資料ダウンロード デモを見る(詳細説明のご予約)デモを見る

すべての方へ管理職・マネジメント

管理職は係長・課長・部長のどの役職からか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

管理職がどの役職からかは、会社の人事制度で決まります。課長以上とする会社もあれば係長やグループリーダーも含める会社もあり、自分の会社の線引きは就業規則や等級の規程で分かります。労働基準法でいう管理監督者は役職名ではなく実態で判断されるとされているので、人事の担当に尋ねてください。一方、部下の仕事を割り振って日々の進み具合を見ながら判断や考えを伝えるマネジメントの役割は、役職名が付く前から始まっていることがあります。部下との面談の相手を考えるときは、役職の名前より、その人の仕事を決めていて、日々の様子を見ているかどうかを手がかりにするとよいでしょう。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、部下の立場で、自分の上司との面談について尋ねたものです。回答者には自分自身が管理職の人も含まれ、その人も自分の上司との面談について答えています。部下が上司と話している話題は、日々の仕事が最も多く、人事評価と会社の方針が続きます。部下の側から見ると、上司との面談は、まず日々の仕事について話す場になっているということです。

76.7%
1万人調査
上司との面談で「具体的な仕事」の話をしている人の割合(複数回答)
「人事評価」の話をしている人は43.4%、「会社や組織の方針」は36.7%でした。部下が上司と話しているのは、まず日々の仕事で、評価と方針がそれに続きます。
43.4%
1万人調査
上司との面談で「人事評価」の話をしている人の割合(複数回答)
面談の頻度で見ると、週1回以上の人では25.8%、半年〜1年に1回の人では67.6%です。評価の話は、間のあく面談に集まっています。
36.7%
1万人調査
上司との面談で「会社や組織の方針」の話をしている人の割合(複数回答)
面談をしている理由(5つまで選択)でも、「会社や組織の考えや状況を理解するため」は38.5%で、2番目に多い理由でした。上司との面談は、日々の仕事の話に加えて、会社の考えや状況を知る場にもなっていることがうかがえます。

1万人調査は、部下の立場で自分の上司との面談について尋ねたもので、上司の役職や、回答者の会社の管理職の範囲は尋ねていません。管理職をどの役職からとするかの会社ごとの割合も、この調査からは分かりません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

管理職はどの役職からか:会社の制度、法律、マネジメントの役割の3つの答え

管理職が係長・課長・部長のどの役職からかという問いには、3つの答えがあります。会社の人事制度上の区分、労働基準法でいう管理監督者、そして部下の仕事を割り振って日々の進み具合を見るというマネジメントの役割です。3つは重なることが多いものの、同じではありません。

分け方何で決まるか確かめる先
会社の制度上の管理職等級や役職の規程。課長以上とする会社もあれば、係長や班長、グループリーダーを含める会社もある就業規則、等級の規程、人事の担当
法律上の管理監督者役職名ではなく、実際の権限や働き方の実態で判断されるとされている就業規則と人事の担当
マネジメントの役割誰がその人の仕事を決め、日々の仕事を見ているか自分の上司と、一緒に仕事をしている相手

会社の制度上の管理職の範囲は、会社ごとに決まります。国の統計では役職を部長級・課長級・係長級のように分けて集計していますが、自分の会社でどこからが管理職かは、就業規則や等級の規程を見るか、人事の担当に尋ねるのが確かです。労働基準法でいう「管理監督者」に当たるかどうかは、残業代や労働時間の扱いに関わります。役職名ではなく実態で判断されるとされているため、自分で判断せず、就業規則と人事の担当に確認することをおすすめします。

このページで主に扱うのは、3つ目のマネジメントの役割です。部下から見て上司と言えるのは、役職の名前より、自分の仕事を割り振って日々の様子を見ながら判断や考えを伝えてくれる人だと考えられます。この役割は、管理職の役職が付く前から始まっていることがあります。

係長・主任・班長・グループリーダーは管理職か:仕事を決めているなら役割は始まっている

係長・主任・班長・グループリーダーを管理職に含めるかどうかは会社の制度によりますが、担当者の毎日の仕事を割り振り、その様子を見ているなら、マネジメントの役割はその人から始まっています。制度上は管理職の手前の「監督職」や「現場リーダー」であっても、担当者にとっては、最も身近な仕事の相談相手であることが多いでしょう。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、部下が上司との面談で話している話題(複数回答)は「具体的な仕事」が76.7%で最も多くなっています。次いで「人事評価」が43.4%、「会社や組織の方針」が36.7%でした。つまり、部下が上司と話しているのはまず日々の仕事で、そこに評価と会社の方針が続くということです。この調査の回答者には、自分自身が管理職の人も含まれ、その人も自分の上司との面談について答えています。管理職かどうかにかかわらず、誰かの部下として上司と仕事の話をしている人の答えです。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1は、その部下の仕事を決められる直属の上司が行うのがよいと考えています。ただし、上司であっても、部下の仕事を見てもいないなら、上司が行う意味はありません。面談の相手は、役職の名前が課長か係長かより、その人の仕事を決めていて、日々見ているかどうかを手がかりに考えるとよいでしょう。

以下では、製品の検査と出荷を行う課を例にします。担当者の毎日の仕事を決めているのは検査のグループリーダーで、評価をつけるのは課長という場面です。グループリーダーが、課長と役割の分担を相談する言い方です。

  • 検査の担当の皆さんの毎日の仕事は、今は私が割り振って、進み具合も見ています。評価をつけるのは課長ですよね。月に1回の面談は、どちらが行うのがよいでしょうか。
  • 私は制度上は管理職ではありませんが、担当の人たちから相談を受けるのは私です。面談を私が行う場合、評価に関わる話をどう扱えばよいか、相談させてください。
  • 担当の人たちの仕事が評価にきちんと反映されるよう、取り組みの様子を月に1回お伝えします。課長が知りたい点があれば、教えてください。

課長の側の答え方です。

  • ○○さんが毎日の仕事を決めているなら、月に1回の面談は○○さんにお願いしたいです。私は、評価の見通しを伝える面談を期の途中で持ちます。
  • 評価の話を担当の人から聞かれたら、「課長に確認してお答えします」と言ってもらえると助かります。私から、期限を決めてお答えします。
  • 私が見ていない仕事の様子を、○○さんから教えてもらいたいです。評価に漏れなく含めたいので、月に1回、10分でかまいません。

分担が決まったら、担当者にも二人それぞれから伝えます。

  • 進め方の相談は私に、評価の話は課長に、という分担で進めたいと考えています。迷ったときは、どちらに言ってもかまいません。やりにくいところがあれば、教えてください。
  • 毎日の仕事は○○リーダーが見てくれています。私は、評価の見通しを期の途中でお伝えする面談を持ちたいと考えています。

課長から部長へ:役職が上がると、決める範囲と日々の仕事との距離が変わる

課長と部長で変わるのは、決める範囲の広さと、日々の仕事との距離です。課長は、部下一人ひとりの仕事を決め、評価をつけます。部長は、課長を部下として、課の方針や人の配置を決めます。部長にとっての部下は課長であり、担当者の日々の仕事を直接見ているのは、多くの職場では課長やリーダーです。

ここで迷いやすいのは、部長が担当者全員と面談をするかどうかです。部長が部下である課長と面談するのは自然ですが、担当者の仕事を見てもいない部長が、課長の代わりに1on1を行うことはおすすめしません。担当者の今の仕事を分かっている人が面談を行うほうが、仕事を前に進める時間になりやすいからです。部長が担当者と話す機会は、部の集まりや現場を見に行く形で別に持てます。

部長と課長の面談で、課長が担当者の様子と判断してほしいことを伝える言い方です。

  • 検査のグループで、出荷前の再検査が先月から増えています。原因は、リーダーと一緒に見ているところです。部長に判断していただきたいのは、検査の人を1人増やすかどうかです。
  • 出荷の遅れについて、部長が現場で直接聞きたいことがあれば、私も一緒に伺います。

部長の側の答え方です。

  • 検査の人を増やすかどうかは、来週の会議までに私が決めます。決める材料として、再検査が増えた品目を教えてもらえますか。
  • 課の中のことは課長に任せています。私が担当者に直接何かを頼むときは、先に課長に話します。

自分の上司は誰か:部下の立場で確かめること

部下の立場で困るのは、仕事を決めている人(リーダーや係長)と、評価をつける人(課長)が別のときです。どちらに何を相談すればよいかが分からないと、相談そのものが遅れます。迷ったら、二人のどちらかに率直に尋ねてください。

  • 私の仕事の進め方で迷ったときは、○○リーダーに相談すればよいでしょうか。評価に関わる話は、課長にご相談したほうがよいですか。
  • 月に1回の面談は、どなたとさせていただくことになりますか。話したいことと、上司に期待することを先にお伝えしたいので、相手を教えていただけますか。
  • 来期にやってみたい仕事があります。リーダーと課長のどちらにお話しするのがよいでしょうか。
  • 再検査の判断で、リーダーと課長のお考えが違うように感じるときがあります。どちらの判断で進めればよいか、一度そろえていただけないでしょうか。

部下の側からこう尋ねられたら、上司の側は、今の分担についての考えを伝えたうえで、本人が相談しにくくないかを尋ねるとよいでしょう。

  • 今のところ、進め方の相談はリーダーに、評価と来期の仕事の話は私に、と考えています。迷ったら、どちらに言ってもかまいません。この分け方で相談しにくいところがあれば、教えてもらえますか。
  • 教えてくれてありがとうございます。判断が食い違っていたのは、私たちの側の問題です。再検査の基準は、今週中にリーダーと私でそろえてお伝えします。

管理職の線引きで、避けたいこと

管理職の線引きで避けたいのは、役職の名前だけで面談の相手や関わり方を決めることです。逆に、役職の付いていないリーダーに、部下との関わりを任せきりにすることも避けたいところです。

  • 役職名だけで面談の相手を決める。「管理職でないリーダーは1on1をしなくてよい」「課長なのだから全員と面談する」と役職名で決めると、担当者の仕事を見ている人と面談の相手がずれます。
  • 逆に、リーダーに部下との関わりを任せきりにする。評価をつける課長が担当者の仕事を見ないままでは、評価の見通しを伝えられません。期の途中で一度は、課長自身が担当者と話す機会を持つとよいでしょう。
  • 部長が全員の1on1を引き受ける。担当者の日々の仕事を見ていない人が面談を行っても、仕事を前に進める時間にはなりにくいでしょう。
  • 管理監督者かどうかを役職名で判断する。残業代や労働時間の扱いに関わるので、自分で判断せず、就業規則と人事の担当に尋ねてください。
  • 管理職になるまで、マネジメントは関係ないと考える。リーダーとして担当者の仕事を決めている時点で、役割は始まっています。

役職と役割の線引きがうまくいっているかどうかの振り返り方

線引きがうまくいっているかどうかは、組織図より、担当者が迷わず相談できているかどうかに表れます。1か月ほどたったところで、次の点を振り返ってみてください。

  • 担当者は、進め方の相談と評価の相談を、それぞれ誰にすればよいかを知っているでしょうか。
  • 面談を行っている人は、その担当者の日々の仕事を、自分の目で見ているでしょうか。
  • 評価をつける人は、担当者の仕事の様子を、期の途中で自分でも見る機会を持てているでしょうか。
  • 担当者と決めたことと、上司の側が引き受けたことを、リーダーと課長が互いに知っているでしょうか。

担当者が、誰に相談すればよいか分からないと感じているなら、役職の名前を変える前に、リーダーと課長が分担を言葉にして本人に伝えるところから始めてみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

役職や呼び方の線引きは会社ごとに違います。目の前の仕事で、誰が決め、誰が何を担うのかを部下とはっきりさせたいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の終わり際に、球体を押したとき。

誰が判断するのかを決めないまま1on1を終えずに、その場で決めるか持ち越すかを二人で決めるきっかけになります。

その日の話の中に、誰が決めるのかがまだ決まっていないことがあると、Kakeai AI が、今日決めるか次回に持ち越すかを二人で決めることを提案することがあります。球体は、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。お二人の画面に同じものが表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

残り5分ほどです。今日話した「海外向けサポートの方向性」の件で、誰がサポート方式を決めるかがまだ残っています。このまま今日決めておくか、次回に持ち越すか、お二人で一つ確かめてみませんか。

1on1の最中と終了後、「1on1のAI要約」で。

役職の呼び方にかかわらず、目の前の仕事で誰が決め、誰が動くのかを、二人が同じ記録で確かめられます。

Kakeai AI が、話のまとまりごとの要点に、誰が何を決め、誰が何を準備するかを、話した内容をもとに書きます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

柳瀬さんが6月中に海外仕様の要件を入れるか入れないかだけ決めると引き取り、長谷部さんは入れる場合と入れない場合の両方の工程を用意する。

1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

無料の資料

この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

画面を見ながら説明を聞きたい方は、30分のオンライン説明をご予約いただけます。

よくある質問

係長や主任は管理職に入りますか。

係長や主任が管理職に入るかどうかは、会社の人事制度で決まります。課長以上を管理職とし、係長や主任は管理職の手前の監督職として扱う会社もあれば、係長から管理職に含める会社もあります。自分の会社の線引きは、就業規則や等級の規程を見るか、人事の担当に尋ねてください。ただし、制度上の線引きとは別に、担当者の仕事を日々割り振っているなら、マネジメントの役割はその人から始まっています。

課長と部長の違いは何ですか。

課長と部長の違いは、決める範囲の広さと、日々の仕事との距離です。課長は、部下一人ひとりの仕事を決め、評価をつけます。部長は、課長を部下として、課の方針や人の配置を決めます。部長にとっての部下は課長であり、担当者の日々の仕事を直接見ているのは、多くの職場では課長やリーダーです。

管理職ではないグループリーダーが、部下の1on1をしてもよいですか。

グループリーダーが担当者の毎日の仕事を割り振って進み具合を見ているなら、1on1はそのリーダーが行うのがよいと考えられます。その人の仕事を決めていて、日々の仕事を見ている人が行うほうが、1on1は仕事を前に進める時間になりやすいからです。評価をつける課長とは、評価の見通しを伝える面談を課長が期の途中で持つ、担当者から評価の話を聞かれたら課長に確認して答える、といった分担を先に決めておくとよいでしょう。

管理職と管理監督者は同じものですか。

管理職と管理監督者は同じものではありません。管理職は会社の人事制度上の区分で、管理監督者は労働基準法上の言葉です。管理監督者に当たるかどうかは、役職名ではなく、実際の権限や働き方の実態で判断されるとされており、残業代や労働時間の扱いに関わります。自分がどちらに当たるかは、就業規則と人事の担当に確認してください。

マネジメントは、管理職になってから学べばよいですか。

マネジメントは、管理職の役職が付く前から、担当者の仕事を割り振り、その進み具合を見る役割を担った時点で始まります。役職の名前が付くまで待つ必要はありません。リーダーとして相談を受けている人は、担当者の仕事を見て、判断や考えを伝えることから始めてみてください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/which-job-titles-count-as-managers

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: