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人事・経営の方へ管理職・マネジメント

女性管理職の割合と男女比は、どれくらいか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

女性管理職の割合と男女比は、国の公的な統計と、自社の人事データで調べます。国の統計では、部長級・課長級・係長級といった役職の段階や、業種・会社の規模ごとに女性の割合が集計されています。値は毎年更新され、管理職の範囲の定義によっても変わるため、最新の値を、集計の年と定義と合わせて公表資料で確認することをおすすめします。自社の数字を他社や統計と比べるときは、管理職の定義・役職の段階・時点をそろえます。割合を上げる取り組みでは、目標の数字を決める前に、管理職の候補を何で選び、管理職の役割を何と定義しているかを見直すとよいでしょう。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、部下の立場で上司との面談について尋ねたもので、女性管理職の割合や上司の性別は尋ねていません。ここに示すのは、女性管理職の割合の数字ではありません。性別を問わず、管理職に登用したあと、部下との面談を始めるときに参考になる数字です。

44.6%
1万人調査
面談の困りごとに「上司の時間確保や日程調整」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
この困りごとを挙げた人は24.6%で最も多く、その成果の実感は回答者全体の31.9%を上回っています。上司の時間が取りにくいことに困っている人でも、成果を感じている人は全体より多い、という結果です。
20.9%
1万人調査
面談で上司に一番期待することとして、「その時々によって違う」を選んだ人の割合
選べる答えの中で最も多く選ばれました。「具体的なアドバイスがほしい」は18.3%、「話を聞いてほしい」は7.9%です。上司に期待することは回によって変わる、と答えた人が最も多いという結果です。

1万人調査は、女性管理職の割合や、上司の性別は尋ねていません。数字は、部下の立場で上司との面談について答えたものです。女性管理職の割合そのものは、公的な統計と自社の人事データで調べてください。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

女性管理職の割合と男女比は、どこで調べるか

女性管理職の割合と男女比は、国の公的な統計と、自社の人事データの2つで調べます。国の統計では、役職者を部長級・課長級・係長級のように分け、業種や会社の規模ごとに、女性の割合が集計されています。毎年更新され、集計の仕方(どの役職までを管理職に含めるか、どの規模の会社を対象にするか)によって値が変わります。最新の値は、公的な統計の公表資料で、集計の年と定義と合わせて見てください。

自社の数字は、人事のデータから出します。女性活躍推進法に基づいて、管理職に占める女性の割合などの情報を公表することになっている会社もあります。自社が公表の対象かどうか、どの項目を公表するかは、法律と会社の規模によって決まります。人事の担当と所管の窓口に確認することをおすすめします。

調べるものどこで分かるか気をつけること
日本全体や業種ごとの女性管理職の割合国の公的な統計(役職の段階、業種、会社の規模ごと)集計の年と、管理職の範囲の定義を見る
自社の女性管理職の割合と男女比人事のデータ。公表している会社は公表資料自社の管理職の定義でそろえる。役職の段階ごとにも見る
同じ業種の他社の数字各社の公表資料管理職の範囲が自社と同じかを見てから比べる

割合と男女比を読むときに、そろえておくこと

女性管理職の割合を読むときは、分母の定義と、役職の段階と、時点の3つをそろえてから比べます。どれかがそろっていないと、上がったのか下がったのか、他社より低いのかという話が食い違います。

  • 分母の定義。管理職をどの役職からとするかは会社ごとに違います。課長以上で数える会社と、係長を含める会社の数字は、そのままでは比べられません。
  • 役職の段階。全体の割合が同じでも、係長級に多く部長級に少ない会社と、どの段階にも同じようにいる会社とでは、状況が違います。部長級・課長級・係長級に分けて見ます。
  • 割合と男女比の違い。割合は管理職全体に対する女性の人数の比率で、男女比は男性と女性の人数の比です。同じ事実の別の言い方なので、社内の資料ではどちらかにそろえます。
  • 時点。年度の初めと期末では、昇格や異動で数字が動きます。前年との比較は、同じ時点でそろえます。

割合を上げるときに、人事・経営が決められること:管理職の候補を何で選ぶか

女性管理職の割合を上げる取り組みで人事・経営が決められるのは、目標の数字よりも、管理職の候補を何で選ぶかと、管理職の役割を何と定義するかだと考えられます。この見方は、調査の数字から導いたものではありません。候補が「いつでも職場にいて、長く働ける人」の中から選ばれていると、働く時間に制約のある人は、性別にかかわらず候補から外れます。

管理職の役割を「部下一人ひとりの仕事を見て、判断し、助言すること」と定義すると、候補を選ぶときに目を向ける点も変わります。プレイヤーとしての成績の高さや職場にいる時間の長さより、今の仕事でチームの分担をどう決め、同僚や後輩の仕事にどう関わっているかを見るとよいでしょう。この定義には、性別も、職場にいる時間の長さも含まれていません。以下では、経理の月次決算チームで、締めの作業を実際に取りまとめている担当者を候補として考える場面を例にします。部長が候補の本人と話す言い方です。

  • 来期から、月次決算のチームの課長をお願いできないかと考えています。理由は、締めの作業で皆の分担を決めて、仕上がりを見ているのが○○さんだからです。まず、○○さんの考えを教えてください。
  • 課長の役割として私が一番大事だと考えているのは、チームの一人ひとりの仕事を見て、判断したり助言したりすることです。それは、今○○さんが締めの作業でしていることと重なっています。
  • 引き受けるとしたら、何が一番気になりますか。時間のこと、権限のこと、評価のこと、何でも率直に言ってください。

候補の側が、引き受けるかどうかを考えるために尋ねる言い方です。

  • 課長になった場合、私が自分で決めてよい範囲と、部長にご判断いただく範囲を、先に教えていただけますか。
  • 月次の締めの作業は、課長になっても私が一部を担うのでしょうか。それとも、チームに任せて見る側に回るのでしょうか。
  • 子どもの迎えで、週に2日は17時に退社しています。この働き方のままで課長を担うことは、現実的だとお考えですか。

部長が、この問いに事実で答える言い方です。

  • 正直に言うと、17時以降に判断が要る場面はあります。その日は私が判断を引き受けるか、翌朝に○○さんが判断する形にするか、一緒に決めましょう。
  • 夕方以降に入っている定例の会議は、時間を動かせるものから私が動かします。
  • 私が約束できるのは、会議の時間と判断の分担です。評価や処遇のことは私の一存では決められないので、人事に確認してお伝えします。

候補を選ぶときには、「女性の管理職は聞き役に向いている」「男性の管理職は指示が得意」のように、性別で向き不向きやスタイルを決めないことをおすすめします。こうした見方は、一人ひとりの仕事ぶりより先に、性別で人を判断することになるからです。

登用したあとに、人事・経営ができること

管理職に登用したあと、人事・経営ができるのは、新任の管理職が部下との関わりを一人で抱え込まずに済むよう、最初から支えを用意することです。これは性別に関係なく、初めて管理職になる人の全員に当てはまります。

新任の管理職からは、「部下との面談に時間を取られて、仕事が回らない」という心配が出ることがあります。KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)で最も多かったのは「上司の時間確保や日程調整」で、24.6%の人が挙げました。部下の側から見ても、時間のやりくりは面談で最も多い困りごとです。一方で、この困りごとを挙げた人のうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は44.6%で、回答者全体の31.9%を上回っています。時間のやりくりに困っていることと、面談の成果を感じることとは、両立していると考えられます。

実際に行われている1on1の時間とペースも、見通しを立てる材料になります。「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、直近3か月に3回以上1on1を行った上司と部下の組のうち、80.0%が月1回のペースでした。1on1の1回の時間は、中央値で29.6分です。管理職の仕事は面談だけではありませんが、部下一人につき月1回30分ほどから始めると、時間の見通しを立てやすいでしょう。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談での上司の行動を画一的に決めることに反対しています。部下の期待は、人によっても回によっても異なるからです。1万人調査で、部下が上司に一番期待することとして最も多く選ばれたのは「その時々によって違う」で、20.9%でした。上司に期待することは回によって変わる、と答えた人が最も多かったということです。

そのため新任の管理職には、決まった進め方を覚えてもらうより、その回に話したいことと上司に期待することを面談の初めに部下に尋ねる方法を、1つのやり方として伝えるとよいでしょう。人事が新任の管理職と話す言い方です。

  • 部下との面談は、月に1回30分から始めてください。回数を増やすのは、続けられると分かってからで十分です。
  • 判断に迷ったときに相談する相手を、部長とは別に、同じ立場の管理職の中から1人決めておきませんか。人事からも紹介できます。
  • 研修は、評価者研修と1on1の研修があります。これから困りそうな場面を1つ思い浮かべて、その場面に合うほうから受けてみてください。

新任の管理職が、自分の上司である部長に頼む言い方です。

  • 課長になって最初の1か月は、部下一人ひとりの仕事を見る時間に使いたいです。その間、新しい案件の判断は部長にお願いしてもよいでしょうか。
  • 私が一人で決めてよい金額や範囲を、一度書き出して確認させてください。迷うたびに持ち込むのは、お互いに時間がかかると思うので。

部長の答え方です。

  • 最初の1か月は、新しい案件の判断を私が引き受けます。その代わり、一人ひとりの仕事を見て気になったことがあれば、月末に教えてください。一緒に考えます。

女性管理職の割合をめぐって、避けたいこと

女性管理職の割合をめぐって避けたいのは、比率の数字だけを見て、その数字のもとになっている候補の選び方や、登用したあとの支え方を見ないことです。

  • 比率の目標だけを追う。比率は結果の数字です。候補の選び方と役割の定義を変えずに比率だけを目標にすると、登用された本人が「数合わせ」と受け取るおそれがあります。
  • 「候補がいない」で止まる。候補がいないと感じるときは、候補の条件に「長く職場にいられること」が入っていないかを見直します。今の仕事でチームの分担を決めている人が、働く時間の制約だけを理由に候補から外れていないかも、確かめてみてください。
  • 性別で関わり方や向き不向きを決める。「女性だから」「男性だから」で管理職のスタイルを決めると、本人が実際にどう仕事を進めているかが見えなくなります。
  • 登用した人だけに、特別な配慮や特別な期待を向ける。新任の管理職が一人で抱え込まないための支えは、性別を問わず全員に用意します。
  • このページや他の記事の数字を、自社の数字の代わりにする。自社の割合は、自社の管理職の定義で、人事のデータから出します。

取り組みがうまくいっているかを、どこで見るか

取り組みがうまくいっているかは、比率の数字だけでなく、登用された管理職と部下の間で仕事が動いているかで見ます。半年ほどたったところで、次の点を振り返ってみてください。

  • 新任の管理職は、部下一人ひとりの仕事を自分の目で見ているでしょうか。
  • 判断を一人で抱え込まず、自分の上司と分担して決められているでしょうか。
  • 部下との面談のあとに、部下の仕事が実際に動いた場面があるでしょうか。
  • 役職の段階ごとに見たとき、ある段階だけに女性が集まっていたり、いなかったりしていないでしょうか。
  • 候補の条件に、働く時間の長さや性別が、言葉にされないまま入っていないでしょうか。

比率が動かないときは、目標の数字を変える前に、候補の条件と管理職の役割の定義を、人事と経営で言葉にして見直すところから始めてみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

管理職を育て、登用し、支える仕組みを整えても、研修で学んだことが日々の1on1で生かされているかが見えにくいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

管理職が部下との1on1を終えるたびに。

研修で学んだことを、管理職が自分の1on1の具体的な場面で振り返り続けられます。

管理職ご本人向けに、Kakeai AI が「1on1後のAIアドバイス」で、その回によかった関わり方と、次の1on1や日常で試せることを書きます。このアドバイスはご本人にだけ表示されます。1on1のAI要約と文字起こしは1on1をしたお二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。システム管理者が見られるのは、マネジャーごとの「Get Advice」(直近1か月の1on1のまとめと、1on1の強みと伸び代を示す画面)です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…数字の報告を受け取るだけでなく、担当者がその数字をどう読んでいるかを問う形は、西村さんが自分の判断を持ち込む場を作りました。…

システム管理者が「Get Advice」を見るとき。

管理職一人ひとりの1on1の強みと伸び代を、ご本人と同じ画面で知り、どこを支えるかを考える材料にできます。

「Get Advice」は、マネジャー権限をお持ちの方ごとに、直近1か月の1on1のまとめ、Kakeai AI が挙げる「1on1をよりよくするための3つのポイント」、テーマや関わり方ごとの「強み」と「伸び代」を示す画面です。マネジャーご本人のほか、マネジャーを支える立場として、システム管理者の方もご覧いただけます。

新任の管理職が、部下と初めて1on1をするとき。

着任したばかりの管理職でも、部下がこの場に何を期待しているかを聞くところから1on1を始められます。

1on1が始まるとき、Kakeai AI が開始の挨拶をします。テーマも前回の一歩も無い初めての回では、話題を一つ出すか、この場で話したいことを尋ねることがあります。お二人の画面に同じものが表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…今日が初めての1on1です。この場をどう使うと一番役に立つか、山岸さん、いかがでしょう?

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よくある質問

女性管理職の割合は、どこで調べられますか。

女性管理職の割合は、国の公的な統計で調べられます。役職者を部長級・課長級・係長級のように分け、業種や会社の規模ごとに女性の割合が集計されていて、毎年更新されます。管理職の範囲の定義によって値が変わるので、公表資料で集計の年と定義を見てください。自社の数字は人事のデータから出し、他社と比べるときは管理職の定義をそろえます。

女性管理職の割合と男女比は、何が違いますか。

女性管理職の割合と男女比は、同じ事実を別の形で表したものです。割合は管理職全体に対する女性の人数の比率で、男女比は男性と女性の人数の比です。社内の資料で2つの言い方が混ざると別の数字に見えるので、どちらかにそろえて書くことをおすすめします。また、全体の割合だけでなく、部長級・課長級・係長級の段階ごとに見ると、どの段階に偏りがあるかが分かります。

女性管理職の割合を上げるには、何から始めればよいですか。

女性管理職の割合を上げるには、比率の目標より先に、管理職の候補を何で選んでいるかを見直すことから始めるとよいでしょう。候補の条件に「長く職場にいられること」が入っていると、働く時間に制約のある人は性別にかかわらず外れます。管理職の役割を、部下一人ひとりの仕事を見て判断し、助言することと定めたうえで、今の仕事でチームの分担や同僚の仕事にどう関わっているかで候補を選ぶことをおすすめします。

女性管理職には、男性管理職と違うマネジメントのスタイルが向いていますか。

女性管理職と男性管理職で、向いているマネジメントのスタイルが違うとは言えません。KAKEAIの1万人調査は上司の性別を尋ねておらず、性別とスタイルの関係を示す数字もありません。性別でスタイルを決めると、本人が実際にどう仕事を進めているかが見えなくなります。スタイルは、その人の仕事の進め方と、部下がその回に上司に期待することを踏まえて考えることをおすすめします。

管理職に登用したあと、人事は何を支えればよいですか。

管理職に登用したあとに人事が支えるのは、新任の管理職が部下との関わりを一人で抱え込まないようにすることです。性別を問わず、初めて管理職になる全員に当てはまります。具体的には、判断の範囲を自分の上司と先に決めること、部下との面談を月に1回30分から始めること、同じ立場の管理職の中に相談相手を決めることの3つです。研修は、これから困りそうな場面を1つ思い浮かべてから選ぶとよいでしょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/share-of-women-in-management-how-to-read

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: