部下の方へそのほかの面談
面談で泣いてしまいそうなときはどうするか
先に答え
面談で泣いてしまいそうなときは、涙を止めようとするより、「少しだけ時間をください」と一言伝えて間をもらうことをおすすめします。泣くことは悪いことではなく、大事な話をしているときや、緊張しているときにも起こります。落ち着いたら、話を続けるか、日を改めるかを自分で選んで上司に伝えてください。泣きそうな話をすると分かっているときは、話したいことと上司に期待すること(「話を聞いてほしい」「一緒に考えてほしい」など)を、前日に短く伝えておきましょう。当日に言葉に詰まっても、話が進みやすくなります。涙が止まらない日や眠れない日が続くときは、産業医や人事の担当者に相談してください。
数字で見る
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、気持ちや体調の話(「心身の状態」のテーマ)で、部下が「話を聞いてほしい」を選んでいた割合と「報告したい」を選んでいた割合が、ほぼ同じでした。KAKEAIの1万人調査では、評価や見られ方への影響が気になり本音が話せないことを、面談の困りごとに挙げた人が9.3%いました。どちらも泣くことを尋ねた数字ではありませんが、泣きそうな話をするときは、上司に何を期待しているのかを先に伝えておくとよいでしょう。
- 17.4%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- 「心身の状態」のテーマのうち、上司に期待することとして部下が「話を聞いてほしい」を選んでいた割合
- 同じテーマで「報告したい」は17.3%で、ほぼ並んでいました。気持ちや体調の話でも、聞いてほしいという期待と、状況を報告しておきたいという期待が、同じくらい選ばれているということです。
- 9.3%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)として、評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない、を挙げた人の割合
- この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は32.7%で、回答者全体の31.9%と並んでいました。見られ方を気にしながら面談に臨んでいても、面談が成果につながっていると感じる割合は、全体と変わらないということです。
利用データの割合は、1on1の前に選ばれた「心身の状態」のテーマについて、部下が選んだ上司への期待の内訳を集計したものです。何も選ばれていないテーマも分母に入っています。1万人調査は、面談で泣くことについては尋ねていません。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
面談で泣いてしまいそうなときは、 涙を止めるより間をもらう
面談で泣いてしまいそうになったら、涙を止めようとするより、「少しだけ時間をください」と一言伝えて、間をもらいましょう。泣くことは、悪いことではありません。大事な話をしているときや、緊張しているときにも、涙が出ることはあります。
涙をこらえることに気持ちが向くと、かえって言葉が出にくくなることがあります。まずは一言で間をもらい、落ち着いたら、話を続けるか、日を改めるかを自分で選んで上司に伝えてください。
- すみません、少しだけ時間をください。
- 涙が出てしまっていますが、話は続けたいです。このまま聞いていただけますか。
- 今日はうまく話せそうにないので、続きは別の日にお願いできますか。明日か明後日に、15分ほどいただけると助かります。
泣いたことを何度も謝る必要はありません。謝る言葉が続くと、話の続きに戻るきっかけがつかみにくくなります。一度「すみません」と言えば十分です。
上司の側も、目の前で部下が泣くと、どう声をかければよいか迷うことがあります。続けたいのか、日を改めたいのかを部下から一言伝えると、上司も受け答えを選びやすくなります。
面談で泣いてしまいそうな場面ごとの、 最初の一言
泣いてしまいそうになる場面は、1つではありません。場面によって、最初の一言と、そのあとに伝えるとよいことが変わります。以下では、人事部で新人研修の企画を担当している人が、半年かけて準備した企画を来期に見送ると上司から伝えられた場面を、主な例にします。
| 場面 | 最初の一言の例 | そのあとに伝えること |
|---|---|---|
| 評価や | 「すみません、 | 理由を |
| 家庭や | 「話しているうちに | 聞いてほしいのか、 |
| 悲しくないのに、 | 「悲しいわけではないので、 | このまま |
評価や企画の結果を聞いて、 悔しくて泣きそうなとき
結果を聞いて泣きそうになったときは、結果を理解したことと、気持ちの整理がまだついていないことを、分けて伝えるとよいでしょう。悔しいと感じるのは、それだけその仕事に力を注いできたからかもしれません。
- 研修の企画が見送りになったことは、理解しています。半年かけて準備してきたので、悔しくて、涙が出てしまいました。
- 見送りの理由を、もう少し詳しく教えていただけますか。次に企画を出すときに、何を変えればよいかを知りたいです。
気持ちが落ち着かないうちは、理由を聞くのを次の面談に回してもかまいません。
- 今日は気持ちの整理がつかないので、理由をうかがうのは、来週の面談でもよいでしょうか。
家庭や体調の事情を話していて、 泣きそうなとき
家庭や体調の事情を話していて泣きそうになったときは、上司に何を期待しているのかを一言添えると、話が進みやすくなります。聞いてほしいのか、仕事の調整を相談したいのかで、上司の受け答えが変わるからです。
- 父が入院していて、しばらく定時で帰る日が増えそうです。今日は、まず状況を知っておいていただきたくてお話ししました。
- 何かをしていただきたいというより、聞いていただけるだけで助かります。
- 研修の準備の進め方は、来週あらためてご相談させてください。
悲しくないのに、涙が出るとき
緊張したときや、言いたいことを言葉にしようとしているときなど、悲しさとは別の気持ちで涙が出ることもあります。話を続けられるなら、そのことを短く伝えれば十分です。
- 悲しいわけではないんです。緊張すると涙が出やすくて。話は続けられますので、このまま進めていただけますか。
- 言葉にしようとすると涙が出てしまうので、要点をメモに書いてきました。先に読んでいただいてもよろしいですか。
泣いてしまいそうな話をすると分かっているときの準備
泣いてしまいそうな話をすると分かっているときは、面談の前日に、話したいことと上司に期待することを短く伝えておきます。上司が話の中身を知っていれば、当日に言葉に詰まっても、話を先に進めやすくなります。
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」では、1on1の前に、部下が話したいテーマと、上司に期待することを選べます。その利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、「心身の状態」のテーマのうち、部下が「話を聞いてほしい」を選んでいた割合は17.4%、「報告したい」は17.3%でした。つまり、気持ちや体調の話でも、聞いてほしいという期待と状況を報告しておきたいという期待が、同じくらい選ばれているということです。泣きそうな話ほど、上司に何を期待しているのかを先に伝えておくとよいでしょう。
- 明日の面談で、研修の企画が見送りになったことについてお話ししたいです。理由を伺ったうえで、次の企画を一緒に考えていただけると助かります。
- 明日は、家庭の事情で勤務のことをご相談したいです。まずは状況を聞いていただきたいです。
- 話しているうちに涙が出てしまうかもしれませんが、話は最後までしたいと思っています。
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として、「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人が9.3%いました。この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は32.7%で、回答者全体の31.9%と並んでいます。見られ方が気になって本音を話しにくい人でも、面談が成果につながっていると感じる割合は、全体と同じくらいだということです。
泣くことについて尋ねた数字ではありませんが、泣いたらどう思われるかが心配なときは、その心配を前もって上司に伝えておくのも1つの方法です。
面談で泣いてしまったあとに、 上司に伝えること
面談で泣いてしまったあとは、お礼と、話の続きをどうしたいかを、その日のうちか翌日に短く伝えるとよいでしょう。謝る言葉を重ねるより、続きを自分から切り出すほうが、仕事の話に戻りやすくなります。
- 昨日はお時間をいただき、ありがとうございました。途中で言葉に詰まってしまいましたが、話を聞いていただけて助かりました。
- 昨日うまく伝えられなかったことを、少し補足します。研修の企画は、内容を見直して、来期の4月に出し直したいと考えています。
- 見送りの理由のうち、予算のことについて、次の面談でもう一度ご相談できますか。
上司の受け答えが、自分の期待と違ったときも、そのことを伝えてかまいません。上司も、泣いている相手にどう接すればよいかを、その場で探していることがあります。
- 今は励ましの言葉より、少し待っていただけると助かります。
- 今日は、アドバイスをいただくより、話を聞いていただきたいです。
心身の不調が続くときや、 上司の言動がつらいとき
涙が止まらない日や眠れない日が続く、仕事以外の時間も気持ちが沈んだままといったときは、面談での工夫より先に相談してください。相談先は、産業医や医療の専門家、会社の相談窓口です。心身の不調かどうかを、自分一人で判断する必要はありません。上司には、相談先を尋ねる形で伝えることもできます。
- 最近、夜あまり眠れない日が続いています。会社の相談先を教えていただけますか。
上司の言い方がきつく、面談で泣いてしまうことが続くときは、人事の担当者や、就業規則で定められた相談窓口に相談してください。ハラスメントに当たるかどうかを、自分一人で判断しなくてかまいません。
面談で泣いてしまいそうになったあと、 二人の時間を振り返る
泣かずに済んだかどうかではなく、話したかったことが上司に伝わり、次にすることが決まったかで、面談を振り返ってみてください。
- 話したかったことをその日に伝えきれなかったら、次は、続きを話す日を自分から上司に相談してみてください。
- 上司に期待すること(「話を聞いてほしい」「一緒に考えてほしい」など)を伝えられたら、次の面談でも、前日に一言添えておくと話が進みやすくなります。
- 面談の終わりに続きを話す日が決まらなかったときは、翌日の連絡で、その日程を相談しておきましょう。
- 泣いたことを謝るのに時間を使ってしまったと感じたら、次は「すみません」を一度にして、話の続きに戻ります。
次に泣きそうな話をするときは、前日に一言伝えておくところから始めてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
上司との面談が怖い、断りたいと思うほど重い、言いたいことをうまく話せなかったというときに、出ると決めた回に向けて、ご自身の側でできることとして、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。
面談の前に、「1on1の準備」で。
上司に期待することを、 面談の前と冒頭に、 自分から伝えられます。
テーマと期待する対応(「話を聞いてほしい」など)を選ぶと、上司の画面にも表示され、1on1の冒頭で Kakeai AI が挙げます。ご自身向けの「1on1前のAIアドバイス」には、上司にどう関わってほしいかを自分から伝える一言の案が書かれることもあります。
今、キャリアについて考えていることを聞いてもらえますか。今日はまず話を聞いてほしいんです
1on1の前後や最中に、「自分用のメモ」で。
上司に伝える前の気持ちや考えを書き留めておき、 それを踏まえたアドバイスを自分だけで受け取れます。
「自分用のメモ」はご自身だけに表示され、上司にもシステム管理者にも表示されません。実施中は「1on1実施中」の画面の「自分用のメモを開く」から書け、終了後は履歴で編集できます。Kakeai AI は、その内容をご自身向けのアドバイスにだけ使います。
自分用メモに「企画の話を今日する」と書いていた狙いを、今日の会話でそのまま実行できました。
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
うまく話せなかったことを、 次の面談で自分の言葉で話し直す準備ができます。
Kakeai AI が、ご自身向けに、その回のよかった場面を取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。話が途中で終わった大事な場面があれば、次の面談で添えられる一言の例を書くこともあります。上司には別の内容が表示されます。
…「社内の評価の場面だと緊張の種類が違うので、レポートを書きながら少し慣らしていきたいです」と一言添えてみませんか。…
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- 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
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よくある質問
面談で上司の前で泣いてしまったら、 どうすればよいですか。
面談で泣いてしまったときは、「すみません、少しだけ時間をください」と一言伝えて間をもらいましょう。落ち着いたら、話を続けるか日を改めるかを自分で選んで、上司に伝えてください。泣いたことを何度も謝る必要はありません。面談のあとは、お礼と話の続きをどうしたいかを、その日のうちか翌日に短く伝えると、仕事の話に戻りやすくなります。
面談で泣いてしまったことが、 評価に影響しないか心配です。
面談で泣いてしまったことが評価にどう影響するかが心配なときは、その心配も上司に伝えてかまいません。評価の基準は、評価シートや人事の案内で確認できます。それでも不安が残るときは、人事の担当者に相談してください。泣いたこと自体より、落ち着いたあとに話の続きをどうするかを自分から伝えるほうが、仕事を前に進めやすくなります。
悲しくないのに、面談で涙が出てしまうのはなぜですか。
緊張したときや、言いたいことを言葉にしようとしているときなど、悲しさとは別の気持ちで涙が出ることもあります。話を続けられるなら、「悲しいわけではないので、このまま続けます」と上司に伝えれば十分です。涙が出ることが仕事や生活に差し支えるほど続くときは、産業医や医療の専門家に相談してください。
泣いてしまいそうで、面談で話したいことを話せないときはどうすればよいですか。
泣いてしまいそうで話せないときは、話したいことと上司に期待すること(「話を聞いてほしい」「一緒に考えてほしい」など)を、面談の前日に短く上司に伝えておくことをおすすめします。当日は、要点を書いたメモを先に読んでもらう方法もあります。上司が話の中身を知っていれば、言葉に詰まっても話を先に進めやすくなります。
上司との面談で泣いてしまうことが続くときは、 どこに相談すればよいですか。
面談で泣いてしまうことが続き、眠れない日や気持ちが沈んだままの日もあるときは、産業医や医療の専門家、会社の相談窓口に相談してください。上司の言い方がきつく、そのたびに泣いてしまうときは、人事の担当者や、就業規則で定められた相談窓口に相談できます。心身の不調かどうかや、ハラスメントに当たるかどうかを、自分一人で判断する必要はありません。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/tears-during-meeting-with-boss
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: