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部下の方へそのほかの面談

上司との面談を録音してよいか、許可は必要か

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

上司との面談を録音したいときは、会社の決まりで認められていることと、上司本人の了解を得ていることの2つが、前提になると考えられます。録音が法律上どう扱われるかは場面によって異なり、ここで言い切ることはできません。就業規則や情報の取り扱いの決まりを確かめ、分からなければ人事に相談してください。上司に知らせないまま録音することは、おすすめしません。録音したい理由が聞き漏らしの心配なら、録音でなくても足りることがあります。その場で言い直して確認する・面談の終わりに決めたことを二人で確かめ合う・あとでメールで確認する、の3つなら、上司の許可も要りません。

数字で見る

KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待することとして、具体的なアドバイスや意見を挙げる人が少なくありません。一方で、上司との信頼関係がなく安心して話せないという困りごとを挙げた人では、面談が成果につながっていると感じる割合が、全体より低くなっています。つまり、上司から具体的なアドバイスや意見をもらいたいと考えて面談に臨む人は多く、上司と安心して話せないと感じている人では、面談の成果の実感が低いということです。

32.0%
1万人調査
面談で上司に期待すること(5つまで選択)として、「具体的なアドバイスがほしい」を選んだ人の割合
「意見を聞きたい」を選んだ人は33.6%でした。上司から具体的なアドバイスや意見をもらうことを期待して面談に臨む人が、少なくないということです。
8.0%
1万人調査
面談の困りごと(複数回答)として、「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人の割合
この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じる人は25.2%で、回答者全体の31.9%を下回っています。上司と安心して話せないと感じている人では、面談が成果につながっていると感じる割合が低い、ということです。

1万人調査は、面談の録音について尋ねていません。数字は、面談で上司に期待することと、面談の困りごとについての回答です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

上司との面談を録音する前に、会社の決まりと上司の了解を確認する

上司との面談を録音する前に確認したいのは、会社の決まりで認められているか、そして上司本人が了解しているか、の2つです。どちらか一方が欠けているなら、録音は控えたほうがよいでしょう。録音が法律上どう扱われるかは、録音の目的や使い方、話の中身によって異なるため、このページでは判断を書きません。まず就業規則や、情報の取り扱いについての社内の決まりを読み、分からないことは人事に確認してください。ハラスメントなど重い問題の証拠として録音を考えている場合は、会社の相談窓口や人事に相談し、必要なら弁護士など専門家の助言を受けることをおすすめします。

上司に知らせないまま録音することは、おすすめしません。あとで録音の存在が分かると、上司はその後の面談で、評価の見通しや決まる前の話を口にしにくくなるでしょう。部下の側から見ると、面談で聞けることが減ってしまいます。録音を考えるときは、先に「何のために残したいのか」を自分の中ではっきりさせると、録音でなくても済む方法が見つかることがあります。

録音したい理由録音の前に考えること最初にすること
上司の説明を聞き漏らしたくない録音を聞き直す時間は、実際に取れそうかその場で言い直して確認し、終わりに決めたことを二人で声に出して見直す
手順や数字を正確に残したい上司に、資料やメモの共有を頼めないか「手順を書き出すので、あとで見ていただけますか」と頼む
言った言わないになるのが心配心配の原因は、録音で解けることか面談のあとにメールで確認を送る。続くなら人事に相談する

面談の録音の許可を上司に求めるときの言い方

録音の許可は、面談の当日ではなく前に、目的と扱いをセットにして頼みます。扱いとは、誰が聞くのか、どこに保存するのか、いつ消すのかの3つです。以下では、在庫管理システムの移行の手順を、面談で上司から教えてもらう場面を例にします。

  • 次の面談では、在庫管理システムの移行の手順を教えていただく予定です。聞き漏らしがないように、録音してもよいでしょうか。聞くのは私だけで、手順をメモに写したら消します。
  • 録音が会社の決まりに合わない場合は、おっしゃってください。その場合は、メモを取りながら伺います。
  • 録音には、私物のスマートフォンではなく会社の端末を使い、保存先も社内で決まっている場所にします。

会社の決まりがはっきりしないときは、上司に頼む前に人事へ確認しておくと、上司もその場で答えやすくなります。

  • 上司との面談を、上司の了解を得たうえで録音することは、社内の決まりとして認められていますか。

了解をもらえたら、面談の当日にも一言添えてから始めます。

  • 先日お願いした録音を、これから始めてもよいでしょうか。止めてほしい話があれば、その場でおっしゃってください。
  • 録音は手順の説明のところだけにして、それ以外の話では止めておきます。

上司が録音を断ることもあります。断る理由は、部下を疑っているからとは限りません。会社の決まりがはっきりしない、録音が残ると口にしにくい話題がある、といった事情も考えられます。断られたときは理由を問い返さず、代わりの形を頼みます。

  • 承知しました。では、手順の部分だけ、あとで私のメモを一緒に見ていただけますか。

録音の代わりに、面談の聞き漏らしを防ぐ3つの方法

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談で上司に期待すること(5つまで選択)として「具体的なアドバイスがほしい」を選んだ人は32.0%でした。「意見を聞きたい」を選んだ人は33.6%です。面談で、上司から具体的なアドバイスや意見をもらうことを期待している人は少なくありません。もらったアドバイスや意見を仕事に生かすために、聞き漏らしを防ぐ方法は録音のほかにも3つあります。どれも上司の許可は要らず、その日から使えます。

1. その場で言い直して確認する

上司の説明の中で、あとで手が止まりそうなところは、その場で自分の言葉に直して確認します。

  • 今おっしゃった「移行の前日に在庫を締める」というのは、締めたあとは入力を止める、という意味でしょうか。
  • 手順を間違えたくないので、今の説明を一度、私の言葉でまとめてもよいでしょうか。
  • 切り替えの日に私が判断に迷ったら、誰に聞けばよいでしょうか。

2. 面談の終わりに、決めたことを二人で確かめ合う

残り時間が5分ほどになったら、決めたことと、それぞれが引き受けたことを声に出して確認します。部下の側から切り出してかまいません。

  • 今日決めたことを確認させてください。私は来週の水曜までに、移行の手順書の下書きを作ります。課長は、情報システムの担当に切り替えの日程を確認してくださる、ということでよろしいでしょうか。
  • 手順書の下書きができたら、次の面談を待たずにお送りしてもよいでしょうか。
  • 私の理解が違っているところがあれば、今のうちに教えていただけると助かります。

3. 面談のあとにメールで確認する

面談のあと、その日のうちに、決めたことを短く書いてメールで送ります。上司が読んで違いを直せるので、言った言わないの行き違いも防ぎやすくなります。

  • 件名:本日の面談で決めたことの確認
  • 本日はお時間をいただき、ありがとうございました。決めたことを書き出しましたので、違っているところがあれば教えてください。1つ目は、私が来週水曜までに移行の手順書の下書きを作ること。2つ目は、課長が切り替えの日程を情報システムの担当に確認してくださることです。

会社が文字起こしや要約の仕組みを用意している場合は、社内の使い方の決まりに従い、面談の前に上司の了解を得て使うこともできます。

録音したい理由が「言った言わない」の心配なら、人事に相談する

録音したい理由が、上司の言葉を信じきれないことにあるなら、録音だけでは解決しにくいかもしれません。「言った言わない」について尋ねた数字ではありませんが、KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごと(複数回答)として「上司との信頼関係がなく安心して話せない」を挙げた人は8.0%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じる人は25.2%で、回答者全体の31.9%を下回っています。上司と安心して話せないと感じている人では、面談が成果につながっていると感じる割合が低い、という結果です。

この場合は、録音の許可を取ることより先に、人事や会社の相談窓口に状況を伝えることをおすすめします。相談が具体的になるように、食い違った例を日付と内容で2つか3つ、手元にまとめておくとよいでしょう。

  • 上司との面談で言われたことと、あとで言われることが食い違うことが続いていて、仕事の進め方に迷っています。どう対応すればよいか、ご相談したいです。
  • 録音ではなく、面談のあとに決めたことをメールで確認する形を上司に提案しようと思っています。社内の決まりとして問題はないでしょうか。

上司の側にも、言ったことが変わる事情はあります。部長の判断が変わった、新しい情報が入った、といった場合です。食い違いに気づいたときは、その場で尋ねると理由が分かることもあります。

  • 前回の面談では、移行は来月の初めと伺いましたが、予定が変わったのでしょうか。

面談の内容が残ったかを振り返り、次にすること

面談の内容が残ったかどうかは、録音のファイルがあるかではなく、面談のあとの仕事の動きで振り返ります。

  • 面談の終わりに決めたことと引き受けたことを二人で確認できたら、次は、その内容をその日のうちにメールで送ってみてください。
  • 面談のあとに上司の言葉を思い出せず手が止まった場面があったら、次の面談では、その部分をその場で言い直して確認するとよいでしょう。
  • 次の面談を前回決めたことの続きから始められたら、録音がなくても、面談の内容は仕事に残せていると考えられます。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、そのあとの行動で見るものだと考えています。録音を考えたときは、残したいのが音声なのか、決めたことなのかを一度考えてみてください。決めたことなら、終わりの5分の確認と1通のメールで残せます。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

上司との面談で決めたことや感じたことを、あとから上司と一緒に見返したい、録音してよいか迷うというときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。

1on1の最中に、実施中の画面の左の列で。

会社で Kakeai AI 1on1 を使っている1on1なら、文字起こしと要約が二人の画面に出るので、録音を別に取らなくても、決まったことを上司と同じ記録で確かめられます。

文字起こしを使用している回は、1on1を始めると文字起こしが自動で始まり、Kakeai AI が会話の要約を2分ごとに書き直します。話のまとまりごとに見出しと要点が並びます。音声は保存されません。文字起こしと要約は、上司とご自身のお二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

要件表は6月15日(月)までに現時点の情報で一度形にし、6月15日の週の1on1で確認する。

1on1を終えたあと、履歴のカードで。

お礼のメールを書く前に、決まったことを上司と同じ記録で確かめられ、感じたことはその場で選んで送れます。

履歴のカードには、その回の概要、テーマごとの要点、決まった次の一歩の担当と期限が並び、上司と同じ内容が表示されます。終了直後に開く「相手に感想を送る」では、その回の感想を選んで上司に送れます。送った感想は、履歴のカードにお名前つきで表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…7月の中間面談に向けて小野寺さんは営業目標のシートを書く予定です。

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  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

上司との面談を、上司に言わずに録音してもよいですか。

上司に知らせないまま面談を録音することは、おすすめしません。録音が法律上どう扱われるかは目的や使い方によって異なるため、就業規則や情報の取り扱いの決まりを読み、分からなければ人事に相談してください。録音したい理由がハラスメントなど重い問題の証拠なら、会社の相談窓口や、必要なら弁護士など専門家に相談することをおすすめします。

面談を録音するとき、許可は誰に取ればよいですか。

面談を録音するときの許可は、面談の相手である上司本人から得ます。あわせて、会社の決まりで録音が認められているかも調べておきましょう。会社の決まりは、就業規則や情報の取り扱いの規程に書かれていることが多く、分からなければ人事に尋ねてください。上司には面談の前に、録音の目的と扱い(誰が聞くか・どこに保存するか・いつ消すか)をセットで伝えて頼みます。

面談の録音をスマートフォンのボイスメモでしてもよいですか。

面談の録音に私物のスマートフォンのボイスメモを使うと、会社の情報を私物の端末に残すことになります。使う端末と保存先は会社の情報の取り扱いの決まりに合わせ、分からなければ情報システムの担当か人事に確認してください。端末が何であっても、上司の了解を得ることは必要です。

上司に面談の録音を断られたら、どうすればよいですか。

上司に面談の録音を断られたときは、理由を問い返さず、代わりの形を頼みます。その場で説明を自分の言葉に直して確認する・終わりに決めたことを二人で声に出して見直す・面談のあとに決めたことをメールで送る、の3つで、聞き漏らしは防ぎやすくなります。上司が断る理由は、部下を疑っているからとは限らず、会社の決まりや、録音が残ると口にしにくい話題があるためとも考えられます。

上司のほうから面談を録音したいと言われたら、どうすればよいですか。

上司から面談の録音を提案されたときは、録音の目的と、誰が聞くのか、どこに保存していつ消すのかを尋ねてかまいません。気になる点があればその場で伝え、録音を止めてほしい話があるときは、そう言ってよいものです。会社として録音の決まりがあるかどうかは、人事に確認できます。録音の有無にかかわらず、決めたことは面談の終わりに二人で確認しておくとよいでしょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/recording-meeting-with-boss-permission

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: