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上司の方へ管理職・マネジメント

マネジメントの毎日のルーティン

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

マネジメントの毎日のルーティンには、自分の作業の段取りに加えて、部下との関わりを4つ入れておくことをおすすめします。始業後の確認、相談への当日の返事、部下の仕事の様子を見る時間、終業前の約束の見直しの4つです。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」を挙げた人のうち、面談の成果を実感している人は23.2%でした。回答者全体の31.9%より低い割合です。面談で話したことを日々の仕事でいかす時間を、毎日のルーティンに入れておくとよいでしょう。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の頻度が高い人ほど、面談がその後の行動につながっている人の割合が高くなっていました。また、面談で話したことを上司が日常にいかさないと感じている人は、面談の成果を実感している割合が低くなっていました。

39.8%
1万人調査
上司との面談が2週間〜1か月に一度の人のうち、面談が毎回〜ほぼ毎回その後の行動につながっている人の割合
週1回以上の人では49.8%、半年〜1年に一度の人では29.3%でした。面談の頻度が高い人ほど、面談が行動につながっている人の割合が高いという結果です。
23.2%
1万人調査
困りごと「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」を挙げた人のうち、面談の成果を実感している人の割合
この困りごとを挙げた人は6.2%で、成果の実感は回答者全体の31.9%を下回っていました。面談で話したことが日常でいかされていないと感じている人は、面談の成果を実感している割合が低いということです。

1万人調査は、部下の立場で上司との定期的な面談について尋ねたもので、上司の毎日のルーティンは尋ねていません。行動につながっている人の割合は、面談の頻度ごとに、毎回またはほぼ毎回と答えた人の割合を集計したものです。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

マネジメントの毎日のルーティン:一日に置く4つの時間

マネジメントの毎日のルーティンには、メールや会議の段取りといった自分の作業に加えて、部下との関わりを4つ入れておくのが有効です。どれも長い時間は要りませんが、毎日続けると、部下の仕事が上司の返事を待って止まる時間を減らしやすくなります。

時間帯することねらい
始業後の15分部下から返事を待たれていることと、自分が約束したことを確認する部下の仕事が、上司の返事で止まらないようにする
日中相談に、その日のうちに答える。答えられないときは、いつ答えるかを伝える部下が次の作業に進めるようにする
午後のどこかで15分部下の仕事の様子を自分の目で見て、困っていることがあれば一緒に考える報告だけでは分からないことに気づく
終業前の10分部下と約束したことが済んだかを見直し、明日に回すものは、いつになるかを伝える約束を翌日に持ち越さない

時間帯と長さは目安です。職場の始業時刻や会議の予定に合わせて、置きやすいところに置いてください。以下では、社内の受発注システムの改修を進めている開発チームの課長と、チームの部下の場面を例にします。

毎日のルーティンで、1on1で話したことを日々の仕事にいかす

毎日のルーティンには、1on1(上司と部下が1対1で定期的に行う面談)で話したことを、次の面談までの日々の仕事でいかす時間を入れておくとよいでしょう。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談の困りごとに「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」を挙げた人は6.2%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は23.2%で、回答者全体の31.9%を下回っています。面談で話したことが日常でいかされていないと感じている人は、面談の成果を実感している割合が低いということです。

KAKEAIの1万人調査では、面談の頻度ごとに、面談が毎回またはほぼ毎回その後の行動につながっている人の割合も集計しています。週1回以上の人では49.8%、2週間〜1か月に一度の人では39.8%、半年〜1年に一度の人では29.3%でした。面談の頻度が高い人ほど、面談が行動につながっている人の割合が高いという結果です。

面談についての数字ですが、毎日のルーティンに当てはめるなら、面談と面談の間にも、面談で話したことに上司の側から触れる時間を持つのも1つの方法です。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、そのあとの行動で見るものだと考えています。毎日のルーティンは、面談で決めたことが進んでいるかを気にかけ、上司の側で引き受けたことを進めるための時間でもあります。

マネジメントの毎日のルーティンの進め方と、最初の一言

始業後の15分:返事を待たれていることを確認する

一日の始めには、部下から返事を待たれていることと、自分が約束したことを確認します。メールやチャットを上から順に読むより先に、部下の仕事を止めているものがないかを見ておきましょう。

  • おはようございます。昨日の夕方に相談をもらった画面の仕様について、10時までにお返事しますね。
  • 今日は午後に会議が続くので、相談は午前中か、4時以降にもらえると助かります。

日中:相談に、その日のうちに答える

相談には、その日のうちに答えます。その場で答えられないときは、いつ答えられるかを伝えましょう。意見を求められたときは、まず相手の考えを尋ねてから、自分の考えを具体的に伝えます。

  • ○○さんは、どちらの案がよいと考えていますか。私は、入力の手順が少ないB案がよいと思っています。
  • 運用部門の確認が必要な話なので、私から今日中に部長に聞いてみます。結果は明日の朝にお伝えします。
  • その点は、今は私も判断できません。木曜までに調べて、お返事します。

午後のどこかで15分:部下の仕事の様子を自分の目で見る

報告だけでは、どこで手が止まっているかが見えないことがあります。部下の仕事の様子を自分の目で見る時間を、午後のどこかに置いてみてください。見張るためではなく、困っていることに早く気づき、一緒に考えるための時間です。

  • テスト環境で動かしているところを、少し見せてもらえますか。進め方で困っているところがあれば、その場で一緒に考えたいんです。
  • 今、少しいいですか。昨日の画面の仕様の話で、その後迷っているところがあれば一緒に考えます。
  • 先週の1on1で話していた、テストの手順の見直しはその後どうですか。私の側で進めることがあれば教えてください。

終業前の10分:約束したことを見直す

一日の終わりには、今日部下と約束したことが済んだかを見直し、済んでいないものは、いつになるかを部下に伝えます。

  • 今日お約束していた部長への確認が終わりました。仕様はA案のままで進めてよいそうです。
  • 画面の仕様のお返事が、今日中に間に合いませんでした。すみません、明日の10時までにお伝えします。
  • 明日の朝のリリース前の確認は、私も9時から一緒に見ます。

ルーティンが崩れる日の、マネジメントの続け方

会議が続く日、トラブルの対応に追われる日、部下が在宅の日には、4つの時間をすべて取るのは難しくなります。そうした日は、始業後の確認だけを残し、返事の予定を部下に伝えておくことをおすすめします。

会議が続く日

  • 今日は一日会議で、相談へのお返事は夕方になります。急ぎのときは、会議の合間にチャットで声をかけてください。

トラブルの対応に追われる日

  • システムの不具合の対応で、今日予定していた1on1の時間が取れなくなりました。取りやめにはせず、明日の午後に改めて時間をもらえますか。
  • 不具合の対応が落ち着くまで、ほかの相談へのお返事が遅れます。止まって困る作業があれば、先に教えてください。

部下が在宅の日

  • 今日は在宅でしたね。午後に15分ほど、画面を共有しながら進み具合を一緒に見ませんか。

マネジメントの毎日のルーティンで、やらないほうがよいこと

避けたいのは、毎日のルーティンを部下を点検する時間にしてしまうことと、逆に、部下との関わりをすべて月1回の1on1に任せてしまうことです。

  • 毎朝、部下全員に細かな進捗報告を求めること。報告を書く時間が増えるうえ、見張られていると受け取られるおそれがあります。進み具合は、チームの予定表や作業の一覧で分かる範囲にとどめるとよいでしょう。
  • 毎日の声かけを、全員に同じ回数でこなすことを目標にすること。声をかけた回数より、相談にその日のうちに答えられているかを大事にしましょう。
  • 逆に、部下との関わりを月1回の1on1だけに任せること。1on1で決めたことに、次の面談まで誰も触れないままになりかねません。
  • 相談を「考えておきます」と持ち帰り、いつ答えるかを言わないこと。部下はその間、次の作業に進めなくなります。
  • 忙しい日に、ルーティンをすべて飛ばすこと。始業後の確認と、返事の予定を伝えることだけは残しましょう。

マネジメントの毎日のルーティンがうまく回っているかを振り返る

毎日のルーティンがうまく回っているかは、こなせた日数ではなく、部下の仕事が上司の返事で止まらなくなったかで振り返ります。1週間ごとに見直し、できなかったことがあれば、次の週の動き方を決めておきます。

  • 部下から返事を待たれていたことで、約束した日を過ぎたものがあれば、次の週は、始業後の15分で最初にそれを確認します。
  • 1on1で決めたことに、次の面談までの間に一度も触れられなかったときは、次の週のどこかで、上司の側から声をかけてみてください。
  • 部下の仕事の様子を報告でしか知らなかった週があれば、次の週は、午後の15分を先に予定に入れておきます。
  • ルーティンが崩れた日に返事の予定を伝えそびれたときは、翌朝、いつ返事をするかを部下に伝えます。

合わないと感じるルーティンは、時間帯や長さを変えてかまいません。部下に「相談しやすい時間はいつですか」と尋ねて、二人で決め直すのも1つの方法です。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

部下が多く自分の担当業務もあって、前回話したことや引き受けたことを覚えきれないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

ホームの「この先1週間のポイント」で。

期限の近い部下の一歩に、次の1on1を待たずに気づいて声をかけられます。

Kakeai AI が、ご自身のすべての1on1の予定や、決めた一歩の期限、途中になっている話から、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。ホームはご自身だけに表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

林さんの「上海側の要件確認(電気・環境の項目を整理して柳瀬と小野寺へ)」が6月25日期限でまだ届いていません。小野寺さんの要件表と合流させる前提の作業なので、今日中に状況を確認してみてはいかがでしょうか。

1on1の最中と終了後、「1on1のAI要約」で。

1on1の最中にメモを取ることに気を取られず、上司が引き受けたことも二人の記録で見返せます。

Kakeai AI が、実施中の会話をもとに2分ごとに全体を書き直し、話のまとまりごとに見出しと要点を並べます。上司が引き取った確認も、誰がいつまでに何をするかの形で書かれることがあります。終了後はそのまま履歴になり、お二人の画面に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

バンコクの要件はまだ未確認で、柳瀬さんが来訪中のタイ拠点長に6月15日の週のうちに確認する。

1on1の終わり際に、球体を押したとき。

時間を延ばさずに、誰が何をいつまでにするかを決めてから1on1を終えるきっかけになります。

終わり際に球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)を押すと、Kakeai AI が残り時間を添えて、その日に出た次の一歩の候補の担当と期限を二人で確かめようと提案することがあります。決定した一歩は、1on1を終了したときに「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標を、お相手ごとに一覧にする画面)に追加されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

残り4分ほどです。今日話した「一次調査の報告」の件で、一歩の候補が2つ出ています。「競合調査の表に代理店が日系か現地かの列を追加する」と「試算のやり方に割合の根拠(理由)を書く手順を入れる」、それぞれいつまでにやるかをお二人で一つ確かめて終わりませんか?森さん、いかがでしょう?

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  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
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よくある質問

管理職は、毎日どんなことをルーティンにすればよいですか。

管理職の毎日のルーティンには、自分の作業の段取りに加えて、部下との関わりを4つ入れておきましょう。始業後に部下から返事を待たれていることを確認すること、相談にその日のうちに答えること、部下の仕事の様子を自分の目で見ること、終業前に約束したことを見直すことです。どれも10〜15分ほどで済み、部下の仕事が上司の返事で止まる時間を減らす助けになります。

管理職の朝のルーティンでは、何をすればよいですか。

管理職の朝のルーティンでは、メールやチャットを順に読む前に、部下から返事を待たれていることと、自分が約束したことを確認するとよいでしょう。そのうえで、今日答えられるものは何時までに答えるかを部下に伝え、会議が続く日なら、相談しやすい時間帯もあわせて伝えておきます。部下が上司の返事を待って作業を止めずに済むようにするための時間です。

部下と毎日1on1をしたほうがよいですか。

部下と毎日1on1をしなければならないわけではありません。KAKEAIの1万人調査では、面談の頻度が高い人ほど、面談が行動につながっている人の割合は高く、週1回以上の人では49.8%でした。毎日の面談が難しいなら、定期の1on1は保ったうえで、毎日の短い時間に相談への返事や、面談で決めたことへの声かけを入れる方法があります。

忙しくて、毎日のルーティンを続けられないときはどうすればよいですか。

忙しくて毎日のルーティンを続けられない日は、4つの時間のうち、始業後に返事を待たれていることを確認する時間だけを残します。あわせて、相談への返事がいつになるかを部下に伝えておきましょう。返事の予定が分かれば、部下はその間にできる作業を選べます。合わないルーティンは、時間帯や長さを変えてかまいません。

毎日の進捗報告を部下に求めてもよいですか。

毎日の進捗報告を部下に求めるときは、何のための報告か、どのくらいの細かさが必要かを先に伝えると、部下も合わせやすくなります。細かな報告を毎朝全員に求めると、報告を書く時間が増えるうえ、見張られていると受け取られるおそれがあります。チームの予定表や作業の一覧で分かることは報告から外し、どんな形なら仕事を進めやすいかを部下にも尋ねてください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/manager-daily-routine

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: