資料ダウンロード デモを見る(詳細説明のご予約)デモを見る

上司の方へ部下との関わり

タメ口で話す部下への対応

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

タメ口で話す部下への対応は、どの場面のタメ口かで分けて考えることをおすすめします。お客様や他部署の人の前でのタメ口は、その場では注意せず、あとで二人になったときに、相手にどう受け取られるかの話として伝えます。二人だけのときのタメ口は、仕事に支障がなければ急いで直す必要はありません。気になるなら上司の希望として伝え、本人の考えを聞いてください。上司が部下にタメ口で話しているなら、まず上司の言葉づかいから見直します。急に言葉づかいが変わったときは、直す前に、何があったのかを尋ねましょう。

部下のタメ口が気になるときは、まず場面を分けて考える

タメ口で話す部下への対応は、どの場面のタメ口なのかで変わります。お客様や他部署の人の前でのタメ口は、仕事の進み方や本人の受け取られ方に関わるので、上司から伝えたほうがよいでしょう。一方、二人だけで話すときのタメ口は、仕事に支障がなければ、急いで直す必要はありません。

ここでは、カタログの制作を進めている部下が、印刷会社との定例の打ち合わせに出ている場面を例にします。

場面よくある例上司の対応
お客様や取引先の前印刷会社との打ち合わせで「それ、無理じゃない?」と言うその場では注意しない。打ち合わせのあと、二人のときに場面を限って伝える
社内のほかの部署とのやり取り製造部の課長へのチャットに「了解、やっとく」と返す相手にどう受け取られるかの話として伝える
二人だけで話すとき上司との雑談や相談で、砕けた話し方をする仕事に支障がなければ急がない。気になるなら上司の希望として伝え、本人の考えを聞く
急に言葉づかいが変わったとき面談で「別にいいけど」と投げやりに返す言葉づかいより先に、何があったのかを尋ねる

タメ口は、親しみのつもりのこともあれば、前の職場での習慣のこともあります。理由がわからないうちに、礼儀や人柄の問題と決めつけないようにしましょう。

お客様や他部署の前でのタメ口は、場面を限って伝える

お客様や取引先、ほかの部署の人の前でのタメ口は、その場ではなく、あとで二人になったときに伝えます。伝えるときは、上司に対する言葉づかいの話ではなく、相手にどう受け取られるかの話にします。上司との上下の話にすると、仕事のための話だと伝わりにくくなるからです。

  • 今日の打ち合わせ、色校正の日程を詰めてくれて助かりました。1つだけ、言葉づかいのことで話してもいいですか。
  • 「それ、無理じゃない?」と言ったときに、先方の△△さんが少し驚いていたように見えました。取引先の方との場では、「難しいかもしれません」のような言い方にしてもらえると安心です。
  • 私とのやり取りのことを言っているのではありません。社外の方の前で、○○さんがどう受け取られるかが気になったんです。
  • 先方と話しやすい関係をつくってくれているのは、本当にありがたいです。言い方だけ、場面で使い分けてもらえればと思っています。

本人の考えも尋ねます。部下には、砕けた話し方のほうが先方と打ち解けやすい、という考えがあるかもしれません。

  • ○○さんは、先方との打ち合わせで、どんな話し方が進めやすいと感じていますか。
  • △△さんとの間では砕けた話し方のほうがやりやすい、ということなら、それも教えてください。先方のほかの方が同席する場では、丁寧語にしておくと安心だと思います。

社内のほかの部署とのやり取りでも、同じように、相手の受け取り方の話として伝えます。

  • 製造部の課長への返事が「了解、やっとく」になっていました。相手によっては、軽く受け取られてしまうかもしれません。
  • ほかの部署の方には、「承知しました。今週中に対応します」くらいの言い方にしておくと、頼んだことも進みやすいと思います。

お客様の前で部下がタメ口になったときは、その場で注意せず、上司が丁寧な言葉で話を引き取ります。

  • 失礼いたしました。日程は、こちらでもう一度調整して、明日までにご連絡いたします。

二人だけのときのタメ口は、上司自身の言葉づかいとあわせて考える

二人だけのときのタメ口は、仕事に支障が出ていなければ、急いで直す必要はありません。気になるのが上司自身の好みであれば、仕事の決まりとしてではなく、自分の希望として伝え、本人の考えを聞くとよいでしょう。

上司が部下にタメ口で話しているなら、まず上司の側から言葉づかいを見直します。上司が砕けた話し方のまま、部下にだけ丁寧語を求めると、立場の違いを理由にしているように聞こえるからです。

  • 私が気にしすぎかもしれないのですが、二人で話すときの言葉づかいについて、相談してもいいですか。
  • 私は、仕事の話をするときは、お互いに丁寧語のほうが話しやすいと感じています。○○さんは、どうですか。
  • 私のほうも、つい砕けた言い方をしていました。これからは、私も丁寧語にそろえます。

本人が「このほうが話しやすい」と言うなら、雑談のときは今のままでよい、という決め方もあります。言葉づかいは、上司が一方的に決めるより、二人で話して決めるほうが、どちらも納得しやすいと考えられます。

  • 雑談のときは、今の話し方のままにしましょうか。お客様や会議の場では、お互いに丁寧語にするのはどうでしょう。

言葉づかいを伝えると、打ち解けた関係が崩れるのではないかと、心配になることもあるでしょう。KAKEAIは、上司と部下の関係は仕事の話を前に進める中でできるものだと考えています。そのため、信頼関係ができるまで伝えずにおくことも、KAKEAIはおすすめしません。ただし、上司と部下の関係には段階があり、段階によって合う関わり方は変わります。まだ部下が身構えている段階なら、言葉づかいの話は、お客様や他部署との場面に絞るとよいでしょう。

急にタメ口や投げやりな言い方に変わったときは、先に事情を尋ねる

丁寧語で話していた部下が、急にタメ口や投げやりな言い方になったときは、言葉づかいを直す前に、何があったのかを尋ねます。仕事の量や進め方、上司の対応に、納得できないことがあるのかもしれません。

  • 最近、少し話し方が変わったように感じていて、気になっていました。仕事で引っかかっていることはありますか。
  • 先週お願いした色校正の前倒しは、負担が大きかったかもしれません。率直に教えてもらえると助かります。
  • 言いにくいことなら、今日でなくても大丈夫です。話せるときに声をかけてください。

事情を聞いた場では、言葉づかいの話はしません。言葉づかいのことは、話が落ち着いてから、別の機会に切り出します。

疲れている様子や、眠れないといった話が出たときは、仕事の調整の話に入る前に、まず話してくれたことにお礼を伝えます。体調に関わることは、上司が判断せず、産業医や人事の担当に相談できることを本人に伝えるとよいでしょう。

  • 話してくれて、ありがとうございます。体調のことは、産業医の先生にも相談できるので、よければ窓口をお伝えします。仕事の量も、○○さんの話を聞きながら一緒に見直させてください。

部下のタメ口が気になるときに、避けたいこと

避けたいのは、人前で注意することと、何も言わずにおくことの両方です。

  • 人前で、言葉づかいを注意する。お客様や同僚の前で指摘されると、本人には、言われた内容より恥ずかしさのほうが残りがちです。
  • 「上司には敬語を使うものだ」と、立場を理由にする。上下の話にすると、仕事のための話だと伝わりにくくなります。
  • 上司が砕けた話し方のまま、部下にだけ丁寧語を求める。言葉づかいをそろえるなら、上司も同じようにします。
  • 逆に、気まずさから何も言わずにおく。お客様や他部署との場で困っているなら、本人が知らないまま、受け取られ方だけが悪くなることがあります。
  • 年齢や世代、やる気の問題と結びつける。言葉づかいは、前の職場の習慣や、親しみのつもりのこともあります。

言葉づかいを伝えたあと、二人のやり取りを振り返る

言葉づかいを伝えたあとは、話し方が変わったかどうかより、二人の仕事のやり取りがどうなったかを振り返ります。

  • 言葉づかいを、どの場面の話なのかを限って伝えられたら、それ以外の場面では、これまで通りの話し方で仕事を進めましょう。
  • 上司自身の言葉づかいを、部下にお願いしたことにそろえられたら、二人で決めた使い分けを、しばらく続けてみるとよいでしょう。
  • 伝えたあとも相談や報告が以前と同じように交わされていれば、言葉づかいの話は、そこで終えてかまいません。
  • 急に言葉づかいが変わったときに何があったのかを尋ねられたら、聞いた事情をもとに、仕事の量や進め方を一緒に見直します。

伝えたあとに相談が減ったと感じたら、次の1on1で、上司から仕事の話を1つ持ちかけてみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

会社の決まりに沿った対応や人事への相談を先にしたうえで、1on1で本人にどう伝え、どう話を聞くかを準備するときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の前に、「メンバーに伝えたいこと」に入力して。

決まりについて伝えたいことを、どの話題の流れで切り出すかを、1on1の前に考えておけます。

マネジャー権限でご自身のメンバーと行う1on1では、「予定・履歴」の次の1on1のカードの「メンバーに伝えたいこと」に、切り出したいことを入力できます。保存すると「1on1前のAIアドバイス」が書き直され、どの話題の流れの中で切り出すと自然かが示されます。入力した内容は部下には表示されず、ご自身向けのアドバイスにだけ使われます。

話す1on1の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。

伝えたいことを先に示したうえで、部下の事情を聞く一言を用意して1on1に臨めます。

Kakeai AI が、選ばれたテーマと、部下が選んだ期待する対応、これまでの1on1をもとに、今回どう切り出すとよいかと、最初の一言の案を書きます。ご自身向けの内容で、部下には別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

6月5日の定例で分担の大枠は決まりましたが、今日はその線引きをもう少し具体的に決めてしまいたいと思っています。小野寺さんの担当範囲で、今どこが一番動かしにくいですか。

1on1の終了後に、「次の1on1や日常へ向けて」で。

注意したあとも、部下の事情を聞き直すきっかけを次の1on1に持てます。

部下の返事が短いまま次の話に移った場面があると、次の1on1でどう声をかけ直すかの一言の案が書かれることがあります。ご自身向けの内容です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

次回、業務の確認に入る前に「最近、どう?」と一言置いてみると、小野寺さんが自分から話す余地が生まれます。

1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

無料の資料

この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

画面を見ながら説明を聞きたい方は、30分のオンライン説明をご予約いただけます。

よくある質問

部下にタメ口をやめてほしいとき、どう伝えればよいですか。

部下にタメ口をやめてほしいときは、まず、どの場面の言葉づかいが気になるのかを決めてから伝えます。お客様や他部署の人の前なら、あとで二人になったときに、相手にどう受け取られるかが気になったと、仕事の理由で伝えます。二人だけのときの話なら、上司自身の希望として相談し、本人の考えも聞いてください。人前で注意することは避けます。

上司が部下にタメ口で話すのは、問題ありませんか。

上司が部下にタメ口で話すこと自体を、すぐに問題とは言えません。ただし、上司が砕けた話し方のまま、部下にだけ丁寧語を求めると、立場の違いを理由にしているように聞こえます。部下の言葉づかいが気になるときは、上司自身の言葉づかいもあわせて見直し、仕事の場ではお互いに丁寧語にそろえる、といった決め方を二人で話すとよいでしょう。

部下のタメ口を注意したら、関係が悪くならないか心配です。

部下にタメ口のことを伝えると、打ち解けた関係が崩れるのではないかと心配になることもあるでしょう。伝えるときは、言葉づかいの話を短く終え、相手の受け取り方という仕事の理由を添えます。そのあとは、普段通りに仕事の話を続けるとよいでしょう。関係ができるまで伝えずにおくより、仕事の話を進める中で、場面を限って伝えることをおすすめします。

お客様の前で部下がタメ口を使ったときは、その場で注意すべきですか。

お客様の前で部下がタメ口を使ったときは、その場では注意せず、上司が丁寧な言葉で話を引き取ります。たとえば「日程は、こちらでもう一度調整して、明日までにご連絡いたします」と、上司から先方に伝えます。言葉づかいのことは、打ち合わせのあとに二人になってから、相手にどう受け取られるかの話として伝えてください。

年上の部下がタメ口で話してくるときは、どうすればよいですか。

年上の部下や、以前は先輩だった部下がタメ口で話してくるときも、二人だけの場で仕事に支障がなければ、急いで直す必要はありません。お客様や会議の場での言葉づかいが気になるときは、上司自身も丁寧語で話したうえで、「会議の場ではお互いに丁寧語にしませんか」と二人で決める形で相談するとよいでしょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/subordinate-casual-speech-tameguchi

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: