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部下の方へ1on1

1on1で怒られるのが怖いとき、どうすればよいか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

1on1で怒られるのが怖いときは、何が怖いのかを1つに絞り、その話を、上司に期待することと一緒に自分から早めに伝えることから始めてください。遅れやミスを伝えるときは、結論と事実を先に言い、「一緒に考えていただけますか」と添えます。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することが「一緒に考えてほしい」の人のうち、面談が成果につながっていると感じる人は46.2%で、期待ごとに比べた中で最も高い割合でした。強く言われたときは、その場では中身と次にすることを確認し、受け止めは落ち着いてから伝えます。人格を否定される言葉が続くときは、人事や社内の相談窓口に相談してください。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談で話したいことを切り出せないと感じている人でも、面談の成果を実感している割合は全体を上回っていました。一方、上司の対応が自分の期待と違うと感じている人では、成果の実感は全体より低くなっていました。調査は怒られることへの不安を尋ねていませんが、怒られるのが怖い話ほど、上司に期待することを添えて、自分から早めに伝えることをおすすめします。

9.7%
1万人調査
上司との面談の困りごと(複数回答)に、「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人の割合
この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は36.5%で、回答者全体の31.9%を上回っています。言い出しにくさを抱えている人でも、面談の成果を実感する割合は全体より高いということです。
12.9%
1万人調査
上司との面談の困りごと(複数回答)に、「上司の対応が期待するものと違う」を挙げた人の割合
この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は23.4%で、回答者全体の31.9%より低くなっています。上司の対応が自分の期待と合わないと感じている人は、面談の成果も感じにくいということです。
46.2%
1万人調査
面談で上司に一番期待することが「一緒に考えてほしい」の人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
「具体的なアドバイスがほしい」の人は42.7%、「期待していることは特にない」の人は8.4%でした。一緒に考えてほしいことを持って面談に臨んでいる人は、成果を実感している割合が最も高いということです。

この調査は、面談で怒られた経験や、怒られることへの不安については尋ねていません。数字は、面談の困りごとと、上司に一番期待することを尋ねた結果です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

1on1で怒られるのが怖いときに、まず知っておきたいこと

1on1(上司と1対1で定期的に行う面談)で怒られるのが怖いとき、怖さそのものを無くすのは難しいかもしれません。それでも、怖さの元になっている話を、上司に期待することと一緒に自分から伝えることはできます。その伝え方を、場面ごとに紹介します。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、怒られることへの不安を直接は尋ねていません。近い困りごととして、上司との面談の困りごと(複数回答)に「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人が9.7%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は36.5%で、回答者全体の31.9%を上回っています。つまり、言い出しにくさを抱えている人でも、面談が成果につながっていると感じる割合は、全体より高いということです。

一方で、KAKEAIの1万人調査で「上司の対応が期待するものと違う」を挙げた人は12.9%で、そのうち面談が成果につながっていると感じている人は23.4%でした。回答者全体の31.9%より低い割合です。上司の対応が自分の期待と合わないと感じている人は、面談の成果も感じにくいということです。

怖いと感じる場面は、人によって違います。自分の怖さがどれに近いかを見て、最初の一言を選ぶとよいでしょう。以下では、来月の展示会の準備を進めていて、パンフレットの印刷の発注が遅れてしまった場面を例にします。

怖いと感じる場面気持ちの例最初の一言
遅れやミスを伝えなければならない責められそうで、伝えるのを後回しにしたくなる「先にご報告とご相談があります。パンフレットの印刷が遅れています」
何を話すのか知らされていない呼ばれた理由がわからず、悪い想像が膨らむ「明日の1on1で、どんなお話をされる予定か、先に伺ってもよいでしょうか」
前回、強い口調で言われたまた同じように言われる気がする「前回のお話について、私の受け止めを一度お伝えしてもよいでしょうか」
はっきりした理由はないが、なんとなく怖い上司との話し方がまだつかめていない「今日は、私から1つご相談したいことがあります」

遅れやミスを1on1で伝えるとき:結論、事実、上司に期待することの順に話す

怒られそうな話ほど、最初の一言で結論を言い、そのあとに事実と、上司に期待することを続けましょう。話す順番を先に決めておくと、緊張していても言葉に詰まりにくくなります。

  1. 結論を先に言います。
  • 先にご報告とご相談があります。展示会のパンフレットの印刷が、搬入日に間に合わないおそれがあります。
  1. 何が起きたのかを、事実で話します。自分の落ち度があるときは、短く謝ってから続けます。
  • 印刷会社への発注を、私が1週間遅らせてしまいました。確認が足りず、申し訳ありません。
  • 今のままだと、納品は搬入日の2日後になる見込みです。
  1. 自分ですでにしたことと、考えている案を伝えます。
  • 印刷会社には、納期を早められないか問い合わせています。間に合わない場合は、当日の分だけ社内で印刷する案を考えています。
  1. 上司に期待することを添えます。
  • どちらの案で進めるか、一緒に考えていただけますか。費用が増える場合のご判断もお願いしたいです。

KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することとして「一緒に考えてほしい」を選んだ人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は46.2%でした。一番の期待ごとに比べると、この46.2%が最も高い割合で、「具体的なアドバイスがほしい」の人は42.7%、「報告したい」の人は36.8%でした。つまり、困っていることを一緒に考えてほしいと思って面談に臨んでいる人は、面談の成果を実感している割合が最も高いということです。

悪い知らせに上司に期待することを添えると、上司も何が悪かったかより、次の手をどう打つかに話を向けやすくなると考えられます。謝る言葉を何度も重ねるより、次にどうするかに時間を使うほうが、二人の仕事のためになります。

1on1を待たずに伝えたほうがよいとき

期限が迫っている遅れや、お客様に影響するミスは、次の1on1を待たずに、わかった時点で伝えてください。1on1まで待つと、打てる手が少なくなることがあります。1on1では、その後の経過と、同じことを繰り返さない方法を話せば十分です。

  • お忙しいところすみません。展示会のパンフレットについて、急ぎでご相談したいことがあります。10分ほどお時間をいただけますか。
  • 先日ご相談したパンフレットは、納期を2日早めてもらえることになりました。今日は、次から発注が遅れないようにする方法をご相談したいです。

何を言われるかわからない1on1が怖いとき:前日に話題を尋ねておく

何を話すのかがわからないまま1on1に臨むと、怒られるのではないかという想像が膨らみやすくなります。前日までに上司に話題を尋ね、あわせて、自分の話したいことと上司に期待することを伝えておくと、当日の流れが見えやすくなります。

  • 明日の1on1で、どんなお話をされる予定か、先に伺ってもよいでしょうか。資料が必要なら、用意しておきたいと思っています。
  • 明日は、展示会の当日のブースの配置について、ご意見をいただきたいです。私の案を、今日中にお送りします。

上司から「少し話したいことがある」とだけ言われたときも、何についての話かを尋ねてかまいません。

  • 話したいことがあると伺いましたが、何についてのお話か、教えていただけますか。準備できることがあれば、しておきます。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごとに「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.7%で、回答者全体の31.9%と並んでいます。評価が気になって話しにくいと感じている人でも、面談が成果につながっていると感じている割合は、全体と並ぶということです。

評価の結果は上司の一存で決まらないこともあるので、気になるときは、評価で大事にされている基準を尋ねるところから始めるとよいでしょう。

  • 今期の評価で、特に大事にされている点を教えていただけますか。展示会の準備でも、その点を意識して進めたいです。

1on1で強く言われたとき:その場では中身を確認し、受け止め方はあとで伝える

強い口調で言われたときは、その場で言い方について言い返すより、まず話の中身と、次に自分がすることを確認するのがおすすめです。言い方について伝えたいことは、落ち着いてから、別の機会に自分の受け止めとして話すとよいでしょう。

その場での言い方の例です。

  • ご指摘いただいたのは、発注の前に納期を確認しなかったことだと理解しました。違っていたら教えてください。
  • 次からは、発注の日を決めたら、その日のうちに課長にもお知らせします。ほかに直したほうがよい点はありますか。

翌日や次の1on1で、受け止めを伝えるときの例です。

  • 昨日のお話について、1つお伝えしたいことがあります。ご指摘の内容はもっともだと思っています。ただ、強い口調で言われると、私は萎縮してしまい、言葉が出なくなります。
  • 遅れがわかったときに、すぐご相談できるようにしたいと思っています。そういうときは、どう切り出せばよいか、教えていただけますか。

上司にも、期限が迫っていた、ほかの対応に追われていたといった、その日の事情があったかもしれません。相手を責める言い方ではなく、自分がどう受け止めたかと、これからどうしたいかを伝えると、上司も聞き入れやすくなります。

ただし、人格を否定する言葉や大声での叱責、人前での強い非難が続いて心身の不調を感じるときは、1on1の中だけで解決しようとしないでください。それがハラスメントにあたるかどうかを自分で判断しようとせず、人事の担当や社内の相談窓口に、いつ、何を言われたかを整理して相談してください。体調に影響が出ているときは、産業医や医療の専門家にも相談してください。

怒られるのが怖い気持ちが続くとき:1on1の進め方を上司に相談する

何回か1on1を重ねても怖さが続くときは、1on1の進め方そのものを、上司に相談してみてください。上司への不満として伝えるのではなく、この時間を自分の仕事のためにどう使いたいかを伝える形にします。

  • 1on1では、遅れや困っていることを早めにご相談したいと思っています。最初の5分を、私の相談の時間にしていただけますか。
  • 悪い知らせほど、早くお伝えしたいと思っています。そのときは、最初に一緒に考えていただきたいとお願いしてもよいでしょうか。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1では上司も部下も、両方が当事者だと考えています。上司の受け止め方を部下が変えることはできませんが、何をいつ伝え、上司に何を期待するかは、部下の側で決められます。

避けたいのは、怖さから、悪い知らせを伏せたり、「大丈夫です」とだけ答えたりすることです。あとで遅れが大きくなってからわかると、打てる手が減り、話しにくさも増してしまいます。逆に、怒られる前に謝ることに時間を使いすぎて、相談したかったことを言えずに終わるのも避けたいところです。謝る言葉は短くして、相談に時間を使いましょう。

1on1が少しずつ話しやすくなってきたかを、どこで振り返るか

1on1が話しやすくなってきたかどうかは、怖さを感じなくなったかではなく、二人の間で困りごとが早く話題になるようになったかで振り返ってみてください。

  • 遅れや困りごとを以前より早く話せたら、次も、わかった時点で伝えます。
  • 話したいことと上司に期待することを前もって伝えられたら、次の回も、前日までに一言送ります。
  • 悪い知らせの回に次に二人がすることが決まったら、次の1on1は、その経過から始めます。

何回か続けても話しやすさが変わらないときは、自分の努力不足と決めつけず、人事の担当や信頼できる別の上司・先輩に1on1の進め方を相談してみるのも1つの方法です。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

仕事の遅れやミスなど、上司に伝えにくい話を抱えているときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

1on1の前、「1on1の準備」で。

切り出しにくい話を、1on1の前に用件と期待することとして上司に伝えておけます。

その回に話したいテーマと、上司に期待する対応(たとえば「話を聞いてほしい」)を選べます。選んだ内容と「この1on1へのメモ」は上司の画面にも表示され、1on1が始まると Kakeai AI が開始の挨拶で挙げます。前回の一歩があればその担当の方に、無ければテーマを選んだ方に、最初の一言を向けます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「業務の進捗や進め方」×「報告したい」、「心身の状態」×「話を聞いてほしい」、「人材育成」の3つです。…

1on1の前、「1on1前のAIアドバイス」で。

言いにくいことを、どの順でどう切り出すかを考えてから1on1に臨めます。

自分で選んだテーマのうち、話しにくいものも含めて、どの順で切り出すとよいかと、最初に言う一言の案を示します。部下ご本人向けの内容です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…加えて、「心身の状態」を「話を聞いてほしい」というかたちで今日のテーマに入れてくれています。…そちらも田所さんに伝える時間を取れるとよいです。…

1on1を終了した直後、「1on1後のAIアドバイス」で。

話しにくいことを話したあとに、何がよかったかを自分宛ての言葉で確かめられます。

伝えにくい話を自分から出せた回は、その場面を事実として伝える文と、次に試すことの提案。部下ご本人向けの内容です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

「心身の状態」のテーマを自分で持ち込み、…3役割が重なっている実態を自分の言葉で話せました。…苦しい状況を「回っていない」と言い切れたことが、今日の動きを作りました。

1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

1on1で上司に怒られるのが怖くて、行きたくないときはどうすればよいですか。

1on1に行きたくないほど怖いときは、まず何の話が怖いのかを1つに絞ってみましょう。そのうえで、その話と上司に期待することを、前日までに一言で伝えておきます。たとえば「明日は、パンフレットの印刷の遅れについて、一緒に対応を考えていただきたいです」と送ると、当日の話の入り方が決まります。眠れない、食欲がないなど体調に影響が出ているときは、産業医や医療の専門家に相談してください。

ミスを上司に報告するとき、怒られにくい伝え方はありますか。

ミスを上司に報告するときは、結論と事実を先に言い、自分がすでにしたことと上司に期待することを続けると、話が伝わりやすくなります。自分の落ち度があるときは短く謝り、謝る言葉を重ねるより、次の手の相談に時間を使います。最後に「どちらの案で進めるか、一緒に考えていただけますか」と添えると、上司も次にどうするかに話を向けやすくなります。期限が迫っているミスは、1on1を待たずに伝えるのが確実です。

1on1で上司にきつく言われたことを、あとから伝えてもよいですか。

1on1で上司にきつく言われたことは、落ち着いてから、別の機会に伝えてかまいません。その際は相手を責める言い方ではなく、「ご指摘の内容はもっともだと思っていますが、強い口調で言われると萎縮してしまいます」のように、自分の受け止めとして話します。続けて、困ったときにどう切り出せばよいかを尋ねると、次につながる話になります。人格を否定される言葉が続くときは、人事の担当や社内の相談窓口に相談してください。

1on1で評価が下がるのが怖くて、本音が言えません。

評価が気になって本音を話しにくいと感じている人は、ほかにもいます。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人は9.3%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.7%で、回答者全体の31.9%と並んでいます。まずは、評価で大事にされている基準を上司に尋ねるところから始めるとよいでしょう。

上司が怖くて1on1で何も話せません。どこに相談すればよいですか。

上司が怖くて1on1で何も話せない状態が続くときは、一人で抱え込まず、人事の担当や社内の相談窓口、信頼できる別の上司や先輩に相談してください。人格を否定する言葉や大声での叱責が続いている場合は、それがハラスメントにあたるかどうかを自分で判断しようとせず、いつ何を言われたかを整理して相談します。体調に影響が出ているときは、産業医や医療の専門家にも相談してください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/afraid-of-being-scolded-in-1on1

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: