上司の方へフィードバック

耳の痛いこと・直してほしいことの伝え方

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

耳の痛いことや直してほしいことは、前置きでやわらげるより、仕事の事実としてはっきり伝えたうえで、上司から部下の事情を尋ねるほうが角が立ちにくくなります。最初の一言で伝えるのは「何の話か」「見た事実」「困ること」「いつから何を直してほしいか」の4つで、人柄を評する言葉は使いません。KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごととして、話したいことを切り出せない・本音が話せない・安心して話せないのいずれかを挙げた人が21.8%いました。伝えたあとは、部下が話し出すのを待たずに事情を尋ね、直し方を一緒に決めましょう。

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KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごととして、話したいことを切り出せない・本音が話せない・安心して話せないのいずれかを挙げた人が21.8%いました。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、「業務の進捗や進め方」のテーマで、部下が上司に期待することとして「その他」を除いて最も多く選んでいたのは「一緒に考えてほしい」でした。直してほしいことを伝えたあとは、部下が話し出すのを待たずに上司から事情を尋ね、直し方を一緒に決めるとよいでしょう。

21.8%
1万人調査
上司との面談の困りごと(複数回答)に、切り出せない・本音が話せない・安心して話せないのいずれかを挙げた人の割合
困りごと別では、話したいことを切り出せない人が9.7%、評価が気になり本音が話せない人が9.3%、信頼関係がなく安心して話せない人が8.0%でした。上司との面談で話しにくさを感じている人は、5人に1人を超えます。
11.0%
1万人調査
面談が行動につながるのは半分くらいの回か、それより少ないと答えた人のうち、行動につながらない理由(5つまで選択)に「判断材料はあるが確信がもてない」を挙げた人の割合
面談がその後の行動につながるのは半分くらいの回か、それより少ないと答えた6,074人に尋ねた結果です。
17.0%
Kakeai AI 1on1 利用データ
「業務の進捗や進め方」のテーマのうち、部下が上司に期待することとして「一緒に考えてほしい」を選んでいた割合
上司に期待することが選ばれていなかったテーマも含めて計算した割合です。「一緒に考えてほしい」は「その他」を除く5つの選択肢の中で最も多く、「話を聞いてほしい」は7.5%でした。「業務の進捗や進め方」のテーマでは、「話を聞いてほしい」よりも「一緒に考えてほしい」のほうが多く選ばれています。

3つの数字は、いずれも普段の面談や1on1の全般についてのものです。上司から直してほしいことを伝えられた場面に限った数字ではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

直してほしいことを伝えると、角が立つのはどんなときか

直してほしいことを伝える場面で角が立ちやすいのは、話が部下の人柄に向いたときと、部下が自分の事情を話せないまま終わったときです。最初の一言をどれだけやわらげても、この2つは防げません。こうした指摘は、ネガティブフィードバック、是正のフィードバックとも呼ばれます。

1つ目は、上司が人柄を評する言葉を使ったときです。「雑だ」「だらしない」「態度が悪い」と言われても、部下には何を変えればよいのかがわかりません。できるのは、謝るか、反論するか、黙ることくらいです。一方、「昨日の見積もりで、数量が依頼書と3か所違っていました」と言われれば、事実を確認して直せます。

2つ目は、部下の事情を聞かないまま話を終えたときです。上司に見えているのは、仕事の結果だけということもあります。依頼書が途中で差し替えられていた、急な修正が重なっていたといった事情は、部下に尋ねなければわかりません。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として、次の3つのいずれかを挙げた人が21.8%いました。話したいことを切り出せない、評価が気になって本音が話せない、信頼関係がなく安心して話せない、の3つです。

耳の痛いことを伝えたあとは、部下が自分から事情を話してくれるのを待たないほうがよいでしょう。「すみません」という返事は、言い分があるときにも出てくる言葉だからです。角が立つかどうかを分けるのは、最初の一言よりも、伝えたあとに上司から事情を尋ねる一言です。

耳の痛いことは、最初の一言で4つのことをはっきり伝える

最初の一言では、次の4つをこの順に伝えます。何の話か、見た事実、困ること、直してほしいことです。前置きを重ねると用件がぼやけますが、強い言葉で切り出す必要もありません。

4つを伝え終えるまでは、質問を挟まないことをおすすめします。先に「何かありましたか」と尋ねると、部下は何の話かわからないまま答えることになるからです。この順番は1つの型にすぎないので、相手や場面に合わせて入れ替えてかまいません。以下は、A社に出す見積もりの数量が違っていた場合の例です。

1. 何の話かを先に伝える

最初に用件を伝えます。周りに人がいるときは、場所を変えたいことも添えましょう。

  • A社の見積もりについて、直してほしいところが1つあります。5分ほど、向こうの席で話せますか。

2. 見た事実を伝える

いつの、どの仕事の、どの部分なのかを具体的に伝えます。事実があいまいだと、「雑だ」のような人柄を評する言葉が先に出やすくなります。気づいた日に、日付と見たことを1行でメモしておくとよいでしょう。

  • 昨日受け取った見積もりで、数量が先方の依頼書と3か所違っていました。

3. 困ることを伝える

そのままにすると仕事や取引先に何が起きるのかを伝えます。それが、部下にとって今直す理由になります。

  • 営業に渡る前に気づいたので止められました。そのまま出ていたら、先方から差し戻されていたと思います。

4. 何をいつから直してほしいのかを伝える

「次から気をつけてください」だけでは、何をすればよいのかが決まりません。「できれば」「時間のあるときに」を添えると、いつから直すのかもあいまいになります。

  • 次の見積もりからは、依頼書と1行ずつ突き合わせたうえで、私に回してもらえますか。

耳の痛いことを伝えたあとは、事情を尋ね、次にすることを二人で決める

4つを伝え終えたら、説明を重ねるのはやめて、上司のほうから事情を尋ねてください。

  • ここまでの話で、私の理解が違っているところや、私が知らない事情があれば、教えてください。

事情を聞いて上司の理解が違っていたとわかったら、その場で指摘を取り下げます。

  • 依頼書が途中で差し替わっていたんですね。確認せずに話してしまい、申し訳ありません。数量の話は取り下げます。

事実が合っていた場合は、次からどうするかと、最初の1回を一緒に確認する日を、二人で決めます。

  • 次の見積もりから、どう進めるのがよさそうですか。
  • 次の火曜の見積もりは、出す前に一度、一緒に確認しましょう。突き合わせで迷うところがあれば、そのときに相談してください。

直し方は、部下に任せきりにするのでも、上司が一人で決めるのでもなく、一緒に考えることをおすすめします。まず、どこで手間取っているのか、本人はどうしたいのかを尋ねてください。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データには、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することが記録されています。「業務の進捗や進め方」のテーマのうち、「一緒に考えてほしい」が選ばれていた割合は17.0%でした。「その他」を除く5つの選択肢の中で最も多く、「話を聞いてほしい」は7.5%です。「業務の進捗や進め方」のテーマでは、「話を聞いてほしい」より「一緒に考えてほしい」のほうが多く選ばれています。

KAKEAIの1万人調査では、面談がその後の行動につながるのは半分くらいの回か、それより少ないと答えた6,074人に、行動につながらない理由を5つまで選んでもらいました。「判断材料はあるが確信がもてない(不安・恐れ・迷い)」を挙げた人は、そのうち11.0%です。

決めたやり方も、最初の1回を二人で確認しておくと、これでよいという確信を部下が持ちやすくなります。

部下の返事が「すみません」「気をつけます」だけのとき

「気をつけます」という返事には、次に何をするのかが含まれていません。次にすることを具体的に決めましょう。

  • 謝ってほしいわけではないんです。次の見積もりを出す前に何をするか、一緒に決めませんか。

部下が事情を話したとき、反論したとき

まずは、部下の話を最後まで聞いてください。そのうえで、上司が引き受けることと、それでもお願いしたいことを分けて伝えます。

  • 話してくれてありがとうございます。依頼書の差し替えについては、私から営業に話します。
  • 最終版との突き合わせだけは、次からお願いできますか。

部下が黙ってしまったとき

返事を急がせることも、部下が話し出すまで黙って待ち続けることも避けます。改めて話す時間を決めましょう。

  • 急な話で、すぐには答えにくいですよね。明日の朝10分ほど、次からどうするかを一緒に考える時間をもらえますか。

部下から「他の人もやっています」と言われたとき

他の人の話とは分けて、今回の仕事の話に戻ります。

  • 他の人のことは、私のほうで別に確認します。今日は、昨日の見積もりの話を続けてもいいですか。

直してほしいことの種類ごとの、最初の一言と伝えたあとの一言

直してほしいことの種類によって、最初に伝える事実と、伝えたあとに二人で決めることは変わります。見積もりの仕事を例に整理します。

直してほしいことの種類最初の一言で伝える事実伝えたあとに二人で決めること
仕事の質どの仕事の、どこが、何と違っていたか作る前か出す前に、何を見て確認するか
期限約束の日時と届いた日時。遅れるという連絡があったか遅れそうだとわかった時点で、誰に何を伝えるか
態度や言い方いつ、誰に、何と言ったか次に同じ場面になったとき、どう言うか
周りへの影響誰の仕事が、どう増えたか、どこで止まったか影響を受けた人に、本人から何を伝えるか
繰り返し前回決めたことと、今回起きたこと決めたやり方のどこが続けにくかったか。次に二人で確認する日

仕事の質を直してほしいとき

何と比べて違うのかを伝えないと、部下にはどこを直せばよいのかがわかりません。「詰めが甘い」とまとめず、依頼書や最新の単価表など、比べる対象まで含めて伝えてください。

  • 木曜のB社の見積もりで、直してほしいところが1つあります。単価が、先月までの表のままになっていました。
  • 今月の表で出し直すと合計が変わるので、先方には同じ見積もりを2回お送りすることになります。
  • 今日の分から、作り始める前に、単価表の日付を確認してもらえますか。

続けて、単価が古いままだった事情を尋ねます。

  • 単価表が変わったことは、伝わっていましたか。連絡が届いていなかったのなら、知らせ方を私のほうで見直します。

期限を守ってほしいとき

期限の話には、遅れたことそのものと、遅れるとわかった時点で連絡がなかったことの2つが混ざりがちです。「ルーズだ」とまとめず、どちらを直してほしいのかを最初の一言ではっきり伝えましょう。

  • C社の見積もりについてです。金曜の17時までという約束でしたが、届いたのは月曜の昼でした。金曜のうちに、遅れるという連絡もありませんでした。
  • 営業の担当者は、先方に「金曜中にお送りします」と伝えていました。
  • 間に合わないとわかったら、その日のうちに、いつなら出せるかも添えて知らせてもらえますか。

そのうえで、遅れた理由を尋ねます。依頼の仕方に原因があれば、上司がそれを変えます。

  • 金曜の時点で、どの作業が残っていましたか。
  • 他の仕事と重なっていたのなら、次からは依頼するときに、どちらを優先するかを私から伝えます。

態度や言い方を直してほしいとき

態度の話には受け取る側の印象が入るため、「感じが悪い」のような人柄の話にずれやすくなります。最初の一言では、聞こえた言葉と見えた動作をそのまま伝えてください。変えてほしいのは次に同じ場面で使う言葉なので、代わりの言い方も上司から提案するとよいでしょう。

  • 昨日の夕方のことで、直してほしいことがあります。営業の担当者が見積もりの修正を頼みに来たとき、画面を見たまま「それ、聞いてないんですけど」と答えているのを見かけました。
  • 頼みにくいと思われると、修正の話が直接来なくなり、気づくのが遅れてしまいます。
  • 聞いていない依頼が来たときは、「聞いていなかったので、いつまでに必要か教えてください」と返すのはどうでしょうか。

事情を尋ねるときは、上司が見たのはその場面だけだと先に伝えます。部下が困っていた事情がわかったら、言い方の話とは分けて、その問題は上司が引き受けます。

  • 私が見たのは、あの場面だけです。何か事情があったのなら、聞かせてください。
  • 急な修正が続いていることは、私から営業に話します。返事の仕方のほうは、今日から変えてもらえると助かります。

周りへの影響を伝えるとき

誰の仕事がどう増えたのかは、部下の席からは見えていないことがあります。「協調性がない」という言葉にせず、上司が自分で確認した事実として伝えます。

  • 今月の見積もりのことで、知っておいてほしいことがあります。約束の日より後の提出が、3回ありました。
  • そのたびに、営業の担当者が先方と納期を相談し直しています。発注の担当者は、締め日の前日に3件をまとめて処理していました。
  • 来月は、約束の日に出すか、前日までに遅れを知らせるか、どちらかをお願いできますか。

「みんなが困っている」「苦情が来ている」という言い方は避けます。誰が何に困っているのかを、部下が確認できないからです。影響を受けた人に本人から何を伝えるかは、二人で相談して決めます。

  • 営業の担当者には、来月からどうするかを、○○さんから一言伝えておくのはどうでしょうか。

同じことが繰り返されるとき

「何度言ってもわからない」と言いたくなる場面ですが、前回より強い口調にはしません。前回決めたことと今回起きたことを日付とともに伝え、やり方そのものを見直します。

  • 見積もりの数量について、もう一度話をさせてください。先月の10日に、依頼書と突き合わせてから回すと二人で決めました。昨日のD社の見積もりでは、2か所違っていました。
  • 同じ話が2回目なので、今日は、やり方そのものを一緒に見直したいと考えています。

そのあとで、突き合わせができた回とできなかった回の違いを尋ねます。前回、何をするかを決めないまま話を終えていたのなら、上司自身の話の終え方も見直します。

  • 突き合わせができた回と、できなかった回では、何が違いましたか。
  • 来週の見積もりは、突き合わせた依頼書も一緒に回してもらえますか。どこで食い違いが起きるのかを、二人で確認したいんです。

直してほしいことを伝えるとき、避けたほうがよい言い方

直してほしいことを伝えるときに避けたいのは、部下が事情を話す時間をなくす言い方、答えを当てさせる聞き方、回数や評価を持ち出す言い方です。

  • 伝えたあとに説明を重ねる。同じ内容を言葉を変えて繰り返している間、部下は事情を話せません。伝え終えたら、聞く側に回ります。
  • 「わかりましたか」で話を終える。そう聞かれて「いいえ」と答えるのは、簡単ではありません。代わりに、次の見積もりで何をするかを二人で決めます。
  • 部下に答えを当てさせる。直してほしい点が決まっているのに、「この見積もり、自分ではどう思いますか」と尋ねる聞き方です。本人に気づかせるほうがよいという助言もありますが、このページではおすすめしません。部下は上司の答えを探すことになり、外れると、質問されたうえに指摘も受けるからです。上司が先に伝え、そのあとで部下の見方を尋ねてください。
  • 「いつも」「毎回」と言う。「いつも遅い」という言い方は、間に合った回が1回でもあれば事実と合わなくなります。話の中心も、何を直すかから、回数が正しいかどうかに移ってしまいます。日付と仕事の名前で伝えましょう。
  • 「あなたのためを思って」「評価に響きますよ」と言う。「あなたのためを思って」には、何を直してほしいのかが含まれていません。評価に響くかどうかは、上司の一存では決まりません。伝えられるのは、これから二人で何を確認していくかです。
  • 来月も、見積もりが差し戻しなく通っているかを、一緒に確認していきましょう。

直してほしいことが伝わったかを、どこで確かめるか

直してほしいことが伝わったかどうかは、その場の「わかりました」という返事だけでは判断できません。伝えたあとの会話と、その次の同じ仕事を、3つの点から振り返ってみてください。

  • 上司の知らなかった事情を、部下が話す時間があったか。
  • 話の終わりに、次の見積もりから何をするかが、部下自身の言葉になっていたか。
  • 次の見積もりで、決めたやり方を二人で確認できたか。

改善されていたら、その日のうちに言葉にして伝えましょう。

  • 今日の見積もり、数量はすべて依頼書と合っていました。突き合わせを続けてくれて、助かっています。

KAKEAIの1万人調査では、面談がその後の行動につながるのは半分くらいの回か、それより少ないと答えた人が60.7%でした。

その場の返事だけで安心せず、次の見積もりを二人で確認する時間を取っておくとよいでしょう。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

部下に直してほしいことをどう切り出し、伝えたあとをどう進めるかに迷うとき、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の前

  • 伝えたいことの切り出し方やポイントアドバイス

    部下に切り出したいことを「メンバーに伝えたいこと」の欄に入力して保存すると、「1on1前のAIアドバイス」が、その内容を踏まえて書き直されます。入力した内容は、部下の画面には表示されません。

1on1の実施中

  • 自分用のメモ

    ご自身だけが見られる「自分用のメモ」を残せます。お相手にも、システム管理者にも表示されません。

  • 次の一歩の候補を会話から抽出・決定ガイド

    会話の中から次の一歩の候補が生まれると、Kakeai AIが候補として表示します。お二人のどちらからも「決定する」をクリックして決められます。決めた一歩は、「MOVE」の画面に追加されます。

日常

  • 要約や次の一歩の一元管理

    1on1ごとの要約は「予定・履歴」の画面に、決めた次の一歩は「MOVE」の画面に、お相手ごとにまとまります。あとから見返せます。

1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上

よくある質問

ネガティブフィードバック(是正のフィードバック)とは何ですか。

ネガティブフィードバックとは、部下の仕事や言動のうち、直してほしい点を上司が本人に伝えることです。是正のフィードバックとも呼ばれます。目的は部下を否定することではなく、次の仕事をよりよくすることです。そのため、いつの、どの仕事の、どこを直してほしいのかを具体的に伝えます。

部下に直してほしいことを伝えるとき、先に褒めてから言ったほうがよいですか。

部下に直してほしいことを伝えるときは、褒め言葉を前置きにせず、「直してほしいことが1つあります」と用件から入ることをおすすめします。褒め言葉で前後を挟むと、褒められたことと直してほしいことのどちらが部下の印象に残るかが、わからなくなるからです。よかった点は、別の機会に、場面と理由を添えて伝えるとよいでしょう。

直してほしいことを、チャットやメールで部下に伝えてもよいですか。

数量の誤りのような、仕事の質に関する小さな修正であれば、上司が部下にチャットやメールで伝えてもかまいません。その場合は、事実、直してほしいこと、いつからかの3つを書きます。態度や言い方の話と、同じことが繰り返されている話は、口頭で伝えることをおすすめします。文字だけでは、伝えたあとに部下の事情を尋ねるやり取りが抜けやすいからです。

耳の痛いことを伝えたあと、部下と気まずくなったら、上司はどうすればよいですか。

耳の痛いことを伝えたあとの気まずさは、雑談や食事で埋めようとせず、次の同じ仕事の中で解消していくとよいでしょう。上司から「火曜の見積もり、出す前に一緒に確認しましょう」と声をかけ、改善されていたら、その日のうちに「数量はすべて合っていました」と言葉にして伝えます。伝えた話に区切りをつけるのは、上司の役割です。

直してほしいことをはっきり伝えると、パワハラと受け取られないか心配です。上司はどう伝えればよいですか。

部下への伝え方がハラスメントに当たるかどうかは、上司が一人で判断せず、会社の就業規則を読み、人事の担当者に確認してください。一方で、人柄を評さずに仕事の事実を伝えることと、周りに人がいない場所で伝えることは、上司が自分で決められます。指摘を1回につき1つに絞り、伝えたあとに部下の事情を尋ねることも同じです。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/corrective-feedback-what-to-say

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: