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上司の方へ管理職・マネジメント

マネジメントで大切なことと心得

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

マネジメントで大切なことは1つに決められませんが、このページでは、部下が面談の成果をはっきり感じられるようにすることを軸に考えます。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が成果につながっているかの答えで最も多かったのは「どちらかといえばそう感じる」の40.9%でした。はっきり感じている人は31.9%で、控えめな答えの人のほうが多い、という結果です。心得は、心がけの言葉のままにせず、確認できる5つの行動にすることをおすすめします。面談の中では、部下の期待をその回に尋ねること、仕事の話を避けないこと、評価の見通しを期末を待たずに伝えることです。面談のあとは、引き受けたことを果たすことと、よしあしをそのあとの行動で見ることです。

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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談が成果につながっているかの答えで最も多かったのは「どちらかといえばそう感じる」で、はっきり感じている人は31.9%でした。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データでは、1on1の直後に部下が送るすっきり度は4以上が60.8%で、低い点はほとんど付きません。直後の感想がよい面談を、成果につながる面談にするために、心得を確認できる行動の形にすることをおすすめします。

40.9%
1万人調査
上司との面談が「業務の改善や成果につながっている」かの問いに、「どちらかといえばそう感じる」と答えた人の割合
6つの答えの中で最も多い答えです。「とてもそう感じる」7.2%と「そう感じる」24.7%を合わせた、はっきり成果を感じている人は31.9%でした。つまり、はっきり感じている人より、「どちらかといえば」という控えめな答えの人のほうが多いということです。
60.8%
Kakeai AI 1on1 利用データ
1on1のあとに部下が送ったすっきり度(0〜5の6段階)のうち、4以上だった割合
2以下は0.5%で、低い点はほとんど付きません。つまり、1on1の直後の感想は、ほとんどの回で悪くないということです。そのうえで、面談のよしあしは、直後の感想に加えて、そのあとの行動でも見ることをおすすめします。
33.0%
1万人調査
面談の一番の理由が「上司との関係性を維持・向上させるため」の人のうち、成果を感じている人の割合
一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人では41.2%でした。関係を目的にしている人より、仕事を進めることを目的にしている人のほうが、面談の成果を感じている割合が高い、という結果です。

1万人調査は、部下の立場で上司との面談について尋ねたもので、上司のマネジメントの心得そのものは尋ねていません。すっきり度は、部下が送った回だけの数字です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

マネジメントで大切なことを、部下の側の答えから考える

マネジメントで大切なことや心得は、「部下の話をよく聞く」「信頼関係を築く」「公平に接する」「率先して動く」のように、上司の心がけの言葉で語られることが多くあります。どれも間違いではありませんが、心がけの言葉のままでは、できているかどうかを自分では確かめにくいものです。以下では、部下の側の答えを手がかりに、心得を確認できる行動の形に置き換えて考えます。

面談についての数字ですが、KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談が「業務の改善や成果につながっている」かを尋ねました。最も多かった答えは「どちらかといえばそう感じる」で、40.9%です。「とてもそう感じる」は7.2%、「そう感じる」は24.7%で、はっきり成果を感じている人は合わせて31.9%です。つまり、はっきり成果を感じている人より、「どちらかといえば」という控えめな答えの人のほうが多いということです。

このページでは、面談についてのこの答えを手がかりに、部下との面談が成果につながっていると部下がはっきり感じられるようにすることを、マネジメントで大切なことの1つとして考えます。そのために、心得を、できているかどうかを確認できる行動の形にします。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、1on1のあとに部下がすっきり度(0から5の6段階)を送っています。送られた中で、4以上が60.8%、2以下は0.5%でした。1on1の直後の感想は、ほとんどの回で悪くありません。KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、部下との面談のよしあしはその場の印象ではなく、そのあとの行動で見るのがよいと考えています。直後の感想がよい面談を、成果につながる面談にするためです。

マネジメントの心得5つ:心がけの言葉を、確認できる行動に置き換える

心得は、たくさん覚えるより、確認できる形の5つに絞ることをおすすめします。よくある言い方と、このページでの言い方を並べると次の表になります。

よくある心得の言い方このページでの言い方1か月後に振り返る点
部下の話をよく聞く部下がその回に何を期待しているかを、決めつけずに尋ねる面談の最初に、期待を尋ねているかどうか
信頼関係を築く仕事の話を避けず、仕事を前に進める中で関係をつくる面談で、仕事の判断や意見を返しているかどうか
公平に評価する評価の基準と今の見通しを、期末を待たずに言葉にする期の途中で評価の見通しを伝えた面談があるかどうか
約束を守る面談で引き受けたことを、期限までに果たす次の面談を、引き受けたことの報告から始めているかどうか
やったことを振り返る面談のよしあしを、直後の感想に加えて、そのあとの行動で見る決めたことが、次の面談までに動いたかどうか

以下では、小売店で店長が売り場の担当者と仕事をしている場面を例に、心得ごとの最初の一言を挙げます。

心得1:部下の期待を決めつけず、その回に尋ねる

「よく聞く」という心得は、聞き役に徹することだと受け取られることがありますが、部下が上司に求めているものは、聞くことだけではありません。避けたいのは、相手の話や自分への期待を知る前に、関わり方を1つに決めてしまうことです。面談の最初に、話したいことと上司に期待することを尋ねてください。

  • 今日は、○○さんが話したいことから始めましょう。私に期待することがあれば、それも教えてください。聞くだけがいいときは、そう言ってもらえると助かります。
  • 季節の売り場の件、私の意見を言う前に、○○さんはどう進めたいと考えているか教えてもらえますか。
  • 今の話は、私が決めたほうがいいことですか。それとも、○○さんが決めたくて、相談だけしたいことですか。

心得2から5:面談の中ですることと、面談のあとにすること

心得2:仕事の話を避けず、仕事を前に進める中で関係をつくる

「まず信頼関係を築く」という心得は、仕事の話を後回しにする理由になることがあります。1万人調査では、上司との面談をしている一番の理由が「上司との関係性を維持・向上させるため」の人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は33.0%でした。一番の理由が「自分の仕事を進めるため」の人では41.2%です。関係を目的にしている人より、仕事を進めることを目的にしている人のほうが、面談の成果を感じている割合が高いという結果です。

KAKEAIは、「まず関係づくりから」と順番を決めておくことをおすすめしません。関係は、仕事の話を前に進める中でもできていく、というのがKAKEAIの考えです。ただし、上司と部下の関係には段階があり、段階によって合う関わり方は変わります。まだ身構えている段階の相手には、仕事の話の中でも、言葉の選び方に気を配ってください。

  • 新しい棚の配置は、私は入口側に季節の商品を寄せたいと考えています。理由は、先月の入口側の売り上げが一番伸びていたからです。○○さんは、どう感じていますか。
  • 発注の数を減らした判断は、私も同じようにしたと思います。在庫が残らなかったのは、○○さんの読みが当たったからです。

心得3:評価の基準と見通しを、期末を待たずに言葉にする

公平に評価するという心得を、確認できる形にすると、評価の基準と今の見通しを期の途中で言葉にすることになります。KAKEAIの立場は、評価の話を半年に一度の面談に閉じ込めず、普段の面談で上司と部下が同じ基準を一緒に見る、というものです。

  • 今期の評価で私が大事にしたいと考えているのは、売り場の切り替えを予定の日に終えることです。評価シートのこの項目を、一緒に見てもらえますか。
  • 今の時点で、私は順調だと考えています。先月の切り替えが予定通りに終わったことが大きいです。○○さんは、どう感じていますか。

心得4:面談で引き受けたことを、期限までに果たす

約束を守るという心得は、上司が面談で引き受けたことを期限までに果たすことです。果たせなかったときは、理由より先に、新しい期限を伝えてください。

  • 先週引き受けた、本部への什器の追加の依頼は出しました。返事は来週になるそうなので、届いたらすぐ伝えます。
  • 前回お願いされていたシフトの件は、まだ本部に確認できていません。申し訳ありません。明日の午前中に確認して、結果をお伝えします。

心得5:面談のよしあしを、その場の感想ではなく行動で見る

面談のあとの「ありがとうございました」「すっきりしました」は、うれしいものです。Kakeai AI 1on1の利用データでも、部下が送るすっきり度は2以下が0.5%で、直後の感想はほとんどの回で悪くありません。そこで止まらず、よしあしは次の面談までに決めたことが動いたかでも見てください。

  • 今日決めた、試しの棚替えは、来週の金曜までに終えられそうですか。難しそうなら、何が引っかかりそうか、今のうちに教えてください。
  • 前回決めた棚替え、その後どうなりましたか。やってみて、予定と違ったところがあれば教えてください。

部下の立場でこのページを読んでいる人は、上司ができているかどうかを見る前に、自分がその回に何を期待しているかを言葉にしてみてください。上司も部下も、面談の当事者です。

  • 今日は、意見をいただきたいことが1つあります。季節の売り場の配置で、2つの案のどちらにするか迷っています。
  • 前回ご相談した件について、その後の進み具合を先にお伝えします。

マネジメントの心得として語られるが、おすすめしないこと

心得として広く語られるものの中には、部下の側の答えを見ると、見直したいものがあります。

  • 「まず信頼関係づくりから」と順番を決めておく。1万人調査では、関係づくりを面談の一番の理由にしている人の成果の実感(33.0%)は、仕事を進めることを一番の理由にしている人(41.2%)より低くなっていました。KAKEAIは、関係は仕事の話を前に進める中でもできていくと考えています。
  • 上司は聞き役に徹すると決めておく。KAKEAIは、上司の関わり方をあらかじめ1つに決めておくことをおすすめしません。部下が意見やアドバイスを求めている回に、その期待に応えにくくなるからです。
  • 部下に嫌われないことを目安にする。嫌われていないことと、仕事の成果につながっていることは、別のことです。目安にするなら、面談で決めたことがそのあと動いたかどうかにしてください。
  • 面談の直後の感想だけで、うまくいったかを判断する。直後の感想に加えて、次の面談までに決めたことが動いたかで見てください。
  • 心得をたくさん覚えて、全部を同時に守ろうとする。確認できる形の5つに絞り、1つずつ試すことをおすすめします。

マネジメントで大切なことができているかを、どこで見るか

マネジメントで大切なことができているかどうかは、部下の表情や感想だけではなく、二人の間で決めたことがそのあと動いたかで見るとよいでしょう。1か月ほどたったら、次の点を振り返ってみてください。

  • 面談の最初に、部下が話したいことと上司に期待することを尋ねられたでしょうか。
  • 仕事の話の中で、判断や意見を理由と一緒に返した場面が、この1か月の中にあったでしょうか。
  • 評価の基準と今の見通しを、期末を待たずに伝えた面談があったでしょうか。
  • 引き受けたことを期限までに果たし、次の面談をその報告から始められたでしょうか。
  • 面談で決めたことのうち、次の面談までに動いたものはどれくらいあったでしょうか。

5つのうち、できていないものが1つあれば、その1つから始めてみてください。心得は、全部をそろえようとするより、1つずつ確認しながら続けることをおすすめします。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

部下がその回に何を期待しているのかが分からず、自分の関わり方が合っているのか、学んだことを生かせているのかを確かめにくいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1が始まってすぐ、メッセージ欄で。

テーマごとに部下が上司に期待することが違うことを、話し始める前に二人で確かめられます。

Kakeai AI が開始の挨拶で、選ばれたテーマと、部下が選んだ期待する対応(話を聞いてほしい・一緒に考えてほしいなど)を挙げます。期待する対応が選ばれていない回には、どう関わってほしいかを尋ねることもあります。お二人の画面に同じものが表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「東南アジアの新規開拓リスト」×「一緒に考えてほしい」、「スキルや力の向上」×「具体的なアドバイスが欲しい」の2つです。藤本さん、いかがでしょう?

部下との1on1のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。

本や研修で学んだ関わり方を、自分の1on1の具体的な場面での一言として試し、次の回に続けられます。

大事な場面で部下の返事が短く止まっていたときは、その場面を引いて、次の回で試せる問いかけの例が書かれることがあります。次の1on1前のアドバイスでは、前回示した工夫に触れて、その日に試せる場面が示されることがあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…次回、昇格試験の準備状況を確認するタイミングで、「社内の評価の場面って、具体的にどんなときが一番きつい?」と一問戻してみませんか。…

マネジャー権限の方が「Get Advice」を開くとき。

自分のマネジメントのよい点と変えたい点を、自分の1on1で起きたことをもとに振り返れます。

「Get Advice」は、マネジャー権限をお持ちの方が画面の右上から開く、ご自身の1on1のふりかえりの画面です。直近1か月の1on1のまとめ、Kakeai AI が挙げる「1on1をよりよくするための3つのポイント」、テーマや関わり方ごとの「強み」と「伸び代」が表示されます。

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ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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よくある質問

マネジメントで一番大切なことは何ですか。

マネジメントで一番大切なことを1つに決めるのは難しいですが、このページでは、部下が面談の成果をはっきり感じられるようにすることを軸にしています。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が成果につながっているかの答えで最も多かったのは「どちらかといえばそう感じる」の40.9%で、はっきり感じている人は31.9%でした。面談のよしあしは、直後の感想だけでなく、決めたことがそのあと動いたかで見ることをおすすめします。

マネジメントの心得として、まず信頼関係を築くべきですか。

マネジメントの心得として、「まず信頼関係づくりから」と順番を決めておくことは、KAKEAIはおすすめしていません。KAKEAIの1万人調査では、面談の一番の理由が「上司との関係性を維持・向上させるため」の人の成果の実感は33.0%でした。「自分の仕事を進めるため」の人では41.2%です。関係は仕事の話を前に進める中でもできていくと、KAKEAIは考えています。ただし関係には段階があり、段階によって合う言葉の選び方は変わります。

部下に嫌われていなければ、マネジメントはうまくいっていると言えますか。

部下に嫌われていないことと、マネジメントがうまくいっていることは、分けて見ることをおすすめします。面談の直後の感想がよいことは大事ですが、それだけでは、仕事の成果につながっているかどうかは分かりません。嫌われていないことに加えて、面談で決めたことが次の面談までに動いたか、評価の見通しや引き受けたことを言葉にできているかで判断するとよいでしょう。

マネジメントの心得は、いくつ覚えればよいですか。

マネジメントの心得は、たくさん覚えるより、確認できる形の5つに絞ることをおすすめします。面談の中でするのは、部下の期待をその回に尋ねること、仕事の話を避けないこと、評価の基準と見通しを期末を待たずに言葉にすることの3つです。面談のあとにするのは、引き受けたことを期限までに果たすことと、よしあしをそのあとの行動で見ることです。できていないものが1つあれば、その1つから始めてみてください。

マネジメントの心得を部下の立場で読むとき、何ができますか。

部下の立場でマネジメントの心得を読むときは、上司ができているかどうかを見る前に、自分がその回に何を期待しているかを言葉にしてみてください。「今日は意見をいただきたいことが1つあります」「先に進み具合をお伝えします」のように伝えると、上司は関わり方を決めやすくなります。上司も部下も、面談の当事者です。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/what-matters-most-in-management

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: