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面談で無言になってしまうとき、どうすればよいか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

面談で無言になってしまったときは、気の利いた言葉を探すより、なぜ黙っているのかを一言で相手に伝えてください。「少し考えています」「うまく言葉にできていません」「言ってよいか迷っています」のような一言で十分です。無言は上司の側にも部下の側にも起きるもので、伝え方は同じです。大事なのは、無言をなくすことより、無言のあとに話を続けることです。続けるために、質問を小さくするか次回に持ち越すかを、二人で選んでください。

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面談の困りごとに「話す内容・話題を考えることの負担」を挙げた人でも、面談が成果につながっていると感じる割合は、回答者全体とほぼ同じでした。何を話すかに困っていても、面談の成果を感じている人は全体と同じくらいいる、ということです。また、上司に期待することが回によって変わる人は少なくありません。その回の期待を面談の最初に伝えておくと、上司は聞き方を選びやすくなるでしょう。

17.4%
1万人調査
面談の困りごと(複数回答)として、「話す内容・話題を考えることの負担」を挙げた人の割合
15の困りごとの中で3番目に多い答えです。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は30.7%で、回答者全体の31.9%とほぼ同じでした。何を話すかに困っていても、面談の成果を感じている人の割合は、全体と同じくらいだということです。
28.7%
1万人調査
面談で上司に期待すること(5つまで選択)として、「その時々によって違う」を選んだ人の割合
上司に期待することが回によって変わる人は、少なくありません。その回に何を期待しているかを面談の最初に一言伝えておくと、上司が聞き方を選びやすくなるでしょう。

調査は、面談で無言になったことがあるかどうかは尋ねていません。「話す内容・話題を考えることの負担」は、面談の困りごとの選択肢の1つです。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

面談で無言になってしまうのは、珍しいことではない

面談で無言になってしまったときに最初にすることは、気の利いた言葉を探すことではなく、なぜ黙っているのかを一言で相手に伝えることです。無言は、上司の側にも部下の側にも起きます。どちらが無言になっても、伝え方は同じです。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として「話す内容・話題を考えることの負担」を挙げた人が17.4%いました。15の困りごとの中で、3番目に多い答えです。この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は30.7%で、回答者全体の31.9%とほぼ同じでした。つまり、何を話すかに困っている人は少なくありませんが、その人たちも回答者全体と同じくらいの割合で、面談が成果につながっていると感じています。

面談で無言になることそのものは、調査では尋ねていません。黙ってしまう時間があっても、そのあとに話が続けば、面談は前に進められます。

黙っている理由は、外からは同じに見えても、本人の中では4つほどに分かれます。黙っている側が、どれに近いかを一言で伝えると、相手は次の言葉を選びやすくなります。

黙っている理由本人の中で起きていること黙っている側から言える一言
考えている答えはあるが、まだ言葉にまとまっていない「少し考えています。もう少し時間をください」
言葉が見つからない感じていることはあるが、どう言えばよいか分からない「うまく言葉にできていません。思いついたところから話してもいいですか」
言ってよいか迷っている言いたいことはあるが、言うべきか判断できない「言ってよいか迷っていることがあります」
質問の意味が分からない何を聞かれているのかがつかめていない「今の質問は、こういうことでしょうか」

部下が面談で無言になってしまうときの最初の一言

部下が面談で無言になってしまったときは、答えを急いで作らず、なぜ黙っているのかを上司に伝えるところから始めてください。上司は、部下が考えているのか、困っているのかを、見ただけでは区別しにくいものです。

以下では、新しい取引先との契約書の確認を任されている部下が、上司から「契約書の確認はどんな感じですか」と尋ねられて言葉が出てこなくなった場面を例にします。

  • すみません、少し考えています。どこから話すか、整理させてください。
  • うまく言葉にできていないのですが、契約書の確認で、引っかかっている箇所が1つあります。思いついたところから話してもいいですか。
  • 「どんな感じか」というのは、進み具合のことでしょうか。それとも、難しいと感じている点のことでしょうか。

言ってよいか迷っていることがあるときは、中身を言う前に、迷っていること自体を伝えてかまいません。言うかどうかは、そのあとで決められます。

  • 1つ、言ってよいか迷っていることがあります。契約書の支払い条件について、前の担当者の方の確認漏れかもしれないと思っている点です。
  • 私の確認不足かもしれないので、先に課長の見方を伺ってから話してもいいですか。

面談の最初から無言になりそうなときは、今日話したいことと、上司に期待することを先に言葉にするのがおすすめです。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で上司に期待すること(5つまで選択)として、「その時々によって違う」を選んだ人が28.7%いました。つまり、上司に期待することが回によって変わる人は、少なくありません。その回の期待を一言伝えておくと、上司は聞き方を選びやすくなるでしょう。

  • 今日は、契約書の確認で迷っている点を一緒に考えていただきたいです。
  • 今日は、特に相談したいことはありません。進み具合を報告しますので、気になる点があれば教えていただきたいです。
  • 今日は、私から話したいことがうまくまとまっていません。課長のほうから、気になっていることを聞かせていただけますか。

上司が面談で無言になってしまうときの最初の一言

上司も、面談で無言になることがあります。部下の話が重かったとき、すぐに答えが出ないとき、部下が黙ったあとに何を言えばよいか分からないときです。上司の無言も、部下にはただの沈黙に見えるので、同じように一言で伝えてください。

すぐに答えが出ないときは、考えていることを伝えます。上司がその場で答えを持っていないことは、部下に伝えてよいことです。

  • 今の話は、すぐには答えが出ません。少し考える時間をもらえますか。
  • 契約書の支払い条件については、私も判断に迷います。この面談の中で結論を出さず、金曜までに調べてお伝えしてもいいですか。

部下の話が重く、何を言えばよいか分からないときは、受け止めたことだけを先に伝えます。

  • 話してくれて、ありがとうございます。すぐに何か言えなくて、少し黙ってしまいました。
  • 私の理解が違っていたら教えてください。前の担当者の方から引き継いだ時点で、支払い条件の確認が抜けていたかもしれない、という話ですね。

部下が黙ったあとに上司が黙ってしまうときは、待つか、話すかを部下に尋ねるのが1つの方法です。

  • 考えている途中なら待ちます。私から先に話したほうがよければ、そう言ってください。
  • 質問が大きすぎたかもしれません。契約書の中で、一番気になっている1か所だけ教えてもらえますか。

二人とも無言になり、沈黙が続いたときの進め方

二人とも無言になって沈黙が続いたときは、どちらから話しはじめてもかまいません。ひと呼吸おいても続くなら、気づいた側から、今何を考えているかを一言伝えるとよいでしょう。

沈黙を破ったあとは、質問を小さくするか、次回に持ち越すかを選びます。その場で答えが出ないことは、面談の失敗ではありません。

  • 今日は答えが出なくても大丈夫です。次の面談までに、お互いに考えてきませんか。
  • 大きな質問になってしまったので、小さくします。契約書の確認で、今週中に終わりそうな部分と、終わらなさそうな部分はどこですか。

部下の側からも、持ち越しを提案してかまいません。

  • 今日は考えがまとまらないので、次の面談までに整理してきてもよいでしょうか。
  • 今日は結論を出さず、迷っている点を聞いていただくだけでもよいでしょうか。

無言になったときの対応を、「上司は必ず待つ」「上司が必ず話す」のように1つに決めておくことを、KAKEAIはおすすめしません。考えている無言には待つことが合い、質問の意味が分からない無言には言い換えることが合います。なぜ黙っているのかが分かる前に対応を決めると、合わない回が出てきます。

面談で無言になってしまうときに、避けたいこと

面談で無言になったときに避けたいのは、無言を相手か自分のどちらかの問題だと決めつけることと、無言のまま何も決めずに終えることです。

  • 無言を相手の問題として受け取る。上司が「何も考えていないのか」と受け取ったり、部下が「上司が困っている」と受け取ったりすると、話の続きが出てきにくくなります。何を考えているのかを尋ねると、話を続けやすくなります。
  • 無言を自分の欠点として受け取る。面談で何を話せばよいか困ることは、珍しいことではありません。「自分は面談が苦手だ」と決めつける必要はありません。
  • 質問を重ねて無言を埋める。上司が次々に質問を足すと、部下はどれに答えればよいか分からなくなり、無言が長くなりがちです。1つの質問を小さくするほうが、答えやすくなります。
  • 「はい」「大丈夫です」でその場をしのぐ。部下がその場をしのぐ返事をすると、迷っていたことは次回に残ります。「言ってよいか迷っています」と一言伝えるほうが、迷っていることを二人で扱いやすくなります。
  • 無言のまま時間が来て、何も決めずに終える。答えが出なくても、次の面談までに何を考えてくるかは決められます。

無言になった面談を振り返り、次に生かす3つのこと

無言になった面談がうまくいったかどうかは、無言がなかったかではなく、無言のあとに二人の話が続いたかで振り返ります。振り返ったあとに次にすることを、3つ挙げます。

  • 黙ってしまったときに、どちらかが「少し考えています」のように今の状態を伝えられたら、次の面談でも、その一言から話を続けます。
  • 無言のあとに質問を小さくしたり次回に持ち越したりして話が続いたら、どちらのやり方が合っていたかを、二人で覚えておくとよいでしょう。
  • 次の面談までにそれぞれが考えてくることが決まったら、次の面談は、その話から始めます。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、そのあとの行動で見るものだと考えています。無言が続いた面談でも、次に何を考え、何をするかが決まっていれば、その面談は役に立ったと考えてよいでしょう。無言になった回は、二人の話し方を見直すきっかけとして使ってみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

面談の冒頭で何から話せばよいか決まらない、途中で話が止まって無言になる、自分の聞き方や返し方がこれでよいか分からないというときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。

冒頭の挨拶のあとに何を言うかを、面談の前に自分の言葉で用意しておけます。

Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。お二人それぞれに、ご自身向けの別の内容が表示されます。部下の画面には、上司に最初に伝える一言の案が書かれることもあります。実施中も、右の列の「AI事前アドバイスを見る」から同じ内容を開けます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

今日は業務の進捗や進め方について話したいと思っています。まず話を聞いてもらえますか

話が止まったとき、実施中の画面で。

話が途切れたときに、二人が準備したのにまだ話していない話題へ戻るきっかけができます。

右の列の下の球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)か、下のバーの「サイコロをふる」をクリックすると、Kakeai AI が、事前に選ばれたテーマや前回までの話、その日の会話を踏まえて、話題を1つ提案します。準備されたのにまだ話していないテーマに触れることを勧めることもあります。お二人の画面に同じものが表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

事前テーマに「今後のキャリア」(期待する対応:「話を聞いてほしい」)が挙がっています。今日の会話では競合比較の話が進みましたが、このテーマはまだ触れていません。今日のうちに少し時間を取って、今どんなことを考えているか聞かせてもらえますか?…

面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。

自分の問いかけや返し方を、次の面談の前に、一言の単位で見直せます。

Kakeai AI が、その回のよかった場面を、実際の発言を引いて取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。上司と部下のそれぞれに、本人にだけ表示される別の内容です。話が深まらずに終わった大事な場面があれば、ご自身の言葉の言い換えの例を添えることもあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

次回、同じ場面に戻るとしたら、「大丈夫」の一言で終わらせず、「月曜の午前が取られると、週の動き出しはどう変わってる?」のように、具体の場面を一つ挙げて聞いてみると、小野寺さんが答えやすくなるかもしれません。

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よくある質問

上司との面談で無言になってしまいます。どうすればよいですか。

上司との面談で無言になってしまったときは、答えを急いで作らず、「少し考えています」「うまく言葉にできていません」のように、なぜ黙っているのかを一言で上司に伝えてください。上司は、部下が考えているのか困っているのかを、見ただけでは区別しにくいものです。面談の最初に、今日話したいことと上司に期待することを一言伝えておくと、無言になりにくいでしょう。考えがまとまらないときは、次の面談までに整理してくると伝えてもかまいません。

部下が面談で無言になったとき、上司は待つべきですか、話すべきですか。

部下が面談で無言になったとき、待つか話すかは、黙っている理由によって変わります。考えている無言には待つことが合い、質問の意味が分からない無言には言い換えることが合います。理由は外からは分かりにくいので、「考えている途中なら待ちます。私から先に話したほうがよければ、そう言ってください」と尋ねるのが1つの方法です。KAKEAIは、無言への対応を「必ず待つ」「必ず話す」のように1つに決めておくことをおすすめしません。

面談で沈黙が続くのは、上司と部下の関係が悪いからですか。

面談で沈黙が続く理由が上司と部下の関係にあるかどうかは、KAKEAIの1万人調査でも尋ねておらず、数字からは分かりません。沈黙には「考えている」「言葉が見つからない」「言ってよいか迷っている」など、さまざまな理由があります。関係の問題だと決めつけず、なぜ黙っているのかを一言で伝え合うことから始めるとよいでしょう。

上司が面談で何を言えばよいか分からず、黙ってしまうときはどうすればよいですか。

上司が面談で何を言えばよいか分からず黙ってしまうときは、「今の話は、すぐには答えが出ません。少し考える時間をもらえますか」と、考えていることを部下に伝えてください。上司がその場で答えを持っていないことは、部下に伝えてよいことです。部下の話が重かったときは、「話してくれて、ありがとうございます」と受け止めたことだけを先に伝え、答えは次の面談までに持ち越してかまいません。

面談で無言にならないために、事前にできることはありますか。

面談で無言にならないために事前にできることは、話したいことと上司に期待することを、面談の前に1行でまとめておくことです。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待すること(5つまで選択)に「その時々によって違う」を選んだ人が28.7%いました。期待が回によって変わる人は少なくないので、その回の期待を最初に一言伝えると、上司は聞き方を選びやすくなります。まとまらないときは、上司から聞いてほしいと伝えてもかまいません。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/going-silent-in-meeting-what-to-say

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: