上司の方へ評価の面談

評価者が陥りやすい評価エラーと防ぎ方

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

評価者が陥りやすい評価エラーとしては、ハロー効果や期末誤差、中心化傾向、対比誤差など8つがよく挙げられます。ただし、名前を覚えて注意するだけでは防げません。偏った判断は、評価している本人には正しい判断に感じられるからです。評価エラーを防ぐのに役立つのは、普段の面談で聞く仕事の話です。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で「具体的な仕事」を話題にしている人が76.7%にのぼりました。月1回の面談で聞いた話を、評価項目ごとに1行ずつ記録しておくことをおすすめします。提出前には、評価の根拠を本人に伝えて、見落としている事実がないかを尋ねてみてください。

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KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で具体的な仕事の話をしている人が76.7%にのぼりました。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでも、1on1の前に選ばれるテーマの4割強が「業務の進捗や進め方」です。一方で、1万人調査では、面談の困りごととして「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人もいました。面談で聞いた仕事の話は、評価項目ごとに1行ずつ記録しておくことをおすすめします。

76.7%
1万人調査
上司との面談で話している話題として、「具体的な仕事」を挙げた人の割合(複数回答)
話題の選択肢の中で最も多い回答でした。「人事評価」を挙げた人は43.4%です。面談で評価の話をしている人よりも、具体的な仕事の話をしている人のほうが多くなっています。
6.2%
1万人調査
上司との面談の困りごととして、「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人の割合(複数回答)
この困りごとを挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%でした。回答者全体の31.9%と比べて、低い割合です。
43.7%
Kakeai AI 1on1 利用データ
1on1の前に選ばれたテーマのうち、「業務の進捗や進め方」が占める割合
あらかじめ用意されているテーマの中で次に多い「今後のキャリア」は11.4%でした。1on1の前に選ばれるテーマとしては、仕事の進み具合や進め方が最も多くなっています。

1万人調査も利用データも、人事評価の正確さや評価エラーそのものを調べたものではありません。面談で仕事の話をしているという回答からは、評価項目ごとの事実が話されているかどうかまではわかりません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

評価エラーは、名前を覚えるだけでは防げない

評価エラー(評価誤差や評価のバイアスとも呼ばれる、評価者の判断の偏り)は、ハロー効果や対比誤差といった名前を覚えて注意するだけでは防げません。偏った判断は、評価している本人には正しい判断に感じられるからです。

ハロー効果、期末誤差、論理誤差、中心化傾向の4つは、評価をつける日よりも前に原因があります。評価項目ごとに根拠となる事実が手元になければ、足りない部分を別のもので補うことになります。全体の印象で補えばハロー効果に、直近の出来事で補えば期末誤差になります。「〜のはずだ」という推測で補えば論理誤差、中央の評価(5段階なら3)で済ませれば中心化傾向です。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の話題として「具体的な仕事」を挙げた人が76.7%で、最も多くなりました(複数回答)。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでも、1on1の前に選ばれたテーマの43.7%が「業務の進捗や進め方」でした。調査で挙げられた話題でも、1on1の前に選ばれたテーマでも、最も多いのは仕事に関するものです。一方で、1万人調査では、面談の困りごととして「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人も6.2%いました。

面談で聞く仕事の話は、評価の根拠になりうるものです。ただ、記録しなければ記憶は薄れ、期末に半年分を思い出そうとしても、頼れるのは直近の出来事と全体の印象になりがちです。必要なのは、いっそう注意深くなることではなく、面談で聞いた話を評価項目ごとに1行ずつ記録しておくことです。

評価者が陥りやすい8つの評価エラーと、自分への問いかけ

よく挙げられる評価エラーは、次の8つです。名前を覚えるよりも、評価をつけた直後に自分に問いかける言葉を、エラーごとに1つ決めておくことをおすすめします。

評価エラーの名前どのようなエラーか評価をつけた直後に、自分に問いかけること
ハロー効果大きな受注や一度の大きなミスといった目立つ点に引きずられ、関係のない項目まで高く、または低く評価するこの項目の根拠を、他の項目の話を持ち出さずに説明できるか
期末誤差(近接誤差とも呼ばれる)評価の時期に近い1〜2か月の出来事だけで、期間全体を評価する期の最初の2か月の事実を、1つでも挙げられるか
論理誤差(論理的誤差)「資格があるのだから知識も豊富なはずだ」のように、確認していない項目を別の事実から推測して評価する実際に確認した事実がないまま、推測で評価した項目はないか
中心化傾向差をつけることを避け、評価を中央に集める中央の評価にした項目は、基準通りと言える事実があったのか、把握できていないだけなのか
対比誤差会社の評価基準ではなく、評価者自身を基準にして評価する。自分の得意な分野では厳しく、苦手な分野では甘くなりやすい評価基準を読み直してから評価したか。「自分ならもっとできる」という感覚で評価していないか
厳格化傾向全体に厳しく評価する基準を満たしている事実を、「できて当然」と考えて評価から外していないか
寛大化傾向全体に甘く評価する。低い評価を本人に伝えにくいときに起こりやすい本人への説明を避けたくて、評価を高くしていないか
逆算化傾向先に総合評価を決め、それに合うように項目ごとの評価を調整する総合評価や昇給・昇格の条件を見る前に、項目ごとの評価をすべてつけ終えたか

8つの評価エラーは、原因によって次の3つに分けられます。

  • 根拠となる事実がない部分を、別のもので補ってしまう。ハロー効果、期末誤差、論理誤差、中心化傾向です。期の途中に記録を残しておくと、起こりにくくなります。
  • 会社の評価基準ではないものを、基準にしてしまう。対比誤差と厳格化傾向です。評価をつける直前に評価基準を読み直すと、防ぎやすくなります。
  • 結論が先に決まっている。寛大化傾向と逆算化傾向です。評価をつける順番を決め、評価の理由を事実で説明できるかを確かめることが有効です。

評価エラーの防ぎ方は、期の途中・評価をつける日・提出前の3段階

評価エラーは、「気をつける」という心がけではなく、時期の異なる3つの作業で防ぎます。自社の評価シートや制度に合わせて、手順は変えてかまいません。

期の途中:月1回の面談のあとに、事実を1行で記録する

面談が終わったら3分ほどで、その月に話題に上った評価項目について、事実を日付とともに1行ずつ書き留めましょう。書くのは仕事に関する事実だけで、評価や感想、体調や家庭の事情は書きません。面談そのものは評価のための聞き取りにせず、仕事を前に進める時間として使います。

  • 6月12日「段取り」:展示会の搬入手順を、前日までに関係先へ共有した。当日の遅れなし。
  • 6月12日「後輩の指導」:記録なし。次回の面談で尋ねる。

「記録なし」の項目は、評価エラーが入り込みやすい箇所です。次の面談では、その項目から尋ねてみてください。在宅勤務や別の拠点で働く部下の仕事は、直接見る機会が少ないぶん、記録も少なくなりがちです。記録の少ない人から先に話を聞くとよいでしょう。

  • 「後輩の指導」は、私が把握できていないんです。今月、後輩に教えた場面があれば、聞かせてもらえますか。
  • うまくいかなかった仕事があれば、どう立て直したのかも聞かせてください。その工夫も記録しておきたいんです。
  • 在宅勤務の日の仕事は、私から見えにくくなっています。今月、一番時間をかけた仕事は何でしたか。

記録をつけていることは、部下にも伝えておきましょう。

  • 面談で聞いた仕事の話を、評価項目ごとに1行ずつ記録しています。期末に、私の記憶だけで評価をつけたくないからです。記録はいつでもお見せしますので、違っているところがあれば教えてください。

面談は、毎週が難しければ、まず続けやすい回数として月1回から始めてみてください。月1回でも半年で6回分の記録が残り、評価をつける日に期の前半の事実を見返せます。

Kakeai AI 1on1の利用データでは、直近3か月に3回以上1on1を行った上司と部下の組のうち、80.0%が月1回のペースでした。毎週の組は5.8%で、続いている組の多くは月1回です。

一方、KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の頻度は「半年に一度」と答えた人が21.7%で、最も多くなりました。この頻度の人の69.8%は、面談で人事評価の話をしています。

面談が半年に1回だと、期の途中に仕事の話を聞く機会がないまま、評価をつける日を迎えることになります。月1回、15分ほどの面談を加えるのも1つの方法です。

  • 月に1回、15分ほど時間をもらえますか。今進めている仕事と、進めにくくなっていることを聞かせてほしいんです。期末の評価を、私の記憶だけに頼らずにつけたいという思いもあります。

評価をつける日:評価ごとに、事実を2つ挙げられるか確認する

評価をつける日は、次の順番で進めてみてください。

  1. 総合評価や昇給・昇格の条件を見る前に、項目ごとの評価をすべてつけます。先に総合評価を見ると、項目ごとの評価がそれに合わせて動きやすくなります(逆算化傾向)。
  2. 評価項目ごとに、全員を評価します。一人ずつ全項目を通して評価すると、最初の項目の印象が次の項目に持ち越されやすくなります(ハロー効果)。
  3. 評価をつける直前に、その項目の評価基準を読み直します(対比誤差、厳格化傾向)。
  4. つけた評価ごとに、事実を日付とともに2つ挙げられるかを確認し、挙げられない項目には印をつけます。
  5. 印をつけた項目は、そのまま中央の評価にはしません。本人に事実を尋ねるか、把握できていなかったことを評価シートに書き添えます。
  6. 部下の自己評価は、根拠として書かれた事実の欄から読み、点数は自分の評価をつけ終えてから見ます。先に見た点数が出発点になり、そこから動かしにくくなるためです。

提出前:評価の根拠を本人に伝え、見落としがないかを尋ねる

評価エラーに最も早く気づけるのは、評価される本人です。上司が把握していない仕事を知っているのは、本人だからです。評価を提出する前に10分ほど時間を取り、どの事実を根拠に評価したのかを本人に伝えましょう。

  • 評価を提出する前に、10分ほど時間をもらえますか。評価シートを一緒に見ながら、私がどの仕事を根拠に考えたのかをお話しします。
  • 今日お聞きしたいのは、評価に納得できるかどうかというより、私が知らない仕事や、取り違えている事実がないかどうかなんです。
  • 「段取り」の項目は、6月の展示会の準備と9月の棚卸しをもとに考えました。他に、私が把握できていない仕事はありますか。

上司の知らなかった仕事が出てきたら、どう評価するかをその場では決めず、まず事実を詳しく聞きましょう。

  • その仕事は把握できていませんでした。教えてくれてありがとうございます。いつ、誰と、どんなことをしたのかを聞かせてもらえますか。
  • 今うかがった内容を踏まえて、評価を見直すかどうかを考えます。木曜に、考えた結果を理由と一緒にお伝えしますね。
  • (木曜に)うかがった仕事も踏まえて、この内容で提出しようと思います。最終的な結果は、上位の評価者と人事の調整で変わることもあります。○○さんから見て、気になる点はありますか。

提出前の評価を本人に伝えることを認めていない会社もあります。その場合は評価には触れず、根拠にした事実だけを伝えてください。判断に迷うときは、本人に伝えてよい範囲を人事の担当者に確認しておきましょう。

評価の締め切りが今週なのに、期の途中の記録がないとき

記録がないときは、期の最初の月から順に振り返ります。予定表やメール、チャット、成果物を見返し、月ごとに事実を1つずつ書き出してください。直近の月から見返すと、最近の出来事ばかりが先に集まり、期末誤差が起こりやすくなります。見返しても根拠が見つからない項目は、本人に尋ねましょう。

  • 評価をつける前に、うかがいたいことがあります。4月から6月の間で、うまく進んだと感じる仕事を2つほど、時期と一緒に教えてもらえますか。
  • 期の前半のことは、私の記憶があいまいになっています。見落としがあるまま評価をつけたくないので、力を貸してください。

人数枠や上位の評価者の判断で、評価の変更を求められたとき

「Aは部で2人まで」「全体に甘いので見直してほしい」と差し戻される場面では、逆算化傾向が起こりやすくなります。人数枠そのものは、上司の一存では変えられません。できるのは、上位の評価者や人事に評価の根拠を事実で説明することと、調整の経緯を記録に残すことです。

  • 「段取り」をAとした根拠は、6月の展示会と9月の棚卸しの2つです。見直すとすれば、どの事実が基準に届いていないのかを教えていただけますか。
  • 人数枠の都合で総合評価を下げる場合は、項目ごとの評価は書き換えずに、調整で下がったとわかる形で残せないでしょうか。

項目ごとの評価を結果に合わせて書き換えると、本人から理由を尋ねられたときに、事実に基づいて説明できなくなります。

評価エラーを防ぐために、やらないほうがよいこと

やらないほうがよいことは、次の4つです。どれも無難に見えますが、評価エラーの原因が残ります。

  • 記録のない項目を、中央の評価で済ませる。中央の評価は、「基準通りだった」という意味になります。把握できていないなら、その旨を評価シートに書き添えましょう。
  • もめないように、評価を全体に1段階高くつけておく。甘い評価は、改善すべき点を知る機会を本人から奪います。基準通りに評価した別の部下との差もなくなります。甘いと言われないように一律に厳しくつけるのも、基準から離れる点では同じです。
  • 評価に関わる話を、評価面談の日まで本人にしない。「普段の面談は評価の場ではないので、評価の話はしない」という助言もありますが、KAKEAIは、普段の面談から評価の話を外すことをおすすめしません。期の途中で上司の考えを伝えなければ、見落としている事実を本人に指摘してもらう機会もなくなるからです。KAKEAIの1万人調査で、上司との面談が2週間〜1か月に1回の人を、人事評価の話をしているかどうかで分けて比べました。評価の話をしている人では、面談が成果につながっていると感じている人が37.4%、していない人では30.8%でした。評価の話をしている人のほうが、高い割合です。
  • 先に部下どうしを比べて順位を決め、それに合わせて評価をつける。順位から考え始めると、評価の基準が、会社の評価基準から他の部下との比較に変わってしまいます。順位づけが求められる会社でも、項目ごとの評価を先につけ終えてください。

部下の側から評価エラーはどう見えているか

部下の側からは、評価エラーが起きているかどうかはわかりません。部下に伝えられるのは評価の結果だけで、上司がどの事実を根拠にしたのかは、説明されない限り知りようがありません。

KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごととして「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。

評価が気になって本音を話しにくいときに「この評価に納得していますか」と尋ねられても、上司の見落としは指摘しにくいものです。そのため、提出前には、納得できるかどうかではなく事実について尋ねます。「私が把握できていない仕事はありますか」という質問なら、評価への不満を口にしなくても答えられます。

評価エラーを防げたかどうかを、何で振り返るか

評価エラーを防げたかどうかは、次の3つを振り返るとわかります。

  • 評価を提出する前に、どの評価項目についても、事実を日付とともに2つ挙げられたか。挙げられなかった項目の数を控えておくと、次の期に減ったかどうかがわかります。
  • 提出前に二人で事実を確認したとき、上司の知らなかった仕事が1つでも話題に上ったか。上ったなら、提出前にエラーを1つ見つけられたことになります。
  • 評価面談で、評価に含めていなかった仕事が新たに見つからなかったか。見つかった場合は、提出前に聞けていなかった事実があったということです。

部下が評価について何も言わなかったことは、エラーを防げた根拠にはなりません。評価が事実に合っていたのか、言い出しにくかっただけなのかは、区別がつかないからです。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

期の途中の1on1で話した内容を、評価をつける前に見返したいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の実施中

  • 会話内容を継続的に整理・要約

    1on1の最中の会話をもとに、Kakeai AIが「1on1のAI要約」を作り、会話が進むたびに書き直します。終了後は、そのまま履歴になります。お二人に同じ内容が表示されます。

日常

  • 要約や次の一歩の一元管理

    1on1ごとの要約は「予定・履歴」の画面に、決めた次の一歩は「MOVE」の画面に、お相手ごとにまとまります。あとから見返せます。

1on1の前

  • テーマや話題ごとの対話履歴ダイジェスト

    お相手ごとの「概要」の画面で、この半年の1on1をKakeai AIが文章にまとめたダイジェストと、テーマごとに話してきた内容を見返せます。お二人に同じものが表示されます。

1on1の実施中

  • 自分用のメモ

    ご自身だけが見られる「自分用のメモ」を残せます。お相手にも、システム管理者にも表示されません。

1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上

よくある質問

人事評価のハロー効果とは何ですか。どうすれば防げますか。

人事評価のハロー効果とは、大きな成果や一度のミスといった目立つ点に引きずられて、関係のない評価項目まで高く、または低く評価してしまうエラーです。評価者は、一人ずつ全項目を評価するのではなく、評価項目ごとに全員を評価すると、印象を持ち越しにくくなります。あわせて、他の項目の話を持ち出さずに、その項目の根拠となる事実を日付とともに挙げられるかを確かめてみてください。

人事評価の論理誤差と対比誤差は、どう違いますか。

論理誤差は、「資格があるのだから知識も豊富なはずだ」のように、確認していない評価項目を別の事実から推測して評価してしまうエラーです。対比誤差は、会社の評価基準ではなく、評価者が自分自身を基準にして評価してしまうエラーを指します。論理誤差は、実際に確認した事実があるかを振り返ると防ぎやすくなります。対比誤差には、評価の直前に評価基準を読み直すことが有効です。

人事評価の「7つのエラー」とは、どのエラーのことですか。

人事評価の「7つのエラー」にどれを含めるかについて、決まった定義はありません。名前のついている評価エラーとしては、ハロー効果、期末誤差(近接誤差)、論理誤差、中心化傾向、対比誤差、厳格化傾向、寛大化傾向、逆算化傾向がよく挙げられます。評価者は、数や名前を覚えるよりも、評価をつけた直後に自分に問いかける言葉を、エラーごとに1つ決めておくとよいでしょう。

評価者研修で評価エラーの種類を学べば、人事評価のバイアスは防げますか。

評価エラーの種類を学ぶだけでは、人事評価のバイアス(偏り)は防げません。偏った判断は、評価している本人には正しい判断に感じられるからです。研修で得た知識に加えて、評価者が期の途中に評価項目ごとの事実を1行ずつ記録しておくことをおすすめします。提出前には、評価の根拠を本人に伝えて、見落としている事実がないかを尋ねてみてください。

一緒に働く部下の人数が多く、全員の仕事ぶりを把握しきれません。評価のエラーを減らすには、何から始めればよいですか。

全員の仕事ぶりを把握しきれない上司は、月1回の面談のあとに、評価項目ごとの事実を日付とともに1行ずつ記録するところから始めるとよいでしょう。次の面談では、記録の少ない部下や、記録のない項目から先に話を聞きます。それでも把握できなかった項目は、中央の評価(5段階なら3)で済ませず、把握できていなかったことを本人に率直に伝えましょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/evaluation-errors-and-how-to-prevent

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: