仕事の話を扱っているか」「面談の前後まで書いているか」「部下の側の見方があるか」「根拠が示されているか」の5つです。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待すること(5つまで選択)に、「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人は59.8%でした。上司の考えや関わりを求めている人が多いということです。読んだやり方は1つずつ試し、部下に感想を尋ねて直していきます。
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KAKEAIの1万人調査では、面談で上司にアドバイスや意見、一緒に考えることを期待する人は多く、聞いてもらうことだけを期待している人は少数でした。また、上司のふるまいに困っている人は、面談の成果を感じにくい傾向があります。調査は本について尋ねたものではありませんが、面談の本は、関わり方を1つに決めず、面談の前後まで扱っているものを選ぶとよいでしょう。
- 59.8%
- 1万人調査
- 面談で上司に期待すること(5つまで選択)に、「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人の割合
- 「話を聞いてほしい」だけを選んだ人は3.2%でした。聞いてもらうことだけを上司に期待している人は少なく、多くの人は上司の考えや関わりも求めているということです。
- 27.3%
- 1万人調査
- 上司のふるまいについての5つの困りごと(以前の会話を覚えていない、約束を守らない など)のどれかを挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は21.1%で、回答者全体の31.9%を下回っています。上司のふるまいに困っている人は、面談の成果を感じにくい傾向があります。
1万人調査は、面談の本や学び方については尋ねていません。上司のふるまいの5つの困りごとは、「上司の対応が期待するものと違う」「上司が以前会話したことを覚えていない」「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」「上司が実施に前向きではない」「上司の話が役に立たない」です。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
部下との面談の参考になる本は、 5つの観点で選ぶ
部下との面談の参考になる本は、題名や評判より、中身が自分の職場で使えるかどうかで選ぶのがおすすめです。面談の本には、進め方の手順を示すものや聞き方・質問の仕方を扱うもの、評価面談を扱うものなど、さまざまな種類があります。合う本は職場や部下によって違うため、ここでは書名は挙げず、選ぶときの5つの観点を紹介します。
| 観点 | 本の中で見ること | 理由 |
|---|---|---|
| 上司の | 「聞き役に | 部下が |
| 仕事の | 仕事の | 面談は、 |
| 面談の | 準備、 | 部下の |
| 部下の | 部下が | 上司と |
| 根拠が | 著者の | 自分の |
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談に万能のやり方はないと考えています。型や手順を守ることは、目的ではありません。本は、正解の手順を覚えるためより、試してみるやり方の候補を増やすために読むとよいでしょう。
以下の発言の例では、製造ラインで段取り替え(作る製品を切り替えるときの準備の作業)の時間を短くする仕事を、部下が進めている場面を使います。
本を選ぶ観点: 上司の関わり方を1つに決めず、 仕事の話を扱っているか
上司の関わり方を「聞く」「教える」のどちらか1つに決めている本より、相手と場面によって関わり方を変える前提で書かれた本のほうが、職場で使いやすいでしょう。
KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待すること(5つまで選択)として、「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人は59.8%でした。「話を聞いてほしい」だけを選んだ人は3.2%です。つまり、聞いてもらうことだけを上司に期待している人は少なく、多くの人は上司の考えや関わりも求めているということです。
KAKEAIは、「上司は話さず、聞き役に徹する」と決めておく助言をおすすめしません。部下の期待は人と回によって異なり、聞くだけで終わる回があってよい一方で、意見や具体的なアドバイスが要る回もあるからです。逆に、上司が毎回答えを示すことを勧める書き方も、1つの型に寄っている点では同じです。傾聴やコーチングの本は、聞き方や問いかけ方を学ぶ本として読み、面談のすべてをその型で進める必要はありません。
- 段取り替えの時間を短くする話は、まず○○さんの案を教えてもらえますか。そのあとで、私の考えもお伝えします。
- 今日は、本で読んだやり方で質問を中心に進めてみました。物足りなければ、次は私の考えも先にお伝えします。
- 今日は私が話しすぎたかもしれません。○○さんの考えも教えてもらえますか。
もう1つ見ておきたいのは、仕事の話の扱い方です。KAKEAIは、面談では仕事の話をしない、進み具合の確認は別の場で、という助言もおすすめしません。面談は、仕事を前に進める時間として正面から使ってよいものです。仕事は、成果に対してクリアしなければならないものであると同時に、成長にとっての具体的な材料でもあります。
本を選ぶ観点: 面談の前後と、 部下の側の見方まで書いているか
聞き方や質問の仕方だけでなく、面談の前の準備や、決めたことを覚えておき、約束を果たすところまで書いている本を選んでください。部下の困りごとには、面談の最中のことだけでなく、面談の前後のことも含まれているからです。
KAKEAIの1万人調査では、上司のふるまいについての5つの困りごと(以前の会話を覚えていない、約束を守らない など)のどれかを挙げた人が27.3%いました。この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は21.1%で、回答者全体の31.9%を下回っています。つまり、上司のふるまいに困っている人は、面談の成果を感じにくい傾向があるということです。5つのうち、以前の会話を覚えていないことや約束を守らないことは、面談の最中の話し方というより、面談の前と後のことです。
- 前回の面談で決めた、段取り替えの手順書の見直しは、その後どうなりましたか。進めにくいところがあれば教えてください。
- 前回お話しした治具の追加の発注は、昨日済ませました。届くのは来週の水曜の予定です。
- 前回の話で私の覚え違いがあったら、遠慮なく言ってください。
また、上司の行動だけを書いた本より、部下が何を感じて何を求めているかも書いている本のほうが、自分の部下と話すときの手がかりになります。上司と部下は、どちらも面談の当事者だからです。
本の種類ごとの使いどころと、 読むときに気をつけること
面談に役立つ本は、種類によって学べることが違います。種類ごとの使いどころと、読むときに気をつけたいことを表にまとめました。
| 本の種類 | 役に立つこと | 読むときに気をつけること |
|---|---|---|
| 1on1や | 面談の | 手順の |
| コーチングの本 | 問いかけ方や、 | 意見や |
| 傾聴や | 相手の | 体調や |
| 評価面談や | 評価の | 評価の |
| フィードバックの本 | 指摘や | 伝えた |
| 調査や | 自分の | 誰に |
本に書かれている数字や事例は、誰に何を尋ねた結果なのか、どんな職場での話なのかを確かめてから使います。著者の経験は参考になりますが、自分の部下と職場に当てはまるかどうかは、試してみないとわかりません。
本で読んだやり方を、 部下との面談で試すときの進め方
本で読んだやり方は、一度にいくつも取り入れず、1つずつ試して、部下に感想を尋ねながら直していくのがおすすめです。新しいやり方を黙って始めるより、試してみたいと伝えておくほうが、部下も戸惑わずに済みます。
- 試すやり方を1つ選び、面談の最初に部下に伝えます。
- 面談の進め方について本を読んで、試してみたいことが1つあります。今日は最初に、○○さんが話したいことと、私に期待することを教えてもらえますか。
- 面談の中で試します。部下にアドバイスを求められたときは、何から始めるかまで具体的に伝えます。
- 手順書の書き方は、私が前の職場でやっていた方法があります。具体的にお話ししてもいいですか。
- 私なら、段取り替えの作業を、ラインを止める前にできるものと、止めないとできないものに分けるところから始めます。
- 面談の終わりに、二人で決めたことを確かめ、進め方について部下に尋ねます。
- 今日決めたのは、段取り替えの手順を1つ減らしてみることと、私が治具の追加を部長に相談することですね。違っていたら言ってください。
- 今日は、いつもと少し進め方を変えてみました。話しやすかったですか。やりにくいところがあれば教えてください。
- 本に書いてあったことを試しているだけなので、合わないと思ったら、そう言ってもらえると助かります。
- 次の面談で、続けるか直すかを二人で決めます。
- 前回試した進め方は、続けたほうがいいですか。合わないと感じたら、元に戻しても大丈夫です。
部下の側から、進め方についての感想が返ってくることもあります。
- (部下から上司へ)最初に話したいことをお伝えする形は、考えを整理しやすかったです。次もこの形でお願いします。
本で読んだやり方が合っていたかを、 どこで振り返るか
本で読んだやり方が合っていたかどうかは、本の評判より、面談のあとに二人の仕事が進んだかどうかを振り返るとわかります。
- 部下が話したいことと上司に期待することを最初に聞けたら、次は、その期待に合わせて関わり方を選びます。
- 意見を求められた回に自分の考えを具体的に伝えられたら、次は、部下がどう受け取ったかも尋ねます。
- 部下が次にすることと上司がすることが決まったら、次の面談は、その続きから話します。
- 試したやり方について部下の感想を聞けたら、続けるか直すかを二人で決めます。
合わなかったやり方は、やめてかまいません。別の本から、次の1つを試してみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
自分の面談の進め方を見直したい、本やシートで学んだことを自分の面談に生かしたいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
一般的なチェック項目ではなく、 自分の実際の面談のよかった場面と次に試すことで、 進め方を見直せます。
Kakeai AI が、その回のよかった場面を、実際の発言を引いて取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。上司と部下のそれぞれに、本人にだけ表示される別の内容です。
…短い問い返しが、加藤さんの本音を引き出した場面です。…
次の面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。
前回試そうと決めたことを、 次の面談の前に思い出してから臨めます。
Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。お二人それぞれに、ご自身向けの別の内容が表示されます。前回の「1on1後のAIアドバイス」で伝えた試すことがあれば、その一つに触れて書かれます。
…前回のふりかえりでお伝えした「営業目線で選ばれた理由を入れてくれたこと、企画側に持っていく価値があると思う」という一言を、今日の冒頭で藤本さんに伝えてみてください。…
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よくある質問
部下との1on1の参考になる本を選ぶとき、 何を見ればよいですか。
部下との1on1の参考になる本を選ぶときは、題名や評判より中身を見ます。上司の関わり方を「聞く」「教える」の1つに決めていないか、仕事の話を面談で扱うものとして書いているかを見ましょう。あわせて、準備や約束を果たすところまで書いているかや、部下の側の見方があるか、根拠が誰に何を尋ねた結果かを見ると選びやすくなります。
コーチングの本は、 部下との面談に役立ちますか。
コーチングの本は、問いかけ方や、相手の考えを引き出す聞き方を学ぶのに役立ちます。ただし、面談のすべてを問いかけだけで進める必要はありません。部下が意見や具体的なアドバイスを求めている回に、質問だけで返すと、期待と違う対応になることがあります。問いかけは、部下が自分の考えを整理したいときに使う方法の1つとして取り入れるとよいでしょう。
傾聴の本を読んだら、 面談では聞くことに徹したほうがよいですか。
傾聴の本で学んだ聞き方は役に立ちますが、面談で聞くことに徹する必要はありません。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待すること(5つまで選択)に、「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人は59.8%でした。「話を聞いてほしい」だけを選んだ人は3.2%です。聞くだけで終わる回があってよい一方で、上司の考えが要る回もあります。
面談の本で読んだやり方を、 部下に試してもよいですか。
面談の本で読んだやり方は、部下に伝えたうえで試してかまいません。一度にいくつも取り入れず、1つずつ試し、面談の終わりに「今日は進め方を変えてみました。話しやすかったですか」と部下に尋ねます。次の面談で、続けるか直すかを二人で決めます。合わなかったやり方は、やめてかまいません。
本を読んでも面談がうまくいかないときは、 どうすればよいですか。
本を読んでも面談がうまくいかないときは、本のやり方が自分の部下や職場に合っていないことも考えられます。面談に万能のやり方はないので、部下に、面談で話したいことと上司に期待することを直接尋ねてみてください。そのうえで、面談の終わりに次にすることが決まっていたか、前回決めたことの続きから話せたかを振り返り、やり方を1つずつ直していきます。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/how-to-choose-books-for-staff-meetings
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: