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1on1で部下の本音を引き出すには

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

1on1で部下の本音を聞くために、特別な質問を探す必要はありません。おすすめするのは、部下から聞いた仕事の報告を、もう一歩だけ掘り下げて尋ねることです。報告のあとには、まだ口にしていない迷いや懸念が残っていることがあります。KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の時間のうち、具体的な仕事の話が平均で47.2%を占めていました。報告を「わかりました」で終えずに、「まだ見通しが立ちにくいのはどのあたりですか」と1つ尋ねてみてください。話が出てきたら、部下が上司に期待することを尋ね、求められたときは自分の考えを伝えましょう。

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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の時間のうち、具体的な仕事の話が平均で47.2%を占めていました。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、業務のテーマで部下が上司に期待することは、「報告したい」より、上司の考えや関わりを求めるものが多くなっています。本音を聞こうとして仕事の話から離れるのではなく、仕事の報告を掘り下げて尋ね、上司としての考えも伝えることをおすすめします。

18.7%
Kakeai AI 1on1 利用データ
1on1の前に選ばれたすべてのテーマのうち、「業務の進捗や進め方」のテーマで、部下が上司に期待することとして「一緒に考えてほしい」など3つのどれかを選んでいたものの割合
3つとは、「一緒に考えてほしい」「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」です。同じテーマで「報告したい」が選ばれた割合は6.3%でした。「業務の進捗や進め方」のテーマでは、この3つを合わせると、「報告したい」より多く選ばれています。
47.2%
1万人調査
上司との面談の時間のうち、「具体的な仕事」の話が占める割合(回答者本人の答えの平均)
「心身の状態」の話は4.5%、「プライベート」の話は2.7%でした。部下の立場から見ると、面談では、「心身の状態」や「プライベート」の話よりも、仕事の話に多くの時間が使われています。
9.7%
1万人調査
回答者全体のうち、上司との面談の困りごと(複数回答)として「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人の割合
20代の回答者では15.0%で、回答者全体の9.7%より高くなっています。

利用データの18.7%と6.3%は、「業務の進捗や進め方」のテーマの中での割合ではなく、1on1の前に選ばれたすべてのテーマに対する割合です。また、利用データは1on1の前に選ばれた内容を集計したもので、実際の会話の内容を示すものではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

1on1で部下の本音が出てこないとき、何が起きているのか

1on1(上司と部下が1対1で行う定期的な面談。1on1ミーティングとも呼びます)で部下の本音が出てこないと感じるときは、上司が聞きたい本音と、部下が話そうとしている内容が、かみ合っていないことがあります。

たとえば、上司が「最近どうですか。何でも話してください」と尋ね、部下が「特にありません。△△は予定通りです」と答えたとします。上司は「わかりました」と応じ、残りの時間で、本音を聞けそうな別の質問を探し始めます。

本音という言葉から、会社への不満や退職の意向、私生活の悩みを思い浮かべていると、今聞いたばかりの仕事の報告は本音とは関係のない話に思えてしまいます。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の時間のうち「具体的な仕事」の話が占める割合は、回答者の平均で47.2%でした。「心身の状態」は4.5%、「プライベート」は2.7%です。面談では、「心身の状態」や「プライベート」の話よりも、仕事の話に多くの時間が使われています。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでも、1on1の前に選ばれたテーマの43.7%が「業務の進捗や進め方」でした。選ばれたすべてのテーマのうち、このテーマで、部下が上司に期待することとして「報告したい」を選んでいたものは6.3%です。「一緒に考えてほしい」「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」のいずれかを選んでいたものは、合わせて18.7%でした。「業務の進捗や進め方」のテーマでは、この3つを合わせると、「報告したい」のおよそ3倍選ばれています。

仕事の報告のあとには、「実はここで迷っている」「本当は間に合わないかもしれない」といった話が、口にされないまま残っていることがあります。上司が報告を「わかりました」で終えて次の話題に移ると、こうした話を聞く機会を逃してしまいます。

このページでは、1on1で聞きたい部下の本音は、仕事の話の中にあると考えます。特別な質問を探すよりも、今聞いた報告をもう一歩だけ掘り下げて尋ねることをおすすめします。

1on1で部下の本音を引き出すための、30分の進め方

1on1で部下の本音を聞くには、30分の中で次の4つを順に進めてみてください。相手やその日の状況に合わせて、順番や時間の配分は変えてかまいません。

1. 最初の3分で、上司から先に話す

「何でも話してください」と言われても、話した内容がどう扱われるのかは、部下にはわかりません。質問の前に、上司から次の3つを話しておくとよいでしょう。今日聞きたいこと、聞いた話の生かし方、上司から見た現状です。それがわかれば、部下は話すかどうかを自分で判断できます。

  • 今日は、△△の件で進めにくいところがあれば、聞かせてください。聞いた話は、私がどう動くかを考える材料にします。
  • 私には、△△は予定通りに進んでいるように見えています。私が気づいていないことがあれば、教えてもらえますか。
  • □□の納期は、今の人数では厳しいのではないかと心配しています。○○さんは、どう感じていますか。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として、「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人が9.7%いました。20代の回答者では15.0%で、回答者全体より高くなっています。

上司が先に自分の認識を話すと、部下は「その通りです」「実は少し違います」と答えるところから話し始められます。

会議室が取れず、近くの席に人がいる日は、そのことにも最初に触れておきましょう。

  • 今日は周りに人がいるので、話しにくいことは木曜日に会議室で聞かせてください。今日は、話せる範囲でかまいません。

2. 報告を聞いたら、1つだけ掘り下げて尋ねる

「間に合いますか」と尋ねられると、部下は「はい」以外の返事をしにくくなります。それ以外の返事には、事情の説明が必要になるからです。遅れの見込みや懸念を話しやすいように、尋ね方を変えてみましょう。

  • 順調に進んでいる中で、まだ見通しが立ちにくいのはどのあたりですか。
  • もし間に合わなくなるとしたら、何が原因になりそうでしょうか。
  • この仕事で、私が判断すれば先に進められることはありますか。

掘り下げる質問は、1つの報告につき1つにとどめます。質問が続くと、部下は答えを迫られているように感じるからです。

3. 本音が出てきたら、お礼を伝え、上司に期待することを尋ねる

悪い知らせや反対の意見を聞いた直後の上司の一言は、部下が次の回も率直に話すかどうかに関わります。話した直後に反論されると、次からは黙っているほうが無難だと感じやすいからです。まずお礼を伝え、続けて上司に期待することを尋ねましょう。

  • 話してくれて、ありがとうございます。今の段階で聞けてよかったです。
  • 今の話は、聞いてほしい、一緒に考えてほしい、私の意見がほしい、のどれに近いですか。

「聞いてほしい」という答えなら、最後まで話を聞きます。「一緒に考えてほしい」なら、何に困っていて、どうしたいのかをまず把握し、真剣に一緒に考えます。意見を求められたときは、部下自身の考えを尋ねたうえで、上司の考えを具体的に伝えるとよいでしょう。

  • ○○さん自身は、どう進めたいと考えていますか。
  • 私は、△△を来週に回して、□□を先に終わらせるのがよいと考えています。進めにくい点があれば、この場で一緒に見直しましょう。

KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待することを5つまで選択してもらったところ、最も多かったのは「意見を聞きたい」の33.6%でした。「話を聞いてほしい」だけを選んだ人は3.2%です。

4. 残り5分で、次に取り組むことを二人で決める

残り5分になったら、まだ話せていないことがないかを尋ねます。そのあとで、上司と部下がそれぞれ取り組むことを、1つずつ二人で決めましょう。

  • 今日、話そうかどうか迷って、まだ話していないことはありませんか。まとまっていなくてもかまいません。
  • 私は、△△の件を部長に確認します。金曜日までに、わかったことをお伝えしますね。
  • ○○さんは、次の回までに何から始めてみましょうか。

1on1の終わり際に、部下が大事な話を切り出すこともあります。次の予定が迫っていても、続きを話す時間をその場で決めることをおすすめします。

  • 大事な話なので、残りの時間では足りないと思います。明日の15時から15分ほど、続きを聞かせてもらえますか。

1on1で部下の本音を引き出す、場面ごとの言い方

1on1で部下の返事が短いときは、場面に合わせて、掘り下げる一言を変えてみてください。表の中央の列は推測なので、尋ねてみて違っていたら、部下の言葉をそのまま受け取りましょう。

1on1の場面と部下の返事考えられる背景上司が次にかける一言
進み具合を尋ねて「順調です」見通しの立たない点が残っているまだ見通しが立ちにくいのは、どのあたりですか
遅れが見えていて「何とかします」何かを後に回さないと間に合わない後に回せそうな仕事があれば、一緒に整理しましょうか
上司が進め方を示して「わかりました」進め方に納得しきれていないこの案で心配な点があれば、1つ教えてもらえませんか
仕事を頼んで「大丈夫です」手いっぱいだが、断りにくい今の仕事で、影響が出そうなものはありませんか
今後のことを尋ねて「特に考えていません」話しても変わらないと感じている今の仕事で、増やしたいことと減らしたいことはありますか
上司への要望を尋ねて「特にありません」上司本人には言いにくい私の仕事の頼み方で、やりにくかった点はありませんか

進み具合の報告が「順調です」「何とかします」で終わるとき

上司も業績の数字を求められている時期は、「それで、間に合いますか」と結論を尋ねたくなるものです。そのようなときは、状況を一緒に整理する尋ね方に変えるとよいでしょう。

  • 上司:後に回せそうな仕事があれば、一緒に整理しましょうか。
  • 部下:実は、□□の資料には、まだ手をつけられていません。
  • 上司:話してくれて助かります。□□は来週に回しましょう。先方には、私から連絡しておきます。

部長などへの報告を控えているときは、その予定も率直に話しましょう。

  • 来週、部長に進み具合を報告する予定です。厳しい見通しがあれば、先に聞かせてもらえますか。早めにわかれば、人手や納期の調整を私から相談できます。
  • 人手、時間、私の判断のうち、今一番足りないのはどれでしょうか。

上司の指示や意見に「わかりました」としか返ってこないとき

上司の案に異なる意見を言うのは、部下にとって勇気のいることです。そのため、「わかりました」が最も無難な返事になりがちです。気になる点を挙げてほしいと、上司から頼んでみてください。

  • この案で心配な点があれば、1つ教えてもらえませんか。
  • ○○さんなら、どう進めますか。私の案と違っていてもかまいません。
  • 進めてみて難しいと感じたら、途中で声をかけてください。そのときは、進め方を一緒に見直しましょう。

新しい仕事を頼んで「大丈夫です」と返ってきたとき

仕事を頼んで「大丈夫です」と返ってきたら、今抱えている仕事への影響を尋ね、断ってもよいことも伝えましょう。

  • 引き受けてもらえると助かります。ただ、今抱えている仕事に、影響が出そうなものはありませんか。
  • 難しければ、断ってもらってかまいません。その場合は、別の進め方を私が考えます。

この先の仕事やキャリアの本音を聞くとき

異動や昇格は、上司の一存では約束できません。そのため、上司のほうがキャリアの話題を避けてしまうこともあります。尋ねるときは、今の仕事と結びつけて質問し、上司の権限でできる範囲で応じましょう。

  • 今の仕事で、増やしたいことと減らしたいことを、1つずつ聞かせてもらえますか。
  • 1年後も今と同じ仕事を続けているとしたら、どう感じますか。
  • 異動の希望は、私だけでは決められません。うかがった内容を部長に伝えて、次の1on1で状況をお伝えしてもよいでしょうか。

退職を考えているという話が出たときも、最初の一言はお礼です。その場で引き止めようと説得を始めるのは避けましょう。

  • 言いにくいことを話してくれて、ありがとうございます。今日は結論を急がずに、一番気になっていることから聞かせてもらえますか。

評価が気になって、部下が話せずにいるとき

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごととして、「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。

上司は部下の評価に関わる立場にあるので、部下が話すのをためらうのは自然なことです。それでも、「評価には影響しません」と伝えるのはおすすめしません。上司の一存では守れない約束だからです。上司が伝えられるのは、自分が何を大事にしているのかと、聞いた話をどう扱うのかの2点です。評価の基準は会社によって異なるので、自社の制度に沿って話してください。

  • 今期、私が特に大事にしたいと考えているのは、期末の結果と、仕事が行き詰まったときの動き方です。評価シートでいうと、この項目です。早めに相談してもらえると、一緒に手を打てるので助かります。
  • ここからの話は、メモを取らずに聞きますね。記録に残すのは、最後に二人で決めたことだけにしましょう。

体調や家庭の事情は、上司のほうから聞き出そうとしないでください。部下が話してくれたときは、まずお礼を伝えて話を聞き、仕事の量や締め切りについて上司が調整できることを伝えます。気になる変化が続くときは、人事の担当者や産業医に相談してください。

1on1で部下の本音を引き出そうとするときに、避けたいこと

1on1で部下の本音を聞こうとするときに避けたいのは、次の4つです。

  • 「本音で話してください」と伝えて、部下が話し出すのを待つこと。そう言われても、話した内容がどう扱われるのかは、部下にはわかりません。待つ代わりに、上司のほうから先に話しましょう。
  • 上司は聞き役に徹して自分の考えは言わない、と決めておくこと。「上司は話さず、聞き役に徹する」という助言もありますが、KAKEAIは、どの回も聞き役に徹すると先に決めておくことをおすすめしません。部下が上司に期待することは、人によっても回によっても異なるからです。聞くだけで終わる回があってもかまいません。反対に、求められていないのに上司が意見を言い続けることも避けましょう。
  • 本音を聞くために、1on1で仕事の話をやめること。「1on1では業務の話をしない」という助言もありますが、仕事の話を避けると、報告のあとに残る迷いや懸念を聞く機会も減ってしまいます。なお、KAKEAIの1万人調査では、面談で「具体的な仕事」の話をしている人の33.8%が、面談は成果につながっていると感じていました。仕事の話をしていない人では25.4%で、話している人のほうが高くなっています。
  • 部下が話してくれるまで、質問を重ねること。「本当ですか」と何度も尋ねると、部下には問い詰められているように聞こえます。話が出てこなければ、「来週、あらためて聞かせてください」と伝えて終えましょう。

1on1で部下の本音を引き出せたかを、何で判断するか

部下の本音を聞けたかどうかは、1on1のあとに、次の3点から二人の時間を振り返るとわかります。

  • 報告のあとに、「実は」「ただ」と続く話が出ていたか。
  • 上司の案に対して、違う意見や要望が出ていたか。
  • 1on1の終わりに、次に取り組むことを、二人がそれぞれ自分の言葉で話していたか。

Kakeai AI 1on1の利用データでは、1on1のあとに部下が感想を送った回のうち、46.2%で「自分のことや状況を知ってもらえました」が選ばれていました。感想は複数回答で、「よく考えてみます」は9.5%、「挑戦してみます」は8.4%です。次の行動に向かうこの2つの感想は、どちらも「自分のことや状況を知ってもらえました」より少なくなっています。1on1を次の行動につなげるのは、それだけ難しいことだといえます。

KAKEAIの1万人調査では、面談が「毎回」そのあとの行動につながっていると答えた人は9.4%でした。このうち、面談が成果につながっていると感じている人は75.5%で、回答者全体の31.9%を上回っています。

本音を聞くだけで終わる回があってもかまいません。ただ、面談が次の行動につながると、成果や成長にもつながりやすいと考えられます。行動が必要な話であれば、上司と部下のどちらが何をするのかまで決めておきましょう。

この進め方を3回続けても「実は」と続く話が出てこないときは、尋ねるテーマか、上司が先に話す内容を変えてみるとよいでしょう。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

1on1で部下の本音をなかなか聞けないという困りごとに対して、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の前

  • テーマと期待する対応の選択

    1on1の前に、その回に話したいテーマと、上司にどうしてほしいか(期待する対応)を、部下の側から選べます。設定によっては、上司の側からもテーマを選べます。選んだ内容は、お二人の画面に表示されます。

  • メモの事前共有

    話したいことを、1on1の前に「この1on1へのメモ」に書いておけます。書いた内容は、お相手の画面にも表示されます。

1on1の実施中

  • 次の一歩の候補を会話から抽出・決定ガイド

    会話の中から次の一歩の候補が生まれると、Kakeai AIが候補として表示します。お二人のどちらからも「決定する」をクリックして決められます。決めた一歩は、「MOVE」の画面に追加されます。

見える範囲

  • だれに見えるか

    文字起こしと「1on1のAI要約」は、お二人にだけ表示されます。システム管理者を含め、お二人以外の方には表示されません(ご契約によって使える要約の共有は、お二人のどちらかが相手を選んだときだけです)。

1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上

よくある質問

1on1で部下が「特にありません」「大丈夫です」としか言わないとき、上司はどうすれば本音を聞けますか。

部下が「特にありません」「大丈夫です」としか言わない1on1では、上司のほうから先に、今日聞きたいことと自分の認識を話してみてください。たとえば、「私には、△△は予定通りに進んでいるように見えています。私が気づいていないことがあれば、教えてもらえますか」と伝えます。報告が返ってきたら、「まだ見通しが立ちにくいのはどのあたりですか」と、1つだけ掘り下げて尋ねてみましょう。

1on1で部下の本音を引き出すには、雑談やプライベートの話から始めたほうがよいですか。

1on1で部下の本音を聞くために、雑談やプライベートの話から始める必要はありません。部下の迷いや懸念は、仕事の報告のあとに、口にされないまま残っていることがあるからです。雑談から始めること自体はかまいません。ただ、雑談だけで終わらせずに仕事の報告を聞き、その内容を1つ掘り下げて尋ねてみてください。

1on1で「本音で話していいよ」「評価には関係ないから」と部下に伝えるのは、効果がありますか。

上司が「本音で話していいよ」と伝えるだけでは、効果はあまり期待できません。話した内容がそのあとどう扱われるのかが、部下にはわからないからです。また、「評価には関係ない」は上司の一存では守れない約束なので、言わないことをおすすめします。代わりに、上司から先に次の3つを話すとよいでしょう。今日聞きたいこと、聞いた話の生かし方、今期大事にしたいことです。

1on1で部下から上司への不満や、退職を考えているという話が出たら、上司はどう応じればよいですか。

1on1で上司への不満や退職の意向を聞いたときは、上司は反論や説得を始める前に、「話してくれてありがとうございます」とお礼を伝えてください。続けて、話を聞いてほしいのか、何かを変えてほしいのかを尋ねます。異動や待遇は、上司の一存では約束できません。「部長に伝えて、次の1on1でわかったことをお伝えします」のように、上司の権限でできる範囲のことを答えましょう。

1on1で本音を引き出そうと質問を重ねると、部下が黙ってしまいます。上司はどうすればよいですか。

質問を重ねて部下が黙ってしまうときは、質問を1つに絞り、上司が先に自分の考えを話してみてください。たとえば、「私は、□□の納期が厳しいのではないかと考えています。○○さんはどう感じていますか」と伝えます。上司の考えに賛成か反対かを答えるところから始められるので、部下は話しやすくなります。それでも話が出てこなければ、その回はそこまでにして、次の回にあらためて尋ねましょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/draw-out-honest-thoughts-in-1on1

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: