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面談が難しく、 疲れると感じるとき、 どうすればよいか
先に答え
面談が難しく、疲れると感じるときは、疲れを「時間と準備の疲れ」と「話しても返ってこない疲れ」に分けてから手を打ってください。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとが時間の確保や記録の管理だけの人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は43.2%でした。回答者全体の31.9%より高く、時間や記録に困っていても面談の成果を感じている人は少なくありません。困りごとの数字ですが、時間と準備の疲れには、面談をやめずに短く軽くする工夫をおすすめします。話しても返ってこない疲れには、相手に期待することを言葉にし、次に取り組むことを1つ決めるとよいでしょう。体調に出ているときは、産業医や人事に相談してください。
数字で見る
時間や記録の管理に困っている人でも、面談が成果につながっていると感じている人の割合は全体より高くなっています。一方、上司との関係に困りごとがある人や、面談が行動につながるのが半分くらいの回の人では、成果の実感は低くなっています。面談の疲れを尋ねた数字ではありませんが、困りごとの種類によって成果の実感が大きく違うことから、面談の疲れも、種類を分けてから手を打つことをおすすめします。
- 43.2%
- 1万人調査
- 困りごとが時間の確保や記録の管理だけの人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 回答者全体では31.9%、困りごとがない人では37.3%でした。時間や記録の管理に困っている人のほうが、困りごとがない人よりも、成果を感じている人の割合が高いという結果です。
- 15.6%
- 1万人調査
- 困りごとが上司との関係のことだけの人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 上司との関係の困りごとは、信頼できず本音が言えない、上司の姿勢、上司の話が役に立たないの3つです。実務の困りごとだけの人の43.2%を大きく下回っています。上司との関係に困りごとがある人では、面談の成果を感じている人の割合が低いという結果です。
- 40.9%
- 1万人調査
- 面談がそのあとの行動につながるのは「半分くらいの回」と答えた人の割合(5つの答えの中で最も多い)
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は15.7%でした。「ほぼ毎回」と答えた人では56.7%です。面談が行動につながる回が多い人ほど、面談の成果を実感している人の割合が高いという結果です。
1万人調査は、面談が疲れるかどうかを尋ねたものではありません。「実務の困りごとだけ」は時間の確保や記録の管理を、「上司との関係の困りごとだけ」は本音が言えないこと・上司の姿勢・上司の話が役に立たないことを挙げた人です。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
面談が難しく疲れると感じるときは、 疲れを2つに分けると手が打てる
面談が難しい、疲れると感じるときは、先に、その疲れが「時間と準備の疲れ」なのか「話しても返ってこない疲れ」なのかを分けてみてください。種類によって、手の打ち方が違うからです。時間と準備の疲れは、面談が続いて疲れがたまる、準備に時間がかかる、記録を書くのが面倒といったものです。話しても返ってこない疲れは、何を言っても反応が薄い、聞かれるばかりで何も返ってこない、話したのに何も変わらないといったものです。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごとを、時間の確保や記録の管理といった実務のことと、上司との関係のことに分けて集計しています。実務の困りごとだけがある人のうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は43.2%でした。回答者全体では31.9%です。つまり、時間や記録の管理に困っていても、面談の成果を感じている人の割合は全体より高いということです。一方、困りごとが上司との関係のこと(信頼できず本音が言えない、上司の姿勢、上司の話が役に立たない)だけの人では15.6%でした。上司との関係に困りごとがある人では、面談の成果を感じている人の割合が低くなっています。
疲れそのものを尋ねた数字ではありませんが、時間と準備の疲れには、面談をやめるより、1回を短くし準備を軽くして続けることをおすすめします。話しても返ってこない疲れは、回数を減らしても消えにくいかもしれません。その回に相手に期待することを言葉にし、終わりに次に取り組むことを1つ決めることで、少しずつ減らしていけることがあります。
| 疲れの種類 | 上司に起きていること | 部下に起きていること |
|---|---|---|
| 時間と | 面談が | 話題を |
| 話しても | 何を | 聞かれるばかりで、 |
以下では、製品の問い合わせ対応をしている部下と、その上司(課長)を例にします。
上司が面談で疲れるとき: 部下が期待することを尋ねてみる
上司の疲れのうち、話しても返ってこない疲れは、部下が何を期待しているのか分からないまま聞き続けるときに起きやすいと考えられます。面談の始めに、その回に部下が期待することを尋ねてみるのも1つの方法です。
- 今日は、どんなふうに話を進めましょうか。まず私が聞くのがいいか、私の意見もほしいか、一緒に考えたいか、教えてください。
意見を求められたら、まず部下自身の考えを尋ね、そのうえで理由と一緒に具体的に言います。
- 私の考えを言う前に、○○さんはどう進めたいと思っていますか。
- 私なら、返信が遅れている問い合わせから先に対応します。お客様を待たせている時間が、一番の損失だと考えているからです。
聞くだけでよいと言われた回は、最後まで聞きます。それで疲れが軽くなる回もあります。ただし、KAKEAIは、疲れるからといって、上司が聞き役に徹すると決めておくことをおすすめしません。部下が意見やアドバイスを求めている回に、その期待に応えられないからです。
面談が続く日は、そのことを隠さずに伝え、部下が一番話したいことから始めます。
- 今日は面談が続いているので、聞き漏らしがあったら遠慮なく言ってください。○○さんが一番話したいことから始めましょう。
終わりの5分で、次に取り組むことを1つ決めます。上司が引き受けることも、その場で決めて伝えます。
- 残り5分になりました。次の面談までに、○○さんがすることと私がすることを、1つずつ決めませんか。
- 返信の文面の最終確認は、私が引き受けます。木曜までに確認して戻します。
KAKEAIの1万人調査では、面談がそのあとの行動につながるのは「半分くらいの回」と答えた人が40.9%で最も多くなっています。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は15.7%でした。「ほぼ毎回」と答えた人では56.7%です。つまり、面談が行動につながっているかどうかで、部下の側の成果の実感は大きく分かれています。
部下の期待を尋ねて応え、終わりに次に取り組むことを1つ決めておくと、次の面談をその続きから始められます。上司にとっても、手探りで話す時間が減るでしょう。
部下が面談で疲れるとき: 準備を1行にして、 期待することを伝える
部下の疲れは、準備の負担と、何も返ってこないことの2つに分けられます。どちらも、部下の側から言葉にできることがあります。
準備が負担なら、前日に1行だけ送る形を上司に相談してみてください。話したいことと、上司に期待することが1行に入っていれば、面談の準備としては十分です。
- 面談の準備に時間がかかって、負担になっています。前日に、話したいことを1行だけお送りする形にしてもよいでしょうか。
- 明日の面談では、問い合わせの返信が遅れている原因について、一緒に考えていただきたいです。
聞かれるばかりで何も返ってこないときは、上司に期待することを、その場で言葉にします。
- 聞いていただけるのはありがたいのですが、課長のお考えも伺えますか。次に何をすればよいか、自分では決めきれていません。
- 返信の遅れについて、課長が一番気になっている点を教えていただけますか。
話したのに何も変わらないと感じるときは、次にすることを決めて終わるように頼みます。前回の話の続きを、部下の側から切り出してもかまいません。
- 面談で伺ったことを、うまく次の仕事につなげられていないように感じています。今日は、最後に私が次にすることを1つ決めて終われるとありがたいです。
- 前回お話しした返信の雛形の見直しは、私のほうで進めてよいでしょうか。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、上司と部下の面談は両方が当事者であり、どちらか一方だけに責任を負わせるものではないと考えています。面談が疲れるとき、上司に期待することを言葉にするのは部下にできることで、部下の期待を尋ねて具体的に応えるのは上司にできることです。
面談の時間や回数を変えたいときの相談のしかた
時間と準備の疲れには、面談を短くして続ける方法があります。面談をやめるかどうかは、上司が一人で決めず、部下まかせにもせず、二人で話して決めてください。
部下から短くしたいときは、理由と、いつまでかを添えます。
- 今の時期は問い合わせが多く、面談を15分にしていただけると助かります。落ち着いたら、元の長さに戻したいです。
- 面談の間隔を月1回にできないか、ご相談したいです。間が空く分、困ったときはその場で声をかけてもよいでしょうか。
上司からは、短くしても続けたい考えを伝え、部下の考えを尋ねます。
- 面談を短くしたいか、間隔を変えたいか、○○さんの考えを教えてください。私は、短くしても続けたいと思っています。
- 今の時期は、15分でも続けませんか。一番話したいことと、次にすることだけは決めましょう。
面談の疲れが体調に出ているとき
面談の前日に眠れない、面談のあとに体調が崩れるといったことが続くときは、面談の進め方だけで解決する話ではありません。産業医や医療の専門家、人事の担当に相談してください。上司が部下からそう聞いたときは、まず受け止め、体調のことを自分で判断しないようにします。
- 話してくれて、ありがとうございます。体調のことは私では判断できないので、産業医や人事に相談する手続きを一緒に確認しませんか。
部下の側から切り出すときは、手続きを尋ねる形で十分です。
- 面談の前日に眠れないことが続いています。産業医に相談したいので、手続きを教えていただけますか。
上司の言い方がハラスメントに近いと感じるときは、就業規則で相談窓口を確かめ、相談窓口や人事の担当に相談してください。
面談の疲れが減ったかを、 どこで見るか
面談の疲れが減ったかどうかは、気分ではなく、面談の前と終わりの様子で振り返ります。
- 面談の最初に、その回に相手に期待することが言葉になったら、次は、その期待に合わせて時間の使い方を二人で決めてみてください。
- 終わりに次に取り組むことが1つ決まったら、次の面談は、その続きから始めます。
- 準備が前日の1行で済むようになったら、空いた時間を、面談で決めたことを進める時間に回せます。
- 面談のあとに進んだ仕事が1つでもあれば、次の面談の最初に、その仕事のその後を話題にしてみてください。
- 時間や間隔を二人で話して変えられたら、次は、元に戻す時期も一緒に決めておきます。
疲れが残る面談が続くなら、次の回は、最初の一言と終わりの5分だけを変えてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
面談で話したことがその後の仕事につながらない、記録や段取りに気を取られて疲れると感じるときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
面談の最中に、実施中の画面の左の列で。
メモを取ることに気を取られず、 相手の話に応えることに気持ちを向けられます。
文字起こしを使用している回は、1on1を始めると文字起こしが自動で始まり、Kakeai AI が会話の要約を2分ごとに書き直します。話のまとまりごとに見出しと要点が並びます。音声は保存されません。「1on1のAI要約」は、お二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。
藤本さんがリストを6月26日までに作ることになった。
面談の終わりが近づいたころ、実施中の画面で。
話して終わりにせず、次に取り組むことを担当と期限のついた一歩にしてから面談を終えられます。
終了が近づくと、左の列が「今回の1on1で生まれた次の一歩候補」の表示に切り替わります。会話に出てきた担当と期限は Kakeai AI が入力し、決めるのはお二人です(どちらからも「決定する」をクリックできます)。右の列の下の球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)をクリックすると、まだ決まっていない点を Kakeai AI が問いかけることもあります。決めた一歩は、相手ごとの「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標を、相手ごとに一覧にする画面)に残ります。
残り5分ほどです。今日話した「東南アジア新規リスト」の件で、6月26日までにリストを作る一歩の候補が出ています。最初に当たる一社をどこにするか、お二人で一つ決めて終わりませんか?
次の面談の前に、「概要」の画面で。
面談で話したことが、 その後の仕事でどうなったかを、 二人が同じ文章で確かめられます。
相手ごとの「概要」の画面の「ダイジェスト」は、この半年の1on1を Kakeai AI が文章にしたもので、1on1が終わるたびに書き直されます。どの話から次の一歩が生まれ、その一歩が実行済みかどうかまで書かれます(実行済みと書かれるのは、担当の方が「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標を、相手ごとに一覧にする画面)で実行済みにしたものです)。お二人に同じものが表示されます。
6月11日の競合比較の話から生まれた一歩として、藤本さんが競合3社の製品比較表を6月25日までに出すことが決まっており、6月24日に実行済みです。
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この手引きの数字のもとになった、 1万人調査のレポート
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よくある質問
面談が疲れるのは、 自分が面談に向いていないからですか。
面談が疲れるからといって、面談に向いていないとは言えません。疲れには2つの種類があります。面談が続いたり準備に時間がかかったりする時間と準備の疲れと、話しても何も返ってこない疲れです。時間と準備の疲れは、面談を短くし、準備を前日の1行にすることで軽くしやすくなります。返ってこない疲れは、その回に相手に期待することを言葉にし、終わりに次に取り組むことを1つ決めることで、減らしやすくなります。
部下との面談が1日に何件も続くとき、 上司はどう乗り切ればよいですか。
部下との面談が1日に何件も続くときは、面談の間に5分の空きを置くことをおすすめします。面談の始めに、その回に部下が期待することを尋ねてみると、手探りで聞き続ける時間が減るでしょう。集中が切れているときは、「今日は面談が続いているので、聞き漏らしがあったら言ってください」と伝えてかまいません。終わりの5分で、次に取り組むことを1つ決めて終えると、次の面談の始まりも楽になります。
上司との面談が疲れるとき、 部下から回数を減らしてほしいと頼んでもよいですか。
上司との面談が疲れるとき、部下から面談の長さや間隔の相談をしてかまいません。「今の時期は面談を15分にしていただけると助かります」のように、理由と、いつまでかを添えて頼みます。ただし、話しても何も返ってこない疲れは、回数を減らしても消えにくいかもしれません。その場合は、面談の最初に上司に期待することを伝え、終わりに次にすることを1つ決めて終わる形を頼むほうが、疲れは減ると考えられます。
面談で部下の反応が薄く、 何を話しても手応えがなくて疲れます。 どうすればよいですか。
面談で部下の反応が薄いときは、「今日は、どんなふうに話を進めましょうか」と最初に尋ねてみてください。部下が何を期待しているのか分からないまま聞き続けると、上司も部下も疲れやすくなります。反応の薄さを性格と決めつけず、意見がほしいのか、一緒に考えたいのかを尋ね、その期待に合わせて関わるとよいでしょう。終わりに次に取り組むことを1つ決めておくと、次の面談をその続きから始められます。
面談の準備が負担で疲れます。 準備はどこまで必要ですか。
面談の準備は、話したいことと上司に期待することが1行に書けていれば十分です。「明日の面談では、問い合わせの返信が遅れている原因について、一緒に考えていただきたいです」という程度で、上司は準備ができます。決められた書式への入力が負担なら、前日に1行だけ送る形にできないかを、上司に相談してかまいません。準備をなくすのではなく軽くすることで、面談から得られるものは残せます。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/when-meetings-feel-hard-and-tiring
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: