部下の方へ評価の面談
自分の評価がどう決まるか分からないとき
先に答え
自分の評価がどう決まるか分からないときは、決まり方を「会社の制度で決まる部分」と「上司の判断で決まる部分」に分けて確かめることをおすすめします。評価項目や段階の意味、調整の仕組みは、人事の文書に書かれていることが多いようです。一方、どの仕事をどの基準で見て今の評価になったのかは、上司に聞かなければ分かりません。KAKEAIの1万人調査では、上司と週1回以上面談している人でも、面談で人事評価の話をしている人は25.8%でした。つまり、よく会っている上司と部下でも、評価の話はあまりされていません。期末を待たず、普段の面談で「今の時点で、どのようにお考えですか」と尋ねてみてください。
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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で人事評価を話題にしている人は半分に届かず、面談の間隔が短い人ほど、評価が話題になっている割合は低くなっていました。一方で、同じ週1回以上の人どうしで比べると、評価の話をしている人のほうが、面談の成果を実感している割合が高くなっていました。評価の決まり方を知りたいなら、期末を待たず、普段の面談で上司の見通しを尋ねてみてください。
- 43.4%
- 1万人調査
- 上司との面談で「人事評価」を話題にしている人の割合(複数回答)
- 話題の中では「具体的な仕事」の76.7%に次いで2番目に多い一方で、半分には届きません。上司と面談をしている人でも、評価の話をしていない人のほうが多いという結果です。
- 25.8%
- 1万人調査
- 上司と週1回以上面談している人のうち、面談で人事評価の話をしている人の割合
- 2〜3か月に1回の人では54.7%、半年〜1年に1回の人では67.6%でした。面談の間隔が短い人ほど、評価が話題になっている割合は低くなっています。よく会っている上司と部下でも、評価の話は面談の中であまり出ていないということです。
- 50.8%
- 1万人調査
- 上司と週1回以上面談し、面談で評価の話をしている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 同じ週1回以上の人で、評価の話をしていない人では39.7%でした。よく面談している人どうしで比べると、評価の話をしている人のほうが、面談が成果につながっていると感じる割合が高いということです。
調査は、評価の決まり方を本人が知っているかどうかは尋ねていません。数字は、上司との定期的な面談で評価が話題になっているかどうかと、その人たちの成果の実感を示すものです。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
自分の評価がどう決まるか分からないとき: 決まり方を2つに分けて確かめる
自分の人事評価がどう決まるのか分からないときは、決まり方を「会社の制度で決まる部分」と「上司の判断で決まる部分」に分けて確かめることをおすすめします。2つは、分かる場所も、聞く相手も違います。
- 会社の制度で決まる部分。評価項目と段階(SABCや5段階など)の意味、評価の時期、一次評価のあとに調整があるかどうか。評価が昇給や賞与にどう反映されるかも、この部分です。これらは会社の規程や評価の手引きに書かれていることが多く、人事に聞けば分かります。
- 上司の判断で決まる部分。どの仕事を根拠にしたか、評価項目のどの基準に照らしたか、今の時点でどの段階だと考えているか。この部分は上司の考えの中にあり、上司に聞かなければ分かりません。
「評価がどう決まるか分からない」と感じるのは、上司の判断の部分を聞く機会がないまま、期末を迎えているからかもしれません。制度の文書を読んでも、自分の評価の理由は書かれていません。
人事評価は、よく会う上司との面談ほど話題になりにくい
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で「人事評価」を話題にしている人は43.4%でした(複数回答)。話題の中では「具体的な仕事」の76.7%に次いで2番目に多い一方で、半分には届きません。上司と面談をしている人でも、評価の話をしていない人のほうが多いという結果です。
同じ調査で、面談の頻度ごとに見ると、上司と週1回以上面談している人のうち、面談で人事評価の話をしている人は25.8%でした。2〜3か月に1回の人では54.7%、半年〜1年に1回の人では67.6%です。面談の間隔が短い人ほど、評価が話題になっている割合は低くなっています。よく会っている上司と部下の間ほど、評価の話は出ていないということです。
評価の話を上司に持ち出すのは気が引ける、という人もいるかもしれません。同じ調査では、上司と週1回以上面談している人のうち、面談で評価の話をしている人の50.8%が「面談が成果につながっている」と感じていました。同じ週1回以上の人で、評価の話をしていない人では39.7%です。つまり、よく面談している人どうしで比べると、評価の話をしている人のほうが、面談の成果を実感している割合が高くなっています。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、評価の話は普段の面談でしてよい、むしろすべきだと考えています。評価の話を、半年に1回の面談に閉じ込めないということです。自分の評価の決まり方を知りたいなら、期末の評価面談を待たず、普段の面談で尋ねてみてください。
人事評価がどう決まるか、 誰に何を聞けばよいか
知りたいことによって、聞く相手が変わります。
| 知りたいこと | 聞く相手 | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 評価項目と | 人事 | 「評価の |
| 一次評価の | 人事 | 「調整は、 |
| どの仕事を | 上司 | 「今期の |
| 今の | 上司 | 「今の |
制度の部分は、まず自分で文書を読んでから聞くと、質問が具体的になります。上司の判断の部分は文書には書かれていないので、ためらわずに上司に尋ねてかまいません。
評価面談や1on1で、 評価の決まり方を上司に尋ねる言い方
以下では、販促の担当として展示会の出展準備を受け持っている人を例にします。評価面談で結果を聞いたあとの言い方と、期の途中の1on1での言い方に分けて挙げます。
評価面談で、結果の理由を尋ねる
まず、どの仕事を見て今の評価になったのかを尋ねます。評価そのものに反対する形ではなく、理由を知りたいという形で切り出すと、上司も答えやすくなります。
- 今期の評価について、根拠になった仕事を具体的に教えていただけますか。展示会の準備で言うと、どの点を見ていただいたのかを知りたいです。
- 評価シートの「段取りと調整」の項目は、何ができていると「期待通り」になるのでしょうか。
- 出展の準備は、来場者の数で見られているのか、準備の進め方で見られているのか、どちらでしょうか。
自分が根拠にしたい仕事があれば、評価を上げてほしいという頼み方ではなく、見方のずれを確認する形で伝えます。
- 私は、搬入の遅れがなかったことと、協力会社との調整を自分で進めたことを根拠にしたいと考えていました。課長から見て、ずれている点はありますか。
- 一次評価のあとに調整があると聞きました。結果のうち、どこまでが課長のお考えで、どこからが調整なのかは、教えていただけるものでしょうか。
期の途中の1on1で、 見通しを尋ねる
期末に初めて評価を聞く形を変えたいなら、期の途中の1on1で、その時点の見通しを尋ねておきます。毎回でなくても、月1回、1つだけ聞くところから始めるとよいでしょう。
- 今の時点で、展示会の準備の進め方について、課長はどのようにお考えですか。評価の見通しとして伺いたいです。
- 直したほうがよい点があれば、今のうちに教えていただけますか。期末になってから知るより、今から変えたいです。
- これからも、期の途中でときどき、その時点でのお考えを伺ってよいでしょうか。
上司の側は、見通しを自分の考えとして、理由と一緒に伝えます。最終の結果と異なる可能性があることも添えておくと、部下が結果を聞いたときの行き違いが減ります。
- 今の時点では、「期待通り」に当たると考えています。理由は、搬入の遅れがなく、協力会社とのやりとりを○○さんが自分で進めてくれているからです。○○さんは、どう感じていますか。
- これは今の私の考えで、最終の結果は、このあとの調整で変わることがあります。変わった場合は、理由と一緒にお伝えします。
- 評価の決まり方を、私からきちんと説明していませんでした。来期の初めに、評価項目を一緒に見る時間を取りませんか。
聞いても評価の決まり方を教えてくれないとき
上司に尋ねても評価の理由が返ってこないときは、上司の側にも事情があることがあります。調整の途中で結果を口にできない、個別の評価の理由を本人に話さない決まりがある、上司自身が評価基準を詳しく把握していない、といった事情です。どの事情かによって、次に聞くことが変わります。
- 結果の理由は言えない、と言われたとき。結果ではなく、基準の内容を尋ねます。「結果の理由が言えないということでしたら、評価項目のどこを見るのかだけでも教えていただけますか」。
- 上司自身が基準をよく知らないようなとき。人事に、評価の手引きがあるかを確認します。「評価の基準や、本人への開示の決まりを、人事に確認してもよいでしょうか」と上司に一言伝えておくと、上司の頭越しに動いた形になりません。
- 何度尋ねても答えが返ってこないとき。評価の結果に納得できない場合の相談先を、人事に確認します。評価の開示や異議の申し立てについては、会社の規程と人事の担当に確認することをおすすめします。
上司が答えてくれないからといって、評価の決まり方を同僚の評価と比べて推測したり、上司の反応から読み取ろうとしたりするのはおすすめしません。推測で合わせた仕事の進め方は、評価の基準と合っているかどうかを、誰も確認できないからです。
評価の決まり方が分かってきたかどうかの振り返り方
評価の決まり方が分かるようになったかどうかは、期末の評価に納得したかではなく、期の途中の面談の中身で振り返ることができます。次の3つを、上司との面談のあとに振り返ってみてください。
- 期の途中の1on1で、上司のその時点の見通しを、理由と一緒に聞けているでしょうか。
- 自分が根拠にしたい仕事を、期末より前に上司に伝えられているでしょうか。
- 評価項目の文言を、自分の今の仕事に置き換えて言えるでしょうか(たとえば「段取りと調整」の項目なら、展示会の搬入の計画と協力会社との調整のこと、というように)。
3つのどれも当てはまらないなら、次の1on1で「今の時点でのお考えを伺えますか」と1つだけ尋ねるところから始めてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
自分の評価がどう決まり、いつどう伝えられるのかを、普段の1on1で上司に確かめたいときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。
普段の1on1の準備をするとき。
評価について話したことのうち、 まだ決まっていないことを、1on1を終える前に二人で確かめるきっかけができます。
「1on1の準備」でテーマを選び、「この1on1へのメモ」に、確かめたい評価の項目や段階の意味を書いておけます。テーマとメモはお相手の画面にも表示され、期待する対応は部下の側から選べます。1on1の実施中に「1on1実施中」の画面の右の列の下にある球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)をクリックすると、その日の会話でまだ決まっていない話を挙げて、どうするかを確かめる一言が出ることがあります。
残り2分ほどです。今日話した「中間面談・評価」の件で、西村さんへプロジェクト対応分を伝える一歩がまだ期限未定のままです。いつまでに渡すかを一つ決めて終わりませんか。柳瀬さん、いかがでしょう?
普段の1on1で評価の話をしたとき。
評価の項目や書き方について二人で確かめたことを、 あとから二人とも同じ記録で見返せます。
Kakeai AIが会話の中身を、話のまとまりごとの見出しと要点に書き直し続け、終了時に確定したものがそのまま履歴になります。採点の口調を使わず、二人が話した事実の言葉で書かれ、お二人に同じ内容が表示されます。
課の進捗と面談シート 7月の中間面談シートについて、藤本さんがすでに書き始めており、上期の新規ゼロはそのまま書き、種をまいたと書くよう西村さんが伝えた。
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よくある質問
人事評価はどうやって決まるのですか。
人事評価は、会社の制度で決まる部分と、上司の判断で決まる部分の2つでできています。評価項目と段階の意味、評価の時期、調整の仕組みは、会社の規程や評価の手引きに書かれているのが一般的です。一方、どの仕事を根拠に、評価項目のどの基準に照らして今の段階になったのかは、上司の判断で決まります。制度の部分は人事の文書で確かめ、上司の判断の部分は面談で尋ねるのが近道です。
上司が評価の理由を教えてくれないのは、 なぜですか。
上司が評価の理由を教えてくれないときは、上司の側に事情があることが考えられます。調整の途中で結果を口にできない場合や、個別の評価の理由を本人に話さない決まりがある場合、上司自身が評価基準を詳しく把握していない場合です。結果の理由が言えないと言われたときは、「評価項目のどこを見るのか」という基準の内容を尋ねてみてください。評価の開示の決まりは、人事に確認できます。
評価の決まり方を上司に聞くのは、 失礼ですか。
評価の決まり方を上司に聞くことは、失礼ではありません。自分の仕事がどの基準でどう見られているかを知ることは、仕事を進めるうえで必要なことだからです。「評価を上げてほしい」という頼み方ではなく、「根拠になった仕事を教えていただけますか」と理由を知りたい形で切り出すと、上司も答えやすくなります。
評価の決まり方を、 人事に聞いてもよいですか。
評価項目や段階の意味、調整の仕組み、本人への開示の決まりといった制度の部分は、人事に聞いてかまいません。評価の手引きや規程がどこで読めるかを尋ねるところから始めるとよいでしょう。ただし、自分の評価がなぜその段階になったのかという理由は、人事ではなく上司が持っています。人事に聞く前に、上司に一言伝えておくと、上司の頭越しに動いた形になりません。
期の途中で、 自分の評価の見通しを上司に聞いてもよいですか。
期の途中で評価の見通しを上司に聞くことは、おすすめできる進め方です。期末に初めて評価を聞くと、変えたい点があっても間に合いません。上司の側も、途中で見通しを伝えておけば、結果を伝えるときの行き違いを減らせます。月1回の1on1で、「今の時点で、どのようにお考えですか」と1つだけ尋ねるところから始めてみてください。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/how-my-performance-rating-is-decided
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: