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マネージャーとは何か、 役職としての意味
先に答え
マネージャーとは、一緒に仕事をする人たちの仕事を決め、進み具合を見て判断や意見を伝え、評価する役割を会社から任された人のことです。課長に当たる役職名として使う会社もあれば、上司の立場にある人の総称や店長の呼び名として使う会社もあります。部下から見たマネージャーは、自分の仕事について判断や意見を伝えてくれる人でもあります。Kakeai AI 1on1の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することのうち「意見を聞きたい」は18.9%で、「話を聞いてほしい」の11.7%より多くなっていました。肩書があっても仕事を見ていなければ、部下から見たマネージャーの意味は薄くなります。
数字で見る
Kakeai AI 1on1の利用データでは、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することのうち、「一緒に考えてほしい」と「意見を聞きたい」が多く、「話を聞いてほしい」は最も少なくなっていました。KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、同じ上司との定期的な面談でも、1on1と呼ぶ人と呼ばない人に分かれていました。面談の呼び名についての数字ですが、マネージャーという言葉も、呼び名だけで中身が決まるわけではないと考えられます。
- 18.9%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- 部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することのうち、「意見を聞きたい」が選ばれていた割合
- 最も多いのは「一緒に考えてほしい」の19.4%で、「報告したい」は17.1%、「話を聞いてほしい」は6つの中で最も少ない11.7%でした。「話を聞いてほしい」より、「一緒に考えてほしい」や「意見を聞きたい」が選ばれた回のほうが多くなっています。
- 37.2%
- 1万人調査
- 自分の上司との定期的な面談を「1on1だと思う」人の割合(「とてもそう思う」「そう思う」の合計)
- 「1on1」という言葉を知らない人も4.6%いました。同じ上司との定期的な面談でも、1on1と呼ぶ人は4割に届きません。呼び名だけでは、その面談で何をしているのかまではわからない、ということです。
利用データの割合は、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することのうち、選ばれた分だけを分母にした内訳です。1万人調査は、部下の立場で上司との定期的な面談について尋ねたもので、マネージャーという役職の定義そのものは尋ねていません。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
マネージャーとは:一言で言うと、 人の仕事を決め、 判断や意見を伝える人
マネージャーとは、一緒に仕事をする人たちの仕事を決め、進み具合を見て判断や意見を伝え、評価する役割を会社から任された人のことです。英語のマネージャー(manager)は「管理する人」と訳されます。ただ、職場で求められているのは、報告を受けて管理することより、一緒に仕事をする人の仕事について判断や意見を伝えることだと考えられます。
ただし、「マネージャー」という言葉が指す範囲は、会社や業界によって違います。同じ言葉でも、次のように使われ方が分かれます。
| 使われ方 | 指しているもの | 多く見られる業界や場面 |
|---|---|---|
| 役職名としての | 課長に | 外資系の |
| 上司の | 課長・ | 社内の |
| 店や | 店長・ | 小売、 |
| 特定の | プロジェクトマネージャー、 | 開発、 |
| 人の | 芸能や | 会社の |
このページで扱うのは、上の2つ、つまり会社の役職としてのマネージャーと、上司の立場にある人の総称としてのマネージャーです。以下では、役職としての意味を会社の制度の側から書き、次に、部下から見たマネージャーの意味を書きます。例として、広告代理店で、お客様への提案書を作っている部下と、そのマネージャーの場面を使います。
役職としてのマネージャー: 会社によって指す範囲が違う
役職としてのマネージャーが、課長なのか部長なのか、何人の部下と一緒に仕事をする立場なのかは、会社の制度で決まっています。等級の名前として「マネージャー」を使い、部下のいない専門職にも付ける会社もあります。自分の会社でマネージャーが何を指すのか、労務上の扱い(管理監督者に当たるかどうか、残業の扱いなど)がどうなるのかも、会社の制度で決まります。組織図と就業規則で確かめ、分からない点は人事の担当に尋ねてください。
呼び名が会社や人によって違うことは、上司と部下の面談でも見られます。KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、自分の上司との定期的な面談を「1on1だと思う」人(「とてもそう思う」「そう思う」の合計)は37.2%でした。「1on1」という言葉を知らない人も4.6%います。同じような面談でも、1on1と呼ぶ人と呼ばない人がいるということです。面談の呼び名についての数字ですが、マネージャーという言葉についても、呼び名と、その人が実際にしていることは分けて考えるとよいでしょう。
役職名としてマネージャーと呼ばれていなくても、人の仕事を決めて見ている人はいます。逆に、マネージャーの肩書があっても、部下の仕事を実際には見ていない人もいます。マネージャーの意味を考えるときは、呼び名ではなく、人の仕事を決めて進み具合を見て、判断や意見を伝える働きを担っているかに目を向けることをおすすめします。
部下から見たマネージャーの意味: 自分の仕事に判断や意見を伝えてくれる人
部下の立場から見たマネージャーは、自分の仕事を決める人であると同時に、自分の仕事について判断や意見を伝えてくれる人でもあります。部下が1on1の前に選ぶ、上司に期待することにも、その傾向が表れています。
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)で、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することの内訳を見ると、「意見を聞きたい」は18.9%でした。最も多いのは「一緒に考えてほしい」の19.4%で、「報告したい」は17.1%、「話を聞いてほしい」は選べる6つの中で最も少ない11.7%です。「話を聞いてほしい」より、「一緒に考えてほしい」や「意見を聞きたい」が選ばれる回のほうが多いということです。ただし、「報告したい」と上位の2つとの差は大きくありません。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1は、その部下の仕事を決められる直属の上司が行うのがよいと考えています。ただし、上司であっても、部下の仕事を見てもいないなら、上司が行う意味はありません。部下から見たマネージャーの意味は、自分の仕事を決め、実際に見ていて、判断や意見を伝えてくれるところにあると言えるでしょう。
マネージャーの仕事を、 提案書づくりの例で見る
マネージャーの意味を、お客様への提案書を作る仕事で見てみます。マネージャーがすることを、仕事を決める・進み具合を見る・判断や意見を伝える・評価の見通しを伝える、の4つに分けて示します。
仕事を決める
- 来月のコンペの提案書は、○○さんにまとめ役をお願いしたいと思っています。構成と見積もりは○○さんの判断で決めてください。金額の最終の確認だけ、私が見ます。
- 提出は20日ですね。17日に一度見せてもらえれば、直したいところがあっても、提出までに一緒に手を入れられます。
- 私が決めたほうが早いことがあれば、途中でも遠慮なく言ってください。その場で決めます。
進み具合を見る
- 今の構成案を、一緒に見てもいいですか。お客様の課題の整理の部分で、私からも足せる情報があるかもしれません。
- 私が見えていないお客様側の事情があれば、教えてください。前回の打ち合わせには私は出ていないので。
- 進めにくくなっているところはありますか。人や時間が足りないなら、私が動きます。
判断や意見を伝える
意見を求められたときは、相手にも考えがあることが多いので、まずそれを尋ねてから具体的に伝えるとよいでしょう。
- 2つの構成案のうち、○○さんはどちらがよいと思っていますか。理由も聞かせてもらえますか。
- 私はA案がよいと思います。お客様が前回気にしていた費用の話が、先に出てくるからです。B案の図は、A案にも使えそうですね。
- 見積もりの値引きは、私の判断で1割までなら出せます。それを超える話が出たら、部長に私から相談します。
評価の見通しを伝える
- 評価シートの「課題の整理」の項目で見ると、今回の提案書のまとめ方は、よい評価になると私は考えています。最終的な結果はこのあとの調整で決まりますが、○○さん自身はどう感じていますか。
- 次のコンペでは、お客様との打ち合わせも○○さんに進めてもらいたいと思っています。どう感じますか。
部下の側からは、話したいことと一緒に、上司に期待すること(意見を聞きたい、一緒に考えてほしい、など)を一言添えて持ち込むとよいでしょう。
- 構成案を2つ作りました。どちらで進めるか、ご意見をいただけますか。
- 値引きの相談をお客様から受けています。どこまで私の判断で答えてよいか、教えていただけますか。
- 今回の提案書について、今の時点でのご評価を伺えますか。次に直せるところがあれば知りたいです。
- 次のコンペでは、お客様との打ち合わせから任せていただけないでしょうか。
- 提案の方向で迷っています。私の考えを先にお話ししますので、そのあとでご意見をいただけますか。
「マネージャーとは」についての、よくある誤解
マネージャーという言葉をめぐる誤解は、「管理する人」という訳語と、肩書への受け取り方から生まれます。
- マネージャーとは、偉い人のことだ。マネージャーは、会社から人の仕事を決める権限を任された人で、役割が違うだけです。上司と部下は、仕事を前に進める当事者としては対等で、マネージャーも自分の上司との面談をしている一人です。
- マネージャーの肩書があれば、マネージャーの仕事をしていることになる。肩書があっても、部下の仕事を見ていなければ、部下が期待する判断や意見を具体的に伝えることは難しくなります。逆に、リーダーや主任の肩書でも、人の仕事を決めて見ているなら、マネージャーの働きを担っています。
- マネージャーは、部下の話を聞く聞き役だ。Kakeai AI 1on1の利用データでも、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することで最も少ないのは「話を聞いてほしい」でした。上位は「一緒に考えてほしい」と「意見を聞きたい」です。KAKEAIは、1on1(上司と部下が1対1で定期的に行う面談)で、上司は話さず聞き役に徹すると決めておくことをおすすめしません。
- プロジェクトマネージャーと、役職としてのマネージャーは同じだ。プロジェクトマネージャーは、1つのプロジェクトの範囲と期限と進め方を決める人です。メンバーの評価や次の仕事を決めるのは、多くの場合、それぞれの直属のマネージャーです。人の評価と次の仕事まで決める権限があるかどうかが、2つの違いです。
マネージャーの役割を果たせているかを振り返る
マネージャーの役割を果たせているかどうかは、肩書や部下の人数ではなく、一緒に仕事をする人の仕事を実際に見て、判断や意見を伝えられているかで振り返るとよいでしょう。1か月ほどを区切りに、次の点を振り返ってみてください。
- 一緒に仕事をしている人の提案書などを自分の目で見られたら、次は、気づいたことを本人と話してみてください。
- 意見を求められて相手の考えを先に尋ねられたら、次は、自分の意見を理由と一緒に具体的に伝えましょう。
- 自分で決めてよい範囲と相談してほしい範囲をまだ言葉にしていないなら、次の面談で二人で決めておくと、迷いが減ります。
- 評価の見通しを期末より前に伝えられたら、次は、相手の受け止め方も尋ねてみることをおすすめします。
部下の立場では、この1か月にマネージャーに意見や判断を求めた場面と、そのときの答えを思い返してみてください。意見や判断がほしいときにそれを言葉にして伝えることは、部下の側からできる、マネージャーとの仕事を進めやすくする方法の1つです。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
役職や呼び方の線引きは会社ごとに違います。目の前の仕事で、誰が決め、誰が何を担うのかを部下とはっきりさせたいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
1on1の終わり際に、球体を押したとき。
誰が判断するのかを決めないまま1on1を終えずに、 その場で決めるか持ち越すかを二人で決めるきっかけになります。
その日の話の中に、誰が決めるのかがまだ決まっていないことがあると、Kakeai AI が、今日決めるか次回に持ち越すかを二人で決めることを提案することがあります。球体は、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。お二人の画面に同じものが表示されます。
残り5分ほどです。今日話した「海外向けサポートの方向性」の件で、誰がサポート方式を決めるかがまだ残っています。このまま今日決めておくか、次回に持ち越すか、お二人で一つ確かめてみませんか。
1on1の最中と終了後、「1on1のAI要約」で。
役職の呼び方にかかわらず、 目の前の仕事で誰が決め、 誰が動くのかを、 二人が同じ記録で確かめられます。
Kakeai AI が、話のまとまりごとの要点に、誰が何を決め、誰が何を準備するかを、話した内容をもとに書きます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。
柳瀬さんが6月中に海外仕様の要件を入れるか入れないかだけ決めると引き取り、長谷部さんは入れる場合と入れない場合の両方の工程を用意する。
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よくある質問
マネージャーとは、簡単に言うと何ですか。
マネージャーとは、一緒に仕事をする人たちの仕事を決め、進み具合を見て判断や意見を伝え、評価する役割を会社から任された人のことです。英語では「管理する人」と訳されますが、職場で求められているのは、報告を受けて管理することより、人の仕事について判断や意見を伝えることだと考えられます。会社によっては課長に当たる役職名として、別の会社では上司の立場にある人の総称や店長の呼び名として使われます。
マネージャーは、どの役職に当たりますか。
マネージャーがどの役職に当たるかは、会社の制度で決まります。外資系やIT・コンサルティングの会社では課長に当たる役職名として使われることが多く、小売や飲食では店長や支店長をマネージャーと呼ぶことがあります。等級の名前として使い、部下のいない専門職にも付ける会社もあります。自分の会社でマネージャーが何を指すのか、管理監督者に当たるかどうかは、組織図と就業規則で確かめ、人事の担当に尋ねてください。
マネージャーと管理職は、 同じ意味ですか。
マネージャーと管理職は、重なる部分が大きいものの、同じ言葉ではありません。マネージャーは、人の仕事を決めて進み具合を見て、判断や意見を伝え、評価する役割を指す言葉です。管理職は会社の制度上の区分で、役職や等級、労務上の扱いと結びついていて、会社によって範囲が違います。リーダーや主任のように、人の仕事を決めて見ていても制度上は管理職でない立場もあります。自分の会社での区分は、就業規則と人事の担当に確認してください。
部下から見て、 マネージャーとはどんな存在ですか。
部下から見たマネージャーは、自分の仕事を決める人であり、自分の仕事について判断や意見を伝えてくれる人です。Kakeai AI 1on1の利用データでは、部下が1on1の前に選んだ、上司に期待することのうち「意見を聞きたい」が18.9%で、「話を聞いてほしい」の11.7%より多くなっていました。部下の側も、上司に期待することを一言添えて持ち込むと、具体的な意見や判断を受け取りやすくなります。
マネージャーの肩書がなくても、 マネージャーの仕事をしていると言えますか。
マネージャーの肩書がなくても、一緒に仕事をする人の仕事を決めて実際に見て、判断や意見を伝えているなら、マネージャーの働きを担っていると言えます。リーダーや主任の立場で担当者の仕事を決めている人は、その一例です。ただし、1on1は、その部下の仕事を決められる直属の上司が行うのがよく、上司であっても、部下の仕事を見てもいないなら、上司が行う意味はありません。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/what-is-a-manager-job-title-meaning
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: