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部下の方へ評価の面談

評価面談で本音を話してよいか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

評価面談では、本音を話してかまいません。ただし、不満をそのまま伝えるより、仕事についての自分の考えと上司に期待することを組み合わせて伝えると、上司の考えを聞くきっかけになります。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待すること(5つまで選択)として、「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人は59.8%でした。多くの人が、面談で上司の考えを聞きたいと考えているということです。体調やハラスメントに関わる話は、人事や社内の相談窓口にも相談できます。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、評価や見られ方への影響が気になって本音を話せないという困りごとを挙げた人が、一定数いました。一方で、面談で上司の考えやアドバイスを求めている人は多く、話を聞いてもらうことだけを望んでいる人はわずかでした。評価面談の本音も、自分の考えと上司に期待することを組み合わせて伝えることをおすすめします。

9.3%
1万人調査
面談の困りごとに「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人の割合
困りごとを複数回答で尋ねた結果です。同じ質問で「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人は9.7%でした。評価や見られ方を気にして、面談で本音を控えている人が一定数いるということです。
59.8%
1万人調査
面談で上司に期待すること(5つまで選択)として、上司の考えや関わりを求める3つのどれかを選んだ人の割合
3つは「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」です。同じ質問で「話を聞いてほしい」だけを選んだ人は3.2%でした。多くの人が、面談で上司の考えを聞きたいと考えていることがわかります。

1万人調査は、上司との定期的な面談について尋ねたもので、評価面談で本音を話したかどうかは尋ねていません。上司に期待することは、面談の最中に上司に期待していることを、5つまで選んでもらった結果です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

評価面談で本音を話してよいか:話してよく、伝え方で届き方が変わる

評価面談では、本音を話してかまいません。評価面談は、上司が評価を伝えるだけの場ではなく、部下が自分の仕事をどう見ているかを伝え、上司の考えを聞ける場でもあります。言わずにいると、上司は部下の考えを知らないまま、次の期の仕事の分担や目標を考えることになります。

ただし、本音をどんな形で伝えるかによって、上司への届き方は変わります。不満をそのまま伝えるより、仕事の事実と自分の考え、そして上司に期待することを組み合わせると、上司も答えやすくなります。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごとに「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人は9.3%でした。つまり、評価を気にして面談で本音を控えている人は、一定数いるということです。本音を話すかどうか迷うこと自体は、珍しいことではありません。

KAKEAIの1万人調査では、面談の最中に上司に期待することを、5つまで選んでもらいました。「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人は59.8%で、「話を聞いてほしい」だけを選んだ人は3.2%です。多くの人が、面談で上司の考えを聞きたいと考えていることがわかります。面談についての数字ですが、評価面談で本音を伝えるときも、上司に期待することを一言添えると、上司の考えを聞く時間にしやすいと考えられます。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、上司と部下の面談では、上司も部下も両方が当事者だと考えています。評価面談で、部下が自分の考えと上司に期待することを言葉にするのも、当事者としてできることの1つです。

本音の種類によって、伝え方と相談先は変わります。

本音の種類伝え方相談できる相手
評価への考え、納得できない点評価を変えてほしいと求める前に、根拠の場面を尋ねる上司(正式な申し立ての仕組みは人事)
仕事の困りごと「評価とは別に」と添えて、相談として伝える上司
担当・キャリア・異動の希望上司だけでは決まらないこともある前提で、相談の形で伝える上司、人事
上司への要望自分の仕事が進めやすくなることとして伝える上司
体調の不調、ハラスメント上司に話してもよく、会社の決まりに沿った窓口もある人事、産業医、社内の相談窓口

評価への考えや、納得できない点を伝えるとき

評価に納得できない点があるときは、評価を変えてほしいと求める前に、上司がどの仕事のどの場面を根拠にしたのかを尋ねるとよいでしょう。会社の手続き上、上司がその場で評価の結果を変えられないこともあるからです。以下では、広報の仕事(プレスリリースの作成や取材の調整)を担当している部下を例にします。まず、評価が分かれている項目について、上司の考えと根拠の場面を尋ねます。

  • 自己評価と課長の評価が分かれている項目について、まず課長のお考えを伺ってもよいでしょうか。
  • 「情報発信」の項目がBになっている理由を、具体的な場面で教えていただけますか。

そのうえで、自分の考えと、その根拠にした仕事を伝えます。

  • 私は、春の新サービスの発表で、プレスリリースの作成から取材の調整まで一人で進めたことを根拠に、Aと考えていました。その点は、どうご覧になっていますか。
  • 正直に言うと、少し驚いています。私の見えていないところで足りなかった点があれば、知りたいです。

その場で納得できないときは、持ち帰ってよいかを尋ねます。

  • 今日すぐに納得できるかはわかりませんが、課長のお考えはわかりました。少し持ち帰って考えて、改めてご相談してもよいでしょうか。

評価への異議を正式に申し立てる仕組みがあるかどうかは、会社によって異なります。就業規則や評価制度の資料を見るか、人事の担当に尋ねてみてください。

仕事の困りごとや、上司に期待することを伝えるとき

評価とは別に、仕事で困っていることがあれば、評価面談の中で相談として持ち出してかまいません。評価の話と混ざると言い訳に聞こえないかが心配なら、「評価とは別に」と一言添えると切り出しやすくなります。

  • 評価とは別に、ご相談したいことがあります。取材の依頼が重なる時期に、社内の確認が追いつかずに困っています。
  • 確認をお願いする順番について、課長のご意見を伺えますか。
  • 来期は、記事の確認をお願いする時期を早めたいと考えています。月の初めに、確認の予定を一緒に決めていただけると助かります。

上司への要望も、自分の仕事が進めやすくなることとして伝えると、上司も受け止めやすくなります。

  • 期の途中で、課長のお考えを一度伺えると助かります。次の面談で、今の時点での評価を教えていただけますか。
  • 気になる点があれば、その場で言っていただけると、すぐに直せるので助かります。

キャリアや異動の希望など、上司だけでは決められない本音を伝えるとき

担当の変更や異動、昇格の希望は、上司の判断だけでは決まらないことがあります。すぐに答えを求めるより、上司に知っておいてほしいこととして伝え、どう進めればよいかを相談する形にすると、上司も答えやすくなります。

  • すぐにというわけではないのですが、将来はマーケティングの仕事にも関わりたいと考えています。課長には知っておいていただきたくて、お話ししました。
  • そのために、今の広報の仕事の中で経験しておいたほうがよいことがあれば、ご意見を伺えますか。
  • 異動の希望を出す手続きについては、人事にも確認してみます。

退職を考えていることを話すかどうかは、とても迷う本音です。気持ちが固まっていないなら、まずは今の仕事の困りごとや、この先にやりたいこととして相談してみる方法もあります。退職の手続きや時期の決まりは、就業規則で確かめられます。

評価面談で話すかどうか、慎重に考えたい本音

体調の不調やハラスメント、同僚との関係に関わる本音は、話す相手と話し方を選んだほうがよいことがあります。どれも、上司に話してはいけないということではありません。

  • 体調の不調。上司に話してかまいません。働き方の配慮が必要なときは、産業医や人事の担当にも相談できます。評価面談の場で一度に話しきれないときは、別の時間を取ってもらうこともできます。
  • ハラスメント。上司本人の言動に関わるときや、上司に話しにくいときは、人事や社内の相談窓口に相談してください。会社の決まりに沿って相談できる窓口が設けられていることもあります。
  • 同僚との関係。相手の人柄への不満ではなく、仕事の中で起きている事実と、自分が困っていることとして伝えると、上司も一緒に考えやすくなります。

面談の中で本音を言いそびれたときも、それで終わりではありません。面談のあとに、時間をもらって伝えることもできます。

  • 面談では言いそびれてしまったのですが、1つご相談したいことがあります。少しお時間をいただけますか。
  • 先日の面談のあと、改めて考えてみました。来期の担当について、私の考えをもう一度お伝えしてもよいでしょうか。

上司の側も、部下の本音を聞きたいと思いながら、どう尋ねればよいかを迷っているのかもしれません。部下から話し始めることで、話しやすくなる面談もあります。

本音を伝えた評価面談が、二人の役に立ったかを、どこで振り返るか

本音を伝えた評価面談が役に立ったかどうかは、面談のあとに次の順で振り返るとわかります。

  • 評価の根拠になった仕事の場面を上司から具体的に聞けていたら、次は、自分の考えと上司に期待することを面談の中で一度は言葉にできたかを思い返します。
  • そこまでできていたら、次の期に上司と自分がそれぞれ取り組むことが決まっていたかを見ます。
  • 言いそびれたことがあれば、次にいつ伝えるかを決めます。

次の評価面談の前には、話したいことと上司に期待することを、1行ずつメモにしておくところから始めてみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

評価面談が不安なまま、何を話すか、自己評価に何を書くかが決まらずに面談の日を迎えそうなときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

評価の話をする1on1の準備をするとき。

上司に期待することを面談の前に伝えておき、面談の最初に二人で確かめられます。

「1on1の準備」で、テーマと期待する対応を選び、「この1on1へのメモ」に話したいことを書いておけます。どれも上司の画面にも表示されます。期待する対応は、部下の側から選べます。1on1が始まると、Kakeai AIがテーマと期待する対応、前回決まった次の一歩を示し、前回の一歩があればその担当の方に、無ければテーマを選んだ方に、最初の一言を向けます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「競合調査と市場規模の試算」×「報告したい」の1つです。 前回決まった次の一歩は「競合3社の一次調査(拠点・代理店・力を入れている国)を表にする」の1つでした。 森さん、いかがでしょう?

1on1の前、「1on1前のAIアドバイス」で。

面談で話す自分の仕事を、前回までに決めた一歩とその実行から思い出し、最初の一言を決めてから臨めます。

これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、今回の1on1で意識するとよい点をKakeai AIが書いたものです。ご自身向けに、前回までに決めて取り組んだ一歩を振り返り、最初に自分から言う一言の案が書かれます。上司には、上司向けの別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…今日最初に言う一言はこれです。 「今日は調査の結果を報告したいです。確認してほしいことと、次に何をするかも一緒に決めさせてください」…

自己評価を書く前に、記録を見返すとき。

1on1で話してきた仕事とその後の結果を、上司と同じ記録で確かめてから自己評価を書けます(1on1で話していない仕事は記録に残りません)。

上司との「概要」の画面のダイジェストは、Kakeai AIが直近6か月の二人の1on1を文章にしたもので、上司と同じものが表示されます。「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標の一覧の画面)には、次の一歩と目標が、担当・期限・実行済みかどうかと一緒に並びます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…三つ目は、中間面談のシートで、2年目の中間面談が7月に予定されており、4月に設定した目標(競合調査)をそのまま使う方針のもと、森さんがシートを書いておくことになっています。…

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  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

評価面談で本音を言うと、評価が下がりますか。

人事評価は、本来、評価基準に照らして期間中の仕事を見るものです。本音を伝えるときは、人柄への不満ではなく仕事の事実と自分の考え、上司に期待することを組み合わせると、上司も仕事の話として受け止めやすくなります。評価の基準や手続きが気になるときは、評価制度の資料を見るか、人事の担当に確認してください。体調やハラスメントに関わる話は、人事や社内の相談窓口にも相談できます。

評価面談で、評価への不満を伝えてもよいですか。

評価面談で評価への不満を伝えてもかまいません。伝えるときは、評価を変えてほしいと求める前に、上司が根拠にした場面を尋ねるのがおすすめです。「この項目がBになっている理由を、具体的な場面で教えていただけますか」のように尋ねます。会社の手続き上、上司がその場で結果を変えられないこともあります。正式な申し立ての仕組みがあるかは、就業規則を見るか、人事の担当に確認してください。

評価面談で、異動やキャリアの希望を話してもよいですか。

評価面談で、異動やキャリアの希望を話してもかまいません。ただし、異動や担当の変更は、上司の判断だけでは決まらないことがあります。すぐに答えを求めるより、「課長には知っておいていただきたくて、お話ししました」と伝えるのがおすすめです。そのうえで、今の仕事で経験しておくとよいことを相談してみてください。異動の希望を出す手続きは、人事の担当にも確認しておきましょう。

評価面談で本音を言えなかったときは、どうすればよいですか。

評価面談で本音を言えなかったときは、面談のあとに改めて時間をもらって伝えることができます。「面談では言いそびれてしまったのですが、1つご相談したいことがあります。少しお時間をいただけますか」と声をかけてみてください。次の面談の前に、話したいことと上司に期待することを1行ずつメモにして送っておくと、当日も切り出しやすくなります。

上司に本音を話しにくいとき、ほかに相談できる人はいますか。

上司に本音を話しにくいときは、話の内容によって、人事の担当や社内の相談窓口、産業医に相談できます。上司本人の言動に関わる悩みやハラスメントは、会社の決まりに沿って、相談窓口に相談できます。体調の不調で働き方の配慮が必要なときは、産業医や人事の担当に相談してください。仕事の進め方の悩みであれば、上司に期待することを一言添えて相談すると、話しやすくなることがあります。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/speaking-honestly-in-performance-review-meeting

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: