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上司の方へ1on1

1on1を複数人で行ってよいか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

1on1を複数人で行うことは、おすすめしません。上司が部下を2人以上集めて話す場は持ってかまいませんが、それはチームの打ち合わせであって、1on1の代わりにはなりません。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することとして最も多かった答えは「その時々によって違う」で、20.9%でした。つまり、最も多い答えでも5人に1人ほどで、部下が上司に期待することは人によって割れているということです。複数人の場では、一人ひとりの期待に合わせることと、二人の間でだけ話せることが失われます。上司の時間が足りないなら、1回を15分に短くするか、間隔を月1回に空けて、1対1の時間を残すことをおすすめします。

数字で見る

KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待することは人によって割れていて、最も多い答えでも5人に1人ほどでした。1対1の面談でも、本音を話しにくい困りごとを挙げた人が5人に1人を超えています。一方、1回の面談の長さによる成果の実感の差は、面談のあとに行動につながるかどうかによる差より、ずっと小さいものでした。時間が足りないときは、複数人にまとめるより、短くても1対1を続けるほうが、1on1としての意味は残ります。

20.9%
1万人調査
面談で上司に一番期待することとして、最も多かった答え「その時々によって違う」を選んだ人の割合
次に多いのは「具体的なアドバイスがほしい」18.3%、「期待していることは特にない」15.6%でした。最も多い答えでも5人に1人ほどで、上司に期待することは人によって割れています。複数人に同じ対応をすると、誰かの期待から外れやすいと考えられます。
21.8%
1万人調査
面談の困りごとに、切り出せない・評価が気になり本音が話せない・信頼関係がなく安心して話せない、のどれかを挙げた人の割合
1対1の面談でも、5人に1人を超える人が、本音を話しにくい困りごとのどれかを挙げています。この数字は1対1の面談についてのものですが、同僚が聞いている場では、言いにくさはさらに増すと考えられます。
26.0%
1万人調査
上司との面談が1回10分の人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
30分の人では31.3%、60分の人では37.3%で、10分と60分の差は11.3ポイントです。面談が毎回またはほぼ毎回行動につながっている人の61.3%と、ほぼ、または全くつながっていない人の7.0%の差と比べると、長さによる差は小さいものです。

1万人調査は、複数人で行う面談については尋ねておらず、数字はすべて上司との1対1の面談についての回答です。利用データの月1回のペースは、直近3か月に3回以上1on1を行った上司と部下の組に限った数字です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

1on1を複数人で行ってよいか:集まる場は持ってよいが、1on1の代わりにはならない

上司が部下を2人以上集めて話す場は、持ってかまいません。ただし、それはチームの打ち合わせであって、1on1ではありません。1on1(上司と部下が1対1で定期的に行う面談)は、一人ひとりで違う期待に合わせ、二人の間でだけ話せることを扱う時間です。複数人の場を、1対1の時間の代わりにしないことをおすすめします。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談で上司に一番期待することとして最も多かった答えは「その時々によって違う」で、20.9%でした。続いて「具体的なアドバイスがほしい」18.3%、「期待していることは特にない」15.6%で、「話を聞いてほしい」は7.9%でした。つまり、最も多い答えでも5人に1人ほどで、部下が上司に期待することは人によって割れているということです。同じ部屋に3人いれば、3人が同じ対応を求めているとは考えにくく、上司の対応は誰かの期待から外れやすくなります。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1は、その部下の仕事を決められる直属の上司が行うのがよいと考えています。ただし、上司であっても、部下の仕事を見てもいないなら、上司が行う意味はありません。複数人を集める場を増やすより、一人ひとりの仕事を見て、1対1で話す時間を残すほうが、1on1の役目は果たせます。

複数人の場で失われること:一人ひとりに違う期待と、二人の間でだけ話せること

複数人で集まると、上司が話す中身は、全員に同じ答えで済むものに寄りがちです。部署の方針、共通の手順、日程の調整は、集まって一度に話したほうが早いこともあります。一方で、その人の仕事がどこで止まっているか、どんな判断を上司に求めているかは人ごとに違います。評価の見通しも含めて、他の部下の前では話しにくいことです。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)のうち、本音を言えないことに関わる答えが3つあります。「話したいこと、話すべきことを切り出せない」「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」「上司との信頼関係がなく安心して話せない」です。このどれかを挙げた人は21.8%でした。1対1の面談でも、5人に1人を超える人が、本音を話しにくい困りごとのどれかを挙げているということです。面談についての数字ですが、同僚が聞いている場では、言いにくさはさらに増すと考えられます。

複数人の場で避けたいのは、一人の部下の仕事の遅れや評価の話を、他の部下の前で取り上げることです。本人は言い返しにくく、周りの部下にも「この場では言わないほうがよい」と伝わると考えられます。

複数人にしたい理由が時間なら、1対1を短くするほうがよい

1on1を複数人で行いたくなる理由としてよく挙がるのは、上司の時間です。部下が8人いて全員と毎週30分話すのは難しく、3人ずつまとめれば回数はおよそ3分の1になります。ただ、時間が理由なら、1回を短くするか間隔を空けるほうが、一人ひとりと話す時間を残せます。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が1回10分の人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.0%でした。30分の人では31.3%、60分の人では37.3%で、10分と60分の差は11.3ポイントです。一方、面談が毎回またはほぼ毎回そのあとの行動につながっている人では61.3%、ほぼ、または全くつながっていない人では7.0%でした。1回の長さによる差は、面談のあとに行動につながるかどうかによる差より、ずっと小さいという結果です。1回の長さより、面談のあとに行動につながっているかどうかのほうが、成果の実感に大きく関わっているということです。短い1対1でも、その人の仕事の次の一歩を決めて終えることを大事にしてください。

「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、直近3か月に3回以上1on1を行った上司と部下の組のうち、月1回のペースの組が80.0%でした。毎週の組は5.8%です。続いている1on1の多くは、毎週ではなく月1回のペースです。毎週が難しいなら、まず月1回でも1対1を続けてください。

  • 今月は締めが重なるので、1on1を15分にさせてもらえますか。短くても、一人ひとりと話す時間は続けたいと考えています。
  • 毎週は取れなくなりそうなので、来月から2週間に1回にしませんか。間があく分、次の回までに私がすることは、その場で決めてから終わるようにしたいです。○○さんは、どう思いますか。

上司の時間が足りないときに、チームリーダーや先輩に1on1を任せる案が出ることもあります。KAKEAIは、上司の時間が足りないからといって、その部下の仕事を決めていないリーダーや先輩に1on1を任せることをおすすめしません。部下の仕事を決め、評価の見通しを持っているのは直属の上司であり、その人が話さなければ、仕事を前に進める判断がその場で出にくいからです。進み具合の情報をリーダーから聞くのはかまいませんが、1対1で話す時間は上司が持ちます。

チームの打ち合わせと1on1の使い分け:受発注システムの切り替えを例に

チームで進めている仕事ほど、複数人の場と1on1の両方が要ります。新しい受発注システムへの切り替えを3つの担当(データの移行・取引先への案内・操作マニュアルの作成)に分け、3人の部下が1つずつ受け持っている場面で考えます。

話すことチームの打ち合わせ(3人と上司)1on1(一人ずつ)
3つの担当の順番と期限をそろえる向く決まったことを前提に、その人の分だけ話す
切り替えの方針や、会社で決まったことの共有向く本人への影響があれば、ここで補う
その人の担当がどこで止まっているか向かない(本人が言い出しにくい)向く
上司に決めてほしいこと、頼みたいこと全員に関わることなら向く向く
本人の評価の見通し、体調、進め方への迷い向かない向く

チームの打ち合わせでは、担当の間の順番と期限をそろえることに時間を使います。

  • 今日は3人の担当の間で、順番と期限をそろえたいです。データの移行が終わる日を基準にして、案内とマニュアルの日程を決めましょう。
  • ここで決めきれないことは、それぞれの1on1で続きを話します。

1on1では、打ち合わせでは出なかった、その人の担当の話を聞きます。進み具合を聞くこと自体は、1on1でしてかまいません。

  • 打ち合わせでは聞けなかったのですが、取引先への案内で、○○さんが引っかかっているところはありますか。
  • 案内の文面は、私が確認してから出すほうがよいですか。それとも、○○さんの判断で出して、あとで私が見る形にしますか。
  • 打ち合わせの場では言いにくかったことがあれば、ここで話してもらえますか。

複数人の場で決めたことを、1on1で一人ずつ覆すと、チームの打ち合わせが成り立たなくなります。1on1で変えたいことが出てきたら、次の打ち合わせに戻して、全員の前で決め直します。

複数人で行う対話の場を持つなら、先に決めておくこと

新しく入った人が複数いるときや、同じ役割の部下が多いときに、上司と部下数人で定期的に話す場を持つ会社もあります。持つなら、1on1と呼ばず、何のための場かを先に伝えます。

  • 目的を1つにする。「切り替えの進め方をそろえる場」「新しく入った3人が、分からないことをまとめて聞く場」のように、全員に共通する目的にします。
  • 一人の仕事の遅れや評価は扱わない。その話は、それぞれの1on1で話すと先に伝えます。
  • 一人ひとりとの1on1は続ける。集まる場ができたからといって、1対1の時間は減らしません。
  • この場は、3人で切り替えの進め方をそろえるための時間です。一人ひとりの仕事の話は、それぞれの1on1で聞きます。
  • ここで言いにくいことは、1on1のときに話してもらえれば大丈夫です。

複数人の場と1on1の使い分けがうまくいっているかを、どこで見るか

使い分けがうまくいっているかどうかは、集まる場が増えたかではなく、一人ひとりとの1on1で出てくる話が変わったかで振り返ります。

  • 1on1で、チームの打ち合わせでは出なかった、その人の担当の話が出ているでしょうか。出ていれば、打ち合わせと1on1の役割は分かれています。出ていなければ、1on1の最初に「打ち合わせでは聞けなかったこと」から尋ねてみてください。
  • 1on1の終わりに、その人の次の一歩と、上司が引き受けたことが決まっていたでしょうか。決まっていれば、次の1on1はその結果の話から始められます。
  • 複数人の場で、一人の部下の遅れや評価の話をしていないでしょうか。していたら、その話は次の1on1に移します。
  • 複数人の場を作ったあとも、一人ひとりとの1on1の間隔は変わっていないでしょうか。延びていたら、1回を短くしてでも、間隔を戻します。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

1on1を複数人で行うか、一人ずつ行うかを迷うときに、二人で行う1on1について、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の実施中と、終了後の履歴で。

二人で行う1on1では、記録が誰に見えるかを確かめたうえで話せます。

文字起こしと「1on1のAI要約」は、お二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。音声は保存されません。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

調査の出どころ 調査の出どころは、まず無料で取れるもの(各社ホームページ・展示会資料)を使う方針になった。

1on1を終了した直後、「1on1後のAIアドバイス」で。

二人で話した回のふりかえりを、それぞれが自分宛ての言葉で受け取れます。

その回でよかった場面を一つ取り上げる「今回よかった点」と、次の1on1や日常で試せることを添える「次の1on1や日常へ向けて」。上司と部下のそれぞれに、ご本人向けの別の内容が表示されます(例は部下に表示されたもの)。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…競合の範囲・出どころ・期限の順に柳瀬さんに問いを届けました。…

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ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

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よくある質問

1on1を2人や3人の部下とまとめて行うのは、だめですか。

部下を2人や3人集めて話す場を持つことは、だめではありません。ただし、それはチームの打ち合わせであって、1on1ではありません。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することは、最も多い「その時々によって違う」でも20.9%で、人によって割れていました。複数人の場では、一人ひとりの期待に合わせることと、他の部下の前では話しにくいことを扱えません。集まる場を持つなら、一人ひとりとの1on1は別に続けてください。

グループで行う1on1には、部下どうしの学びがあるという意見もあります。どう考えればよいですか。

部下どうしが互いの進め方を知り、学ぶ場には意味があります。ただし、その場は1on1ではなく、チームの打ち合わせや勉強会として持ってください。1on1と呼ぶと、その人の担当がどこで止まっているかや上司に決めてほしいことといった、1対1でしか話せないことが行き場をなくします。グループの場は目的を1つにして持ち、一人ひとりとの1on1は別に続けてください。

部下が多くて全員と1on1をする時間がありません。複数人にまとめる以外に、どうすればよいですか。

部下が多くて時間が足りないときは、1回を15分に短くするか、間隔を2週間や月1回に空けて、1対1の時間を残してください。KAKEAIの1万人調査では、面談が1回10分の人の成果の実感は26.0%、60分の人は37.3%で、差は11.3ポイントでした。面談が毎回またはほぼ毎回行動につながっている人の61.3%と、ほぼ、または全くつながっていない人の7.0%の差と比べると、長さによる差は小さいものです。

上司の時間がないので、チームリーダーに1on1を任せてもよいですか。

上司の時間が足りないからといって、その部下の仕事を決めていないリーダーや先輩に1on1を任せることを、KAKEAIはおすすめしません。1on1は、その部下の仕事を決められる直属の上司が行うのがよいからです。ただし、上司であっても、部下の仕事を見てもいないなら、上司が行う意味はありません。リーダーから進み具合の情報を聞くことはかまいませんが、1対1で話す時間は、仕事を決めている上司が短くてもよいので持ってください。

チームの打ち合わせと1on1で、話すことをどう分ければよいですか。

チームの打ち合わせでは、担当の間の順番と期限をそろえることや、全員に関わる方針の共有に時間を使います。1on1では、その人の担当がどこで止まっているか、上司に決めてほしいこと、進め方への迷いを話します。1on1で進み具合を聞くこと自体は、避ける必要はありません。打ち合わせで決めたことを1on1で一人ずつ変えると打ち合わせが成り立たなくなるので、変えたいことは次の打ち合わせに戻して決め直します。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/1on1-with-several-people-at-once

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: