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面談の報告書の書き方

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

面談の報告書は、読む人にお願いしたいことと面談の要点を最初の2〜3行に書き、そのあとに、事実と本人の話と書き手の考えを文で分けて書きます。「前向きに取り組んでいる」「特に問題なし」のようなあいまいな言葉は、誰が何をいつまでにするのかがわかる言葉に直しましょう。報告書を書くことと、誰が読むのかは、面談の最初に本人に伝え、終わりに書く内容を一緒に確かめます。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごととして「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。話したことがどう受け取られるかを気にする人がいるということなので、書く範囲は本人と決めるとよいでしょう。

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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談の困りごととして「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人は8.0%でした。面談の報告書は、何を誰に伝えるのかを本人と決めたうえで、誤解の生まれにくい文で書くことをおすすめします。

9.3%
1万人調査
面談の困りごと(複数回答)として、「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人の割合
この困りごとを挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.7%で、回答者全体の31.9%と並んでいます。話したことがどう受け取られるかを気にしながらも、面談を役立てている人がいるということです。
8.0%
1万人調査
面談の困りごと(複数回答)として、「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人の割合
この困りごとを挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は25.2%で、回答者全体の31.9%を下回っていました。安心して話せないと感じている人は、面談の成果も感じにくい傾向があります。

調査は、面談の報告書について尋ねたものではありません。数字は、上司との面談で困っていることを複数回答で尋ねた結果です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

面談の報告書の書き方:要点を先に、1文に1つのことを書く

面談の報告書は、読む人にお願いしたいことと面談の要点を最初の2〜3行に書き、詳しいことはそのあとに書きます。読む人は、その面談に同席していません。最初の数行で、承知しておけばよいのか、判断や手配が要るのかがわかれば、読む人は続きをどこまで読むかを決められます。

報告書の欄は、会社で決められた書式があれば、それに従ってかまいません。ここで扱うのは、欄に入れる一文一文の書き方です。次の3つを守ると、読む人が誤解しにくくなります。

  1. 要点を先に書きます。話した順ではなく、読む人に関係する順に並べます。
  2. 事実、本人の話、書き手の考えを、文を分けて書きます。誰の話なのかがわかるように、主語を入れます。
  3. あいまいな言葉を、行動と日付に直します。「前向き」「問題なし」「様子を見る」だけでは、読む人に中身が伝わりません。

ここでは、お客様からの問い合わせに電話で答える部署の上司が、部下の○○さんとの面談のあとに、部長に出す報告書を例にします。テーマは、折り返しの電話が翌日にずれ込んでいることです。

  • 件名:○○さんとの面談のご報告(夕方の応援について、ご相談が1点あります)
  • 10月22日に、○○さんと面談しました。夕方に問い合わせが集中する日は、お客様への折り返しの電話が翌日にずれ込んでいます。17時以降に、ほかの班から応援を1人お願いできないか、ご相談させてください。

最初の2行で、部長は何の報告で、何を頼まれているのかがわかります。経緯や本人の話は、そのあとに書けば十分です。

面談の報告書で、事実と本人の話と書き手の考えを書き分ける

面談の報告書では、確認した事実、本人が話したこと、書き手の考えを別々の文にします。1つの文に混ぜると、どこまでが確かなことで、どこからが書き手の考えなのかが、読む人にはわかりません。

書くこと文の形例
確認した事実日付や回数と一緒に、言い切る先週は5日のうち3日、折り返しの電話が翌日にずれ込みました。
本人の話主語を入れて「〜と話していました」○○さんは、17時以降に問い合わせが集中すると話していました。
書き手の考え「私は〜と考えています」私は、夕方だけ応援があれば、当日中に折り返せると考えています。

「〜とのこと」「〜と思われる」を続けて書くと、誰が話したことで、誰が考えたことなのかがわからなくなります。本人の話は「○○さんは〜と話していました」、自分の考えは「私は〜と考えています」と、主語を入れて書き分けましょう。

  • ○○さんは、夕方は電話を受けながら折り返すのが難しいと話していました。私は、17時以降の1時間だけでも応援があれば、当日中に折り返せると考えています。

本人の言葉を「」でそのまま引くのは、本人が報告書に入れてよいと言ったものだけにします。短い一言でも、前後の話を知らない人が読むと、強い言い方に聞こえることがあるからです。

面談で決めたことは、上司が引き受けたことも同じ形で書きます。

  • 決めたこと:○○さんは、翌日にずれ込んだ折り返しの数を、11月7日まで日ごとに書き出します。私は、夕方の応援について部長にご相談し、11月1日までに○○さんに結果を伝えます。

面談の報告書の書き直しの例:あいまいな言葉を具体にする

面談の報告書でよく使われる言葉の中には、書き手にはわかっていても、読む人には中身がわからないものがあります。次の表は、よくある書き方と、直した例です。

よくある書き方直した例直した点
前向きに取り組んでいる。○○さんは、ずれ込んだ折り返しの書き出しを、自分から始めています。何をしているかを書く
特に問題なし。今回、部長にご判断いただきたいことはありません。読む人にしてほしいことがないなら、そのことを書く
引き続き様子を見る。11月7日の面談で、書き出した数を二人で見直します。誰が、いつ、何をするかを書く
本人も納得していた。○○さんは、応援をお願いする案に賛成だと話していました。本人の話として書く
異動を希望しているとのこと。○○さんから、来年度は営業部で働いてみたいという希望を聞きました。部長にお伝えすることは、本人も了承しています。本人の希望として書き、伝えてよいかを本人に確認したことを書く

「やる気」「性格」のような人柄についての言葉は、報告書に書かないほうがよいでしょう。読む人は面談に同席しておらず、その言葉が何にもとづくのかを確認できないからです。書くのは、仕事の事実と、本人が話したことと、書き手の考えです。

報告書に書くことを、面談の中で本人と確かめる

面談のあとに報告書を書くときは、面談の最初に、報告書を書くことと、誰が読むのかを本人に伝えておきます。終わりには、報告書に書く内容を読み上げ、本人と一緒に確かめましょう。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として、「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。話したことがどう受け取られるかを気にしている人がいるということです。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.7%で、回答者全体の31.9%と並んでいます。気にしながらも、面談を役立てている人がいます。

KAKEAIの1万人調査で、「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人は8.0%でした。この人たちの成果の実感は25.2%で、回答者全体の31.9%を下回っています。安心して話せないと感じている人は、面談の成果も感じにくい傾向があります。

面談についての数字ですが、報告書に何が書かれ、誰が読むのかを本人が知っていれば、話す範囲を自分で決めやすくなると考えられます。面談の最初には、次のように伝えます。

  • 今日の面談のあとに、部長に報告書を出すことになっています。書くのは、決めたことと、部長にお願いしたいことです。
  • ここで話したことのうち、報告書に入れてほしくないことがあれば、遠慮なく言ってください。

面談の終わりには、書く内容を読み上げて、本人と一緒に見直します。

  • 報告書には、この3つを書こうと思っています。読み上げるので、違うところがあれば教えてください。
  • 夕方の応援の話は、○○さんからの提案として書いてもいいですか。それとも、私の考えとして書きましょうか。

部下の側も、入れてほしいことと、入れてほしくないことを、その場で伝えてかまいません。

  • 応援の話は、私からの提案として書いていただいてかまいません。
  • 夜の時間に勤務しにくい事情の話は、報告書には「勤務時間の相談がある」とだけ書いていただけますか。

上司は、本人が入れてほしくないと言った話に代えて何を書くかを、その場で伝えます。

  • わかりました。その話は報告書には入れず、勤務時間の相談があることだけを書きます。

本人が入れてほしくないと言った話でも、会社の決まりで報告することになっている場合があります。その場合は、どの決まりで、誰に何を伝えるのかを、上司から本人に説明してください。

体調や家庭の事情、ハラスメントに近い話が出たときの扱いは、上司が一人で決めず、人事の担当者や会社の相談窓口に確認してください。普段の1on1について人事に出す決まりがある会社では、出すのは日付、テーマ、決めたことまでにとどめるとよいでしょう。KAKEAIは、普段の1on1の記録の中身を人事が読むことをおすすめしません。

部下が面談の報告書を書くときの書き方

部下が面談の報告書を書くときは、上司の意見と自分の考えを書き分けると、上司は、自分の意見がどう伝わったのかを確認しやすくなります。上司の言葉をそのまま引くより、「〜というご意見をいただきました」と、自分がどう受け取ったかを書くほうが、違っていたときに直してもらいやすくなります。

「ご指導いただき、ありがとうございました。今後とも精進いたします」のような決まり文句だけで終えると、上司には、何が伝わったのかがわかりません。お礼のあとに、受け取った意見と、自分が次にすることを書きましょう。

  • 件名:10月22日の面談のご報告(折り返しの電話について)
  • ○○課長、本日はありがとうございました。課長からは、夕方の応援をお願いする前に、部長に説明できる材料を作るとよい、というご意見をいただきました。
  • 私は、ずれ込んだ折り返しの数を、明日から11月7日まで日ごとに書き出します。あわせて、翌日にずれ込んだお客様には、朝一番に折り返す順番を決めておきたいと考えています。
  • 朝の折り返しの順番について、次の面談でご意見を伺えますか。書き出した数も、そのときにお持ちします。

面談の報告書がうまく書けたかを、どこで振り返るか

面談の報告書がうまく書けたかどうかは、読んだ人から返ってきた反応と、本人の受け止めで振り返ることができます。次の面談の前に、次の点を見直してみてください。

  • 報告書を読んだ人から、お願いしたことへの返事が届き、内容を問い合わせる連絡がなかったら、要点を先に書く書き方が伝わっています。問い合わせが続いたときは、最初の2〜3行を見直してみましょう。
  • 本人が、自分の話が伝えたい通りに書かれていると話していたら、次も終わりに読み上げる進め方を続けましょう。
  • 報告書に書く範囲について、本人から気になる点を聞いたときは、次の報告書から書き方を変え、そのことを本人に伝えます。
  • 部下が書いた報告書に、上司から直してほしい点が返ってきていたら、その点を次の報告書の書き方に生かしてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

面談の内容を二人があとから同じ形で見返せるように残したいが、記録を書く手間がかかる、録音には抵抗がある、記録が誰に見えるのかが気になるというときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の最中に、実施中の画面の左の列で。

メモを取ることに気を取られず、相手の話にその場で応えることに時間を使えます。

文字起こしを使用している回は、1on1を始めると文字起こしが自動で始まり、Kakeai AI が会話の要約を2分ごとに書き直します。話のまとまりごとに見出しと要点が並びます。音声は保存されません。文字起こしと「1on1のAI要約」は、お二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

加藤さんが6月19日までに2案を作成する。ハンセンさんへの返信は来日後に行う。

1on1を終えたあと、履歴のカードで。

報告書やお礼のメールに書く「決まったこと」を、二人が同じ記録で確かめてから書けます。

「予定・履歴」の履歴のカードに、その回の要約(概要とテーマごとの要点)、決まった次の一歩の担当と期限、感想、メモ、「1on1後のAIアドバイス」が上から順に並びます。「文字起こし全文を確認」から、発言者名つきの全文も見られます。作成が終わると、お二人それぞれにメールとお知らせが届きます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

競合調査の範囲・出どころ・期限の3点が整理されました。…6月23日までに3社プラス地元企業の一次調査を表にまとめます。

1on1を終えた直後に、「相手に感想を送る」で。

面談のお礼や感じたことを、その日のうちに相手に伝えられます。

「今回の1on1の感想」から当てはまるものを選んで送ると、お相手にメールとお知らせが届き、履歴のカードに送った方の名前つきで表示されます。お二人のどちらからも送れ、あとから履歴のカードの下部からも送れます。送られた感想は、その後の「1on1前のAIアドバイス」で触れられることがあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

6月8日の感想「話してくれてありがとうございます」も届いていました。

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よくある質問

面談の報告書は、どのくらいの長さで書けばよいですか。

面談の報告書の長さは、読む人にお願いしたいことと要点が、最初の2〜3行で伝わるかどうかで考えるとよいでしょう。そのあとに、確認した事実と本人の話、書き手の考えと決めたことを、1文に1つずつ書きます。話した順にすべてを書くと長くなり、読む人が必要なことを探しにくくなります。会社で決められた書式があるときは、その欄の大きさに合わせます。

面談の報告書に、部下が話したことをそのまま書いてもよいですか。

部下が話したことを報告書にそのまま書くのは、本人が報告書に入れてよいと言ったことだけにしましょう。書くときは、「○○さんは〜と話していました」と主語を入れ、書き手の考えとは文を分けます。短い一言でも、前後の話を知らない人が読むと、強い言い方に聞こえることがあります。体調や家庭の事情が出たときの扱いは、上司が一人で決めず、人事の担当者に確認してください。

面談の報告書に「特に問題なし」と書くのはよくないですか。

面談の報告書に「特に問題なし」とだけ書くと、読む人には、何について問題がないのかがわかりません。読む人にお願いしたいことがないなら、「今回、部長にご判断いただきたいことはありません」と書くと伝わります。「引き続き様子を見る」も同じで、誰が、いつ、何を確認するのかまで書くとよいでしょう。

面談の報告書を書くことは、部下に伝えたほうがよいですか。

面談の報告書を書くことと、誰が読むのかは、面談の最初に部下に伝えておくことをおすすめします。話したことがどう受け取られるかを気にしながら面談に出ている人もいるからです。面談の終わりには、報告書に書く内容を読み上げ、入れてほしくないことがないかを本人と確かめましょう。

部下が上司に出す面談の報告書は、どう書けばよいですか。

部下が上司に出す面談の報告書は、上司の意見と自分の考えを書き分けて書きます。上司の言葉をそのまま引くより、「〜というご意見をいただきました」と、自分がどう受け取ったかを書くと、違っていたときに直してもらいやすくなります。お礼の言葉だけで終えず、自分が次にすることと、次の面談で意見を伺いたいことを添えましょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-report-writing-clear-sentences

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: