上司の方へ部下との関わり

部下の主体性・自主性を育てるには

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

部下の主体性・自主性を育てるには、「主体性を持って」と姿勢を求めるよりも、本人が今取り組んでいる仕事の中に、自分で決めてよい範囲をつくることをおすすめします。KAKEAIの1万人調査では、上司と面談をしている一番の理由が「自分の仕事を進めるため」や「成長のため」などだった人の34.7%が、面談が成長につながっていると感じていました。会社や上司から言われたから、という理由の人より、ずっと高い割合です。次に依頼する仕事で、上司に確認せずに決めてよいことを1つ伝えてみてください。部下が自分から動いたときは、見直してほしい点を、動いたこと自体への感謝とは分けて伝えましょう。

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KAKEAIの1万人調査では、自分の仕事や成長のために上司との面談に臨んでいる人は、言われたからという理由の人よりも、面談が成長につながっていると感じている割合が高くなっていました。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、「業務の進捗や進め方」のテーマで、部下が上司に期待することとして「話を聞いてほしい」より「一緒に考えてほしい」が多く選ばれています。主体性を姿勢として求める前に、本人の仕事の中に自分で決めてよい範囲をつくり、任せたあとも進み具合を一緒に確認する日を決めておくとよいでしょう。

34.7%
1万人調査
面談を実施している一番の理由が「自分の仕事を進めるため」などの人のうち、面談が成長につながっていると感じている人の割合
一番の理由が「自分の仕事を進めるため」「成長のため」「コンディションやモチベーションを維持・向上させるため」のいずれかだった人の結果です。会社や上司から言われているから、または周りが実施しているからなんとなく、という理由の人では9.1%、回答者全体では26.7%でした。自分の仕事や成長のために面談に臨んでいる人のほうが、成長を実感している割合が高くなっています。
52.8%
1万人調査
上司との面談を実施している理由(5つまで選択)に、「自分の仕事を進めるため」を挙げた人の割合
8つの選択肢の中で最も多い回答でした。「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」は27.2%、「成長のため」は22.9%です。面談の理由として、この2つよりも「自分の仕事を進めるため」を挙げた人のほうが多くなっています。
17.0%
Kakeai AI 1on1 利用データ
「業務の進捗や進め方」のテーマのうち、部下が上司に期待することとして「一緒に考えてほしい」を選んでいた割合
「その他」を除く5つの選択肢の中で、最も多く選ばれた答えです。最も少ない「話を聞いてほしい」は7.5%でした。このテーマでは、話を聞いてもらうことより、一緒に考えることのほうが多く期待されています。

1万人調査は、部下の主体性・自主性そのものを尋ねたものではありません。このページでは、上司との面談を実施している理由への回答を手がかりにしています。17.0%は「業務の進捗や進め方」のテーマ全体に対する割合で、任せた仕事の話に限った数字ではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

部下に主体性・自主性がないと感じるとき、部下の側で起きていること

部下に主体性や自主性がないように見えても、本人に意欲がないとは限りません。仕事の中に、部下が自分で決めてよい範囲が見当たらないのかもしれません。以前に自分から動いたときの上司の反応が、次の行動をためらわせていることもあります。「自走しない」「指示待ち」「当事者意識がない」と感じるときも、同じことが言えます。

上司の側にも事情があります。自分の仕事を抱え、チームの結果にも責任を負っています。急ぐときは、内容を自分で決めて作業だけを依頼したほうが早く済みます。ただ、その頼み方が続くと、部下に伝わるのは作業の内容と期限だけになります。気を利かせて先に動いたときに「聞いていない」と言われた経験があれば、頼まれた分だけを確実に終えるのが、部下にとって無難な進め方になります。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談を実施している理由を、5つまで選んでもらいました。8つの選択肢のうち最も多かったのは「自分の仕事を進めるため」で、52.8%の人が選んでいます。「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」は27.2%、「成長のため」は22.9%でした。面談の理由として、成長より自分の仕事を進めることのほうが、ずっと多く挙げられています。

同じ調査では、最も当てはまる理由も1つ選んでもらいました。「自分の仕事を進めるため」「成長のため」「コンディションやモチベーションを維持・向上させるため」のいずれかを選んだ人は、5,201人です。このうち、面談が成長につながっていると感じていた人は34.7%でした。一方、会社や上司から言われているため、または周りが実施しているからなんとなく、という理由を選んだ2,245人では9.1%です。自分の仕事や成長のために面談に臨んでいる人のほうが、成長を実感している割合が高くなっています。

目的や自分で決めてよい範囲を知らされずに依頼された仕事は、「言われたからやる」仕事になりがちです。主体性・自主性を発揮してほしいときは、姿勢や成長という言葉からではなく、本人が今取り組んでいる仕事から始めることをおすすめします。仕事は、成果に対してクリアしなければならないものであると同時に、成長にとっての具体的な材料でもあります。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査から、部下の主体性・自主性を育てる場面では、上司も部下も当事者だと考えています。上司は部下が決めてよい範囲を伝え、部下は自分の案や話したいことを1つ用意する、という分担で進めましょう。

主体性・自主性・自走のどれを期待するかで、上司が先に伝えることは変わる

「主体性がない」とひとまとめにすると、上司が何から始めればよいのかが見えてきません。このページでは、上司が部下に期待していることを自主性・主体性・自走の3つに分け、それぞれで上司が先に伝えることを整理します。

上司が部下に期待していること伝わっていないときに起こりやすいこと上司が先に伝えること
自主性:決まっている仕事に、言われる前に取りかかる次に来る仕事がわからず、声がかかるのを待つこの先の仕事の見通しと、上司に確認せずに進めてよい範囲
主体性:何をするかから、自分で考えて決める決めるのは上司だと受け取り、案を出すのを控える解決したい問題とその目的、部下が決めてよい範囲
自走:上司がそばにいなくても進め、行き詰まったら自分から相談するどこまで一人で進めてよいのかがわからず、そのつど確認に来る事前に相談してほしいこと、決めたあとの報告で十分なこと、進み具合を一緒に確認する日

自主性・主体性・自走のどれが表れるかは、同じ人でも仕事によって異なります。慣れた仕事は一人で進める人でも、初めての仕事では指示を待つことが珍しくありません。人ではなく、仕事ごとに考えましょう。

部下の主体性・自主性を育てる、場面ごとの伝え方と最初の一言

出荷部門で梱包用の箱を発注している部下とのやり取りを例に説明します。毎週月曜に在庫を確認し、不足する分を仕入先に発注する仕事です。先月は箱の在庫が切れ、出荷が半日止まりました。

言われる前に動いてほしいとき(自主性)

部下が言われる前に動くには、この先に何が起こるのかと、上司に確認せずに進めてよい範囲を知っている必要があります。まずは、この2つを上司から伝えてみてください。

  • 来週から出荷が増える時期に入るので、箱の減り方がいつもより早くなりそうです。
  • 在庫が2週間分を切ったら、月曜を待たずに発注してもらえますか。私への確認は要りません。
  • 発注したあとに、一言知らせてもらえると助かります。

判断に迷ったときにどうするかも、話しておくとよいでしょう。

  • 自分で決めてよいのか迷ったときは、遠慮なく「ここは決めてよいですか」と聞いてください。範囲をはっきりさせるのは、私の役割です。

何をするかから考えてほしいとき(主体性)

やることを指示する前に、解決したい問題とその目的を部下に伝えます。上司が答えを決めてから依頼すると、部下が考えられるのは作業の手順だけになるからです。

  • 先月、箱が切れて出荷が半日止まりましたよね。同じことが起きないようにしたいんです。
  • 在庫を確認する方法を変えるのか、発注の日を変えるのか、やり方から考えてみてもらえませんか。
  • 木曜の1on1で、○○さんの案を聞かせてください。まとまっていなくてもかまいません。

案が出たら、どの部分を部下が決めるのかをその場で伝えます。

  • 在庫の確認を月曜と木曜の2回にする案ですね。それで進めましょう。確認する時間帯や方法は、○○さんにお任せします。

案が出ないときや、初めての仕事で部下に判断の材料がないときは、上司が先に考えを話してかまいません。そう考えた理由も添えましょう。

  • 私なら、まずどのサイズの箱が切れやすいのかを調べます。すべての箱を同じ頻度で確認しなくてもよいかもしれないからです。○○さんは、どこから始めたいですか。

上司がそばにいなくても進めてほしいとき(自走)

一人で進めてほしい仕事では、任せる前に次の3つを二人で決めておきます。事前に相談してほしいこと、決めたあとの報告で十分なこと、進み具合を一緒に確認する日です。

  • 箱の発注を、来月から○○さんにお任せしたいと考えています。
  • 仕入先を変えるときと、普段の月より多く発注するときだけ、事前に相談してください。それ以外は、○○さんの判断にお任せします。
  • 月末の1on1で、1か月の様子を一緒に振り返りましょう。途中で行き詰まったら、月末を待たずに声をかけてください。
  • ここまでで、気になる点や変えたい点はありますか。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データも参考になります。「業務の進捗や進め方」のテーマのうち、部下が上司に期待することとして「一緒に考えてほしい」を選んでいた割合は17.0%でした。「その他」を除く5つの選択肢の中で最も多い答えで、「話を聞いてほしい」は最も少ない7.5%でした。このテーマでは、話を聞いてもらうことより、一緒に考えることのほうが多く期待されていました。

任せたあとの1on1では、話したいことと上司に期待することを、まず部下に尋ねてみるとよいでしょう。一緒に考えてほしいと言われたら、何に困っていて、どうしたいのかを把握したうえで、真剣に一緒に考えます。話を聞くだけで十分な回もあります。

  • 発注のことで、今日は話を聞くだけでよいですか。それとも、一緒に考えたいところがありますか。

在庫切れのない月が続いたら、事前に相談してほしいことを1つ減らす提案をしてみましょう。

  • この3か月、在庫切れが一度もなく、心強いです。来月からは、仕入先を変えるときも、決めたあとに知らせてもらえれば十分だと思うのですが、どうでしょうか。

1on1に、話したいことを1つずつ持ち寄る

1on1が、言われたから行うだけのものにならないように、部下が自分から話したいことを話す時間を設けます。議題を部下任せにはせず、上司からも話したいことを1つ用意しておきましょう。

  • 次の1on1に向けて、○○さんが話したいことを1つと、そのことで私に期待することを、事前に教えてもらえますか。私からも、話したいことを1つ用意していきます。
  • 発注以外のことでもかまいません。今の仕事で変えたいことがあれば、聞きたいです。

部下が自分から動いたときに、主体性をそがない上司の受け止め方

部下が自分から動いた直後の上司の一言は、次も自分から動こうと思えるかどうかを左右しやすいものです。自分から動いて損をしたという経験が残ると、次に動く理由を見つけにくくなります。見直してほしい点は、動いたこと自体への感謝とは分けて伝えましょう。

部下の案をそのまま進められないとき

案をそのまま進められないときは、よいと思った点と気になった点を、理由と一緒に伝えます。

  • 仕入先を価格の安い会社に変える案ですね。考えてきてくれて、ありがとうございます。
  • 価格が下がるのは魅力的です。ただ、納品までの日数が今より長くなるので、このままでは進めにくいと考えています。
  • 日数を変えずに価格を下げる方法を、一緒に探してみませんか。

部下が自分の判断で動き、結果が思わしくなかったとき

早めに多く発注した結果、箱が保管場所に入りきらなかった、という場面です。ここで「勝手なことをしないで」と返すと、部下は、指示を待ったほうが無難だと考えやすくなります。

  • 在庫が減る前に、自分で判断して発注してくれたんですね。早めに動いてもらえるのは、とても助かります。
  • 保管場所に入る量をお伝えしていなかったのは、私です。申し訳ありません。
  • 次からは、発注の前に保管場所の空きを確認してもらえますか。今日、一緒に見に行きましょう。

事前に相談すると決めていたことを、部下が先に進めていたとき

決めていた範囲を超えて仕事が進んでいたときは、まず事実を二人で確認し、部下がそう判断した理由を尋ねます。

  • 仕入先を変えるときは事前に相談する、と二人で決めていましたね。今回は、変更したあとに知りました。私の理解が違っていたら、教えてください。
  • 何か事情があったのだと思うので、変更した理由をまず聞かせてもらえますか。
  • 相談する範囲を今のままにするか見直すかは、そのあとで一緒に決めましょう。

部下の主体性・自主性を育てたいときに、避けたいこと

避けたいのは、主体性を姿勢として求めることと、部下の状況や期待を知る前に、上司の関わり方を1つに決めてしまうことです。

  • 「主体性を持って」と、姿勢を表す言葉で求めること。それだけでは、次に何をすればよいのかが伝わりにくいからです。評価シートに「主体性」の項目がある職場では、その項目でどんな行動を期待しているのかを、期末を待たずに普段の1on1で話しておきましょう。
  • 任せたら口を出さない、とあらかじめ決めておくこと。見守ることを大事にする考え方もありますが、そう決めておくと、出荷が止まるような誤りに気づいても黙っていることになります。部下が決めてよい範囲の中で迷っているだけなら、何も言わずに待つことがあってもよいでしょう。一方で、任せた範囲にまで細かく指示を出し続けることも避けましょう。
  • 答えを教えず、質問で本人に気づかせる、とあらかじめ決めておくこと。そうした助言もありますが、KAKEAIは、どの相談でも答えを教えないと決めておくことをおすすめしません。初めての仕事で判断の材料がないときは、質問をされても案を出しにくいからです。部下が質問だけで結論を出せそうなときは、もちろんそれでかまいません。
  • 部下のための時間だからと、1on1の議題を部下任せにすること。「議題は部下が決める」という助言もありますが、KAKEAIは、1on1の議題を部下任せにすることをおすすめしません。自分から議題を出しやすい人だけが活用できる時間になりがちだからです。
  • 主体性がないことを、性格や世代のせいにすること。性格や世代は、上司にも部下にも変えられません。上司が変えられるのは、仕事の頼み方と、部下が自分から動いたあとの受け止め方です。

姿勢を表す言葉は、次のように具体的な行動に言い換えて伝えます。

  • 評価シートの「主体性」の項目を、一緒に見てもらえますか。私が大事にしたいと考えているのは、在庫が切れそうなときに自分の判断で動くことと、発注のやり方に案を出すことです。○○さんは、どう感じますか。

KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごととして「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人の割合が、面談が週1回以上の人で8.8%、半年〜1年に1回の人で22.7%でした。面談の頻度が低い人ほど、やらされ感を挙げる割合が高くなっています。

進み具合を一緒に確認する日は、任せたあとも設けておきましょう。

部下の主体性・自主性を育てる関わり方を振り返る3つの点

上司の関わり方が合っているかどうかは、面談での返事や意気込みよりも、そのあとの仕事でのやり取りに表れやすいものです。次の3つの点から、二人のやり取りを振り返ってみてください。

  • 上司に確認せずに進めてよいと伝えた範囲のことが、部下の判断で進んでいるでしょうか。
  • 依頼した仕事以外でも、「次はこうしたいです」と部下が提案しやすい雰囲気になっていますか。
  • 1on1で、部下と上司の両方が、話したいことを話せているでしょうか。

1on1で「やってみます」という言葉が出なくても、主体性がないと受け取る必要はありません。Kakeai AI 1on1の利用データでは、1on1のあとに部下が感想を送った回のうち、「挑戦してみます」が選ばれた回は8.4%でした。「よく考えてみます」は9.5%です(複数回答)。1on1の直後に次の行動に向かう気持ちが生まれるのは、それだけ難しいことだと言えます。

自分で決めてよい範囲を伝えても、部下が上司に確認してから動くことがあります。上司と部下の関係には段階があり、段階によって合う関わり方は変わります。まだ身構えている段階では、同じ「お任せします」という一言でも届き方が違います。確認が続くことを責めずに、どんなときに確認したくなるのかを尋ねてみてください。

  • 自分で決めてよいとお伝えした範囲でも、確認してくれていますよね。私の伝え方がわかりにくかったかもしれません。確認したくなるのは、どんなときですか。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

部下が自分で進めたいことや、二人で決めた次の行動が、1on1のあとでうやむやになってしまうときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の前

  • テーマと期待する対応の選択

    1on1の前に、その回に話したいテーマと、上司にどうしてほしいか(期待する対応)を、部下の側から選べます。設定によっては、上司の側からもテーマを選べます。選んだ内容は、お二人の画面に表示されます。

  • メモの事前共有

    話したいことを、1on1の前に「この1on1へのメモ」に書いておけます。書いた内容は、お相手の画面にも表示されます。

1on1の実施中

  • 次の一歩の候補を会話から抽出・決定ガイド

    会話の中から次の一歩の候補が生まれると、Kakeai AIが候補として表示します。お二人のどちらからも「決定する」をクリックして決められます。決めた一歩は、「MOVE」の画面に追加されます。

日常

  • MOVE(次の一歩と目標の一覧)

    「MOVE」の画面で、1on1で決めた次の一歩と目標を、お相手ごとに一覧で管理できます。目標を「継続テーマ」にしておくと、1on1の準備のときに、テーマの候補として表示されます。

1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上

よくある質問

部下の主体性と自主性は何が違いますか。どちらから育てればよいですか。

自主性は「やることが決まっている仕事に、言われる前に取りかかること」、主体性は「何をするかから、自分で考えて決めること」と分けて考えるとわかりやすくなります。どちらから始めるかは、上司が今困っている場面に合わせて選ぶとよいでしょう。迷う場合は、伝えることが少なくて済む自主性から始め、上司に確認せずに進めてよいことを1つ伝えてみてください。

部下に自走してほしいとき、上司は口を出さずに見守ったほうがよいですか。

部下に自走してほしいときでも、口を出さないとあらかじめ決めておくことはおすすめしません。お客様や納期に関わる誤りに気づいたときは、その誤りを、理由を添えてその場で部下に伝えてください。部下が決めてよい範囲のことは、上司の考えを1つの意見として話し、決定は部下に委ねましょう。事前に相談してほしいことを、任せるときに二人で決めておくと、お互いに迷いにくくなります。

部下が相談なしに仕事を進めてしまいます。主体性は認めたいのですが、上司はどう伝えればよいですか。

部下が相談なしに仕事を進めたときは、自分から動いたこと自体への感謝と、事前に相談してほしかった点とを、分けて伝えます。たとえば「自分で判断して動いてくれて、助かります。仕入先の変更は事前に相談すると決めていたと思うのですが、何か事情があったのでしょうか」と尋ねてみてください。相談する範囲を決めていなかった場合は、その場で二人で決めましょう。

新人や経験の浅い部下にも、主体性や自主性を求めてよいですか。

新人や経験の浅い部下にも、自分で決めてよい範囲を設けることはできます。その範囲は、年次ではなく、その仕事にどのくらい慣れているかに合わせて決めます。初めての仕事では、先にやり方を説明したうえで、小さなことを1つ任せてみてください。たとえば「在庫を確認する曜日は、○○さんにお任せします」と伝えます。判断の材料がない仕事では、部下から案が出るのを待たずに、上司が先に考えを話してかまいません。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/develop-subordinate-initiative-autonomy

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: