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上司の方へ会議・ミーティング

ミーティングの事前準備では何をするか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

ミーティングの事前準備では、きれいな資料を作ることより、3つのものをそろえることをおすすめします。決めるのに必要な情報、その情報を持っている人と決める人、そして参加者に事前に考えてきてほしいことです。準備の最初の項目は、会議が終わったときに決まっていることを一文で書くことです。参加者には、議題と考えてきてほしいことを1行ずつ前日までに伝えます。準備を減らすときは、当日に使われなかったものから減らしてください。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との1対1の面談について尋ねたもので、会議については尋ねていません。この調査で、面談の準備を負担に感じている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合は、回答者全体とほぼ同じでした。準備を負担に感じている人の中にも、面談が成果につながっていると感じている人が、全体と同じくらいの割合でいるということです。

12.6%
1万人調査
上司との面談の困りごと(複数回答)に「決められた書式やフォーマットへの事前入力など準備の負担」を挙げた人の割合
面談の困りごととして挙がる15の答えの中では、多いほうから6番目でした。上司と定期的に面談をしている人の中に、面談の前の準備を負担に感じている人が一定数いる、という意味です。
32.8%
1万人調査
面談の準備の負担を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
回答者全体では31.9%で、ほぼ同じです。準備を負担に感じている人の中にも、面談が成果につながっていると感じている人が、全体と同じくらいの割合でいることを示しています。

この調査は上司との1対1の面談について尋ねたもので、会議の準備については尋ねていません。「準備の負担」は、決められた書式への事前入力などを指す選択肢で、資料づくりや情報の収集を尋ねたものではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

ミーティングの事前準備は、資料づくりではなく、情報と人と期待をそろえること

ミーティングの事前準備では、きれいな資料を作ることより、3つのものをそろえることを大事にするとよいでしょう。決めるのに必要な情報、その情報を持っている人と決める人、そして参加者に事前に考えてきてほしいことです。準備に時間をかけたのに会議で何も決まらないときは、資料が足りなかったのかを考える前に、この3つのどれかが欠けていなかったかを見直してみてください。

準備には手間がかかります。それでも、目指すのは準備をなくすことではなく、要らない準備を減らすことです。準備を減らすときは、当日に使われなかったものから減らし、情報・人・期待の3つは残すことをおすすめします。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査で、上司との面談の困りごと(複数回答)に「決められた書式やフォーマットへの事前入力など準備の負担」を挙げた人は12.6%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.8%で、回答者全体の31.9%とほぼ同じです。準備を負担に感じている人の中にも、面談の成果を感じている人が、全体と同じくらいの割合でいるということです。

面談についての数字ですが、会議でも準備の負担とその場が役に立つかどうかは、別のことと考えられます。

以下では、企画課(8人)が、会社の規程の範囲で、課の在宅勤務の曜日のルールを決める会議(45分)を例にします。

ミーティングの事前準備の一覧:何を、いつまでに用意するか

ミーティングの事前準備で用意するものを、順番と期限の目安とともに表にまとめました。上から順に決めると、あとの項目が決めやすくなります。

準備することいつまでに例(在宅勤務の曜日を決める会議)
会議が終わったときに決まっていることを、一文で書く1週間前「課としての在宅勤務の曜日のルールと、例外の扱いが決まっている」
決めるのに必要な情報と、持っている人を調べる1週間前人事の規程で課が決められる範囲、他の課の運用、お客様対応の当番表
決める権限がある人の出席か、了解を確認する1週間前課で決めてよいかを部長に確認する。了解が要るなら、会議は案を絞るところまでにする
参加者を決め、日程と場所、オンラインの接続を押さえる5日前課の全員。会議室と、在宅の人のためのオンライン接続
議題と時間を決め、議題ごとに参加者にしてほしいことを書く3日前議題1:規程の範囲の共有(10分)。議題2:曜日のルールを決める(25分)。議題3:例外の扱い(10分)
資料と、事前に読んでおくものを送る前日まで人事の規程の該当部分を1枚に写したもの。他の課の運用の一覧
参加者に、事前に考えてきてほしいことを1行で伝える前日まで「自分の仕事で、出社していないと困る曜日があるか」
議事録の担当と、当日の機材を確認する当日の朝議事録は○○さん。画面共有の接続を開始5分前に試す

表の前半(終わったときの状態、情報、決める人)は、会議の中身に関わる準備です。後半(日程・資料・連絡・機材)は、会議を滞りなく行うための準備です。前半が決まっていないまま後半だけを整えると、時間通りに始まって、何も決まらずに終わる会議になりがちです。

資料は、人事の規程や他の課の運用のように、参加者が同じ事実を見るためのものに絞ります。上司の案を説明する資料は要りません。案は、会議の中で口頭で出せます。

資料づくりを部下に頼むときは、何のための資料かと、どこまでで十分かを伝えます。

  • 人事の規程の該当する部分を、1枚に写してもらえますか。全員が同じものを見ながら話すための資料なので、きれいに作る必要はありません。
  • 議事録は○○さんにお願いしたいです。決まったことと、誰が何をいつまでにするかが分かれば十分なので、発言を全部書く必要はありません。

参加者に事前に伝えること:何を考えてきてほしいかを1行で

事前準備の中でも、参加者に何を考えてきてほしいかを一言伝えておくことは、資料をそろえる以上に会議の中身に関わります。参加者が「自分は何を考えてくればよいか」を知って席に着けば、会議は最初の発言から本題に入れます。伝えるのは、議題と、議題ごとに考えてきてほしいことの2つで、1行ずつで足ります。

  • 木曜の会議では、課としての在宅勤務の曜日のルールを決めます。自分の仕事で、出社していないと困る曜日があるかを、前日までに考えてきてもらえますか。
  • 考える時間が取れなかった人は、その場で思いついたことで大丈夫です。全員の意見がそろわないと決められない話ではありません。
  • 在宅で参加する人は、開始5分前に接続を試してもらえると助かります。画面共有で資料を出すので、手元に資料がなくても大丈夫です。

情報を持っている人には、会議の前に、情報だけを共有してもらえるかを頼みます。頼むときは、何のために要るのかを添えます。

  • 人事の規程で、課が決められる範囲を確認したいんです。○○さん、人事に聞いて、分かったことを会議の前日までに全員に共有してもらえますか。規程の外のことを会議で話さないようにしたいからです。
  • △△さんは、他の課がどう運用しているか知っていると聞きました。会議の前に、知っている範囲で一覧にしてもらえると助かります。きれいに作る必要はありません。

決める権限が自分にないときは、会議の前に確認し、確認できなければ会議の目的を変えます。

  • 課で決めてよいかを、部長に私から確認しておきます。部長の了解が要ると分かったら、木曜は案を2つに絞るところまでにして、決めるのは了解が出てからにします。
  • 部長には、課で案を2つまで絞ってから持って行きますとお伝えしました。木曜の会議の目的は、案を2つに絞ることに変えます。

準備が間に合わなかったときは、会議の最初にそのことを伝え、目的をその場で変えます。足りないまま決めようとするより、決められる範囲まで進めたほうが、次の会議を短くしやすくなります。

  • 規程の確認が間に合わなかったので、今日は曜日の案を出すところまでにします。決めるのは、確認が取れた来週の会議にしましょう。

上司自身の準備:自分の考えと制約を、先に言える形にしておく

会議を主催する上司の準備には、自分の考えと、自分だけが知っている制約を、会議の早い段階で言える形にしておくことも含まれます。上司が自分の考えや制約を伏せたまま進めると、参加者は、あとで制約に合わないと分かる案に時間を使うことになりがちです。ただし、考えを言うことと、自分の案で決めることは別です。言ったあとに、参加者の意見を聞く時間を残します。

  • 先に私の考えをお話しします。課の全員が顔を合わせる日を、週に1日は作りたいと考えています。お客様対応の引き継ぎを、週に1回は顔を合わせてしたいからです。それ以外の曜日は、皆さんの案で決めたいです。
  • 制約も先にお伝えします。人事の規程では、在宅勤務は週に3日までと決まっています。この範囲の中で考えましょう。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、万能のやり方はなく、型や手順を守ることは目的ではないと考えています。この一覧も、どの会議にもそのまま当てはまる型ではありません。情報を共有するだけの短い会議なら、表の半分は要りません。何を決める会議かを先に決めて、要る準備だけを選んでください。

上司自身の準備として、会議の最初に言う一言と、最後に確認する一言も用意しておきます。最初の一言は、会議の目的と、参加者に事前に伝えたことの確認です。

  • 今日は45分で、在宅勤務の曜日のルールと、例外の扱いを決めます。前日までに考えてきてもらった、出社していないと困る曜日の話から始めましょう。

最後の一言は、決まったことと、決まらなかったことの確認です。

  • 決まったことは、全員が出社する日を水曜にすること、それ以外の曜日は各自が選ぶことの2つです。例外の扱いは今日は決まらなかったので、私が人事に確認して、来週の会議で決めます。
  • 今日の会議で、事前に送った資料や、考えてきてもらったことで、使わなかったものはありましたか。次回の準備を減らしたいので、教えてください。

ミーティングの事前準備で、避けたいこと

ミーティングの事前準備で避けたいのは、準備の量を増やして会議の中身が変わらないことと、準備をなくして会議が決まらなくなることの両方です。次の5つは、よく見かける準備の仕方ですが、おすすめしません。

  • 上司の案を説明する資料を作り込む。資料を作り込むと、会議が上司の案を説明する場になりがちです。資料は参加者が同じ事実を見るためのものに絞り、上司の案は口頭で出します。
  • 参加者に、資料を全部読んでくることを求める。読む量が多いと、読まずに来る人が増えがちです。読んでおくものは10分ほどで読める量にし、考えてきてほしいことは1行で伝えます。
  • 日程と場所だけを決めて、何を決める会議かを決めない。始まりは時間通りでも、何も決まらずに終わりやすくなります。終わったときに決まっていることを一文で書くのが、準備の最初の項目です。
  • 決める権限がある人の了解を取らずに、決める会議にする。会議で決めたことが、あとで覆ることがあります。了解が取れないときは、案を絞る会議に目的を変えます。
  • 準備を一人で全部抱える。情報を持っている人に、情報の共有を頼んでかまいません。頼むときは、何のために要るのかを添えます。

逆に、準備が負担だからといって、準備なしで集まるのも避けたいところです。何も伝えずに集まると、会議の前半が、何の話かを全員に説明する時間になりがちです。情報・人・期待の3つだけは、どの会議でも準備してください。

ミーティングの事前準備が役に立ったかの振り返り方

ミーティングの事前準備が役に立ったかどうかは、準備に何時間かけたかではなく、準備したものが当日に使われたかと、会議が目的の状態で終わったかで振り返るとよいでしょう。振り返る点は、次の4つです。

  • 会議の最初の発言から本題に入れたでしょうか。それとも、前半が、何の話かを説明する時間になっていたでしょうか。
  • 事前に送った資料や、考えてきてほしいと伝えたことは、会議の中で実際に使われたでしょうか。使われなかった準備は、次回から減らせます。
  • 決めるのに必要な情報と、決める権限が、会議の場にそろっていたでしょうか。「持ち帰って確認します」で終わった議題はなかったでしょうか。
  • 上司自身の考えと制約を、会議の早い段階で言えたでしょうか。言ったあとに、参加者の意見を聞く時間は残っていたでしょうか。

準備したものの多くが会議で使われていないときは、準備の量を増やすより、情報・人・期待の3つに絞って、使われなかった準備を次回から外してみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

会議の議題や資料を準備する段階で、資料をつくる人や報告する人と、何を決めておくかを話す時間が取れないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

終わりが近いときに、球体をクリックしたとき。

会議に出す前に決めておくことを、1on1の中で決めるか持ち越すかまで、二人で決めて終えられます。

球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。その回に話した準備の話のうち、まだ決まっていないことを Kakeai AI が挙げ、その場で一つ決めるか、次回に持ち越すかを二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…今日話した「部長会・海外向け価格」の件、…今日ここで一つ決めておくか、次回に持ち越すかをお二人で確かめておけますか?

上司の側で、1on1の前に「1on1前のAIアドバイス」で。

定例や打ち合わせが迫っているときに、その前の1on1で何を決めておくかを考えてから臨めます。

これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、Kakeai AI がその回の狙いを書きます。近く予定されている会議に向けて、その回で決めておくとよいことに触れることもあります。上司ご本人向けの内容です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…6月12日の次回定例と6月11日の設計側打ち合わせが迫っているので、今日決めておくと次の場に持ち込める材料が増えます。…

上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。

会議の資料をつくる部下に、資料のどこに価値があるかを伝える一言を、受け取る前に考えておけます。

次の1on1までに上司ができることが、その回の会話をもとに書かれます。部下がまとめた資料を受け取ったときに返す一言の例が示されることもあります。上司ご本人にだけ表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

6月25日の1on1で比較を受け取った後、「営業目線で選ばれた理由を入れてくれたこと、企画側に持っていく価値があると思う」と一言返してみると、藤本さんが自分の視点の意味を実感する場になりそうです。

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よくある質問

会議を開くときに必要なものは何ですか。

会議を開くときに必要なものは、中身に関わるものと、滞りなく行うためのものに分かれます。中身に関わるものは、次の4つです。終わったときに決まっていることを書いた一文、必要な情報、決める権限がある人の出席か了解、議題と参加者にしてほしいことです。滞りなく行うためのものは、参加者・日程・場所、事前に読んでおくもの、議事録の担当と機材です。中身の準備が決まっていないと、何も決まらずに終わる会議になりがちです。

ミーティングの準備は、何日前から始めればよいですか。

ミーティングの準備は、1週間前に始めることをおすすめします。最初にするのは、会議が終わったときに決まっていることを一文で書き、必要な情報を持っている人と決める権限がある人を確認することです。5日前までに参加者と日程を決め、3日前までに議題と参加者にしてほしいことを書き、前日までに資料と、考えてきてほしいことを送ります。情報の共有を人に頼む場合は、相手の時間も要るので、1週間前に頼んでおきます。

会議の前に参加者に何を伝えておけばよいですか。

会議の前に参加者に伝えておくのは、議題と、議題ごとに考えてきてほしいことの2つで、1行ずつで足ります。「木曜の会議では在宅勤務の曜日のルールを決めます。自分の仕事で出社していないと困る曜日があるか、前日までに考えてきてもらえますか」のような一言です。読んでおくものを送る場合は、10分ほどで読める量にします。考える時間が取れなかった人は、その場で思いついたことで大丈夫だと添えておくと、負担になりません。

会議の準備が負担です。減らしてもよいですか。

会議の準備は、当日に使われなかったものから減らしてかまいません。事前に送った資料や考えてきてほしいと伝えたことのうち、会議で使われなかったものを会議の最後に尋ねておくと、次回に何を減らせるかが分かります。決めるのに必要な情報、情報を持っている人と決める人、参加者に考えてきてほしいことの3つは残してください。

会議の準備で、上司は自分の意見を用意しておくべきですか。

会議を主催する上司は、自分の考えと、自分だけが知っている制約を、会議の早い段階で言える形に用意しておくことをおすすめします。考えや制約を伏せたまま進めると、参加者は、あとで制約に合わないと分かる案に時間を使うことになりがちです。ただし、考えを言うことと、自分の案で決めることは別です。考えを言ったあとに、参加者の意見を聞く時間を残してください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-preparation-checklist-what-to-do

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: