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会議のレジュメの作り方とテンプレート
先に答え
会議のレジュメは、議題を並べた一覧ではなく、参加者が会議の前に読んで、その会議で自分に何が求められているかが分かる1枚です。項目は7つで足り、中心になるのは、会議の目的(終わったときに決まっていること)と、議題ごとに参加者にしてほしいことです。前日までに送り、会議の最初に目的を読み、最後に決まったことを全員で書き足します。会議の前に参加者一人ひとりへ、その会議で何をお願いしたいのかを伝えておくことが、レジュメの一番の役目だと考えられます。
数字で見る
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との1対1の面談について尋ねたもので、会議については尋ねていません。ここでは参考として、面談で上司に期待することがあるかどうかと、面談の成果の実感との関係を示します。
- 15.6%
- 1万人調査
- 上司との面談で上司に一番期待することとして、「期待していることは特にない」を選んだ人の割合
- 選べる答えの中で3番目に多い答えでした。上司と定期的に面談をしている人の中にも、面談で上司に特に期待することがない人が少なくない、ということです。
- 8.4%
- 1万人調査
- 「期待していることは特にない」を選んだ人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」など、上司に期待することがある人では39.3%でした。面談で上司に期待することがない人では、面談が成果につながっていると感じる人がずっと少なくなっています。
この調査は上司との1対1の面談について尋ねたもので、会議のレジュメや配布資料については尋ねていません。数字は参考として示すもので、会議についての結論を示すものではありません。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
会議のレジュメとは何か: 議題の一覧ではなく、 参加者が会議の前に読む1枚
会議のレジュメは、議題を並べた一覧ではなく、参加者が会議の前に読んで、その会議で自分に何が求められているかが分かる1枚の文書です。レジュメ(レジメ)という言葉は、会議の要点を1枚にまとめた配布資料という意味で使われています。中心になるのは、会議の目的と議題に加えて、議題ごとに参加者にしてほしいことと、決まったことを書き込む欄です。体裁の立派さは要りません。
レジュメが読まれるのは、会議の前、会議中、会議のあとの3回です。会議の前には、参加者が、自分は何を用意して行けばよいかを知るために読みます。会議中は、今どの議題の時間かを全員で確認するために見ます。会議のあとは、決まったことを書き足して、議事録の下書きにします。3回とも同じ1枚で済むように作ると、資料が増えません。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で、上司に一番期待することを尋ねています。「期待していることは特にない」を選んだ人は15.6%で、この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は8.4%でした。「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」など、上司に期待することがある人では39.3%です。面談で上司に期待することがある人のほうが、成果を感じている割合がずっと高いという結果です。面談についての数字ですが、会議に当てはめると、その会議に何を期待するのかが参加者にはっきりしているほうが、会議が役に立ったと感じやすいと考えられます。
レジュメでは、議題を知らせることよりも、参加者一人ひとりに「この会議で○○さんにお願いしたいのはこれです」と事前に伝えることを、一番の役目にするとよいでしょう。議題の一覧だけでは、参加者は何を用意して臨めばよいかが分かりにくいからです。
以下では、経理課が月の初めに行う、月次の締めの定例ミーティングを例にします。
会議のレジュメの作り方: 項目の例と書き方
会議のレジュメの項目は、次の7つで足ります。配布するテンプレートの形は会社や会議によって変わるので、ここでは項目と書き方の例を表で示します。表の例の列を自分の会議の内容に置き換えれば、そのままレジュメになります。
| 項目 | 書くこと | 例(月次の締めの定例ミーティング) |
|---|---|---|
| 表題・ | 会議の | 月次締めの |
| 会議の目的 | この会議が | 4月分の |
| 議題と時間 | 議題ごとに、 | 1. 4月分の |
| 議題ごとに、 | 知っておくだけでよいのか、 | 議題1では、 |
| 事前に | 添付や | 4月分の |
| 前回 | 前回の | 3月分の |
| 決まったこと・ | 会議中に | (会議中に記入) |
7つのうち、省かれやすいのに大事なのは「議題ごとに、参加者にしてほしいこと」と「前回決めたことの状況」の2つです。してほしいことが書かれていれば、参加者は何を考えて来ればよいかが分かります。前回決めたことの状況が書かれていれば、会議を前回の続きから始められます。
議題の書き方は、「締めについて」のような題ではなく、「5月分の締めの日程と担当を決める」のように、何をするのかが分かる文にしてください。題だけの議題を読んでも、参加者は準備ができません。
レジュメは1枚にとどめます。発表する人が話す内容を全部書き込むと、レジュメではなく原稿になり、会議が読み合わせで終わりがちです。説明が長く要る議題は、別の資料を「事前に読んでおくもの」に挙げ、レジュメには要点だけを書くとよいでしょう。
会議のレジュメを作る手順: 前日までに送り、 会議の最初と最後に使う
レジュメは、作って配るだけでは役に立ちません。前日までに送り、会議の最初に目的を読み、最後に決まったことを書き足すまでが1つの流れです。手順は次の5つです。
- 会議の目的を一文で書きます。一文で書けないときは、議題が多すぎないか、何を決める会議なのかが決まっているかを見直してみてください。
- 議題を3つまでに絞り、それぞれに時間と「参加者にしてほしいこと」を書きます。
- 事前に読んでおくものを決め、読む場所を書きます。読んでおくものは、合わせて10分ほどで読める量にします。
- 前日までに参加者に送ります。送るときの一言に、各自にしてほしいことを添えます。
- 会議の最初に目的を読み、最後に「決まったこと・担当・期限」の欄を全員で埋めます。
会議を主催する上司がレジュメを送るときは、参加者がレジュメを開かなくても、自分に何が求められているかが分かる一言を添えるとよいでしょう。
- 明日の定例のレジュメを送ります。議題1では、4月分で遅れた2つの処理の原因と、5月分で変える手順を私から共有します。変える手順で自分の担当に差し支えがあれば、その場で出してもらえますか。
- 議題2では、5月分の締めの日程を決めます。自分の担当で動かせない日があれば、会議の前に私に教えてもらえると助かります。
会議の最初には、レジュメの目的の欄を声に出して読みます。
- 今日のレジュメの目的に書いた通り、終わるときには5月分の締めの日程と担当が決まっている状態にしたいと考えています。進め方で気になる点があれば、先に教えてください。
- 前回決めた、経費精算の締め切りを2日早めることは、4月分から始めています。その結果も、議題1の中で一緒に見ましょう。
最後には、決まったことの欄を、担当になった人を含めて全員で埋めます。
- 残り5分なので、決まったことを一緒に書き込みます。5月分の締めは20日、経費精算の確認は○○さん、売上計上は私です。○○さん、この書き方で合っていますか。
- 新しい請求書の様式は、今日は確認だけで、使い始める時期は決まりませんでした。営業部の予定を私が聞いて、来月の定例で決めます。
レジュメを作る役を部下に頼むときは、何を決める会議かを先に伝えてから頼むとよいでしょう。目的が分からないままでは、誰が書いても議題の題を並べるだけになりがちです。
- 来月から、定例のレジュメを○○さんにお願いしたいんです。会議の目的は、締めの遅れを次の月で減らすことです。議題の案を書いてもらえたら、前日に二人で見て、足りないところは私が足します。
部下が会議のレジュメの作成を頼まれたとき: 何を確かめてから書くか
部下の立場でレジュメの作成を頼まれたときは、書き始める前に2つのことを頼んだ上司に確かめてください。何の会議なのかと、終わったときに何が決まっていればよいのかです。この2つが分かれば、議題と「参加者にしてほしいこと」は自分で書けます。分からないまま書くと、議題の題を並べるだけになりやすく、書き直しも増えがちです。
- レジュメを作る前に、2つ確認させてください。この会議は、締めの遅れの原因を共有する会議でしょうか、それとも5月分の日程を決める会議でしょうか。
- 会議が終わったときに何が決まっていればよいのかを、教えていただけますか。それに合わせて議題を書きます。
- 事前に読んでおいてもらう資料は、4月分の日程表でよいでしょうか。ほかに添えるものがあれば教えてください。
- 議題にかける時間は、合わせて45分で考えてよいですか。長くなりそうなら、どの議題を次に回すかもご相談したいです。
書いたレジュメは、送る前に上司に見てもらいます。見てもらうのは、体裁ではなく、議題ごとの「してほしいこと」が上司の考えと合っているかです。
- 議題の案を書きました。議題1は「変える手順で差し支えがあれば出してほしい」としましたが、この書き方で合っていますか。足りなければ直します。
- 前回決めたことの状況の欄に、経費精算の締め切りを動かした結果を書きたいのですが、4月分からと書いて間違いないでしょうか。
参加者としてレジュメを受け取ったときは、自分に求められていることを前日までに読み、分からなければ主催する人に聞いてかまいません。
- 明日の議題2で、私の担当の処理について何を用意すればよいか、確認させてください。日程の希望を出せばよいという理解で合っていますか。
- 議題1で、変える手順について意見を出すときは、その場で口頭でよいですか。簡単なメモにして持って行くこともできます。
会議のレジュメで避けたいこと
会議のレジュメで避けたいのは、作ること自体が目的になり、参加者が事前に読まなくなることです。次の5つは、よく見かける書き方ですが、おすすめしません。
- 議題の題だけを並べる。「締めについて」「請求書について」と書かれても、参加者は何を考えて行けばよいか分かりません。何をするのかが分かる文にします。
- 話す内容を全部書き込む。レジュメが原稿になると、会議は読み合わせになり、意見が出る時間がなくなります。要点だけを書き、詳しい資料は別に添えます。
- 立派なテンプレートを埋めることを目標にする。項目が多いテンプレートは、埋めるのに時間がかかり、空欄が目立つと読まれにくくなります。項目は7つまでで十分です。
- 当日に配る。当日に配ると、参加者は会議の時間を使ってレジュメを読むことになり、意見を用意して臨めません。前日までに送ります。
- 全部の項目を話し終えたかで、会議のよしあしを見る。KAKEAIは、話せたか・実施したか・回数で面談のよしあしを見ることをおすすめしません。会議のレジュメも同じで、項目を全部消化できても、決まったことが動かなければ、役に立ったとは言えません。
逆に、レジュメ通りに進めることにこだわりすぎるのも避けたいところです。会議の中で、目的に関わる大事な話が出たら、議題の順番を変えてかまいません。変えるときは、「議題2を先にします」と声に出して、全員が今どこにいるかを分かるようにします。
会議のレジュメが役に立ったかどうかの振り返り方
会議のレジュメが役に立ったかどうかは、見やすく整っていたかではなく、参加者が事前に読んで準備できる1枚になっていたか、終わったあとに決まったことが残ったかで振り返るとよいでしょう。振り返る点は、次の3つです。
- 会議が始まる時点で、「事前に読んでおくもの」は参加者に読まれていたでしょうか。読まれていなかったなら、送る時期が遅かったか、量が多かったかを見直します。
- 議題ごとに、「参加者にしてほしいこと」に書いた形で話し合いが進んだでしょうか。進まなかった議題では、「参加者にしてほしいこと」が、参加者に伝わる書き方になっていたかを見直します。
- 会議の終わりに、「決まったこと・担当・期限」の欄が、全員の前で埋まったでしょうか。
「参加者にしてほしいこと」に書いた形で話し合いが進まない議題が続くときは、レジュメの体裁より先に見直したいことがあります。その議題で参加者に何を求めているのかを、主催する人自身が言葉にできているでしょうか。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
会議の議題や資料を準備する段階で、資料をつくる人や報告する人と、何を決めておくかを話す時間が取れないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
終わりが近いときに、球体をクリックしたとき。
会議に出す前に決めておくことを、 1on1の中で決めるか持ち越すかまで、 二人で決めて終えられます。
球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。その回に話した準備の話のうち、まだ決まっていないことを Kakeai AI が挙げ、その場で一つ決めるか、次回に持ち越すかを二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。
…今日話した「部長会・海外向け価格」の件、…今日ここで一つ決めておくか、次回に持ち越すかをお二人で確かめておけますか?
上司の側で、1on1の前に「1on1前のAIアドバイス」で。
定例や打ち合わせが迫っているときに、 その前の1on1で何を決めておくかを考えてから臨めます。
これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、Kakeai AI がその回の狙いを書きます。近く予定されている会議に向けて、その回で決めておくとよいことに触れることもあります。上司ご本人向けの内容です。
…6月12日の次回定例と6月11日の設計側打ち合わせが迫っているので、今日決めておくと次の場に持ち込める材料が増えます。…
上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。
会議の資料をつくる部下に、 資料のどこに価値があるかを伝える一言を、 受け取る前に考えておけます。
次の1on1までに上司ができることが、その回の会話をもとに書かれます。部下がまとめた資料を受け取ったときに返す一言の例が示されることもあります。上司ご本人にだけ表示されます。
6月25日の1on1で比較を受け取った後、「営業目線で選ばれた理由を入れてくれたこと、企画側に持っていく価値があると思う」と一言返してみると、藤本さんが自分の視点の意味を実感する場になりそうです。
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よくある質問
会議のレジュメとアジェンダ、 議事録は、何が違いますか。
アジェンダは議題の一覧で、レジュメは、アジェンダに会議の目的・参加者にしてほしいこと・事前に読んでおくものを足して、参加者が会議の前に読むために配る1枚です。議事録は、会議のあとに、決まったことと担当と期限を残す記録です。レジュメに決まったことを書く欄を作っておくと、会議の終わりに書き足して、そのまま議事録の下書きとして使えます。
会議のレジュメは、 いつまでに配ればよいですか。
会議のレジュメは、前日までに送ることをおすすめします。事前に読んでおくものが10分ほどで読める量なら、前日で十分です。当日に配ると、参加者は会議中に読むことになり、意見を用意して臨めません。送るときの一言に、各自にしてほしいことを添えると、レジュメを開かない人にも伝わります。
会議のレジュメは1枚にまとめるべきですか。
会議のレジュメは1枚にとどめることをおすすめします。説明が長く要る議題は、別の資料を「事前に読んでおくもの」として挙げ、レジュメには要点と、参加者にしてほしいことだけを書きます。発表する人が話す内容を全部書き込むと、レジュメではなく原稿になり、会議が読み合わせで終わりがちです。
上司からミーティングのレジュメを作るよう頼まれました。 何から始めればよいですか。
ミーティングのレジュメを作るよう頼まれたら、書き始める前に、その会議が終わったときに何が決まっていればよいのかを、頼んだ上司に聞いておくとよいでしょう。それが分かれば、議題と、議題ごとに参加者にしてほしいことは自分で書けます。書いたら、体裁ではなく、してほしいことの書き方が上司の考えと合っているかを上司に見てもらいます。
会議のレジュメに、 参加者にしてほしいことを書くのはなぜですか。
会議のレジュメに参加者にしてほしいことを書くのは、参加者が、自分は何を考えて会議に臨めばよいかを事前に知ることができるからです。議題ごとに求められていること(知っておく・意見を出す・決める)が分かれば、参加者は必要な資料を読んだり、自分の担当の都合を確かめたりしてから会議に臨めます。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-handout-resume-how-to-write
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: