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面談の録音を断られたとき、 どうすればよいか
先に答え
面談の録音を断られたときは、録音したかった目的を相手に伝え、代わりの方法を二人で決めてください。漏れなく残したいなら、面談の終わりに決まったことを二人で読み合わせます。言った言わないを防ぎたいなら、面談のあとに要点を短いメールで送ります。安心して話したいなら、その不安を相手か人事に伝えます。録音の扱いは会社の決まりによるので就業規則と人事に確認し、相手に知らせずに録音することは避けてください。
数字で見る
KAKEAIの1万人調査では、記録の管理や会話の記憶に困っている人の成果の実感は、全体より高くなっています。一方で、上司が以前の会話を覚えていないと感じている人や、安心して話せないと感じている人では低くなっています。録音について尋ねた数字ではありませんが、録音を断られたときは、決まったことを二人で読み合わせたメモを残し、不安があればそれを相手か人事に伝えるとよいでしょう。
- 4.4%
- 1万人調査
- 上司との面談の困りごと(複数回答)として「メモ等の実施記録の管理や会話の記憶」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は44.3%で、回答者全体の31.9%を上回っています。記録の管理に困っていることが、面談の成果の実感の低さと結びついているわけではない、ということです。
- 6.2%
- 1万人調査
- 面談の困りごととして「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%で、回答者全体の31.9%を下回っています。上司が以前の会話を覚えていないと感じている人は、面談の成果を実感しにくい傾向があります。
- 8.0%
- 1万人調査
- 面談の困りごととして「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は25.2%で、回答者全体の31.9%を下回っています。安心して話せないと感じている人も、面談の成果を実感しにくい傾向があります。
1万人調査は、面談の録音について尋ねたものではありません。数字は、面談の困りごととして記録や記憶、信頼関係に関するものを挙げた人の割合と、その人たちの成果の実感です。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
面談の録音を断られたときは、 録音の目的に戻って代わりを決める
面談の録音を断られたときは、録音するかどうかで言い合いにならないよう、録音したかった目的を相手に伝え、その目的を満たす別の方法を二人で決めてください。録音は、あとで聞き直したい、言った言わないを防ぎたい、安心して話したいといった目的のための手段の1つです。手段が1つ使えなくなっても、目的は別の方法で満たせます。
録音を断る側にも事情があります。録音されると言葉を選びすぎて率直に話せない、録音した音声が誰に渡るのか分からない、会社の決まりで録音が認められていない、といった理由です。断られた側が「録音を嫌がるのは、後ろめたいことがあるからだ」と受け取ると、面談そのものが進まなくなります。
なお、面談の録音の扱いや、相手に知らせずに録音した場合の扱いは、会社の決まりや状況によって異なります。このページでは、法律上の判断は示しません。就業規則を読み、人事の担当に確認し、必要なら専門家に相談してください。相手に知らせずに録音することは、おすすめしません。知られたときに、面談で話せることが大きく減るおそれがあるからです。
誰が誰に断られたのかで、最初の一言は変わります。
| 場面 | 最初の一言 | 代わりに決めること |
|---|---|---|
| 部下が | 「分かりました。 | 終わりの |
| 上司が | 「分かりました。 | 上司が |
| 人事や | 「承知しました。 | 説明の |
録音したかった理由ごとに、 代わりの方法は変わる
録音したかった理由には、主に「漏れなく残したい」「言った言わないを防ぎたい」「安心して話したい」の3つが考えられます。どれに当たるかで、代わりの方法が変わります。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として「メモ等の実施記録の管理や会話の記憶」を挙げた人は4.4%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は44.3%で、回答者全体の31.9%を上回っています。一方、「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人は6.2%で、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%でした。つまり、記録の管理や会話の記憶に困っている人より、上司が以前の会話を覚えていないと感じている人のほうが、面談が成果につながっていると感じている割合が低いということです。
録音について尋ねた数字ではありませんが、この結果に沿えば、録音の代わりに用意したいのは、聞き直せる音声よりも、前回の話を二人が同じ内容で覚えておけるメモです。そうしたメモは、面談の終わりに決めたことを二人で読み合わせ、共有すれば作れます。
- 漏れなく残したい。手順や期限など、細かい内容を聞き漏らしたくない場合です。面談の終わりに、決まったことと期限を二人で読み合わせ、メモを共有します。聞き取れなかった点は、その場で聞き直してかまいません。
- 言った言わないを防ぎたい。評価や仕事の割り当てなど、あとで食い違いが起きると困る話の場合です。面談のあとに、要点を短いメールで相手に送り、違っているところがあれば直してもらいます。
- 安心して話したい。言ったことを曲げて伝えられるのではないか、不利に扱われるのではないか、という不安がある場合です。録音があっても、この不安が消えるとは限りません。不安そのものを相手に伝えるか、人事の担当に相談するのがおすすめです。
KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごととして「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人は8.0%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は25.2%です。安心して話せないと感じている人も、面談の成果を実感しにくい傾向があります。録音を頼みたくなる理由がここにあるなら、録音できるかどうかより先に、その不安を相手か人事に伝えることを考えてみてください。
部下が面談の録音を断られたとき: その場の言い方と、 代わりに頼むこと
部下が録音を断られたときは、断られたことを受け入れたうえで、録音したかった目的を伝え、代わりの方法をその場で頼みます。以下では、お客様からの問い合わせ対応を担当している部下の例を取り上げます。来月から担当する問い合わせの範囲が広がるため、その説明を上司から受ける面談です。
まず、断られたことを受け入れ、目的を伝えます。
- 分かりました。録音はやめます。手順が多そうなので、聞き漏らしたくなかっただけです。
- 承知しました。では、メモを取りながら伺ってもよいでしょうか。
次に、代わりの方法を頼みます。細かい内容は、終わりに読み合わせます。
- 終わりに、今日決まったことと期限を、一度読み合わせていただけますか。
- 新しい担当範囲の一覧は、あとでメールかチャットでいただけると助かります。
- 聞き取れなかったところは、その場で聞き直してもよいでしょうか。
食い違いを防ぎたいときは、面談のあとに要点を送ります。
- 今日うかがった内容を、私の理解で整理してお送りします。違っているところがあれば、直していただけますか。
- 来月からの担当範囲は、法人のお客様からの問い合わせのうち、契約内容の変更に関するものまで、と理解しました。この理解で合っていますか。
安心して話せないことが理由なら、その不安を伝えます。言いにくいときは、人事の担当に相談してもかまいません。
- 正直に言うと、あとで「そんなことは言っていない」となるのが心配でした。要点をメールで確認できれば、それで十分です。
録音を断った理由を上司が言わなかったときは、尋ねてもかまいません。ただし、問い詰める形にならないように気を配りましょう。
- 差し支えなければ、録音が難しい理由を教えていただけますか。今後の参考にしたいので。
上司が面談の録音を断られたとき: 録音なしで進める言い方
上司が録音や文字起こしを提案して部下に断られたときは、理由を尋ねずに受け入れ、録音なしで進めてください。部下が断る理由には、録音されると言葉を選びすぎて話せない、録音が誰に聞かれるのか分からない、といったことが考えられます。断ったことを、面談の進め方や評価に結びつけないようにしましょう。
- 分かりました。録音はしません。言いにくいことほど、録音がないほうが話しやすいこともありますから、このまま進めましょう。
- 私がメモを取りながら聞きます。終わりに、決まったことだけ一緒に見てもらえますか。
文字起こしやAIの要約を使っている職場で断られたときも同じです。その回は使わず、次に使いたいときにあらためて尋ねます。何に使い、誰が見られるのかを説明したうえで尋ねると、部下も判断しやすくなります。
- 今回は文字起こしなしで進めましょう。要約を使いたいときは、何に使って誰が見られるのかを先に説明しますので、そのときにまた相談させてください。
録音の代わりに、面談の終わりに決まったことを二人で確認します。上司が自分のメモを読み上げる形にすると、部下は書き取りに追われずに話せます。
- 今日決まったことを、私のメモで読み上げます。違っていたら、その場で言ってください。
- 来月からの担当範囲と、引き継ぎの期限の2つは、あとでチャットにも書いておきます。
部下から「録音したい」と言われて上司が断る場合も、理由と代わりの方法を伝えます。会社の決まりで認められていないときは、そのことを伝えます。
- 録音は、会社の決まりで認められていないので、難しいんです。代わりに、決まったことを私からメールで送ります。
- 録音があると、私も言葉を選びすぎてしまいます。要点は終わりに一緒に確認しましょう。ほかに残しておきたいことがあれば、教えてください。
面談の録音を断られたときに避けたいことと、 確認しておくこと
避けたいのは、録音できるかどうかの話で面談が止まることと、相手に知らせずに録音することです。
- 相手に知らせずに録音する。知られたときに、面談で話せることが大きく減るおそれがあります。録音の扱いは会社の決まりや状況によって異なるので、就業規則と人事の担当に確認し、必要なら専門家に相談してください。
- 断った相手の気持ちを決めつける。「断るのは隠したいことがあるからだ」「断るのは信用していないからだ」と受け取ると、話が進みません。断る理由は人によって異なります。
- 録音できないなら面談をしない、と返す。面談は録音のためにあるものではありません。代わりの方法を決めて、面談は行います。
- 上司が、断った部下を不利に扱う。録音を断ったことは、仕事の評価とは関係のないことです。断った部下に、理由を重ねて尋ねないでください。
- 「あとで全部確認します」と言って、確認しない。代わりの方法を約束したら、その回の終わりか、その日のうちに実行します。
- ほかの人に渡すために録音を頼む。面談の内容を誰と共有するかは、相手の了解と会社の決まりに沿って決めます。
あわせて、就業規則に録音についての決まりがあるか、録音や記録について相談できる窓口が人事にあるかを、確認しておくとよいでしょう。文字起こしやAIを使っている職場なら、音声が保存されるのか、要約を誰が見られるのかについて、会社の説明があるかも確認しておきます。これらが分かっていれば、次に録音の話が出たときに、二人とも迷わずに済みます。
録音の代わりの方法を振り返る
録音の代わりの方法は、録音した音声が手元にあるかどうかではなく、次の面談までに、話したことと決めたことを二人が同じように理解していたかどうかで振り返るとよいでしょう。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、その面談のあとの行動で見るものだと考えています。録音があっても、決めたことが実行されていなければ、面談の目的は果たされていません。
- 面談の終わりに決まったことと期限を二人で読み合わせられたら、次の面談の前に、そのメモを見返しておきます。
- 面談のあとに送った要点のメールに返事がないときは、次の面談の最初に、その内容で合っていたかを一緒に見ます。
- 次の面談を前回決めたことの続きから始められたら、録音がなくても、二人の理解はそろっていると考えてよいでしょう。
- 録音を断った側は、次に録音の話が出たときも、理由と代わりの方法を最初に伝えると、話を進めやすくなります。
- 録音を頼んだ理由が不安にあったなら、その不安を、次の面談か人事への相談で言葉にしてみてください。
次に面談の録音を断られたら、「聞き漏らしたくないので、終わりに決まったことを一緒に確認したいです」と一言だけ頼んでみてください。録音がなくても、残したいものは残せます。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
面談の内容を二人があとから同じ形で見返せるように残したいが、記録を書く手間がかかる、録音には抵抗がある、記録が誰に見えるのかが気になるというときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
1on1の最中に、実施中の画面の左の列で。
メモを取ることに気を取られず、 相手の話にその場で応えることに時間を使えます。
文字起こしを使用している回は、1on1を始めると文字起こしが自動で始まり、Kakeai AI が会話の要約を2分ごとに書き直します。話のまとまりごとに見出しと要点が並びます。音声は保存されません。文字起こしと「1on1のAI要約」は、お二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。
加藤さんが6月19日までに2案を作成する。ハンセンさんへの返信は来日後に行う。
1on1を終えたあと、履歴のカードで。
報告書やお礼のメールに書く「決まったこと」を、 二人が同じ記録で確かめてから書けます。
「予定・履歴」の履歴のカードに、その回の要約(概要とテーマごとの要点)、決まった次の一歩の担当と期限、感想、メモ、「1on1後のAIアドバイス」が上から順に並びます。「文字起こし全文を確認」から、発言者名つきの全文も見られます。作成が終わると、お二人それぞれにメールとお知らせが届きます。
競合調査の範囲・出どころ・期限の3点が整理されました。…6月23日までに3社プラス地元企業の一次調査を表にまとめます。
1on1を終えた直後に、「相手に感想を送る」で。
面談のお礼や感じたことを、 その日のうちに相手に伝えられます。
「今回の1on1の感想」から当てはまるものを選んで送ると、お相手にメールとお知らせが届き、履歴のカードに送った方の名前つきで表示されます。お二人のどちらからも送れ、あとから履歴のカードの下部からも送れます。送られた感想は、その後の「1on1前のAIアドバイス」で触れられることがあります。
6月8日の感想「話してくれてありがとうございます」も届いていました。
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よくある質問
上司に面談の録音を断られました。 どうすればよいですか。
上司に面談の録音を断られたときは、断られたことを受け入れたうえで、録音したかった目的を伝え、代わりの方法を頼んでください。聞き漏らしたくないのなら「終わりに、決まったことと期限を一度読み合わせていただけますか」と頼みます。食い違いが心配なら「今日の内容を整理してお送りしますので、違っていたら直していただけますか」です。録音するかどうかで言い合うより、残したいものを別の形で残すほうが早く済みます。
面談の録音を断られたとき、 相手に知らせずに録音してもよいですか。
面談の録音を断られたあとに、相手に知らせずに録音することは、おすすめしません。知られたときに、面談で話せることが大きく減るおそれがあるからです。相手に知らせずに録音した場合の扱いは、会社の決まりや状況によって異なり、このページでは法律上の判断は示しません。就業規則を読み、人事の担当に確認し、必要なら専門家に相談してください。残したいことは、決まったことを二人で読み合わせたメモや、面談のあとに送る要点のメールで残せます。
上司が面談の録音を断るのは、 なぜですか。
上司が面談の録音を断る理由は、人によって異なります。録音されると言葉を選びすぎて率直に話せない、録音した音声が誰に渡るのか分からない、会社の決まりで認められていない、といった理由が考えられます。「断るのは、後ろめたいことがあるからだ」と決めつけると、面談そのものが進まなくなります。理由を知りたいときは「差し支えなければ、録音が難しい理由を教えていただけますか」と、問い詰めない形で尋ねるとよいでしょう。
部下に面談の録音や文字起こしを断られた上司は、 どうすればよいですか。
部下に面談の録音や文字起こしを断られた上司は、理由を尋ねずに受け入れ、その回は録音なしで進めてください。代わりに、上司がメモを取り、終わりに決まったことを読み上げて二人で確認します。文字起こしやAIの要約を次に使いたいときは、何に使い、誰が見られるのかを先に説明したうえで、あらためて尋ねます。断ったことを、面談の進め方や評価に結びつけないことが大事です。
面談を録音する代わりに、 何を残せばよいですか。
面談を録音する代わりに残したいのは、話したことと決めたことを二人が同じ内容で確かめられるメモです。面談の終わりに決まったことと期限を二人で読み合わせてメモを共有し、食い違いが心配な話は、面談のあとに要点を短いメールで送って確認してもらいます。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-recording-refused-what-to-do
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: