部下の方へそのほかの面談
上司との面談を断りたい、 休みたいときはどうするか
先に答え
上司との面談を断りたい、休みたいときは、理由によって伝え方を変えます。当日の急な仕事や体調不良で休むときは、面談が始まる前に上司に一言伝え、連絡しないまま休むことは避けましょう。忙しさが理由なら、断るより、日程を動かすか時間を短くする相談がおすすめです。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「自分自身の実施時間の確保」を挙げた人は23.9%で、2番目に多い答えでした。忙しさで面談に困っている人は少なくないということです。気が進まないときは、話すことや進め方を変える相談から始めてみてください。面談がつらく、心身に影響が出ているときは、一人で抱えず、人事の担当や産業医に相談しましょう。
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上司との面談の困りごとでは、自分の時間の確保が2番目に多く、この困りごとを挙げた人は、面談の成果を感じている割合が全体より高くなっています。一方、やらされ感を挙げた人は、成果を感じにくい傾向があります。同じ面談の困りごとでも、時間の確保とやらされ感とでは、面談の成果の感じ方が大きく違うということです。
- 23.9%
- 1万人調査
- 上司との面談の困りごと(複数回答)として、「自分自身の実施時間の確保」を挙げた人の割合
- 15の困りごとの中で2番目に多い答えです。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は39.4%で、回答者全体の31.9%を上回っています。
- 14.7%
- 1万人調査
- 上司との面談の困りごと(複数回答)として、「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は13.1%で、回答者全体の31.9%を大きく下回っています。やらされ感を挙げた人は、面談の成果を感じにくい傾向があります。
1万人調査は、面談を断ったり休んだりした経験については尋ねていません。困りごとは複数回答で、同じ人が両方を挙げている場合もあります。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
上司との面談を断りたい、 休みたいときは、理由に合わせて伝え方を変える
上司との面談を断りたい、休みたいと感じたときは、まず理由を自分の中で分けてみてください。当日の急な仕事や体調不良なのか、忙しくて時間が取れないのか、面談そのものに気が進まないのかで、上司への伝え方と相談する相手が変わります。どの理由でも、連絡しないまま休むことだけは避けましょう。
| 休みたい理由 | 伝える相手と時期 | 最初の一言 |
|---|---|---|
| 当日に | 上司に、 | 申し訳ありません。 |
| 忙しくて、 | 上司に、 | 今月は |
| 面談に | 上司に、 | 面談で |
| 上司と | 人事の | 上司との |
会社の決まりで行う評価面談などは、業務として決められている場合があります。その場合は、断るのではなく、日程の変更を相談します。面談の扱いが気になるときは、就業規則を読むか、人事の担当に確認しておくと安心です。
以下では、研究開発の部署で、試作品の評価試験とその報告書を担当している人の場面を例にします。
当日に面談を休むとき: 連絡せずに休まず、 始まる前に一言伝える
当日に急な仕事が入ったり体調を崩したりして面談を休むときは、面談が始まる前に、上司に一言伝えます。連絡しないまま休んだり、直前の取りやめ(いわゆるドタキャン)が続いたりすると、次の日程が決まらないまま、相談したいことも先に延びてしまいます。上司の側も、何があったのかがわからず心配します。
- 課長、申し訳ありません。試作品の評価試験の装置に不具合が出て、今は持ち場を離れられません。
- 今日14時の面談を、別の日に変えていただけますか。明日の午前か、木曜の午後でしたら空いています。
体調を崩したときは、短く伝え、日程の相談は回復してからでかまいません。
- 課長、朝から体調がすぐれず、今日はお休みをいただきます。面談の日程は、回復してから改めてご相談させてください。
自分の予定の入れ違いで出られないときは、そのことを正直に伝えます。
- 面談の時間に、別の打ち合わせを入れてしまいました。私の確認不足で、申し訳ありません。今日の16時以降か、明日の朝に変えていただくことはできますか。
連絡しないまま休んでしまったときは、気づいた時点で、言い訳を重ねずに謝り、次の日程を相談します。
- 昨日の面談を、ご連絡もしないまま欠席してしまい、申し訳ありませんでした。予定を見落としていました。改めてお時間をいただけますか。
休む理由は、詳しく書かなくてかまいません。ただし、事実と違う理由を伝えるのは避けましょう。あとで日程を相談するときに、話がかみ合わなくなるからです。
忙しくて面談を休みたいとき: 断るより、日程と長さを相談する
忙しくて面談の時間を取るのが難しいときは、面談を断るより、日程を動かすか、時間を短くすることを上司に相談するのがおすすめです。
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として「自分自身の実施時間の確保」を挙げた人が23.9%いました。15の困りごとの中で2番目に多い答えです。この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は39.4%で、回答者全体の31.9%を上回っています。つまり、自分の時間の確保に困っている人のほうが、面談の成果を感じている割合が高いということです。
忙しいときに面談をなくしてしまうと、相談したいことを話す機会も先に延びてしまいます。短くしたり日を動かしたりして、面談を続ける方法を上司に相談してみるとよいでしょう。
- 今月は評価試験の報告書の締め切りが重なっていて、面談の時間を取るのが難しい状況です。15分に短くしていただくか、来月の初めに動かしていただくことはできますか。
- 今週は、報告書の進み具合をお伝えするだけになりそうです。進み具合はメールでお送りする形にしてもよいでしょうか。課長からお話があるときは、時間を合わせますので、おっしゃってください。
- 締め切りまでの2週間だけ、面談を隔週にしていただけますか。締め切りが過ぎたら、いつもの間隔に戻したいです。
- 準備はできていないのですが、試験の結果の見方で1つだけご意見を伺いたいので、15分だけお願いできますか。
上司の側にも、伝えたい予定の変更や仕事の相談があるかもしれません。面談を短くしたり見送ったりするときは、上司から話したいことがないかを一言尋ねておくと安心です。
面談に気が進まないとき: 休む前に、 面談の使い方を相談する
面談そのものに気が進まないときは、休む前に、面談の使い方を上司に相談してみてください。何を話せばよいかわからないときや、報告するだけの時間になっているときは、話すことや進め方を変えると、面談が自分の仕事のための時間になることがあります。
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人は14.7%でした。この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は13.1%で、回答者全体の31.9%を大きく下回っています。つまり、面談をやらされていると感じている人は、面談の成果も感じにくい傾向があるということです。
KAKEAIは、上司も部下も、両方が面談の当事者だと考えています。面談をどう使うかを、上司だけが決める必要はありません。部下の側から、話したいことと上司に期待することを伝えるのも、1つの方法です。
- 正直に言うと、面談で何を話せばよいかわからず、気が重くなっていました。報告書のまとめ方で迷っている点があるので、次の面談はその話にしてもよいでしょうか。
- 面談では、進み具合の報告より、課長のご意見を伺える時間にしたいです。報告は、前日にメモでお送りします。
- 試験の結果がまだ出ていない週は、お話しできることが少なくなってしまいます。結果が出た週に、まとめてご相談する形にしていただけますか。
- 面談の最初に、今日話したいことを私から1つお伝えしてもよいでしょうか。そのほうが、私も準備がしやすいです。
面談がつらい、 上司と話すのが不安なとき: 一人で抱えず、 人事や産業医に相談する
面談の前になると眠れない、出社するのがつらいといった状態が続くときは、面談をどうするかを考える前に、心身の健康を優先してください。自分だけで判断せず、産業医や人事の担当、社内の相談窓口に相談しましょう。休むかどうかや働き方の調整は、産業医や人事の担当と相談して決めます。
上司の言動がハラスメントにあたるのではないかと感じているときも、上司に直接断る前に、人事の担当や社内の相談窓口に相談してください。あたるかどうかを、自分一人で判断する必要はありません。
- (人事の担当や相談窓口に)上司との面談のことで、ご相談したいことがあります。面談の前になると気持ちが重くなり、どうすればよいかわからなくなっています。
- (上司に)体調がすぐれないため、産業医の方に相談しています。しばらくの間、面談をお休みさせていただけますか。
- (上司に)対面で話すと緊張してしまうので、しばらくは面談をオンラインにしていただくことはできますか。
面談を休んだあと、 断ったあとを、 どう振り返るか
面談を休んだり断ったりしたあとは、仕事の相談が止まっていないかを振り返ってみてください。
- 休んだ面談の代わりの日程がまだ決まっていないなら、候補の日を2つほど添えて、上司に相談してみてください。
- 急ぎの相談があるときは、面談を待たずに、メールやチャットで上司に伝えておくと安心です。
- 面談を短くしたり間隔を変えたりしたあとに相談したいことが溜まってきたら、元の長さや間隔に戻せないか、上司に相談しましょう。
- 体調やつらさを相談した相手とは、次にどうするかを一緒に決めておきましょう。
相談したいことが溜まっているなら、短い時間で、まず1つだけ上司に相談してみるとよいでしょう。面談を休んだことよりも、そのあとに相談が届いているかどうかのほうが、自分の仕事にとっては大事です。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
上司との面談が怖い、断りたいと思うほど重い、言いたいことをうまく話せなかったというときに、出ると決めた回に向けて、ご自身の側でできることとして、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。
面談の前に、「1on1の準備」で。
上司に期待することを、 面談の前と冒頭に、 自分から伝えられます。
テーマと期待する対応(「話を聞いてほしい」など)を選ぶと、上司の画面にも表示され、1on1の冒頭で Kakeai AI が挙げます。ご自身向けの「1on1前のAIアドバイス」には、上司にどう関わってほしいかを自分から伝える一言の案が書かれることもあります。
今、キャリアについて考えていることを聞いてもらえますか。今日はまず話を聞いてほしいんです
1on1の前後や最中に、「自分用のメモ」で。
上司に伝える前の気持ちや考えを書き留めておき、 それを踏まえたアドバイスを自分だけで受け取れます。
「自分用のメモ」はご自身だけに表示され、上司にもシステム管理者にも表示されません。実施中は「1on1実施中」の画面の「自分用のメモを開く」から書け、終了後は履歴で編集できます。Kakeai AI は、その内容をご自身向けのアドバイスにだけ使います。
自分用メモに「企画の話を今日する」と書いていた狙いを、今日の会話でそのまま実行できました。
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
うまく話せなかったことを、 次の面談で自分の言葉で話し直す準備ができます。
Kakeai AI が、ご自身向けに、その回のよかった場面を取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。話が途中で終わった大事な場面があれば、次の面談で添えられる一言の例を書くこともあります。上司には別の内容が表示されます。
…「社内の評価の場面だと緊張の種類が違うので、レポートを書きながら少し慣らしていきたいです」と一言添えてみませんか。…
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この手引きの数字のもとになった、 1万人調査のレポート
1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)
- 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
- 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
- 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)
よくある質問
上司との面談を休みたいとき、 どんな理由を伝えればよいですか。
上司との面談を休みたいときは、理由を1文で伝えれば十分です。「評価試験の装置に不具合が出て、持ち場を離れられません」「体調がすぐれず、お休みをいただきます」のように、詳しく書く必要はありません。ただし、事実と違う理由を伝えるのは避けましょう。あとで日程を相談するときに、話がかみ合わなくなります。急な仕事で休むときは、代わりの日程の候補を2つほど添えます。
面談を当日にドタキャンしてしまったら、 どうすればよいですか。
面談を当日に取りやめるときは、わかった時点ですぐ、面談が始まる前に上司に連絡します。連絡せずに休んでしまったときは、気づいた時点で、言い訳を重ねずに謝り、改めて日程を相談します。「昨日の面談を、ご連絡もしないまま欠席してしまい、申し訳ありませんでした。改めてお時間をいただけますか」と伝えれば十分です。急な仕事で直前の取りやめが続くときは、急な対応が入りにくい曜日や時間帯に面談を移せないか、上司に相談しましょう。
上司との面談を拒否してもよいですか。
上司との面談を断ってよいかどうかは、その面談の扱いによって異なります。会社の決まりで行う面談は、業務として決められている場合もあるので、就業規則や人事の担当に確認しておくと安心です。断りたいときは、まず理由を分けて考えるのがおすすめです。忙しいなら日程や長さの相談、気が進まないなら話すことや進め方の相談、というように、断る前にできることがあります。上司と話すこと自体がつらいときは、人事の担当や産業医に相談してください。
面談に意味を感じないとき、 上司にどう伝えればよいですか。
面談に意味を感じないときは、面談をやめたいと伝えるより、面談の使い方を相談する形で伝えるとよいでしょう。「次の面談は、報告書のまとめ方について課長のご意見を伺う時間にしたいです」のように、話したいことと上司に期待することを、自分から1つ持っていきます。報告だけで終わる時間になっているなら、報告は前日にメモで送り、面談は相談から始める形を提案することもできます。
上司との面談がつらく、 休みたいときは誰に相談すればよいですか。
上司との面談がつらく、眠れない、出社がつらいといった状態が続くときは、心身の健康を優先してください。自分だけで判断せず、産業医や人事の担当、社内の相談窓口に相談しましょう。上司の言動がハラスメントにあたるのではないかと感じているときも、まずは人事の担当や相談窓口に相談し、あたるかどうかを一人で判断しないでください。休むかどうかや働き方の調整も、相談した相手と一緒に決めます。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/decline-or-skip-meeting-with-boss
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: