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面談を練習する方法、AIで練習できるか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

面談は、練習することができます。方法は、一人で声に出す・同僚と役を交代する・AIに相手役を頼む・本番の面談を練習の場にする、の4つです。AIでも練習できますが、相手の立場と、相手が上司に期待していることを最初に伝え、練習のたびに期待を変えるとよいでしょう。実名や評価などの個人の情報は入力せず、会社の決まりに従います。「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、上司に期待することとして部下が選んだもののうち、最も多いものでも19.4%でした。期待は6つの選択肢に分かれているので、聞き方だけでなく、期待ごとの返し方を練習しておくことをおすすめします。

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実際の1on1で部下が上司に期待することは、1つの選択肢に集まらず、6つに分かれています。1万人調査でも、上司に一番期待することで最も多い答えは「その時々によって違う」でした。面談の練習では、相手役の期待を変えて、期待ごとの返し方を練習しておくとよいでしょう。

19.4%
Kakeai AI 1on1 利用データ
Kakeai AI 1on1の利用データで、上司に期待することとして部下が選んだもののうち、「一緒に考えてほしい」の割合
6つの選択肢の中で最も多い割合ですが、2割に届きません。「意見を聞きたい」は18.9%、「報告したい」は17.1%で、部下が上司に期待することは1つに集まっていないことがわかります。
11.7%
Kakeai AI 1on1 利用データ
Kakeai AI 1on1の利用データで、上司に期待することとして部下が選んだもののうち、「話を聞いてほしい」の割合
6つの選択肢の中で最も少ない割合でした。話を聞いてほしいという期待の回もある一方で、「一緒に考えてほしい」19.4%や「意見を聞きたい」18.9%のように、上司の考えを求める回のほうが多いということです。
8.4%
1万人調査
上司に一番期待することが「期待していることは特にない」の人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
回答者全体の31.9%を大きく下回り、期待ごとの答えの中で最も低い割合でした。上司に期待することがない人は、面談の成果を実感しにくいということです。

利用データの割合は、1on1の前に部下が選んだ、上司に期待することを集計したもので、期待が選ばれていないテーマは分母に入っていません。調査も利用データも、面談の練習については尋ねていません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

面談を練習する方法:相手の期待を変えて、声に出して練習する

面談は、練習することができます。方法は、一人で声に出す・同僚と役を交代する・AIに相手役を頼む・本番の面談を練習の場にする、の4つです。どの方法でも、頭の中で考えるだけでなく、実際に声に出して言ってみることが練習の中心になります。

もう1つ大事なのは、相手の期待を変えて練習することです。同じ「面談」でも、相手が話を聞いてほしいのか、意見がほしいのかで、合う返し方は変わります。以下では、マーケティング部で新商品の販促企画を進めている部下と、その上司の面談を例にします。

練習の方法向いていること気をつけること
一人で声に出す最初の一言や、言いにくいことの切り出し方を、口になじませる相手の反応がないので、言い回しの確認までにとどまる
同僚と役を交代する相手の反応を受けて、その場で返す練習。相手役の気持ちも体験できる実在の部下や上司の話を持ち込まず、仮の場面で行う
AIに相手役を頼む時間や場所を選ばずに、何度でも繰り返せる会社の決まりを確認し、個人の情報や社外秘を入力しない
本番の面談を練習の場にする実際の相手の反応を見て、次の回に直せる終わりに相手の感想を尋ね、自分だけで判断しない

面談の練習で何を練習するか:相手の期待ごとの返し方

面談の練習では、聞き方だけでなく、相手の期待に合わせた返し方も練習しておきます。部下が上司に期待することは、1つに決まっていないからです。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」では、1on1の前に、部下が上司に期待することを選べます。その利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、選ばれたもののうち、最も多い「一緒に考えてほしい」でも19.4%でした。最も少ない「話を聞いてほしい」は11.7%で、ほかに「意見を聞きたい」「報告したい」「具体的なアドバイスがほしい」なども選ばれています。つまり、実際の1on1で部下が上司に期待することは、6つの選択肢に分かれているということです。利用データは練習について尋ねたものではありませんが、練習の相手役も、1通りの期待だけでは足りないと考えられます。

KAKEAIの1万人調査でも、面談で上司に一番期待することとして最も多かった答えは、「その時々によって違う」(20.9%)でした。同じ相手でも、回によって期待が変わることがあります。

KAKEAIは、「上司は話さず、聞き役に徹する」と決めておくことをおすすめしません。部下が意見やアドバイスを求めている回に、その期待に応えられないからです。面談の練習も、聞き役の練習だけに偏らせないほうがよいでしょう。

上司の側が練習しておくこと

上司の側は、まず、その回に話したいことと上司に期待することを尋ねる一言を練習しておきます。

  • 今日は何を話しましょうか。聞いてほしい、一緒に考えてほしい、意見がほしいなど、私に期待することがあれば教えてください。

そのうえで、期待ごとの返し方を声に出してみてください。意見を求められたときは、まず相手自身の考えを尋ね、そのあとで具体的に意見を伝えます。

  • 私の意見をお伝えする前に、○○さん自身は、どちらの案がよいと考えていますか。
  • 私なら、店頭の販促物より先に、SNSでの告知の時期を決めます。発売日に間に合わせやすいからです。

一緒に考えてほしいと言われたときは、何に困っていて、どうしたいのかを把握することから始め、真剣に一緒に考えます。

  • 今一番困っているのは、予算のことですか、それとも締め切りのことですか。
  • ○○さんとしては、発売日までに何ができていれば安心できそうですか。

アドバイスを求められたときは、何を、どこから始めるとよいのかを具体的に伝えます。話を聞いてほしいときは、最後まで聞きます。

  • 販促物の見積もりは、去年の新商品のときにお願いした印刷会社に、まず相談してみてください。担当の方の連絡先を送ります。
  • わかりました。今日は聞かせてください。途中で私の意見が必要になったら、言ってください。

報告したいと言われたときは、報告を受けたうえで、上司が判断や確認を引き受けることがないかを尋ねます。

  • 報告ありがとうございます。発売日までの流れがよくわかりました。私から確認しておくことはありますか。

部下の側が練習しておくこと

部下の側が練習しておきたいのは、話したいことと上司に期待することを、1文で言うことです。

KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することとして「期待していることは特にない」を選んだ人のうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は8.4%でした。回答者全体の31.9%を大きく下回っています。上司に期待することがないまま臨む面談は、成果につながっていると感じにくいということです。

  • 今日は、販促企画のスケジュールについて、ご意見を伺いたいです。
  • 店頭の販促物の締め切りを1週間延ばせないか、一緒に考えていただけますか。

答えに詰まったときの返し方も、あらかじめ口にしておくと、本番で慌てずに済みます。

  • 今のご質問には、すぐにはお答えできません。明日の午前中までに確認して、お伝えします。
  • すみません、ご質問の意味を確認させてください。予算の話でしょうか、それとも時期の話でしょうか。

AIで面談を練習するには:相手役の頼み方と、気をつけること

AIのチャットに相手役を頼んで、面談を練習することもできます。相手の反応を受けて返す練習を、時間や場所を選ばずに何度でも繰り返せるのが利点です。

AIに相手役を頼むときは、次の3つを最初に伝えておくと、練習の場面が具体的になります。

  1. 相手の立場と状況です。例:「新商品の販促企画を進めている部下の役をしてください。締め切りが近く、店頭の販促物の準備が遅れています」。
  2. 相手が上司に期待していることです。例:「今日は、上司の意見を聞きたいと思って面談に来ています」。練習のたびに、この期待を変えてみてください。
  3. 練習のあとに頼みたいことです。例:「終わったら、私の返し方で、相手の期待とずれていたところを教えてください」。

AIを使うときは、次の点に気をつけましょう。

  • 会社の決まりを確認する。AIのサービスを仕事で使ってよいか、どの範囲まで使えるかは、会社や部署の決まりに従います。わからないときは、情報システムの担当に確認しておくと安心です。
  • 個人の情報や社外秘を入力しない。実在の部下や上司の名前・評価・健康や家庭の事情、お客様の情報は入力しません。仮の名前と、ぼかした状況で練習します。
  • AIの返事を、実在の相手の反応と思わない。AIの相手役は、伝えた設定の範囲で返事をしているだけです。実際の相手がどう感じるかは、本番の面談で確かめるしかありません。
  • AIが出した言い回しを、そのまま読み上げない。参考にした言い回しは、自分の言葉に直してから声に出してみてください。

同僚に相手役を頼むときも、考え方は同じです。

  • 来週、部下との面談で、販促企画の進め方について意見を伝える予定です。10分だけ、部下の役で練習に付き合ってもらえますか。
  • 課長に締め切りの相談をする前に、5分だけ課長の役をお願いできますか。

本番の面談を練習の場にする:試して、確かめて、直す

練習の仕上げは、本番の面談です。練習した言い方を本番で試し、相手の反応を見て、次の回に直していきます。

KAKEAIは、面談に万能のやり方はないと考えています。型や手順を守ることが目的ではなく、仮説を立てて試し、確かめて、直すことの繰り返しが大事です。練習した言い方が相手に合っていたかどうかは、相手に尋ねてみるのが一番確かです。

  • (上司から部下へ)今日の時間で、役に立ったことと、変えたほうがよいことを、1つずつ教えてもらえますか。
  • (部下から上司へ)次回は、最初に私から、話したいことと期待することをお伝えしてもよいでしょうか。

1回の面談で、新しい言い方を試すのは1つか2つにしておくとよいでしょう。試すことが多すぎると、相手の話に集中できなくなるからです。

面談の練習が役に立ったかを、どこで振り返るか

面談の練習が役に立ったかどうかは、言い方がなめらかになったかより、本番の面談で二人の話がどう進んだかで振り返ります。

  • 最初の一言で、話したいことと上司に期待することが言葉になっていたら、次は、期待ごとの返し方の練習に進んでみてください。
  • 相手の期待と返し方がずれたと感じた場面があったら、次の練習では、その期待を相手役に設定して練習してみてください。
  • 面談の終わりに次に取り組むことが決まっていたら、次の回の最初は、その続きから話してみましょう。
  • 相手から「変えたほうがよいこと」を聞けたら、次の練習のテーマにして、1つずつ直していきます。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

面談にAIを使いたいときに、Kakeai AI 1on1では、Kakeai AI を相手に練習するのではなく、実際の上司と部下の1on1の前とあとに、次のことができます。

面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。

練習の相手を探さなくても、実際の面談の前に、その相手との入り方を確かめておけます。

Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。お二人それぞれに、ご自身向けの別の内容が表示されます。最初の一言の案が書かれることもあります。Kakeai AI に文字を入力して質問する機能はありません。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…最初の一言は、「今日が初めての場なので、最近の業務で気になっていることや、ここで話しておきたいことがあれば、聞かせてもらえますか」と切り出してみてください。…

面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。

実際の面談の場面をもとに、うまくいったことと次に試すことを受け取れます。

Kakeai AI が、その回のよかった場面を、実際の発言を引いて取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。上司と部下のそれぞれに、本人にだけ表示される別の内容です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…問いを短く置いたことが、藤本さん自身の言葉で論点を整理する場になっています。

導入の前に、記録の扱いを確かめるとき。

面談の記録が AI の学習に使われないことと、誰に見えるかを確かめたうえで、AI の手助けを受けられます。

音声は保存されません。文字起こしや AI のサービスの側にもデータは保存されず、AI の学習にも使われません。文字起こしと要約はお二人の画面に、1on1前後のAIアドバイスはそれぞれ本人の画面にだけ表示され、どれもシステム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。

1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

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よくある質問

面談の練習は、一人でもできますか。

面談の練習は、一人でもできます。最初の一言や、言いにくいことの切り出し方を、実際に声に出して言ってみるのが中心です。「今日は、販促企画のスケジュールについて、ご意見を伺いたいです」のように、話したいことと上司に期待することを1文で言う練習から始めるとよいでしょう。相手の反応を受けて返す練習は、同僚やAIに相手役を頼むと補えます。

AIで面談の練習をするときは、何に気をつければよいですか。

AIで面談の練習をするときは、まず、AIのサービスを仕事で使ってよいかを会社の決まりで確認します。実在の部下や上司の名前、評価、健康や家庭の事情は入力せず、仮の名前とぼかした状況で練習しましょう。AIの返事は、伝えた設定の範囲で返しているだけなので、実在の相手の反応とは違います。AIが出した言い回しは、自分の言葉に直してから使います。

AIに面談の相手役を頼むときは、どう伝えればよいですか。

AIに面談の相手役を頼むときは、相手の立場と状況・相手が上司に期待していること・練習のあとに頼みたいこと、の3つを最初に伝えると、練習の場面が具体的になります。たとえば、「今日は上司の意見を聞きたいと思って面談に来ている部下の役をしてください」と伝えます。練習のたびに相手の期待を変えると、期待ごとの返し方を練習できます。

上司が部下との面談を練習するには、何から始めればよいですか。

上司が部下との面談を練習するなら、その回に話したいことと上司に期待することを部下に尋ねる一言から始めるとよいでしょう。次に、意見を求められたときや、一緒に考えてほしいと言われたときなど、部下の期待ごとの返し方を声に出して練習します。聞き方だけを練習するのではなく、期待ごとに返し方を変える練習をしておくことをおすすめします。

練習した面談がうまくいったかは、どうすればわかりますか。

練習した面談がうまくいったかどうかは、言い方がなめらかになったかより、本番の面談で二人の話がどう進んだかでわかります。面談の終わりに、「今日の時間で、役に立ったことと、変えたほうがよいことを1つずつ教えてもらえますか」と相手に尋ねてみてください。挙がった点を次の練習のテーマにして、1つずつ直していきます。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/how-to-practice-staff-meetings-with-ai

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: