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部下の方へフィードバック

フィードバックのもらい方、受け取り方

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

フィードバックをもらうときは、「どの仕事の」「どこを」「どうしてほしいか(意見・アドバイス・一緒に考える)」「いつまでに」の4つを添えて頼むことをおすすめします。受け取るときは、分かりにくい点を聞き返し、自分の考えや事情も伝えたうえで、何をいつまでに変えるかを自分の言葉でまとめるとよいでしょう。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で上司に期待することがある人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は39.3%で、期待することがない人を大きく上回っていました。面談についての数字ですが、フィードバックを頼むときも、上司に期待することを添えると、次の仕事に使える意見が返ってきやすいと考えられます。

数字で見る

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談で上司に期待することがある人は、ない人より、面談が成果につながっていると感じている割合が高くなっています。Kakeai AI 1on1の利用データでは、1on1の前に選ばれたテーマの多くで、部下が上司に期待することも選んでいました。どちらも面談や1on1についての数字で、フィードバックのもらい方を尋ねたものではありません。

39.3%
1万人調査
面談で上司に期待することがある人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
「意見を聞きたい」「具体的なアドバイスがほしい」など、上司への期待を具体的に選んだ人の数字です。期待することがない人では8.4%で、39.3%はその約4.7倍でした。上司に期待することがある人のほうが、面談の成果を実感している割合が高いという傾向があります。
71.5%
Kakeai AI 1on1 利用データ
1on1の前に選ばれたテーマのうち、部下が上司に期待することも選んでいたものの割合
それ以外のテーマでは、上司に期待することは選ばれていませんでした。多くのテーマで、部下は話したいことと一緒に、上司に期待することも選んでいる、ということです。

1万人調査は、フィードバックのもらい方を尋ねたものではありません。数字は、上司との面談で上司に期待することがあるかどうかと、成果の実感を尋ねた結果です。利用データの割合は、1on1の前に選ばれたテーマごとに、上司に期待することが選ばれていたかを集計したものです。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

フィードバックをもらうとは:頼み方で、返ってくる中身が変わる

フィードバックをもらうとは、自分の仕事について、上司や周りの人の見方と考えを聞き、次の仕事に使うことです。上司が言ってくれるのを待つものではなく、自分から頼めるものです。そして、どんなフィードバックが返ってくるかは、頼み方で大きく変わると考えられます。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で上司に期待することがある人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は39.3%でした。期待することとは、「具体的なアドバイスがほしい」「一緒に考えてほしい」「話を聞いてほしい」「意見を聞きたい」「報告したい」のどれかです。期待することがない人では8.4%で、39.3%はその約4.7倍です。つまり、上司に期待することがある人のほうが、面談が成果につながっていると感じる割合がはるかに高くなっています。

面談についての数字ですが、フィードバックを頼むときにも、上司に期待することを添えておくことをおすすめします。「何でもいいので意見をください」という頼み方では、上司は何を見て、どう答えればよいのかを選びにくくなります。意見がほしいのか、アドバイスがほしいのか、一緒に考えてほしいのかを添えて頼むと、返ってくる中身も具体的になりやすいでしょう。

「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、1on1の前に選ばれたテーマのうち、部下が上司に期待することも選んでいたものは71.5%でした。それ以外のテーマには、上司に期待することが選ばれていません。つまり、多くのテーマで、部下は話したいことと一緒に、上司に期待することも1on1の前に伝えているということです。

フィードバックのもらい方:頼むときに添える4つのこと

フィードバックを頼むときは、「どの仕事の」「どこを」「どうしてほしいか(上司に期待すること)」「いつまでに」の4つを添えます。以下では、部署の業務改善の企画書を作っている部下が、課長にフィードバックを頼む場面を例にします。

添えること添えないと起きること言い方の例
どの仕事の上司が、見ていない仕事について答えることになる「来週提出する、備品管理の業務改善の企画書について」
どこを上司が、目についた点だけを言うことになる「費用の見積もりの部分を見ていただきたいです」
どうしてほしいか上司が、意見か助言か一緒に考えるかを選べない「課長のご意見を伺いたいです」「進め方のアドバイスがほしいです」
いつまでに返事が後回しになる「水曜までにいただけると、木曜に直せます」

4つを1つの頼みにまとめると、次のようになります。

  • 来週提出する業務改善の企画書について、費用の見積もりの部分を見ていただきたいです。金額の根拠が弱くないか、課長のご意見を伺えますか。水曜までにいただけると、木曜に直せます。

上司は、自分の目で見た仕事や、報告や相談を受けた仕事でなければ、意見を言いにくいものです。企画書そのものを持ち込み、同じものを見ながら頼むと、返ってくる意見も具体的になります。

上司に期待することごとの、フィードバックの頼み方

上司に期待することは、「意見を聞きたい」「具体的なアドバイスがほしい」「一緒に考えてほしい」の3つに分けて頼むと、上司も答え方を選びやすくなります。同じ企画書でも、3つの頼み方は違います。

意見を聞きたいとき

自分の案はできていて、上司の見方を知りたいときです。自分の考えを先に伝え、どこについての意見がほしいかを添えるとよいでしょう。

  • 費用の見積もりは、取引先候補の3つの会社の相場から出しました。課長から見て、金額の根拠として弱い点はありますか。
  • この企画書を部長に出したら、最初にどこを指摘されそうだとお考えですか。

具体的なアドバイスがほしいとき

やり方が分からず、どう進めればよいかを知りたいときです。何が分からないのかを、具体的に伝えてみてください。

  • 効果の見込みを数字で書きたいのですが、何をもとに出せばよいか分かりません。進め方のアドバイスをいただけますか。
  • 過去に似た企画書を出した方がいれば、どこに気をつけていたか教えていただけますか。

一緒に考えてほしいとき

答えが自分の中にも上司の中にもなく、二人で考えたいときです。何に困っているのか、どうしたいのかを先に伝えます。

  • 備品の管理方法を2案まで絞ったのですが、どちらにも欠点があって決めきれません。一度、一緒に考えていただけませんか。
  • 私としては、手間が少ないほうの案にしたいです。ただ、費用が高くなるのが気になっています。

フィードバックの受け取り方:聞いている間と、聞いたあと

受け取り方で大事なのは4つです。分からない点を聞き返すこと、自分の考えと事情を言うこと、次にすることを自分の言葉で言って終えること、そして次の回で結果を話すことです。黙ってうなずくだけでは、使えるフィードバックになりにくくなります。

分からない点を聞き返す

「もう少し根拠を」「全体に弱い」のような言葉が返ってきたら、どの部分の何についての話かを聞き返します。そうすると、上司の意見を次の仕事に使いやすくなります。

  • 「根拠が弱い」というのは、金額のことでしょうか、効果の見込みのことでしょうか。
  • 課長でしたら、まずどこから直されますか。

自分の考えと事情を言う

納得できない点や、そう書いた事情があれば、言い訳ではなく情報として伝えます。上司が知らなかったことが分かると、意見が変わることもあります。

  • 3つの会社の相場にしたのは、総務から指定された取引先がこの3つだったからです。その前提でも、根拠として弱いでしょうか。
  • ご指摘の点は、私も迷っていました。ただ、効果を数字で書くと、根拠のない数字になりそうで避けていました。

次にすることを、自分の言葉で言って終える

聞いた内容を自分の言葉でまとめ、何をいつまでに変えるかを言います。上司に頼みたいことがあれば、それも頼みます。

  • 今日のお話は、金額の根拠に総務の指定があることを書き足す、効果の見込みは過去の例をもとに書く、の2点だと受け取りました。木曜までに直します。
  • 過去の企画書の例を、見せていただくことはできますか。

次の回で、結果を話す

フィードバックをもとに変えた結果は、次の1on1で上司に話します。上司は、自分の意見が使われたかどうかを、言われなければ知らないことが多いものです。

  • 先週ご意見をいただいた企画書は、金額の根拠を書き足して部長に出しました。部長からは、効果の見込みの部分に質問がありました。
  • 課長のご意見のうち、総務の指定を書き足した点が、部長への説明で役に立ちました。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、上司との面談は、仕事を前に進める時間として正面から使ってよいと考えています。企画書についてフィードバックを求めることは、その使い方の1つです。遠慮することではありません。

フィードバックをもらうときに、避けたいこと

避けたいのは、頼み方をあいまいにすることと、受け取り方を受け身にすることの両方です。

  • 「何でもいいのでフィードバックをください」と頼む。上司は何を見て何を答えればよいかを選べず、目についた点を言うだけになることがあります。仕事と、見てほしい点と、期待することを添えます。
  • 評価が上がるかどうかを、その場で聞く。「この企画書で評価は上がりますか」と聞かれても、上司は結果を約束できません。評価について話したいときは、評価の基準のどこに関わる仕事なのかを一緒に確かめるとよいでしょう。
  • 黙ってうなずくだけで終える。聞き返しも自分の考えもないと、上司は伝わったのかどうかが分かりません。
  • 言われたことを全部そのまま直す。事情があるなら伝えます。上司の意見は、上司から見えていた範囲での考えです。
  • 逆に、その場で言い返す。納得できない点は、質問と自分の考えの形で伝えます。
  • ためこんで、まとめて聞く。提出の直前に半年分を聞くと、上司も思い出せません。1つの仕事について、1つずつ聞くほうが、具体的な返事が返ってきやすくなります。

上司の側にも、見ていない仕事には意見を言いにくい、言い方に迷って先送りしている、といった事情があるかもしれません。頼むときに企画書を持ち込み、直したほうがよい点を知りたいと先に伝えると、上司も切り出しやすくなります。

フィードバックのもらい方を振り返るときの目安

振り返るときは、上司が優しく言ってくれたかどうかより、そのあとの仕事とやり取りがどう変わったかに目を向けるとよいでしょう。

  • 頼むときに、どの仕事のどこを、どうしてほしいかまで言えていたら、次は「いつまでに」も添えてみてください。
  • 返ってきた意見の中に、企画書の次の版で使えたものがあれば、どう使ったかを上司に伝えます。
  • 聞いている間に聞き返せなかった点があれば、次は「どの部分のお話でしょうか」と一言尋ねるところから始めます。
  • 自分の考えや事情を伝えられなかったときは、次の回で、そう書いた理由を先に添えて相談してみてください。
  • 終わりに、何をいつまでに変えるかを自分の言葉でまとめられたら、次の1on1は、変えた結果の話から始めます。

1回でうまくいかなくても、同じ頼み方で2〜3回続けてみてください。上司の側も、次に何を頼まれるかが分かると、答えの準備がしやすくなります。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

上司からフィードバックがなくて不安なとき、自分から意見を求めたいとき、上司に伝えたいことがあるときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

1on1の前に、「1on1の準備」でテーマを選んだとき。

どの仕事について、上司に何をしてほしいのかを1on1の前に伝えておき、始まってすぐに二人で確かめられます。

選んだテーマと期待する対応(上司にどう関わってほしいか)、「この1on1へのメモ」は、上司の画面にも表示されます。1on1が始まると、Kakeai AI が開始の挨拶で、選んだテーマと期待する対応を挙げ、最初の一言を振ります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

準備されたテーマは「東南アジアの新規開拓リスト」×「一緒に考えてほしい」、「スキルや力の向上」×「具体的なアドバイスが欲しい」の2つです。藤本さん、いかがでしょう?

1on1の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。

どの仕事について、どんな意見がほしいのかを、上司に頼む一言として準備して臨めます。

選んだテーマや「この1on1へのメモ」などを踏まえて、今日の臨み方を提案する、ご自身向けの文章です。上司には上司向けの別の内容が表示されます。上司にどう関わってほしいかを自分から伝える提案や、上司に頼むことを含めた最初の一言の案が書かれることがあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

今日は二つ持ってきました。C社の提案書について、何が足りないか一緒に見てもらえますか。そのあと、東南アジアの新規開拓リストの絞り方も相談したいです。

1on1の終了後に、「1on1後のAIアドバイス」で。

上司の反応を待つだけでなく、次の機会に自分から意見や助言を頼む一言を持てます。

ご自身向けの「次の1on1や日常へ向けて」で、次に自分から動くための一言を提案する文です。たとえば、上司に困りごとを聞かれて「特に、ございません」と答えた場面のあとに、自分から具体的に頼む一言が提案されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…「稟議の書き方を一度教えていただけますか」と具体的に言い出してみることも一つの選択肢です。

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ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

フィードバックをもらうとは、どういうことですか。

フィードバックをもらうとは、自分の仕事について、上司や周りの人の見方と考えを聞き、次の仕事に使うことです。上司が言ってくれるのを待つものではなく、自分から頼めるものです。どの仕事のどこを見てほしいか、意見がほしいのか具体的なアドバイスがほしいのか一緒に考えてほしいのか、いつまでにほしいかを添えて頼むと、返ってくる中身が具体的になります。

上司にフィードバックを頼むとき、どう言えばよいですか。

上司にフィードバックを頼むときは、「どの仕事の」「どこを」「どうしてほしいか」「いつまでに」の4つを添えます。「来週提出する企画書の、費用の見積もりの部分を見ていただきたいです。金額の根拠が弱くないか、ご意見を伺えますか。水曜までにいただけると木曜に直せます」という形です。どうしてほしいかを添えると、上司も答え方を選びやすくなります。

フィードバックを受け取るときに、気をつけることは何ですか。

フィードバックを受け取るときは、黙ってうなずくだけで終えないことが大事です。「根拠が弱い」のような言葉には「金額のことでしょうか、効果の見込みのことでしょうか」と聞き返して中身を確かめ、そう書いた事情があれば情報として伝えます。終わりには、何をいつまでに変えるかを自分の言葉で言い、次の1on1で変えた結果を話します。上司は、自分の意見が使われたかを、言われなければ知らないことが多いものです。

もらったフィードバックに納得できないときは、どうすればよいですか。

もらったフィードバックに納得できないときは、その場で言い返すのでも黙って受け流すのでもなく、質問と自分の考えの形で伝えることをおすすめします。「3つの会社の相場にしたのは総務の指定があったからです。その前提でも弱いでしょうか」のように事情を情報として伝えると、上司が知らなかったことが分かって、意見が変わることもあります。上司の意見は、上司から見えていた範囲での考えです。

上司以外の同僚や他部署の人からフィードバックをもらうには、どうすればよいですか。

同僚や他部署の人からフィードバックをもらうときも、頼み方は上司に頼むときと同じです。どの仕事のどこを見てほしいか、意見がほしいのか一緒に考えてほしいのかを添え、相手の時間を区切って頼みます。「この企画書の費用の部分を、総務の立場から見て気になる点があれば教えていただけますか。15分ほどで大丈夫です」のように、相手の立場で見てほしい点を言うと、相手も答えやすくなります。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/how-to-ask-for-and-receive-feedback

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: