すべての方へ1on1
1on1は上司と部下のどちらから声をかけるのか
先に答え
1on1の声かけは、上司と部下のどちらか一方だけの役目ではありません。定例の1on1の日時を用意して声をかけるのは、1on1を行う直属の上司です。その回に話したいことと上司に期待することは、部下から前もって伝えておくとよいでしょう。定例を待たずに時間がほしいときは、気づいたほうから声をかけます。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談をしている理由(5つまで選択)として「自分の仕事を進めるため」を挙げた人が52.8%で、最も多くいました。面談を自分の仕事を進めるために行っていると答えた人が、半数を超えています。
数字で見る
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談を、自分の仕事を進めるために行っていると答えた人が半数を超えていました。一方で、話したいことを面談の場で切り出せずに困っている人もいます。定例の日時は上司から用意し、その回に話したいことは部下からも伝えられるようにしておくことをおすすめします。
- 52.8%
- 1万人調査
- 上司との面談をしている理由(5つまで選択)として、「自分の仕事を進めるため」を挙げた人の割合
- 同じ質問で「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を挙げた人は27.2%でした。面談を自分の仕事を進めるために行っていると答えた人は、半数を超えています。
- 9.7%
- 1万人調査
- 上司との面談の困りごと(複数回答)として、「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人の割合
- 話したいことがあっても、面談の場で切り出せずに困っている人がいます。1on1の前に話したいことを一言送っておくのは、切り出す負担を軽くする方法の1つと考えられます。
- 26.5%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- Kakeai AI 1on1で1on1の予定を作る時点で、テーマが入力されていた割合
- 予定を作ったあとに足されたテーマは含まないため、テーマのない1on1の割合ではありません。予定を作る時点では、話したいことがまだ入っていない回のほうが多いことを示しています。日時の声かけと話したいことの声かけは、同じタイミングでなくてよいと考えられます。
1万人調査は、上司と部下のどちらから面談に声をかけているかは尋ねていません。利用データの割合は、1on1の予定を作った時点の入力を集計したもので、予定を作ったあとに足されたテーマは含みません。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
1on1の声かけは、 日時は上司から、 話したいことはどちらからでも
1on1(上司と部下が1対1で定期的に行う面談)の声かけは、上司と部下のどちらか一方だけの役目ではありません。定例の1on1の日時を用意して声をかけるのは、1on1を行う直属の上司です。一方で、その回に話したいことと上司に期待することは、部下から伝えてよいものです。
「どちらから声をかけるか」で迷うのは、性質の違う声かけを1つにまとめて考えているからかもしれません。分けると、次の3つになります。
| 声かけの種類 | 主に声をかける人 | 理由 |
|---|---|---|
| 定例の | 上司 | 1on1を |
| その回に | 部下 | 何を |
| 定例を | 気づいたほう | 急ぐ |
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1は、その部下の仕事を決められる直属の上司が行うのがよいと考えています。ただし、上司であっても、部下の仕事を見てもいないなら、上司が行う意味はありません。上司が定例の日時を用意することは、この時間を部下の仕事を前に進めるために使う、という上司からの約束でもあります。
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、1on1の予定を作る時点でテーマが入力されていたのは26.5%でした。予定を作ったあとに足されたテーマは含まないため、テーマのないまま行われた1on1の割合ではありません。予定を作る時点では、その回に話したいことがまだ入っていない回のほうが多いということです。日時の声かけと話したいことの声かけは、同じタイミングでなくてよいと考えられます。
1on1の定例の日時は、 上司から声をかける
定例の1on1の日時は、上司から声をかけて用意することをおすすめします。部下から申し込む形にすると、上司が忙しそうな時期ほど、部下は申し込みを控えてしまうかもしれないからです。
KAKEAIは、部下のための時間だからと、議題・日程・行うかどうかを部下まかせにすることをおすすめしません。上司も部下も、両方が当事者だからです。「話したいことがあれば、いつでも声をかけてください」とだけ伝えて終える形も、日程を部下まかせにすることになります。
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談をしている理由(5つまで選択)として、「自分の仕事を進めるため」を挙げた人が52.8%で、最も多くいました。同じ質問で、「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を挙げた人は27.2%です。面談を自分の仕事を進めるために行っていると答えた人は、半数を超えています。上司から声をかけるときは、「○○さんの仕事を前に進める時間」のように、何のための時間かを添えるとよいでしょう。
以下では、社内の勤怠システムの切り替えを進めている部下と、その上司の場面を例にします。
初めて定例の1on1を決めるとき
- 月に1回、30分ほど、○○さんの仕事について二人で話す時間を取りたいと考えています。勤怠システムの切り替えで迷っていることを、一緒に決めていける時間にしたいんです。
- 日時は、○○さんの予定に合わせます。月末の締めの週は、避けたほうがよいですか。
- 進め方に希望があれば、遠慮なく教えてください。
次の回の日時を決めるとき
- 次回は、来月の第2木曜の15時からでどうでしょうか。切り替えの日程が決まる頃なので、その話から始められそうです。
上司の都合で、 1on1の日時を動かすとき
- 申し訳ないのですが、木曜に別の打ち合わせが入ってしまいました。代わりに、金曜の10時か、来週月曜の14時ではいかがですか。
部下からの相談が、 しばらく届いていないとき
- 切り替えの準備で忙しそうですね。来週の1on1の前に話したいことがあれば、一言送ってください。前もって分かっていれば、調べたうえでお答えできます。
部下から1on1に声をかけるときの、 伝え方と最初の一言
部下の側からも、その回に話したいことと上司に期待することを前もって伝えたり、定例を待たずに時間をお願いしたりできます。上司から日時の声がかからないときに、部下から定例の1on1を申し込むこともできます。
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として、「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人が9.7%いました。話したいことがあっても、面談の場で切り出せずに困っている人がいます。1on1の前にチャットなどで一言送っておくと、当日に切り出す負担が軽くなるかもしれません。
1on1の前に、 話したいことと上司に期待することを伝えるとき
話したいことに、上司に期待することを1つ添えて送ります。上司も、その回に何を用意すればよいかが分かります。
- 明日の1on1では、勤怠システムの切り替え日について、ご意見をうかがいたいです。候補を2つ考えています。
- 明日は、来月からの残業の申請手順を、一緒に考えていただけますか。現場からの質問が増えていて、案がまとまっていません。
- 今回は大きな相談はないので、切り替えの準備の進み具合をご報告します。
定例を待たずに、 時間をお願いするとき
- 切り替えの日程について、来週の1on1を待たずにご相談したいことがあります。今日か明日、15分ほどお時間をいただけますか。
- 今日でなくてもかまいません。システム会社への返事の期限が金曜なので、その前にご意見をうかがえると助かります。
定例の1on1がない、 または流れたままになっているとき
上司の側にも、予定が詰まっていたり、部下から申し込まれるのを待っていたりする事情があるかもしれません。責める言い方は避け、何のために時間がほしいのかを添えて申し込むとよいでしょう。
- 月に1回、30分ほどご相談の時間をいただけないでしょうか。切り替えの準備で、判断をご相談したいことが出てきています。
- 日時は、課長のご都合に合わせます。
1on1の進め役は、 上司と部下のどちらか
1on1の進め役は、どちらか一方に固定する必要はありません。始めに話すのは、その回に話したいことがある側です。時間の管理と次回の日時の確認は上司が引き受け、次に取り組むことは二人で決める、という分け方が1つの方法です。
KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待すること(1つ選択)として、「その時々によって違う」を選んだ人が20.9%で、最も多くいました。同じ人でも、上司に期待することは回によって変わると答えた人が、最も多かったことになります。部下から話を切り出す回もあれば、上司から尋ねる回もあります。
| 1on1の場面 | 上司がすること | 部下がすること |
|---|---|---|
| 始め | 部下から | 話したいことと、 |
| 本題 | 上司に | 状況と、 |
| 終わり | 上司が | 次に取り組むことを、 |
1on1の始め方
上司から始めるときは、部下から届いている話したいことを先に取り上げ、上司の話したいことはそのあとに添えます。
- 今日は何から話しましょうか。昨日送ってくれた、切り替え日の話からでよいですか。
- 私からも1つ、来月の社内説明会の話をしたいです。どちらから始めましょうか。
部下から始めるときは、話したいことと上司に期待することを、最初に一言で伝えます。
- 今日は私から、切り替え日の候補について、先に一緒に考えていただいてもよろしいですか。
1on1の終わり方
終わりが近づいたら、上司から残りの時間を伝え、次に取り組むことと次回の日時を二人で決めます。
- 残り10分ほどになりました。次に取り組むことと、次回の日時を決めておきませんか。
部下は、自分が取り組むことを伝えます。
- 私は、金曜までに候補日を1つに絞って、各部の担当の方に確認します。
上司は、自分が持ち帰ることを伝えます。
- 私のほうは、来週の部長会で切り替え日の案を出しておきます。結果は、次の1on1でお伝えします。
1on1の声かけで、 避けたいこと
1on1の声かけで避けたいのは、どちらか一方が声をかける役を全部担う形と、もう一方が待ち続ける形です。
- 「いつでも声をかけて」とだけ伝え、日時も話題も部下に任せる。部下から申し込まれない月が続くと、1on1がないこと自体が当たり前になってしまうことがあります。
- 逆に、上司が日時も話題も全部決めて、部下を呼び出す。部下が話したいことや上司に期待することを伝える余地がなくなり、上司の確認したいことだけで時間が終わることがあります。
- 声をかけてこない部下は、話したいことがないと考える。上司の目には見えなくても、伝えたいことを部下が抱えているかもしれません。
- 「この人とは1on1をしなくても大丈夫」と、上司が一人で決める。1on1のような改まった場を持たなくてよい関係もあります。ただし、それを上司が決めると、間違うことがあります。続けるかどうかは、二人で話して決めてください。
- 部下の側で、上司から声がかかるまで待ち続ける。上司が声をかけないのは、部下からの申し込みを待っているからかもしれません。部下から申し込んでみてください。
1on1の声かけがうまくいっているかを、 どこで見るか
声かけがうまくいっているかどうかは、声をかけた回数ではなく、1on1の前後に二人の間で何が伝わっているかで振り返ります。上司と部下のそれぞれが、次の3つを確かめてみてください。
- 前の回の終わりに、次の回の日時が決まっているでしょうか。決まらないまま終わる回が続いているなら、次は終わりの1分を、次回の日時を二人で決める時間に充ててみてください。
- 1on1の前に、話したいことと上司に期待することが、どちらかから届いているでしょうか。届いていない回が多いなら、前日に上司から「明日、話したいことはありますか」と一言送ってみてください。
- この1か月に、定例を待たずに声をかけ合えたことがあったでしょうか。なかったなら、急ぐ相談は定例を待たずに声をかけてよいことを、次の1on1で二人で話しておくと安心です。
どちらから声をかけたかを数える必要はありません。日時と話したいことが、二人のどちらかから毎回届いていれば、声かけの分担はうまく機能しています。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
1on1の間隔が空く、次の回が決まらないまま流れる、部下が多くて話したことを覚えきれない、というときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
1on1の終わりが近づいたとき、「次回日程の候補」で。
次の1on1の日時を、 1on1の終わりにその場で決めてから終えられます。
お二人のカレンダーの空きと、会話に出た時期の希望から Kakeai AI が出した、次の1on1の日時の候補。候補のボタンをクリックすると、その日時で設定されます。候補は、カレンダーを連携しているときに作られます。連携したカレンダーの予定の中身は、Kakeai に保存されません。
ホームの「この先1週間のポイント」で。
部下の人数が多くても、 次の1on1を待たずに確かめたほうがよい相手に、 前もって気づけます。
Kakeai AI が、ご自身の1on1の予定や次の一歩の期限などから、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。次の1on1より先に期限が来る一歩が挙がることもあります。ホームは、ご自身だけに表示される画面です。次回の1on1が決まっていないときは、メールでもお知らせが届きます。
林さんの上海側要件確認(電気・環境の項目を整理して柳瀬さんと小野寺さんへ)は6月25日期限で、次回1on1の7月9日より前に期日が来ます。…
次の1on1の前、ホームと「概要」の「最新の設定状況」で。
一人ひとりと前回何を話し、 何が途中になっているかを、 記憶に頼らずに1on1の前に確認できます。
お相手ごとに、前回の1on1の日付、次回の日時、設定されたテーマ、決まっている次の一歩が並びます。「概要」の「ダイジェスト」には、その相手との半年の流れを Kakeai AI がまとめた文章が表示されます。
交渉方針が固まり、試験と引き継ぎも前進した 決まった一歩は3件で、実行済みは1件です。…
1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。
ご利用企業 累計600社以上/
無料の資料
この手引きの数字のもとになった、 1万人調査のレポート
1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)
- 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
- 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
- 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)
画面を見ながら説明を聞きたい方は、30分のオンライン説明をご予約いただけます。
よくある質問
1on1の日程は、 上司と部下のどちらが決めるのですか。
1on1の定例の日時は、1on1を行う直属の上司から声をかけて用意することをおすすめします。部下から申し込む形にすると、上司が忙しそうな時期ほど申し込みにくくなるかもしれないからです。ただし、日時は上司が一人で決めるのではなく、部下の予定や締めの時期を尋ねて、二人で決めます。次回の日時は、前の回の終わりに決めておくと、声をかけ直す手間が減ります。
部下から上司に1on1をお願いしてもよいですか。
部下からも、上司に1on1をお願いできます。定例の1on1がないときは、「月に1回、30分ほどご相談の時間をいただけないでしょうか」と、何のための時間かを添えて申し込みます。定例を待たずに相談したいときも、「今日か明日、15分ほどお時間をいただけますか」と時間の長さを添えると、上司も予定を空けやすくなります。
1on1の進行役は、 上司がするべきですか。
1on1の進行役は、上司と部下のどちらか一方に固定する必要はありません。始めに話すのは、その回に話したいことがある側です。時間の管理と次回の日時の確認は上司が引き受け、次に取り組むことは二人で決める、という分け方が1つの方法です。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することとして「その時々によって違う」を選んだ人が20.9%で、最も多くいました。上司に期待することは、同じ人でも回によって変わるということです。
1on1の前に、 部下から上司に何を伝えておけばよいですか。
1on1の前に部下から上司に伝えておくとよいのは、その回に話したいことと、上司に期待することの2つです。たとえば、「明日は切り替え日について、ご意見をうかがいたいです。候補を2つ考えています」のように、1〜2文で十分です。上司も、その回に何を用意すればよいかが分かります。特に相談がない回は、「今回は進み具合をご報告します」と伝えておいてもかまいません。
上司から1on1に誘われないのは、 話す必要がないと思われているからですか。
上司から1on1に誘われない理由は、話す必要がないと思われているからとは限りません。上司の予定が詰まっていたり、部下からの申し込みを待っていたりすることもあります。気になるときは、部下から「月に1回、30分ほどご相談の時間をいただけないでしょうか」と申し込むとよいでしょう。何について相談したいかを1つ添えると、上司も時間の使い方を考えやすくなります。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/1on1-who-should-invite-boss-or-subordinate
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: