上司の方へ1on1
初回の1on1で話すこと
先に答え
初回の1on1で話すことは、4つあります。1on1の時間の使い道、部下が今抱えている仕事の話、その話について上司に期待すること、次回までに取り組むことと次回の日時です。自己紹介や雑談は冒頭の数分にとどめ、初回から仕事の話を1つ取り上げて前に進めることをおすすめします。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談をしている一番の理由として、34.5%の人が「自分の仕事を進めるため」を選びました。選択肢の中で最も多い回答です。初回がうまくいったかどうかは、部下の感想よりも、次に取り組むことが決まったかどうかで判断するとよいでしょう。
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KAKEAIの1万人調査では、上司との面談をしている一番の理由として、「自分の仕事を進めるため」が最も多く選ばれました。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データには、1on1のあとに部下が0〜5の6段階で付ける点数(すっきり度)があります。送られた回のうち4以上だった回の割合は、上司と部下の1回目の1on1で最も高くなっています。初回から仕事の話を1つ取り上げ、感想のよさよりも、次に取り組むことが決まったかどうかで初回を振り返るとよいでしょう。
- 34.5%
- 1万人調査
- 上司との面談をしている人のうち、面談の一番の理由として「自分の仕事を進めるため」を選んだ人の割合
- 選択肢の中で最も多い回答でした。「上司との関係性を維持・向上させるため」を選んだ人は8.5%です。面談の一番の理由には、上司との関係づくりよりも、自分の仕事を進めることを挙げる人のほうが多くなっています。
- 41.2%
- 1万人調査
- 面談の一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 一番の理由が「上司との関係性を維持・向上させるため」の人では33.0%、会社や上司から実施するように言われているためと答えた人では12.5%でした。この3つの中では、仕事を進めるために面談をしている人で、この割合が最も高くなっています。
- 69.7%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- 上司と部下の1回目の1on1で、終わったあとに部下がすっきり度(0〜5の6段階の点数)を送った回のうち、4以上だった回の割合
- 2〜5回目の1on1では63.7%、6〜11回目では61.4%でした。1回目の1on1で、4以上だった回の割合が最も高くなっています。
1万人調査は、上司との定期的な面談全般について尋ねたもので、初回の面談に限った数字ではありません。すっきり度の数字は、部下がすっきり度を送った回だけを集計したものです。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
初回の1on1で話す4つのことと、 30分の時間配分
初回の1on1(1on1ミーティングの1回目)で話すことは、次の4つです。かっこ内は、30分で行う場合の目安です。
- この時間を何のために使うのか(上司から、1分ほど)
- 部下が今抱えている仕事の話を1つ
- その仕事について、部下が上司に期待すること(2と合わせて20分ほど)
- 次回までにお互いが取り組むことと、次回の日時(5分ほど)
自己紹介や雑談は冒頭の3分ほどにとどめ、初回から仕事の話を1つ取り上げて前に進めることをおすすめします。「初回は顔合わせと関係づくりに充てる」という助言もあります。しかし、1on1がどんな時間なのかは、上司の説明よりも、初回を実際に何に使ったかで部下に伝わると考えられます。初回が雑談だけで終われば雑談の時間、仕事が1つでも前に進めば仕事が進む時間だと、部下は受け取るでしょう。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談をしている一番の理由を1つ選んでもらいました。最も多かったのは「自分の仕事を進めるため」の34.5%で、「上司との関係性を維持・向上させるため」は8.5%です。会社や上司から言われているためと答えた人も20.5%いました。
同じ調査で、面談が成果につながっていると感じている人の割合は、一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人で41.2%でした。関係性の維持・向上を挙げた人では33.0%、言われているためと答えた人では12.5%です。仕事を進めるために面談をしている人は、この3つの中で最も多く、成果を実感している割合も最も高くなっています。
初回の1on1を30分で進める順番と、 そのまま使える発言の例
初回の1on1は、次の順に進めるとよいでしょう。決まった手順ではないので、相手に合わせて順番を入れ替えてかまいません。
1. この時間を何のために使うのかを、 上司から1分ほどで伝える
上司から伝えるのは、この時間の使い道と、ここで聞いた話をどう扱うかの2点です。部下がこの時間をどう使いたいかも、あわせて尋ねます。
- これから月に1回、30分ほど、1対1で話す時間を取りたいと考えています。
- この時間は、○○さんの仕事を前に進めるために使いたいんです。進めにくいことや、私に動いてほしいことがあれば、遠慮なく話してください。
- ここで聞いた話を、断りなく他の人に伝えることはしません。人事や部長に伝える必要があるときは、先に○○さんに相談します。
- ○○さんは、この時間をどう使いたいですか。
2. 部下が今抱えている仕事の話を、 1つ取り上げる
「最近どうですか」と尋ねられると、部下は何について答えればよいのか迷いがちです。初回は、仕事に絞って具体的に尋ねるとよいでしょう。
- 今担当している仕事の中で、一番時間を取られているのはどれですか。
部下がすぐに思い当たらない様子なら、上司から話題を1つ出します。部下が話し始めるまで待ち続ける必要はありません。
- では、私から1つ聞かせてください。先週の○○は、今どんな状況ですか。
3. 仕事の話が出たら、 上司に期待することを早めに尋ねる
話を詳しく聞く前に、部下が上司に何を期待しているのかを尋ねてみてください。残りの時間を、部下の期待に合わせて使えるからです。
- その話は、聞いてほしい、一緒に考えてほしい、意見がほしい、のどれに近いですか。
一緒に考えてほしいと言われたら、何に困っていて、どうしたいのかをまず把握し、真剣に一緒に考えます。意見を求められたときは、先に部下自身の考えを尋ねてから、自分の意見を具体的に伝えてください。
- 今どこで一番困っているのか、最終的にどうしたいのかを、まず聞かせてください。
- 私の意見を言う前に、○○さんの今の考えを教えてもらえますか。
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、1on1の前に選ばれたテーマの43.7%が「業務の進捗や進め方」でした。このテーマのうち、部下が上司に期待することとして「一緒に考えてほしい」を選んでいた割合は17.0%で最も多く、「話を聞いてほしい」は7.5%でした。KAKEAIの1万人調査でも、面談で上司に一番期待することとして「話を聞いてほしい」を選んだ人は7.9%です。仕事の話で、上司に聞き役だけを期待する人は多くないといえます。
ただし、聞くだけで終わる回があってもかまいません。関わり方を先に1つに決めず、まず部下の期待を尋ねるところから始めてください。
4. 次回までに取り組むことと、 次回の日時を決めて終える
残り5分になったら、話の途中でも、次回までに取り組むことの話に移りましょう。取り組むことを部下自身が言葉にできるよう、時間を取ります。上司も引き受けることを1つ決め、結果は遅くとも2回目の最初に報告してください。
- 残り5分になりました。次回までに取り組むことを、一緒に決めませんか。○○さんは、何から始めてみますか。
- 私は、△△の件を部長に確認して、木曜までに結果をお伝えします。
- 次回は、来月の第2火曜の同じ時間でどうでしょうか。よければ、今ここで予定に入れましょう。
初回の1on1で何に時間をかけるかは場面で変わる: 場面ごとの最初の一言
初回の1on1で話す4つのことは同じでも、どこに時間をかけるかは、部下との関係や状況によって変わります。
| 初回の場面 | 時間をかけること | 最初の一言 |
|---|---|---|
| 以前から | 会議や | 毎日話して |
| 着任や | 部下の | 着任したばかりなので、 |
| 入社や | 最初の | 最初の |
| 会社の | 上司自身が、 | 会社の |
| 部下が | 時間を | 何か |
以前から一緒に働いている部下との初回
毎日顔を合わせている部下にとっては、改めて1対1の時間を設ける理由がわかりにくいものです。会議や立ち話では話題になりにくいことを、具体的に尋ねてみてください。
- 会議では結論を中心に聞いているので、ここでは、途中で迷った点も聞かせてもらえますか。
- 今担当している仕事の中で、進め方を変えたいものはありますか。
- 私の指示の出し方が原因で、二度手間になっている仕事はありませんか。
着任や異動の直後で、 部下とほぼ初対面の初回
着任や異動の直後の初回は、お互いを知ることが欠かせません。その場合も、出身地や趣味より、仕事の話から入ってみてください。何に時間を使い、どこで迷っているのかを聞くと、相手の仕事の進め方がよくわかるからです。
- 今担当している仕事を、比重の大きい順に3つ教えてもらえますか。
- 前任の方と決めていたことで、私が引き継ぐべき約束はありますか。
- これまでのやり方で、変えないでほしいことがあれば教えてください。
- 私は、早めに相談してもらえると助かります。まとまっていない段階でもかまいません。
入社や配属の直後の部下との初回
入社や配属の直後の部下は、まだ仕事をほとんど抱えていません。そこで、最初の1か月の仕事について話します。
- 最初の1か月は、○○と△△ができていれば十分です。
- わからないことがあれば、仕事の内容は私に、社内の手続きは□□さんに聞いてください。
- 今の時点で、よくわからないまま進めていることはありませんか。
初回の1on1で話さなくてよいことと、 避けたほうがよいこと
初回の1on1で話さなくてよいのは、長い自己紹介と、制度の詳しい説明です。次の4つも、避けたほうがよいでしょう。
- 目的やルールの説明だけで、時間を使い切ること。説明を聞いただけでは、部下は2回目に何を話せばよいのかを思い描きにくいものです。説明は1分ほどにとどめ、残りの時間で実際に仕事の話をしてみましょう。
- 「何でも話していい時間です」とだけ伝えること。何でもよいと言われると、話題を考える負担が部下に偏りがちです。初回の最初の話題は、上司から提案するとよいでしょう。KAKEAIの1万人調査でも、面談の困りごととして「話す内容・話題を考えることの負担」を挙げた人が17.4%いました。
- 初回から、本音や悩みを聞き出そうとすること。初回に本音が出なくても、失敗ではありません。仕事で進めにくくなっていることを聞ければ十分です。同じ調査でも、話したいことを切り出せない、信頼関係がなく安心して話せないなど、本音の話しにくさに関わる3つの困りごとのいずれかを挙げた人が21.8%いました。
- 「評価には関係ありません」と約束すること。評価をする立場の上司がそう言っても、部下にはそれを確かめる方法がありません。上司が伝えられるのは、今期に何を大事にしたいと考えているかです。
- 今期、私が特に大事にしたいと考えているのは、期初に決めた目標に向けてどこまで進んだかです。困っていることは、早めに相談してもらえると、一緒に手を打てるので助かります。
初回の1on1は、 部下の側からどう見えているか
初回の1on1に臨む部下の中には、上司と1対1で話す場を、評価の面談でしか経験していない人がいます。
KAKEAIの1万人調査では、上司との定期的な面談の頻度として最も多かった回答は、「半年に一度」の21.7%でした。面談が半年に1回の人では、69.8%が人事評価の話をしています。また、同じ人たちの41.9%は、面談をしている一番の理由として、会社や上司から言われているためと答えました。半年に1回の面談の多くは、評価の話をする場になっています。
上司と二人で話す機会が評価の面談に限られていた人は、初回の1on1も、その続きのように受け取りやすいと考えられます。その場合、次のようなことが気にかかるでしょう。
- なぜ、自分に声がかかったのか。
- 何を話す時間なのか。
- ここで話したことが、評価にどう影響するのか。
時間を取った理由と話す内容は、初回の冒頭で、上司から先に伝えましょう。
初回の1on1がうまくいったかどうかは、 何で判断するか
初回の1on1がうまくいったかどうかは、話の盛り上がりや部下の感想よりも、終わったときに何が決まっていたかで判断することをおすすめします。
Kakeai AI 1on1の利用データには、1on1のあとに部下が送る「すっきり度」(0〜5の6段階)があります。送られた回のうち4以上だった割合は、上司と部下の1回目の1on1で69.7%でした。2〜5回目は63.7%、6〜11回目は61.4%、12回目以上は64.0%です。1回目の割合が、ほかの回を上回っています。
初回の1on1を終えたら、次の3つの点から二人の時間を振り返ってみてください。
- 次回までに取り組むことが、部下自身の言葉になっていたか。
- 次回の日時が、その場で二人の予定に入ったか。
- 上司が引き受けたことの報告と、前回の続きから、2回目を始められたか。
KAKEAIの1万人調査では、面談が毎回その後の行動につながっていると答えた人は9.4%で、このうち75.5%が面談の成果を実感していました。全くつながっていないと答えた人では、成果を実感していたのは6.0%です。面談が行動につながっている人ほど、成果を実感しています。
初回は、話が弾まなくても問題ありません。次に取り組むことが1つ決まっていれば、2回目はその続きから始められます。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
初回の1on1で何を話し、何を決めて終えればよいのか迷うときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
1on1の前
テーマと
期待する 対応の選択 1on1の前に、その回に話したいテーマと、上司にどうしてほしいか(期待する対応)を、部下の側から選べます。設定によっては、上司の側からもテーマを選べます。選んだ内容は、お二人の画面に表示されます。
1on1の実施中
次の
一歩の 候補を 会話から 抽出・ 決定ガイド 会話の中から次の一歩の候補が生まれると、Kakeai AIが候補として表示します。お二人のどちらからも「決定する」をクリックして決められます。決めた一歩は、「MOVE」の画面に追加されます。
会話内容と
カレンダーの 状況から 次回日程候補抽出・ 決定ガイド カレンダーを連携していると、1on1の終わりが近づいたときに、お二人の予定の空きと会話に出た時期から、次の1on1の日時の候補が表示されます。
日常
要約や
次の 一歩の 一元管理 1on1ごとの要約は「予定・履歴」の画面に、決めた次の一歩は「MOVE」の画面に、お相手ごとにまとまります。あとから見返せます。
1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。
ご利用企業 累計600社以上/
よくある質問
初回の1on1で、 上司は自己紹介として何を話せばよいですか。
初回の1on1で上司が自己紹介として話すなら、経歴よりも、自分の仕事の進め方がおすすめです。伝える内容は、相談してほしいタイミング、急ぎのときの連絡手段、報告で結論と経過のどちらを先に聞きたいかの3点です。部下のやりやすい進め方も尋ねましょう。自己紹介は冒頭の3分ほどで切り上げ、部下が今抱えている仕事の話に移ります。
初回の1on1は何分くらいにして、 2回目はいつ行えばよいですか。
初回の1on1は、30分を目安にするとよいでしょう。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、1回の時間の中央値は29.6分でした。2回目は、まず続けやすい間隔として、1か月後が目安です。同じ利用データでは、直近3か月に3回以上1on1を行った上司と部下の組のうち、80.0%が月1回のペースでした。2回目の日時は、初回の終わりに二人で決めましょう。
初回の1on1をオンラインで行っても問題ありませんか。 話すことは変えたほうがよいですか。
初回の1on1がオンラインでも、話す4つのことと順番を変える必要はありません。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データには、1on1のあとに部下が送る「すっきり度」(0〜5の6段階)があります。送られた回のうち、4以上だった割合は、オンラインで64.7%、対面で59.7%でした。オンラインの回のほうが、4以上だった割合が高くなっています。
初回の1on1で、 上司は部下にプライベートのことを聞いてもよいですか。
初回の1on1で、上司のほうから家族や休日の過ごし方を無理に尋ねる必要はありません。部下が自分から話してくれたときは、助言をする前に、まず最後まで聞きましょう。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、「プライベート」のテーマのうち、部下が「話を聞いてほしい」を選んでいた割合は21.8%でした。上司に期待することの中で、最も多い回答です。
初めての1on1の前に、 上司は部下に何を伝えておけばよいですか。
初めての1on1の前日までに、上司から部下へ、所要時間と目的を伝えましょう。話したいことと上司に期待することも尋ねます。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、1on1の予定を作る時点でテーマが入っていたのは、およそ4回に1回でした。その時点で話題まで決めるのは、それだけ難しいことです。決まっていなければ、一番時間を取られている仕事を取り上げようと、上司から提案するとよいでしょう。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/first-1on1-what-to-discuss
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: