部下の方へそのほかの面談
面談ばかりしてくる上司にどう対応すればよいか
先に答え
面談ばかりしてくる上司には、面談を断るのではなく、まず自分の仕事の相談に使ってみることをおすすめします。KAKEAIの1万人調査では、週1回以上面談している人の中でも、面談が毎回またはほぼ毎回行動につながっている人の67.3%が面談の成果を感じ、つながっていない人では12.7%でした。つまり、回数が同じでも、行動につながるかどうかで成果の実感は大きく分かれています。回ごとに話したいことと上司に期待することを1つ持ち込み、報告だけで済むことはチャットや週報に分けてください。それでも負担が大きいなら、隔週にできないかを理由と一緒に相談します。上司にも面談を重ねる事情があると考えて話すと、相談しやすくなります。
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面談の頻度が同じでも、面談がその後の行動につながっているかどうかで、成果の実感は大きく分かれています。自分の時間の確保に困っている人の成果の実感は、全体より高くなっています。時間の負担を感じている人でも、面談の成果を実感している割合は低くないということです。
- 67.3%
- 1万人調査
- 週1回以上面談し、面談が行動につながっている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 週1回以上でも、面談が行動につながっていない人では12.7%でした。面談の回数が同じでも、面談がその後の行動につながっているかどうかで、成果の実感は大きく分かれています。
- 39.4%
- 1万人調査
- 「自分自身の実施時間の確保」に困っている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- この困りごとを挙げた人は23.9%で、その成果の実感は回答者全体の31.9%を上回っています。面談の時間を取りにくいと感じている人でも、面談の成果を実感している割合は、全体より高いということです。
- 30.5分
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- 前の回からの間隔が10日までの回(毎週の間隔)の、1回の時間の中央値
- 月1回の間隔で行われた回では29.6分でした。つまり、間隔の短い回でも1回の長さは月1回の回とほとんど同じで、回数が多いからといって1回が短くなっているわけではありません。
1万人調査は、面談が多すぎると感じているかどうかを尋ねたものではありません。利用データの時間は、1on1を始めてから終えるまでの長さで、前の回からの日数で間隔を分けています。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
面談ばかりしてくる上司には、 断るより先に、 面談を自分の仕事の相談に使う
面談ばかりしてくる上司には、面談を断ったり受け流したりするより先に、その面談を自分の仕事の相談に使ってみることをおすすめします。面談が多くてつらいと感じる理由には、回数や時間の負担のほかに、回ごとに相談したいことがなく、話しても次の仕事につながらないことも考えられます。同じ回数でも、相談したいことがあり、話したことが次の仕事につながる回なら、負担の感じ方も変わってくるでしょう。
上司が面談を重ねる事情は、部下の席からは見えにくいものです。会社の決まりで回数が決まっているのかもしれませんし、部下の仕事の様子が見えにくく、状況を知りたいのかもしれません。面談が部下のためになると考えて、よかれと思って回数を増やしている場合もあります。「面談好きな上司」「管理したがる上司」と決めつけると、相談の言い方もとげのあるものになりがちです。
部下の側からできることは3つあります。1つ目は、回ごとに、話したいことと上司に期待することを1つ持ち込むことです。2つ目は面談でなくてよい報告をチャットや週報に分けること、3つ目は、それでも負担が大きいときに、頻度か長さの希望を理由と一緒に相談することです。
| 面談が多いと感じる状況 | まず試すこと | 部下の最初の一言 |
|---|---|---|
| 毎回、 | 回ごとに、 | 「今日は、 |
| 進み具合の | 報告は | 「進み具合は |
| 回数も | 頻度か | 「導入の |
面談の回数が同じでも、 行動につながるかどうかで成果の実感は分かれる
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司と週1回面談している人の40.5%が「面談が成果につながっている」と感じていて、月1回の人の30.7%を上回っています。面談の頻度が高い人のほうが、成果を実感している割合は高いということです。ただし、成果の実感の差がより大きく出ているのは、頻度の違いより、面談がその後の行動につながっているかどうかの違いです。
同じ調査で、上司と週1回以上面談している人を、面談がその後の行動につながっているかどうかで比べています。毎回またはほぼ毎回つながっている人では、67.3%が「面談が成果につながっている」と感じていました。同じ週1回以上でも、面談が行動につながっていない人では12.7%です。つまり、面談の回数が同じでも、行動につながっているかどうかで、成果の実感は大きく分かれるということです。
また、上司との面談の困りごと(複数回答)として「自分自身の実施時間の確保」を挙げた人は23.9%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は39.4%で、回答者全体の31.9%を上回っています。面談の時間を取りにくいと感じている人でも、面談の成果を実感している割合は、全体より高いということです。時間の負担を感じることと、面談が役に立つかどうかは、分けて考えることができます。
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)で、1回の時間を前の回からの間隔ごとに比べています。間隔が10日までの回(毎週の間隔)では、1回の時間の中央値は30.5分でした。月1回の間隔で行われた回では29.6分です。間隔の短い回でも、1回の長さは月1回の回とほとんど同じで、回数が多いからといって1回が短くなっているわけではありません。つまり、面談の回数が多いほど、面談に使う時間もそのまま増えていると考えられます。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談は上司と部下の両方が当事者として使う時間だと考えています。面談の回数を決めているのが上司であっても、その30分を何に使うかは、部下の側からも変えられます。
面談ばかりの上司に、 部下の側からできる3つのこと
部下の側からできるのは、面談に相談したいことを持ち込むこと、面談でなくてよい連絡を分けること、頻度や長さの希望を相談することの3つです。以下では、総務で新しい勤怠システムの導入を担当している部下が、上司から毎週30分の面談を入れられている場面を例にします。
1. 回ごとに、話したいことと上司に期待することを1つ持ち込む
面談の最初に、今日話したいことと、上司に期待することを自分から伝えます。意見を聞きたい、一緒に考えてほしい、判断してほしい、といったことです。上司の確認に答えるだけで終わる回を、自分の仕事を前に進める回に変えるためです。
- 今日は、勤怠システムの説明会の案内文について、ご意見をいただきたいです。
- 来月の切り替えの日程で迷っていることがあるので、一緒に考えていただけますか。
- 今日は、私からお願いしたい判断が1つあります。旧システムの停止日を、月末にしてよいかどうかです。
話したいことがない週は、そう言ってかまいません。無理に話題を作る必要はありません。
- 今週は特に相談したいことがないので、進み具合の報告だけで、15分ほどで終えてもよいでしょうか。
2. 面談でなくてよい報告は、 チャットや週報に分ける
進み具合の報告だけなら、面談でなくても伝えられます。報告をチャットや週報で先に送っておくと、面談の時間は、その進み具合をもとにした判断や相談に使えます。報告をやめるのではなく、伝える手段を分ける提案として伝えると、上司も受け入れやすくなります。
- 進み具合は、毎週金曜にチャットでお送りするようにしてもよいでしょうか。面談では、判断をお願いしたいことや相談に時間を使いたいです。
- 先にお送りした週報の通り、設定作業は予定通り進んでいます。今日は、その中で1つ、判断をお願いしたいことだけお話しします。
3. 頻度か長さの希望を、 理由と一緒に相談する
相談したいことを持ち込んでも負担が大きいなら、頻度か長さの希望を相談します。相談の仕方は、次の見出しで詳しく取り上げます。ここで大事なのは、面談を減らしてほしいとだけ言わず、自分の仕事の時間の話として、理由と代わりの方法を一緒に伝えることです。
- 導入の作業が立て込んでいて、正直に言うと、作業の時間が足りなくなっています。来月いっぱいは、面談を隔週にしていただくことはできますか。
面談の頻度や長さを上司に相談するときの言い方
面談の頻度や長さを相談するときは、「面談が多い」と言うのではなく、自分の仕事の時間の話として伝え、代わりの方法を添えます。上司の進め方への不満として伝わると、上司も身構えます。
頻度を相談するときは、期間を区切ると相談しやすくなります。
- 来月の切り替えが終わるまでの間だけ、面談を隔週にしていただけませんか。間の週は、週報で状況をお送りします。
- 隔週にしても、急ぎの相談があるときは、その都度お時間をいただいてもよいでしょうか。
長さを相談するときは、話すことがない週だけ短くする形にすると、上司も受け入れやすくなります。
- 相談したいことがない週は、30分の枠を15分で終えてもよいでしょうか。話したいことがある週は、30分使わせてください。
上司が面談で何を知りたいのかを尋ねると、準備がしやすくなり、回数の話もしやすくなります。
- 面談で、どんなことを知りたいと思っていらっしゃいますか。それが分かると、私も準備しやすいです。
- 進み具合は週報でお伝えできていますか。もし足りない点があれば、週報に足します。
上司から「回数は変えられない」と言われたときは、押し返さず、1回の中身を変える相談に切り替えます。
- 分かりました。では、毎回の最初に、今日話したいことを私から1つ出すようにします。
- 回数はこのままで、話すことがない週は短く終える形にしていただけると助かります。
相談しても変わらず、仕事に差し支えが出ているときは、人事の担当に相談してもかまいません。その場合も、上司への不満としてではなく、仕事の時間の確保の相談として伝えてください。
面談ばかりしてくる上司への対応で避けたいこと
避けたいのは、上司を悪く決めつけることと、面談を受け流して何も持ち込まないことです。
- 「面談好き」「管理したがり」と決めつける。上司が面談を重ねる事情は、部下の側からは分かりにくいものです。決めつけると、相談の言い方にとげが出やすくなります。
- 黙って受け流す。相談したいことを持ち込まずに座っているだけでは、面談は上司の確認の時間のまま変わりにくく、負担だけが残りがちです。
- 「面談を減らしてください」とだけ言う。理由と代わりの方法がないと、上司には、面談を嫌がっているように受け取られやすくなります。
- 面談を断る、欠席する。回数を減らしたいなら、断るのではなく相談します。断ることが続くと、必要な相談もしにくくなります。
- 逆に、面談の中身をすべて上司に任せる。回ごとに相談したいことを1つ持ち込むのは、部下にできることです。
- 上司への不満として人事に持ち込む。人事に相談するときも、仕事の時間の確保の相談として伝えます。
面談への対応がうまくいったかを振り返る
面談への対応がうまくいったかどうかは、回数が減ったかどうかより、面談の時間が自分の仕事を進める時間に変わったかどうかを振り返るとわかります。
- 面談の最初に話したいことと上司に期待することを伝えられたら、次の回の分も、前の日のうちに1つ決めておくと続けやすくなります。
- 上司に判断してもらったことや一緒に考えてもらったことで仕事が進んだら、次の面談の最初に、その結果を短く伝えます。
- 進み具合の報告をチャットや週報に分けられたら、面談で相談したいことも、報告と一緒に前日までに送っておく方法があります。
- 頻度や長さの相談を仕事の時間の話として伝えられたら、決めた期間が終わる頃に、元に戻すかどうかをもう一度相談してみてください。
- 面談を終えるときに次にすることが決まっていたら、次の面談は、その進み具合から話し始めます。
次の面談では、最初の一言を「今日は、説明会の案内文について、ご意見をいただきたいです」から始めてみてください。面談の回数は同じでも、その30分の中身は、部下の側から変えられます。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
上司との面談が怖い、断りたいと思うほど重い、言いたいことをうまく話せなかったというときに、出ると決めた回に向けて、ご自身の側でできることとして、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。
面談の前に、「1on1の準備」で。
上司に期待することを、 面談の前と冒頭に、 自分から伝えられます。
テーマと期待する対応(「話を聞いてほしい」など)を選ぶと、上司の画面にも表示され、1on1の冒頭で Kakeai AI が挙げます。ご自身向けの「1on1前のAIアドバイス」には、上司にどう関わってほしいかを自分から伝える一言の案が書かれることもあります。
今、キャリアについて考えていることを聞いてもらえますか。今日はまず話を聞いてほしいんです
1on1の前後や最中に、「自分用のメモ」で。
上司に伝える前の気持ちや考えを書き留めておき、 それを踏まえたアドバイスを自分だけで受け取れます。
「自分用のメモ」はご自身だけに表示され、上司にもシステム管理者にも表示されません。実施中は「1on1実施中」の画面の「自分用のメモを開く」から書け、終了後は履歴で編集できます。Kakeai AI は、その内容をご自身向けのアドバイスにだけ使います。
自分用メモに「企画の話を今日する」と書いていた狙いを、今日の会話でそのまま実行できました。
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
うまく話せなかったことを、 次の面談で自分の言葉で話し直す準備ができます。
Kakeai AI が、ご自身向けに、その回のよかった場面を取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。話が途中で終わった大事な場面があれば、次の面談で添えられる一言の例を書くこともあります。上司には別の内容が表示されます。
…「社内の評価の場面だと緊張の種類が違うので、レポートを書きながら少し慣らしていきたいです」と一言添えてみませんか。…
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- 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
- 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)
よくある質問
上司が面談ばかりしてくるのは、 なぜですか。
上司が面談を重ねる事情は、部下の席からは見えにくいものです。会社の決まりで回数が決まっている、部下の仕事の様子が見えにくく状況を知りたい、面談が部下のためになると考えている、といった事情が考えられます。「面談好き」「管理したがり」と決めつけると、相談の言い方にとげが出ます。理由を知りたいときは、「面談で、どんなことを知りたいと思っていらっしゃいますか」と尋ねると、準備もしやすくなります。
面談が多すぎてつらいとき、 部下は何から始めればよいですか。
面談が多すぎてつらいとき、まずできるのは、回ごとに話したいことと上司に期待することを1つ持ち込むことです。KAKEAIの1万人調査では、週1回以上面談している人のうち、面談が毎回またはほぼ毎回行動につながっている人の67.3%が面談の成果を感じ、つながっていない人では12.7%でした。回数が同じでも、面談が行動につながっているかどうかで成果の実感は分かれています。まず1回を、自分の仕事の相談に使う回に変えてみてください。
上司に面談の回数を減らしてほしいと、 どう伝えればよいですか。
上司に面談の回数を減らしてほしいときは、「面談が多い」と言うのではなく、自分の仕事の時間の話として伝え、期間と代わりの方法を添えます。「来月の切り替えが終わるまでの間だけ、面談を隔週にしていただけませんか。間の週は週報で状況をお送りします」という形です。回数を変えられないと言われたときは、「話すことがない週は15分で終えてもよいでしょうか」と、1回の長さの相談に切り替えます。
進み具合の確認のために毎週面談を入れられます。 報告をチャットにしてもよいですか。
進み具合の報告は、チャットや週報に分けることを上司に提案してかまいません。「進み具合は毎週金曜にチャットでお送りするようにして、面談では判断をお願いしたいことや相談に時間を使いたいです」と伝えます。報告をやめるのではなく、伝える手段を分ける提案として伝えると、上司も受け入れやすくなります。報告を先に送っておくと、面談の時間を、上司の判断や意見が要ることに使えます。
面談が多い上司との面談を、 断ったり欠席したりしてもよいですか。
面談を断ったり欠席したりするより、頻度や長さの希望を相談することをおすすめします。断ることが続くと、本当に必要な相談もしにくくなります。回数を変えられないと言われたら、話すことがない週は短く終える形を相談する方法もあります。相談しても変わらないときは、人事に仕事の時間の確保の相談として伝えてください。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/boss-holds-too-many-meetings-how-to-respond
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: