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フィードバックとコーチングの違い

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

フィードバックは、部下の仕事について上司が見た事実と自分の考えを伝えることです。コーチングは、上司が問いかけることで、部下が自分で答えを出すのを支えることです。どちらか一方に決めるのではなく、その回に部下が上司に何を期待しているのかに合わせて使い分けることをおすすめします。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に最も期待することとして「その時々によって違う」を選んだ人が、20.9%で最多でした。問いかけだけで終わる回があってもかまいませんが、「上司は答えを言わない」と先に決めておくことは、おすすめしません。

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1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することは1つに集中せず、最も多く選ばれる期待もテーマによって違っていました。KAKEAIの1万人調査では、「上司の対応が期待するものと違う」を面談の困りごとに挙げた人は、面談が成果につながっていると感じている割合が、回答者全体より低くなっています。フィードバックかコーチングかを先に決めるのではなく、その回に部下が何を期待しているのかを知ったうえで選ぶことをおすすめします。

19.4%
Kakeai AI 1on1 利用データ
部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することのうち、「一緒に考えてほしい」の割合
6つの選択肢の中で最も多く選ばれました。「意見を聞きたい」は18.9%、「具体的なアドバイスがほしい」は15.1%、「話を聞いてほしい」は11.7%で、上司に期待することは1つに集中していません。
19.2%
Kakeai AI 1on1 利用データ
「スキルや力の向上」のテーマのうち、部下が「具体的なアドバイスがほしい」を選んでいた割合
「その他」を除くと、このテーマで最も多く選ばれた期待です。「業務の進捗や進め方」のテーマでは、同じく「その他」を除くと、「一緒に考えてほしい」の17.0%が最多でした。最も多く選ばれる期待は、テーマによって違います。
23.4%
1万人調査
「上司の対応が期待するものと違う」を面談の困りごとに挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
面談が成果につながっていると感じている人は、回答者全体では31.9%で、この困りごとを挙げた人のほうが低くなっています。なお、この困りごとを挙げた人は、回答者の12.9%です。

1万人調査も利用データも、フィードバックやコーチングについて直接調べたものではありません。上司に期待することの選択肢をこの2つに当てはめた箇所は、このページの考えです。テーマごとの割合は、上司に期待することが選ばれていなかった分も含めた、そのテーマ全体に対する割合です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

フィードバックとコーチングの違いは、上司が伝えるか、問いかけるか

フィードバックとは、部下の仕事について、上司が見た事実と自分の考えを本人に伝えることです。コーチングとは、上司が問いかけることで、部下が考えを言葉にし、自分で答えを出すのを支えることです。2つは、話のもとになる情報をどちらが持っているかという点でも異なります。フィードバックでは上司が見た事実が、コーチングでは部下自身の考えや希望が、話のもとになります。

比べる点フィードバックコーチング
上司がすること見た事実と自分の考えを伝える問いかけて、部下の考えを聞く
話のもとになる情報上司が持っている(見た場面、お客様の反応、判断の基準)部下が持っている(どうしたいのか、何に迷っているのか)
主に話す人上司部下
向いている話部下からは見えにくいことについての話部下が自分で決める話、既に案がある話
かかる時間比較的短い部下が考えを言葉にする分、長くなる
合わない場面で使うと上司が話して終わり、次に何を変えるのかが決まらない質問が続くだけで、答えが出ないまま面談が終わる
最初の一言の例「気づいたことを1つ、お伝えしてもいいですか。」「○○さんは、どうしたいと考えていますか。」

フィードバックもコーチングも、上司と部下の定期的な面談(1on1、1on1ミーティングとも呼ばれます)だけでなく、評価面談や席での短い相談でも使えます。どちらか一方を選んで身につける技術というより、1回の面談の中で使い分ける2つの方法だと考えるとよいでしょう。

どちらか一方だけで面談を進めると、うまくいかない場面が出てきます。たとえば、お客様への返信が遅れているときに、上司が「どうすれば早くなると思いますか」と尋ね続けたとします。効率のよい進め方を部下がまだ知らなければ、答えは出てきません。反対に、返信の順番を変える案を部下が考えてきたのに、上司が自分のやり方を話し続けると、部下は案を話せないまま面談を終えることになります。問いかけすぎても、話しすぎても、部下の期待には応えられません。

フィードバックとコーチングは、その回の部下の期待に合わせて使い分ける

フィードバックとコーチングは、部下の性格や経験年数ではなく、その回に部下が上司に何を期待しているのかに合わせて使い分けることをおすすめします。上司に期待することは、テーマによっても回によっても変わるからです。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することのうち、「一緒に考えてほしい」が19.4%で最多でした。「意見を聞きたい」は18.9%、「具体的なアドバイスがほしい」は15.1%、「話を聞いてほしい」は11.7%です。最も多いものでも19.4%で、選ばれる期待は分かれています。

「意見を聞きたい」と「具体的なアドバイスがほしい」は、上司の考えを知りたいという期待で、フィードバックが向いていると言えます。一方、「一緒に考えてほしい」という期待には、問いかけるだけでも、伝えるだけでも応えられません。問いかけるだけでは考えるのが部下一人になり、伝えるだけでは考えるのが上司一人になるからです。

KAKEAIの1万人調査でも、面談で上司に最も期待することを1つ選んでもらったところ、最も多かった回答は「その時々によって違う」の20.9%でした。「具体的なアドバイスがほしい」は18.3%、「意見を聞きたい」は14.1%、「一緒に考えてほしい」は13.2%、「話を聞いてほしい」は7.9%です。調査でも利用データでも、上司に期待することは1つに集中していません。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、フィードバックとコーチングは、その回に部下が上司に期待することに合わせて使い分けるものだと考えています。「この人にはコーチング」と相手ごとに決めてしまうと、同じ相手でも、期待と合わない回が出てきます。

Kakeai AI 1on1の利用データでは、最も多く選ばれる期待が、1on1のテーマによっても違っていました。「スキルや力の向上」のテーマでは「具体的なアドバイスがほしい」が、「プライベート」のテーマでは「話を聞いてほしい」が最多です(「その他」を除いた順位)。

テーマごとの違いをもとに、使い分けの目安を表にまとめました。あくまで目安ですので、相手に合わせて変えてください。表の中の割合は、同じ利用データで、そのテーマのうち部下がその期待を選んでいた割合です。

その回の話と、部下が上司に期待すること主に使うもの上司の最初の一言
具体的なアドバイスがほしい(「スキルや力の向上」のテーマの19.2%)フィードバック。見た事実と、何をどこから変えるとよいかを具体的に伝える「先週の返信を読んで、気づいたことが1つあります。」
上司の意見を聞きたい(「会社や部署の方針」のテーマの27.1%)フィードバック。先に部下自身の考えを尋ねてから、上司の意見を具体的に伝える「私の意見もお話しします。その前に、○○さんの考えを聞かせてもらえますか。」
一緒に考えてほしい(「業務の進捗や進め方」のテーマの17.0%)両方。何に困っていて、どうしたいのかを聞き、上司の考えも出しながら一緒に考える「どのあたりで困っていますか。○○さんとしては、どうしたいですか。」
部下が自分で決める話(「今後のキャリア」のテーマでは、「意見を聞きたい」が16.6%、「一緒に考えてほしい」が16.4%)コーチングの問いかけで希望を聞き、上司から見えていることも伝える「この先、どんな仕事を増やしていきたいですか。」
話を聞いてほしい(「プライベート」のテーマの21.8%、「心身の状態」のテーマの17.4%)どちらも使わず、まず話を聞く「まずは、ゆっくり聞かせてください。」
上司から改善をお願いしたいことがある(部下の期待とは別に切り出す話)フィードバック。質問の形にせず、率直に伝える「今日は1つ、お願いしたいことがあります。」

テーマは、部下の期待を推し量る手がかりにすぎません。実際にどちらを使うかは、面談の最初に本人に期待を尋ねてから決めるのが確実です。

  • 今日の話は、私の意見もお伝えしたほうがいいですか。それとも、先に○○さんの考えを聞きましょうか。
  • 今日は、具体的なアドバイスがほしい、一緒に考えてほしい、まず話を聞いてほしい、のどれに近いですか。

Kakeai AI 1on1の利用データでは、「業務の進捗や進め方」のテーマの22.2%、「心身の状態」のテーマの40.9%で、上司に期待することが選ばれていませんでした。上司に何を期待するのかが、1on1の前には決まっていない回もあると考えられます。尋ねても部下がすぐには答えにくそうなときは、表を目安に話し始め、途中でもう一度尋ねてみてください。

  • 状況はよくわかりました。このあとは、私の考えをお話ししましょうか。それとも、もう少し考えを整理してからにしましょうか。

フィードバックとコーチングを、1回の面談の中で切り替える言い方

フィードバックとコーチングは、1回の面談の中で何度切り替えてもかまいません。切り替えるときは、「ここからは、私の考えをお話しします」と一言添えるとよいでしょう。今はどちらが考えを話す時間なのかが、部下にも伝わります。

問いかけから始めて、上司の考えを伝える(仕事の進め方の話)

お客様からの問い合わせへの返信がたまっているときの例です。

  • 問い合わせの返信が、たまってきているようですね。どのあたりに時間がかかっていますか。
  • ○○さん自身は、どこを変えると早くなりそうだと感じていますか。
  • よくわかりました。ここからは、私の考えをお話ししてもいいですか。
  • 技術の担当者への確認を待つ間に、返信が止まっているように思います。確認の要らない問い合わせを先に分ければ、その分は当日中に返せるのではないでしょうか。
  • 私の考えと違うところがあれば、遠慮なく言ってください。
  • では、明日からまず何を試してみましょうか。

伝えることから始めて、問いかけで終える(スキルの話、改善をお願いしたいことがある回)

上司が気づいたことは、先に部下に伝えます。そのあとで部下の考えや事情を尋ねると、次に何を変えるのかを二人で決めやすくなります。

  • 先週の返信を3件読みました。気づいたことを1つ、お伝えしてもいいですか。
  • 3件とも、お客様の質問への答えが、文面の最後のほうに書かれていました。最初の1行に答えがあると、お客様も知りたいことがすぐにわかると思います。
  • 答えをあとに書いたのには、何か理由がありましたか。よければ教えてください。
  • 次の返信から、答えを1行目に書いてみませんか。書きにくい問い合わせがあれば、一緒に考えましょう。

部下が自分で決める話(2つの案で迷っているとき、今後のキャリア)

部下が自分で決める話では、問いかけから始めます。そのあとで、上司から見えていることも伝えましょう。自分の仕事ぶりが周りからどう見えているのかは、本人にはわかりにくいからです。

  • A案とB案の、どのあたりで迷っていますか。
  • 決めるために、足りないものはありますか。情報でも時間でも、私の判断でも、何でも言ってください。
  • 私から見えていることも、お伝えしますね。○○さんは、込み入った問い合わせを整理して返信するのが、とても速いと思います。
  • 来月から、問い合わせの振り分けをお願いしたいと考えています。○○さんは、どう思いますか。

問いかけの途中で、部下から「課長はどう思いますか」と聞かれたとき

部下の考えを既に聞いているなら、質問で返さずに、自分の意見を具体的に答えましょう。まだ聞いていなければ、先に部下の考えを尋ねてから答えます。

  • 私なら、確認の要らない問い合わせから先に返信します。お客様をお待たせする時間が、一番短くなるからです。
  • これは私の考えです。○○さんから見て、引っかかるところはありますか。

伝えている途中で、上司ばかりが話していると気づいたとき

話しすぎたと気づいたら、それを認めて、部下の話を聞く側に回ります。

  • すみません、私ばかり話してしまいました。私の理解が違っていたら、教えてください。
  • 言いにくければ、「そこは少し違います」の一言だけでもかまいません。

月末で15分しか取れない週

時間が限られている週は、フィードバックを1つに絞り、質問も1つだけにするとよいでしょう。

  • 今日は15分しかないので、私から1つお伝えして、○○さんに1つ質問させてください。

体調や私生活の話が出たとき

体調や私生活の話では、フィードバックもコーチングも使わず、まず話を聞きます。体調不良の原因や病名を、上司が判断してはいけません。受診や休養に関わることは、産業医や人事の担当者に相談しましょう。

  • 話してくれて、ありがとうございます。まずは、ゆっくり聞かせてください。
  • 仕事の面で、私が知っておいたほうがよいことや、手伝えることがあれば、教えてください。

フィードバックとコーチングの使い分けで、避けたほうがよいこと

フィードバックとコーチングの使い分けで最も避けたいのは、部下の話や期待を知る前に、どちらか一方に決めてしまうことです。

KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごととして「上司の対応が期待するものと違う」を挙げた人が12.9%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は23.4%です。回答者全体の31.9%より、低い割合でした。

意見がほしい回に質問を返されることも、考えを整理したい回に答えを言われることも、部下にとっては期待と違う対応です。避けたいことを、4つ挙げます。

  • 「コーチングでは、上司は答えを言わない」と決めておくこと。「上司は教えずに、質問を通じて部下の気づきを促す」という助言がありますが、KAKEAIは、どの回もそうすると先に決めておくことをおすすめしません。問いかけだけで終わる回があってもかまいません。ただ、答えを言わないと決めてしまうと、上司だけが知っている情報が、部下に伝わらない回が出てきます。部下が上司の考えを求めている回では、問いかけのあとに上司の考えも伝えてください。
  • 答えを決めているのに、質問の形で伝えること。「この返信、どう思いますか」と尋ね、部下が上司の考える答えにたどり着くまで質問を重ねる進め方です。上司が答えを持っていると気づくと、部下は自分の考えを話すよりも、上司の答えを探すことに気を取られがちです。伝えにくいことを質問に置き換えても、何を変えればよいのかは伝わりません。改善をお願いしたいことが決まっているなら、フィードバックとして率直に伝えましょう。
  • 経験年数や年代で、「この人にはコーチング」と決めること。「経験の浅い人には教え、経験のある人には問いかける」という助言があります。1万人調査では、20代の回答者のうち、面談で上司に最も期待することとして「具体的なアドバイスがほしい」を選んだ人は25.7%でした。50代の回答者では14.8%です。20代のほうが高いものの、その20代でも、アドバイス以外を選んだ人のほうが多くなっています。経験年数や年代は目安にとどめ、その回の期待は本人に尋ねてみてください。
  • フィードバックを、伝えたままで終えること。「わかりました」と返事があっても、次に何を変えるのかまでは決まっていないことがあります。「次に同じ場面が来たら、どこから変えてみましょうか」と一言尋ね、次の行動を二人で話し合いましょう。

フィードバックとコーチングの使い分けが合っていたかを、どう振り返るか

使い分けが合っていたかどうかは、面談の終わりのやり取りと、その後の回の様子からわかります。次の3つの点から、二人の時間を振り返ってみてください。

  • フィードバックの回でもコーチングの回でも、面談の終わりに、次に取り組むことが部下自身の言葉になっていましたか。
  • 面談の終わりに、その日の進め方が合っていたかどうかを、部下に尋ねましたか。「今日は意見がほしかったです」という答えが返ってきたら、次の回に生かせます。
  • 何回か続けるうちに、「今日は意見をください」「今日は、まず聞いてください」と、部下のほうから先に伝えてくれる回が出てきましたか。
  • 今日は、私の考えを多めにお話ししました。○○さんにとって、それでよかったでしょうか。
  • 次回は、先に○○さんの考えを聞くところから始めましょうか。

KAKEAIの1万人調査では、面談がそのあとの行動につながっているかも尋ねています。「ほぼ毎回そうなっている」と答えた人の56.7%が、面談が成果につながっていると感じていました。「半分くらいの回でそうなっている」と答えた人では15.7%です。面談が行動につながる回が多い人のほうが、成果を感じている割合が高くなっています。

使い分けを振り返るときは、伝え方や質問のうまさよりも、面談のあとに仕事がどう前に進んだのかに目を向けることをおすすめします。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

その回に部下が上司に何を期待しているのかがわからないまま面談を始めてしまう、という困りごとに対して、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の前

  • テーマと期待する対応の選択

    1on1の前に、その回に話したいテーマと、上司にどうしてほしいか(期待する対応)を、部下の側から選べます。設定によっては、上司の側からもテーマを選べます。選んだ内容は、お二人の画面に表示されます。

  • 伝えたいことの切り出し方やポイントアドバイス

    部下に切り出したいことを「メンバーに伝えたいこと」の欄に入力して保存すると、「1on1前のAIアドバイス」が、その内容を踏まえて書き直されます。入力した内容は、部下の画面には表示されません。

1on1の実施中

  • 発話割合表示

    文字起こしを使っていると、1on1の最中に、お二人が話した割合が「発話割合」として表示されます。お二人に同じ内容が表示されます。

  • 次の一歩の候補を会話から抽出・決定ガイド

    会話の中から次の一歩の候補が生まれると、Kakeai AIが候補として表示します。お二人のどちらからも「決定する」をクリックして決められます。決めた一歩は、「MOVE」の画面に追加されます。

1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上

よくある質問

フィードバックとコーチングは、何が違いますか。

フィードバックは、部下の仕事について上司が見た事実と自分の考えを伝えることです。コーチングは、上司が問いかけることで、部下が自分で答えを出すのを支えることです。話のもとになる情報を、フィードバックでは上司が、コーチングでは部下が持っている点も異なります。どちらか一方に決めるのではなく、その回の部下の期待に合わせて2つを使い分けることをおすすめします。

部下の育成には、フィードバックとコーチングのどちらが効果的ですか。

部下の育成に、フィードバックとコーチングのどちらか一方が常に効果的だとは言えません。KAKEAIの1万人調査では、「上司の対応が期待するものと違う」を面談の困りごとに挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は23.4%でした。回答者全体の31.9%を下回っています。どちらを使うかは、その回に部下が何を期待しているのかを尋ねてから決めるとよいでしょう。

コーチングでは、上司は答えやアドバイスを言わないほうがよいですか。

コーチングの途中でも、上司が答えやアドバイスを伝えてかまいません。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に最も期待することとして、「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のいずれかを選んだ人が、合わせて45.6%いました。問いかけのあとに「ここからは、私の考えをお話しします」と一言添えてから伝えましょう。

ティーチングとフィードバックとコーチングは、どう使い分けますか。

ティーチングは、部下がまだ知らない知識ややり方を教えることです。フィードバックは、部下の仕事について上司が見た事実と考えを伝えること、コーチングは、上司が問いかけることで部下が自分で答えを出すのを支えることです。部下が知らないことは教え、部下からは見えていないことは伝え、部下が自分で決めることは問いかける、と使い分けるとよいでしょう。

1on1では、フィードバックとコーチングのどちらを中心にすればよいですか。

1on1では、フィードバックとコーチングのどちらを中心にするかを先に決めず、回ごとに選ぶことをおすすめします。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に最も期待することとして「その時々によって違う」を選んだ人が、20.9%で最多でした。1on1の最初に「今日は、私の意見もお伝えしたほうがいいですか」と尋ねてみるのも1つの方法です。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/feedback-vs-coaching-difference

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: