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部下の方へ評価の面談

評価面談で泣いてしまったとき

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

評価面談で泣いてしまったときは、「すみません、少し時間をいただけますか」と言って、続けるか持ち帰るかを自分で選んでください。泣いたこと自体は失敗ではなく、困るのは、言いたかったことが言えずに面談が終わることです。面談のあとに「お伝えしたいことがあるので、次の面談でお時間をいただけますか」と短く連絡し、次の面談で1つだけ切り出せば十分です。上司の言葉が人格に向いていたときや泣くことが続くときは、人事や産業医に相談してください。

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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で話したいことを切り出せないという困りごとは、20代の回答で特に多く挙がっていました。一方で、この困りごとを挙げた人全体のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合は、回答者全体より高くなっています。その場で言えないことがあることと、面談が成果につながっていると感じることは、両立しうるということです。

9.7%
1万人調査
上司との面談の困りごと(複数回答)に「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人の割合
20代の回答では15.0%、60代の回答では6.4%でした。言いたいことをその場で切り出せないという困りごとは、特に20代の回答で多く挙がっています。
36.5%
1万人調査
「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
回答者全体では31.9%で、この人たちのほうが高い割合です。切り出せないという困りごとがあることは、面談が成果につながっていないことを意味するわけではありません。

この調査は、評価面談で泣いた経験や、そのあとの対応について尋ねたものではありません。「切り出せない」は、上司との定期的な面談での困りごととして選ばれたものです。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

評価面談で泣いてしまったとき:泣いたことより、言えなかったことに目を向ける

評価面談で泣いてしまうこと自体は、失敗ではありません。半年分の仕事への評価を、その場でまとめて聞くのです。悔しさや驚きが涙になるのは、無理のないことです。泣いたあとに一番困るのは、言いたかったことが言えずに面談が終わってしまうことです。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人が9.7%いました。20代の回答では15.0%です。この困りごとを挙げた人全体のうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は36.5%で、回答者全体の31.9%より高い割合でした。つまり、言いたいことを切り出せないという困りごとがある人でも、面談が成果につながっていると感じている割合は低くないということです。

その場で言えなかったことは、あとから切り出せます。このページでは、涙が出たその場で言えること・続けるか持ち帰るかの決め方・面談のあとの連絡・次の面談での切り出し方の順に、そのまま使える言い方を紹介します。以下では、月初の請求書の発行を担当している人が、評価面談で思っていたより低い評価を聞いた場面を例にします。

涙が出たその場で言えること:続けるか、持ち帰るか

涙が出たら、まず「少し時間をください」と言ってかまいません。謝り続ける必要はありません。時間をもらったあとに、続けるか、持ち帰るかを自分で選びます。

  • すみません、少し時間をいただけますか。
  • 失礼しました。大丈夫です、続けていただけますか。
  • すみません、今日はここまでにして、残りは次の面談でお話ししてもよいでしょうか。

続けるなら、評価の結果に言い返すより先に、根拠を尋ねる形にすると、話が仕事に戻りやすくなります。

  • 今回の評価は、どの仕事を主に見ていただいたのか、教えていただけますか。
  • 請求書の発行の遅れについては、私も気になっていました。他に評価に関わった点があれば、伺いたいです。

持ち帰るなら、次の面談の日だけは決めて終えてください。日が決まっていないと、言えなかったことがそのまま残りがちです。

  • 今日お話しできなかった分を、来週のどこかで15分いただけますか。

涙の理由によって、そのあとにすることは違います。

涙の理由その場の一言面談のあとにすること
悔しかった(評価が自分の見方と違う)「評価の根拠を、次の面談で詳しく伺いたいです」自分の見方の根拠になる仕事を1つ書き出す
初めて聞いて驚いた「今日初めて伺ったので、少し考える時間をください」普段の面談でも評価の見通しを聞けるよう、上司にお願いする
疲れがたまっていた「最近少し疲れていて、すみません」体調を優先し、続くなら産業医や相談窓口に相談する
上司の言葉が人格や私生活に向いた「その点は、仕事の話に戻していただけますか」言われた言葉と日時を自分のメモに残し、人事に相談する

評価面談のあとに、上司に伝える一言

面談のあとは、その日か翌日のうちに、上司に短く連絡しておくことをおすすめします。長い謝罪や説明は要りません。泣いたことに触れすぎず、次に話したいことがあると伝えるだけで十分です。

  • 今日の面談では、途中で言葉が出なくなり、失礼しました。お伝えしたいことがあるので、次の面談でお時間をいただけますか。
  • 本日はありがとうございました。評価の根拠について、改めて伺いたい点があります。次回の面談で少し時間をいただけると助かります。

上司の側にも事情があります。部下が泣いたあと、上司は「泣かせてしまった」と感じて、評価の話に踏み込みにくくなることがあります。そのままにすると、次の面談でも評価の話が出にくくなり、知りたいことを聞く機会が減ってしまうかもしれません。部下の側から「評価の話は続けてください」と伝えておくと、上司も話しやすくなるでしょう。

  • 先日は途中で泣いてしまいましたが、評価の話は、これからも率直に伺いたいと思っています。

言えなかったことを、次の面談で切り出す言い方

次の面談では、言えなかったことを全部話そうとせず、1つだけ切り出してください。言いやすいのは、「自分の見方と違う点」か「上司が知らない仕事」のどちらかです。

自分の見方と違う点は、「でも」から始めず、事実を添えて伝えます。

  • 前回お話しできなかった点が1つあります。請求書の発行が遅れた月は、取引先の締め日の変更が重なった月でした。この点は、評価に含まれているでしょうか。
  • 遅れを取り戻すために、翌月から発行の手順を変えました。その後の月は、期限通りに出せています。

上司が知らない仕事があれば、このときに話します。

  • 4月から、新しい取引先の請求書の様式の確認を、私が引き受けていました。お伝えしていなかったので、今お話ししてもよいでしょうか。

評価の結果そのものを変えられるかどうかは、上司の一存では決まらないことが多いものです。その場で結論を求めず、上司の考えを聞いたうえで、次の半年に何を変えるかを決めて終えるとよいでしょう。評価に納得できない場合の相談先は、就業規則で確認するか、人事の担当に尋ねてください。

  • 今日うかがった内容で、評価の理由はわかりました。次の半年で何を変えればよいか、ご意見をいただけますか。
  • 評価について相談できる窓口があるかどうかは、人事にも確認してみます。

評価面談で泣いたあとに、気になりやすいこと

泣いてしまったあとは、「評価に響くのではないか」「弱いと思われたのではないか」と気になりがちです。評価の決め方は会社によって違いますが、評価の基準は、面談での様子ではなく、その期間の仕事に置かれていることが多いでしょう。評価が面談のあとに変わるかどうかは、上司にも約束できることではありません。気にしても変えられないことより、次の面談で話すことを1つ決めるほうに、気持ちを向けてみてください。

泣いたことを謝り続ける必要もありません。一度「失礼しました」と言えば十分です。謝る言葉を重ねるより、次に話したいことに気持ちを向けるほうが、面談の時間を自分のために使えます。

泣くことが続く、体調に出ているとき

面談のことを考えると涙が止まらない、眠れない、食欲が落ちるといった状態が続くときは、評価の話より先に体調を優先してください。産業医や社内の相談窓口に相談し、必要であれば医療の専門家の診察を受けます。上司には、そのまま伝えてかまいません。

  • 最近、体調があまりよくありません。面談は短めにしていただけると助かります。

上司の言葉が人格や私生活に向いていたとき

面談で言われた言葉が、仕事の内容ではなく人格や私生活に向いていたとき、大声や威圧が続いたときは、その場で解決しようとしないでください。面談の日時と言われた言葉を自分のメモに残し、就業規則を確認したうえで、人事の担当に相談してください。

評価面談で泣いてしまったあとに、面談を振り返るには

評価面談がうまくいったかどうかは、泣いたかどうかではなく、面談のあとに自分が何をするかが決まっているかで振り返るとよいでしょう。KAKEAIは、面談のよしあしは、そのあとの行動で見るものだと考えています。

  • 評価の根拠になった仕事を、自分の言葉で言える状態になったでしょうか。
  • 言えなかったことのうち、次の面談で切り出すものを1つ決められたでしょうか。
  • 次の面談の日は、決まっているでしょうか。
  • 次の半年で何を変えるかが、上司と自分の間で決まっているでしょうか。

次の面談の日が決まっていなければ、まずそれだけを上司にお願いしてみてください。話す日が決まっていれば、言えなかったことを、その日に向けて落ち着いて準備できます。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

評価の結果に落ち込んだり、面談で涙が出たりして、そのあと上司とどう話せばよいか迷うときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

次の1on1の準備をするとき。

次の1on1で、まず話を聞いてほしいことを、言葉で切り出す前に上司に伝えておけます。

「1on1の準備」で、テーマと期待する対応(話を聞いてほしい、など)を選べます。期待する対応は部下の側から選べ、上司の画面にも表示されます。1on1が始まると、Kakeai AIが冒頭で、準備されたテーマと期待する対応を示します。上司に見せずに気持ちを書いておきたいときは、1on1の前でも、相手のプロフィールの画面や予定・履歴のカードで書ける、ご自身だけに表示される「自分用のメモ」もあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「業務の進捗や進め方」×「報告したい」、「心身の状態」×「話を聞いてほしい」、「人材育成」の3つです。…

気持ちを話した1on1を終えたとき。

うまく言葉にできなかった気持ちを、次の1on1で自分から伝える準備ができます。

履歴のカードの「1on1後のAIアドバイス」に、ご自身向けの「今回よかった点」と「次の1on1や日常へ向けて」が表示されます。その回の実際の場面をもとに書かれ、言い切れずに終わった気持ちがあった回は、次の1on1で自分から添える一言の案が書かれることがあります。上司には別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…ただ、「頭が真っ白になる」という感覚そのものについては、まだ言い切れていないかもしれません。 次回、西村さんのレポートを見せてもらう場面で、「社内の評価の場面だと緊張の種類が違うので、レポートを書きながら少し慣らしていきたいです」と一言添えてみませんか。自分の言葉で伝えておくと、西村さんも見せ方を考えやすくなります。

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1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

評価面談で泣いてしまったら、評価に響きますか。

評価面談で泣いたことが評価にどう影響するかは、会社の評価の決まりによるため、一概には言えません。ただ、評価の基準は、面談での様子ではなく、その期間の仕事に置かれていることが多いでしょう。気になって動けなくなるより、面談のあとに「お伝えしたいことがあるので、次の面談でお時間をいただけますか」と短く連絡し、言えなかったことを1つ切り出すことをおすすめします。

評価面談で泣いてしまったあと、上司に何と言えばよいですか。

評価面談で泣いてしまったあとは、その日か翌日に「今日の面談では途中で言葉が出なくなり、失礼しました。お伝えしたいことがあるので、次の面談でお時間をいただけますか」と短く連絡することをおすすめします。長い謝罪は要りません。評価の話を続けてほしいと添えると、上司も次の面談で評価の話に戻りやすくなるでしょう。

面談で泣いてしまうのは、気持ちが弱いからですか。

面談で泣いてしまうのは、気持ちの弱さの印ではありません。半年分の仕事への評価をその場でまとめて聞くのですから、悔しさや驚きが涙になるのは無理のないことです。泣いたことを気にしすぎるより、その場で言えなかったことを、次の面談で1つ切り出すことを考えてみてください。

評価面談で泣いてしまい、言いたいことが言えませんでした。どうすればよいですか。

評価面談で言いたいことが言えなかったときは、次の面談で1つだけ切り出してください。言いやすいのは、「自分の見方と違う点」か「上司が知らない仕事」です。「前回お話しできなかった点が1つあります」と前置きし、事実を添えて伝えます。その場で評価の結論を求めず、次の半年で何を変えるかを決めて終えるとよいでしょう。

評価面談のあとに涙が止まらない、眠れないときはどうすればよいですか。

評価面談のあとに涙が止まらない、眠れない、食欲が落ちるといった状態が続くときは、評価の話より先に体調を優先してください。産業医や社内の相談窓口に相談し、必要であれば医療の専門家の診察を受けます。上司には「最近体調がよくないので、面談は短めにしていただけると助かります」とそのまま伝えてかまいません。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/crying-in-performance-review-meeting

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: