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ざっくばらんな面談とはどのようなものか
先に答え
ざっくばらんな面談とは、議題や形式にこだわらず、上司と部下が遠慮せずに率直に話す面談のことです。「ざっくばらん」は、隠しごとをせず、気取らずに話す様子を表す言葉で、何も決めずに集まるという意味ではありません。KAKEAIの1万人調査では、話したいことを切り出せない、評価が気になり本音が話せないなど、本音を話しにくい3つの困りごとのどれかを挙げた人が21.8%いました。5人に1人を超える人が、本音を話しにくいと感じているということです。上司が声をかけるだけでなく、先に自分から率直に話し、話したくないことは話さなくてよいと伝えると、部下も話し始めやすくなります。仕事の話を避ける必要もありません。
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下の2つは、KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査のうち、面談の困りごとと、面談をしている理由についての数字です。面談で本音を話しにくいことを困りごとに挙げた人は5人に1人を超え、面談をしている理由は、上司との関係のためより、自分の仕事を進めるためのほうが多くなっています。ざっくばらんな面談では、上司が先に率直に話し、仕事の話も避けずに進めることをおすすめします。
- 21.8%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)で、本音を話しにくいことに関わる3つのどれかを挙げた人の割合
- 3つは、話したいことを切り出せない(9.7%)、評価や見られ方が気になり本音が話せない(9.3%)、上司との信頼関係がなく安心して話せない(8.0%)です。5人に1人を超える人が、どれかを挙げていました。
- 30.3%
- 1万人調査
- 面談をしている理由(5つまで選択)として、「上司との関係性を維持・向上させるため」を選んだ人の割合
- 最も多いのは「自分の仕事を進めるため」で52.8%、次が「会社や組織の考えや状況を理解するため」で38.5%でした。上司との関係のためより、自分の仕事を進めるために面談をしている人のほうが多いということです。
1万人調査は、「ざっくばらんな面談」については尋ねていません。数字は、上司との定期的な面談の困りごとと、面談をしている理由についての回答です。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
ざっくばらんな面談とは、 形式にこだわらず率直に話す面談
ざっくばらんな面談とは、議題や進め方の形式にこだわらず、上司と部下が遠慮せずに率直に話す面談のことです。「ざっくばらん」は、隠しごとをせず、気取らずに話す様子を表す言葉です。何も決めずに集まる、という意味ではありません。
職場では、次のような場面で「ざっくばらんに話しましょう」と声がかかります。
- 新しく来た上司と部下が、初めて顔を合わせて話すとき
- 定期的な面談を、評価の場とは別に、肩の力を抜いて話す時間にしたいとき
- 部長や役員が、職場の人の考えを直接聞く場を設けるとき
採用の場で使われる「カジュアル面談」も似た言葉ですが、社外の人と会う場なので、ここでは扱いません。
どの場面でも、ざっくばらんな面談で大事なのは、話す内容を限らないことより、二人が率直に話せることです。以下では、異動してきたばかりの上司と、会社のWebサイトのリニューアルを進めているマーケティング担当の部下が、ざっくばらんに話す場面を例にします。
「ざっくばらんに」と言われても、 本音を話しにくい人はいる
上司が「ざっくばらんに話しましょう」と声をかけても、部下がすぐに率直に話せるとは限りません。KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として、次の3つのどれかを挙げた人が21.8%いました。
- 「話したいこと、話すべきことを切り出せない」(9.7%)
- 「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」(9.3%)
- 「上司との信頼関係がなく安心して話せない」(8.0%)
5人に1人を超える人が、面談で本音を話しにくい困りごとを挙げていたということです。「ざっくばらんに」と声をかけられた場面を尋ねた数字ではありませんが、声をかけられただけでは本音を話しにくいと感じる人もいると考えられます。
そのため、上司の側は声をかけるだけでなく、自分から先に率直に話し、話したくないことは話さなくてよいと伝えておくとよいでしょう。部下の側は、すべてを話そうとせず、話しやすいことを1つ選んで切り出せば十分です。
ざっくばらんな面談の進め方: 上司の立場と部下の立場
ざっくばらんな面談でも、始め方には立場ごとの工夫があります。
| 立場 | すること | 最初の一言の例 |
|---|---|---|
| 上司 | 自分の | 「私から |
| 上司 | 話したくないことは | 「話したくないことは、 |
| 部下 | 話しやすいことを | 「率直に |
| 部下 | 話した | 「この話は、 |
上司の立場で始めるとき
上司が先に、自分のわからないことや困っていることを話すと、部下も話の糸口をつかみやすくなります。
- 今日は議題を決めていないので、ざっくばらんに話しましょう。仕事のことでも、それ以外でもかまいません。
- 私から先に話しますね。異動してきて1か月、Webサイトのリニューアルの進め方が、まだつかめていません。○○さんから見て、今どこが一番大変ですか。
- 急に「ざっくばらんに」と言われても、話しにくいですよね。気になっていることを1つだけでも教えてください。
- 話したくないことは、話さなくて大丈夫です。
部下の立場で話すとき
部下の側は、率直に話してよいかを一言確かめてから切り出すと、話し始めやすくなります。仕事の話でも、仕事以外の相談でもかまいません。
- お言葉に甘えて、率直にお話ししてもよいでしょうか。
- リニューアルの公開日について、正直に言うと、間に合うか不安です。課長のご意見を伺えますか。
- 仕事の話ではないのですが、少しご相談してもよいでしょうか。
話した内容をどこまで広げてよいかが気になるときは、先に上司に伝えておくと安心です。
- この話は、まだチームには話していないので、ここだけにしていただけますか。
上司は、その希望を受け止めたうえで、会社として対応が必要な話だった場合の扱いも伝えておきます。
- わかりました。チームには話しません。もし会社として対応が必要な話だとわかったときは、どうするかを先に○○さんと相談します。
話を広げるとき
ざっくばらんな面談では、話が予定外の方向に進んでもかまいません。上司は質問を重ねるだけでなく、求められたら自分の考えや経験も話します。
- その不安は、どのあたりから感じていますか。
- 前の部署で、似た案件を進めたことがあります。参考までに話してもいいですか。
- 私が決めたほうが早いことがあれば、遠慮なく言ってください。
部下の側も、上司の経験や考えを尋ねてかまいません。
- 前の部署では、似た案件をどう進めていたのか、伺ってもよいですか。
終わるとき
ざっくばらんな面談でも、終わりに次に進めたいことを1つ決めておくと、話したことが仕事につながります。
- 今日はありがとうございました。話してみて、次に進めたいことはありますか。
- 私は、公開日のことを来週までに部長に相談してみます。結果はお伝えします。
- 率直にお話しできてよかったです。次は、公開までの段取りを一緒に見ていただけますか。
ざっくばらんな面談でも、 仕事の話を避けなくてよい
ざっくばらんな面談は、仕事以外の話をする場だと受け取られることがあります。しかし、仕事の話を避ける必要はありません。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談をしている理由(5つまで選択)として、「上司との関係性を維持・向上させるため」を選んだ人は30.3%でした。最も多いのは「自分の仕事を進めるため」で52.8%、次が「会社や組織の考えや状況を理解するため」で38.5%です。上司との関係のためより、自分の仕事を進めるために面談をしている人のほうが多いということです。
KAKEAIは、まず雑談や関係づくりから、と順番を決めることをおすすめしません。関係は、仕事の話を前に進める中でできるものだと考えているからです。ただし、上司と部下の関係には段階があり、段階によって合う関わり方は変わります。異動してきたばかりのころなら、仕事の話の合間に、互いの仕事の進め方や大事にしていることを知る話を混ぜるのも1つの方法です。
- 正直に言うと、私もこの公開日は厳しいと考えています。どうするか、一緒に考えたいんです。まず○○さんの考えを教えてもらえますか。
ざっくばらんな面談で、 気をつけたいこと
ざっくばらんな雰囲気でも、次の4つには気をつけてください。
- 評価や異動を、その場で約束しない。評価の結果や異動のように、上司の一存では決められないことは約束しないようにします。部下から尋ねられたら、今の考えと、どう決まるのかを伝えます。
- 異動の希望は、私からも人事に伝えます。ただ、決まるのは人事の調整のあとなので、ここでお約束はできません。
- 私生活に踏み込みすぎない。家族や健康のことなど、私生活の話は、部下が自分から話した範囲で聞きます。上司のほうから、細かく尋ねることは避けます。
- 上司ばかりが話さない。反対に、うなずくだけでも終えない。上司が先に率直に話すことは大事ですが、話しすぎると部下が話す時間がなくなります。一方で、意見を求められているのに、うなずくだけで終えることも避けたいところです。
- 聞いた話の扱いを、本人と決めておく。チームや人事に伝える必要がありそうな話は、伝える前に本人と相談します。ハラスメントや心身の不調に関わる話が出たときは、会社の決まりに沿って、人事の担当に相談してください。
ざっくばらんな面談がうまくいったかを、 どう振り返るか
ざっくばらんな面談がうまくいったかどうかは、場が和んだかより、二人が率直に話せて、そのあとの仕事に何かがつながったかで振り返ります。
- 部下が自分から話題を1つ出したなら、次の面談は、その話の続きから始めてみてください。
- 話の中で次に進めたいことが見つかったなら、誰がいつまでに何をするかを二人で決めておくと、次の面談の話題になります。
- 話しにくそうな話題があったなら、次は、その話をする時間や場所を変えられないかを相手に相談してみるとよいでしょう。
ざっくばらんな面談は、形式をなくすことが目的ではありません。仕事のことも、それ以外のことも、遠慮せずに話せる時間として使ってください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
面談の冒頭で何から話せばよいか決まらない、途中で話が止まって無言になる、自分の聞き方や返し方がこれでよいか分からないというときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。
冒頭の挨拶のあとに何を言うかを、 面談の前に自分の言葉で用意しておけます。
Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。お二人それぞれに、ご自身向けの別の内容が表示されます。部下の画面には、上司に最初に伝える一言の案が書かれることもあります。実施中も、右の列の「AI事前アドバイスを見る」から同じ内容を開けます。
今日は業務の進捗や進め方について話したいと思っています。まず話を聞いてもらえますか
話が止まったとき、実施中の画面で。
話が途切れたときに、 二人が準備したのにまだ話していない話題へ戻るきっかけができます。
右の列の下の球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)か、下のバーの「サイコロをふる」をクリックすると、Kakeai AI が、事前に選ばれたテーマや前回までの話、その日の会話を踏まえて、話題を1つ提案します。準備されたのにまだ話していないテーマに触れることを勧めることもあります。お二人の画面に同じものが表示されます。
事前テーマに「今後のキャリア」(期待する対応:「話を聞いてほしい」)が挙がっています。今日の会話では競合比較の話が進みましたが、このテーマはまだ触れていません。今日のうちに少し時間を取って、今どんなことを考えているか聞かせてもらえますか?…
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
自分の問いかけや返し方を、 次の面談の前に、 一言の単位で見直せます。
Kakeai AI が、その回のよかった場面を、実際の発言を引いて取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。上司と部下のそれぞれに、本人にだけ表示される別の内容です。話が深まらずに終わった大事な場面があれば、ご自身の言葉の言い換えの例を添えることもあります。
次回、同じ場面に戻るとしたら、「大丈夫」の一言で終わらせず、「月曜の午前が取られると、週の動き出しはどう変わってる?」のように、具体の場面を一つ挙げて聞いてみると、小野寺さんが答えやすくなるかもしれません。
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よくある質問
「ざっくばらんな面談」とは、 どういう意味ですか。
「ざっくばらんな面談」とは、議題や進め方の形式にこだわらず、上司と部下が遠慮せずに率直に話す面談のことです。「ざっくばらん」は、隠しごとをせず、気取らずに話す様子を表す言葉で、何も決めずに集まるという意味ではありません。新しく来た上司との顔合わせや、評価の場とは別に肩の力を抜いて話したいときなどに使われます。
ざっくばらんな面談では、 何を話せばよいですか。
ざっくばらんな面談では、話す内容に決まりはありません。仕事で気になっていることや、上司の考えを聞きたいこと、仕事以外で相談したいことなど、話しやすいことを1つ選んで切り出せば十分です。KAKEAIの1万人調査では、面談をしている理由(5つまで選択)として最も多いのは「自分の仕事を進めるため」で、52.8%でした。仕事の話を避ける必要はありません。
ざっくばらんな面談で、 本音を話しても大丈夫ですか。
ざっくばらんな面談でどこまで話すかは、自分で選んでかまいません。話したくないことは話さなくてよく、話す内容の扱いが気になるときは「この話は、まだチームには話していないので、ここだけにしていただけますか」と先に伝えておく方法があります。会社として対応が必要な話の場合にどう扱うかも、上司に確認しておくと安心です。
上司として、ざっくばらんな面談をどう始めればよいですか。
上司がざっくばらんな面談を始めるときは、「ざっくばらんに話しましょう」と声をかけるだけでなく、上司から先に率直な話を1つするとよいでしょう。「異動してきて1か月、まだ進め方がつかめていません。今どこが一番大変ですか」のように、自分のわからないことを話してから尋ねると、部下も話の糸口をつかみやすくなります。
ざっくばらんな面談と雑談は、 何が違いますか。
雑談は、仕事以外の気軽な話を指すのが一般的です。ざっくばらんな面談は、話す内容を仕事以外に限るものではなく、仕事の話も含めて、遠慮せずに率直に話す面談のことです。そのため、ざっくばらんな面談では、仕事で困っていることや、上司の考えを聞きたいことを話してもかまいません。雑談から始めるかどうかは、二人の話しやすさで決めて大丈夫です。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/zakkubaran-candid-meeting-meaning
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: