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1on1の議事録の書き方

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

1on1の議事録には、発言の経過ではなく、上司と部下が次回までに取り組むことを短く残すのがおすすめです。項目は、日付のほかに4つあれば足ります。話したことの見出し、部下が次回までに取り組むこと、上司が次回までに取り組むこと、次回の最初に話すことです。KAKEAIの1万人調査では、会社や上司から言われていることを一番の理由に面談をしている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は12.5%でした。回答者全体より低い割合です。実施を証明するためではなく仕事を前に進めるために、終わりの5分を使って二人で書いてみてください。

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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談をしている一番の理由を尋ねています。「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を選んだ人では、面談が成果につながっていると感じている人の割合が、回答者全体より低くなっていました。一方、面談の困りごとに「会話のメモ等の記録を残す負担」を挙げた人では、この割合が回答者全体より高くなっています。1on1の議事録は、何のために書くのかをはっきりさせ、二人が次に取り組むことを短く残しておくとよいでしょう。

12.5%
1万人調査
面談をしている一番の理由に「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を選んだ人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人では、この割合は41.2%です。面談を行う理由によって大きな差があり、自分の仕事を進めるために面談をしている人のほうが高くなっています。なお、「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を一番の理由に選んだ人は、回答者の20.5%です。
41.6%
1万人調査
面談の困りごとに「会話のメモ等の記録を残す負担」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
回答者全体の31.9%を上回っています。記録を残す負担を挙げた人は、面談が成果につながっていると感じている人の割合が高いと言えます。なお、この困りごとを挙げた人は、回答者の5.0%です。
23.2%
1万人調査
面談の困りごとに「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
回答者全体の31.9%を下回っています。面談が成果につながっていると感じている人の割合が低いのは、記録を残す負担を挙げた人ではありません。話したことを上司がいかさない、約束を守らないと感じている人のほうです。なお、この困りごとを挙げた人は、回答者の6.2%です。

この調査は、面談を実施している理由や面談での困りごとを尋ねたもので、議事録の書き方について直接尋ねたものではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

1on1の議事録は、会議の議事録と何が違うのか

1on1(1on1ミーティング)の議事録は、読む人も目的も、会議の議事録とは異なります。会議の議事録は、欠席した人にも経過と決定事項が伝わるように書くものです。一方、1on1の議事録を読むのは、その場にいた上司と部下の二人です。次回までにそれぞれが取り組むことが残っていれば足り、誰が何を話したかを順に記録する必要はありません。

会議と同じ形式で1on1の議事録を書くと、次のようになります。

  • 議題:担当案件の進捗、後輩の指導
  • 内容:B社への提案は順調とのこと。後輩の指導は、引き続き様子を見る。
  • 所感:特に問題なし。

「特に問題なし」で終わる議事録からわかるのは、1on1を実施したことだけです。次回に読み返しても、二人が何をすればよいのかはわかりません。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談を実施している一番の理由として、「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を選んだ人が20.5%いました。このうち、面談が成果につながっていると感じている人は12.5%です。一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人では、そう感じている人は41.2%でした。面談を行う理由によって、成果の実感には大きな差があります。自分の仕事を進めるために面談をしている人のほうが、面談が成果につながっていると感じています。

1on1の議事録は、実施したことを会社に示すために書けば「話した内容の記録」になり、仕事を前に進めるために書けば「次に取り組むことの記録」になります。KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1の議事録は、二人が次の行動に移るために書くものだと考えています。

1on1の記録には「議事録」「報告書」「面談記録」などの呼び方がありますが、読む人で分けると次の3種類です。書く内容が違うので、文書も分けましょう。

文書読む人書く内容
二人の議事録上司と部下話したことの見出し、二人がそれぞれ次回までに取り組むこと、次回の最初に話すこと
会社や人事に提出する報告書人事の担当者、上司の上司実施日と時間、話したテーマ、決めたこと、会社への要望
上司の手元のメモ上司だけ次回に尋ねたいことと、部下の了承を得て書き留める「議事録には書かない話」

1on1の議事録に書く項目と、そのまま使える記入例

1on1の議事録に書くのは、日付と次の4項目です。まずはこの形で始め、足りないと感じた回に項目を足していくとよいでしょう。

  1. 話したこと。短い見出しを1〜3個書き、経過や発言の内容までは書きません。
  2. 部下が次回までに取り組むこと。部下自身の言葉で、「何を、いつまでに」がわかるように書きます。
  3. 上司が次回までに取り組むこと。上司も自分の言葉で、期日を添えて書きます。
  4. 次回の最初に話すこと。今回は結論が出なかったことや、途中で終わった話を残します。

「特に問題なし」で終わっていた回も、この4項目で書くと次のようになります。

  • 10月13日(30分)
  • 話したこと:B社への提案/後輩の△△さんへの教え方
  • ○○さんが取り組むこと:B社の提案書に、導入後のスケジュールを1ページ追加する(10月16日まで)
  • 上司が取り組むこと:値引きの幅を部長に確認して、○○さんに伝える(10月15日まで)
  • 次回の最初に話すこと:△△さんへの教え方(今回は結論が出ていない)

1on1の議事録に「上司が取り組むこと」の欄を作る理由

上司が取り組むことも、部下が取り組むことと同じ議事録に、期日とともに書いてください。上司の欄がない議事録は、部下だけが課題を持ち帰る記録になってしまいます。

KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「会話のメモ等の記録を残す負担」を挙げた人は5.0%でした。このうち41.6%が、面談が成果につながっていると感じていました。回答者全体の31.9%より高い割合です。一方、「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」を挙げた人では、そう感じている人は23.2%で、回答者全体を下回りました。上司が約束したことは、議事録に書いて残し、次回までに実行してください。

1on1の議事録を、いつ、誰が書くか(場面ごとの発言の例)

1on1の議事録は、その回の終わりの5分に、二人で同じ画面か紙を見ながら書くのがおすすめです。その場で書けば、内容が合っているかを二人で確かめられます。

終わりの5分に、議事録を書き始めるとき

  • 残り5分になったので、ここからは議事録を一緒に書きませんか。画面を共有しますね。
  • 次回までに取り組むことは、どう書いておきましょうか。○○さんの言葉のまま書きます。
  • 目安の日付も入れておきたいのですが、いつ頃にしましょうか。
  • 私は、値引きの幅を部長に確認して、木曜までにお伝えします。これも書いておきますね。
  • この内容で合っていますか。違うところがあれば、今のうちに直しましょう。

部下が取り組むことが、すぐに言葉にならないとき

取り組むことがすぐに言葉にならないのは、次に何をするのかが、二人の間でまだはっきりしていないためでしょう。残りの時間で最初の一歩だけを一緒に考え、決まらなければ次回に持ち越してかまいません。

  • 「検討する」だけだと、次回に振り返りにくいかもしれません。最初の一歩だけ、一緒に考えませんか。
  • 今日は、無理に決めなくても大丈夫です。「次回の最初に話すこと」に書いておきましょう。

部下から「これは書かないでください」と言われたとき

  • わかりました。議事録には書きません。
  • ただ、忘れないようにしたいので、私だけが見るメモに残してもよいですか。

次回の最初に、前回の議事録を開くとき

  • 前回の議事録を一緒に見ましょう。まず私の分ですが、値引きの幅は部長に確認できました。
  • ○○さんの「スケジュールを1ページ追加する」は、その後いかがですか。
  • △△さんへの教え方は、前回、結論が出ないままでしたね。今日はその話から始めましょうか。

上司が、自分で書いたことを実行できなかったとき

  • まず私の分ですが、「木曜までにお伝えする」と書いたことが、まだできていません。申し訳ありません。
  • 今日の夕方に部長と話して、明日の朝にはお伝えします。議事録の日付も書き直しておきますね。

共有できる画面がないときや、時間が足りなくなったとき

  • 手帳に書いた4項目を読み上げますね。違うところがあれば教えてください。
  • 時間になってしまったので、2つだけ決めましょう。○○さんが取り組むことと、私が取り組むことです。

1on1の報告書を会社や人事に提出するとき、何を書くか

会社や人事に提出する1on1の報告書は、二人の議事録とは別の文書として、短くまとめてください。書く内容は実施日と時間、話したテーマ、決めたこと、会社への要望の4つです。部下が上司にだけ話したことは書きません。

  • 実施日:10月13日(30分)
  • 話したテーマ:担当案件の提案/後輩の指導
  • 決めたこと:提案書への追加(本人、10月16日まで)。値引きの幅の確認(上司、10月15日まで)
  • 会社への要望:後輩を指導する立場の社員が受けられる研修があれば知りたい

二人の議事録をそのまま会社に提出することは、おすすめしません。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。話した内容が誰に届くのかを知らされていなければ、部下が、誰に読まれても困らない話だけを選びたくなるのは自然なことでしょう。報告書を誰が読み、何を書くのかは、1on1の最初に上司から部下へ説明してください。

  • この1on1のあと、人事に報告書を提出することになっています。書くのは、日付と話したテーマ、決めたこと、会社への要望です。
  • 提出する前に、書いたものをお見せします。直したいところがあれば、遠慮なく言ってください。
  • 話したテーマに「後輩の指導」と書いてもよいですか。書かないほうがよければ、「担当案件」だけにします。
  • 報告書が評価にどう使われるのかは、私も正確には把握していません。人事に確認して、金曜までにわかったことをお伝えします。

体調や病気、家庭の事情が話題になったときは、報告書にどこまで書くかを、上司が一人で決めないでください。本人の意向を尋ねたうえで、情報の扱いを就業規則で調べ、人事の担当者にも確認します。体調が心配な場合は、産業医や医療の専門家への相談につなげてください。

  • 今お聞きした体調のことは、報告書には書きません。ただ、人事にも伝えたほうが、会社として支援しやすくなると思います。伝えてもよいですか。

会社の書式に「所感」や「部下の課題」の欄がある場合は、「受け身」「意欲が低い」といった人柄を評価する言葉は書かず、起きたことと決めたことを書きます。報告書には、部下本人に見せられる内容だけを書いてください。

1on1の議事録で、やらないほうがよいこと

1on1の議事録でやらないほうがよいことは、次の4つです。

  • 発言を順に、すべて書き取る。「話した内容は漏れなく記録する」という助言もありますが、おすすめしません。書いている間は相手の顔を見て話せず、長い議事録は次回の冒頭では読み切れないからです。反対に、「特に問題なし」の一言だけでは、次に取り組むことが残りません。
  • 1on1のあとで、どちらか一人が清書する。清書するうちに、相手の言葉が自分の言葉に置き換わりがちで、もう一人は、内容が合っているかをその場で確かめられません。
  • 議事録の項目を、最初から増やす。項目が多いと、欄を埋めるための質問が増え、部下が話したいことに使える時間が減ってしまいます。会社の書式で項目が決まっている場合は、話さなかった欄に「今回は話していない」と書けば十分です。
  • 書いたまま、次回に読み返さない。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%でした。回答者全体の31.9%を下回っています。読み返されない議事録は、部下から見れば、前回の話を覚えてもらえていないのと変わらないでしょう。

1on1の議事録がうまく書けたかどうかは、何で判断するか

1on1の議事録がうまく書けたかどうかは、書いた当日にはわかりません。次回の1on1の冒頭が次のようであれば、議事録は役に立っています。

  • 1on1が、前回の議事録を二人で開くところから始まっている。
  • 上司が、自分が取り組むと書いたことの結果を、先に伝えている。
  • 部下が取り組むことについて、進んだところも進めにくかったところも、二人で話せている。

KAKEAIの1万人調査では、面談が「毎回」その後の行動につながっていると答えた人は9.4%で、このうち75.5%が、面談が成果につながっていると感じていました。最も多かった「半分くらいの回で」と答えた人(回答者の40.9%)では、そう感じている人は15.7%です。面談が行動につながる回の多い人ほど、成果を感じています。1on1の議事録のよしあしは、文章の出来ではなく、二人が書いたことを次回までに実行できたかどうかで判断するとよいでしょう。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

1on1のあとに議事録を一人でまとめるのが負担になっている、決めたことが次回には忘れられているといった困りごとに対して、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の実施中

  • 会話内容を継続的に整理・要約

    1on1の最中の会話をもとに、Kakeai AIが「1on1のAI要約」を作り、会話が進むたびに書き直します。終了後は、そのまま履歴になります。お二人に同じ内容が表示されます。

  • 次の一歩の候補を会話から抽出・決定ガイド

    会話の中から次の一歩の候補が生まれると、Kakeai AIが候補として表示します。お二人のどちらからも「決定する」をクリックして決められます。決めた一歩は、「MOVE」の画面に追加されます。

日常

  • 要約や次の一歩の一元管理

    1on1ごとの要約は「予定・履歴」の画面に、決めた次の一歩は「MOVE」の画面に、お相手ごとにまとまります。あとから見返せます。

見える範囲

  • だれに見えるか

    文字起こしと「1on1のAI要約」は、お二人にだけ表示されます。システム管理者を含め、お二人以外の方には表示されません(ご契約によって使える要約の共有は、お二人のどちらかが相手を選んだときだけです)。

1on1ツールの導入や見直しを検討している方は、Kakeai AI 1on1 の資料をご覧ください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上

よくある質問

1on1の議事録は、上司と部下のどちらが書くのがよいですか。

1on1の議事録は、上司と部下のどちらが書いてもかまいません。大事なのは、1on1の終わりの5分に、二人で同じ画面か紙を見ながら書くことです。部下が取り組むことは部下自身の言葉で、上司が取り組むことは上司自身の言葉で書きます。1on1のあとでどちらか一人が清書すると、もう一人は、内容が合っているかを確かめにくくなります。

1on1ミーティングの報告書を人事に提出するよう言われています。上司は何を書けばよいですか。

人事に提出する1on1ミーティングの報告書には、次の4つを書きます。実施日と時間、話したテーマ、決めたこと、会社への要望です。部下が上司にだけ話したことは書きません。上司は、報告書を誰が読むのかを、1on1の最初に部下へ説明しておきましょう。提出する前に、書いた内容を部下に見せて、直したいところがないかを尋ねることもおすすめします。

1on1の議事録に、決まったテンプレートや項目はありますか。

1on1の議事録に、決まったテンプレートはありません。まずは日付と、次の4項目で始めてみてください。話したことの見出し、部下が次回までに取り組むこと、上司が次回までに取り組むこと、次回の最初に話すことです。足りないと感じた回に、項目を足していきます。最初から項目を増やすと、欄を埋めるための質問が増え、部下が話したいことに使える時間が減ってしまいます。

1on1の議事録は、話した内容をどこまで詳しく書けばよいですか。

1on1の議事録では、話した内容は見出しだけにとどめ、発言や経過までは書かなくてかまいません。詳しく書きたいのは、次回までに取り組むことです。誰が、何を、いつまでに行うのかがわかるように書きます。全体を5行ほどに収めておくと、次回の1on1の最初に、二人が1分ほどで読み返せます。

1on1の議事録を、AIの文字起こしや要約で作ってもよいですか。

1on1の議事録の下書きに、AIの文字起こしや要約を使ってもかまいません。話したことを書き出す手間を減らせます。ただし、部下が取り組むことと上司が取り組むことは、1on1の終わりに二人で言葉にして確かめた内容を残してください。録音や文字起こしを使う場合は、事前に部下の了承を得たうえで、会社の規則を人事の担当者に確認しておきましょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/1on1-minutes-how-to-write

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: