部下の方へ評価の面談
評価面談のあとにお礼メールを送るべきか
先に答え
評価面談のあとに、お礼だけを書いたメールを送る必要はありません。お礼は、面談の終わりに口頭で伝えておけば足ります。一方、面談で決めたことを確認するメールなら、送る価値があります。来期に自分が取り組むこと、上司に頼んだこと、確認の一言を、当日か翌日に3〜5行で書いて送ります。KAKEAIの1万人調査では、面談が毎回そのあとの行動につながっている人のうち、面談の成果を感じている人は75.5%でした。半分くらいの回でつながっている人では15.7%です。評価面談についての数字ではありませんが、決めたことを文字で残すことは、行動につなげる手段の1つになると考えられます。
数字で見る
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談がそのあとの行動につながっているかどうかと、成果の実感は強く関係していました。また、上司が以前の会話を覚えていないと感じている人は、面談の成果を感じる割合が全体より低くなっています。評価面談のあとのメールについて尋ねた調査ではありませんが、面談で決めたことを二人の手元に残しておくことは、行動につなげる手段の1つになると考えられます。
- 40.9%
- 1万人調査
- 面談がそのあとの行動につながっているかを尋ねた質問で、「半分くらいの回でそうなっている」と答えた人の割合
- 5つの答えの中で最も多く、この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は15.7%でした。「毎回」行動につながっている人では75.5%です。面談が行動につながっているかどうかと、成果の実感は強く関係しています。
- 6.2%
- 1万人調査
- 面談の困りごとに「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%で、回答者全体の31.9%を下回ります。上司が以前の会話を覚えていないと感じている人は、面談の成果を感じる割合が全体より低いことがわかります。
調査は、評価面談のあとにお礼のメールを送ったかどうかは尋ねていません。数字は、上司との定期的な面談がそのあとの行動につながっているかと、面談の困りごとについての答えです。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
評価面談のあとにお礼メールを送るべきか: 必須ではないが、決めたことの確認なら役に立つ
評価面談のあとに、お礼だけを書いたメールを送る必要はありません。お礼は、面談の終わりにその場で伝えておけばよいでしょう。お礼だけのメールは、受け取った上司も、どう返事をすればよいか迷いがちです。
一方で、面談で決めたことを確認するメールであれば、送る価値があります。評価面談では、来期に取り組むことや上司に頼んだこと、評価の理由として聞いたことが、口頭でいくつも出てきます。それを面談の当日か翌日に3〜5行で書いて送っておくと、二人が同じ内容を手元に残せます。お礼の一言は、その冒頭に添えれば自然です。
面談がそのあとの行動につながっているかどうかは、 成果の実感と関係している
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談がそのあとの行動につながっているかを尋ねた質問で、最も多い答えは「半分くらいの回でそうなっている」の40.9%でした。この人たちのうち、「面談が成果につながっている」と感じている人は15.7%です。面談が「毎回」行動につながっている人では75.5%です。面談がそのあとの行動につながっているかどうかと、成果の実感は強く関係しています。
評価面談についての数字ではありませんが、評価面談で来期に向けて話したことも、面談を出た時点では口頭の約束です。決めたことを文字にして二人の手元に置くことは、面談のあとの行動につなげる手段の1つになると考えられます。
同じ調査で、面談の困りごとに「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人は6.2%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%で、回答者全体の31.9%を下回ります。上司が以前の会話を覚えていないと感じている人は、面談の成果を感じる割合が全体より低いことがわかります。決めたことを書いて送っておけば、次の面談で「前回こう決めました」と二人で見返せます。
KAKEAIは、面談については、上司も部下も両方が当事者だと考えています。面談で決めたことを文字に残すのは、上司の仕事と決まっているわけではありません。部下の側から送ってかまいません。
評価面談のあとのメールの書き方と例文(決めたことの確認)
書くのは、お礼の一言と、面談で決めたことです。以下では、拠点で出荷の手配を受け持っている人が、評価面談のあとに課長へ送るメールを例にします。
- 件名:本日の評価面談のお礼と、来期に取り組むことの確認
- 本日は、評価面談のお時間をいただき、ありがとうございました。
- 面談で決めたことを、確認のために書いておきます。
- 来期は、出荷の手配で、配送会社への依頼を前日の15時までに出すことを続けます。
- 急な出荷の依頼が重なったときの優先順位は、私が案を作り、次の1on1でご相談します。
- 倉庫との定例の打ち合わせに私が同席できるよう、課長からお話しいただけるとのことでした。
- 認識が違っている点があれば、教えていただけますか。
長く書く必要はありません。チャットで送るなら、次のくらいの短さでも伝わります。
- 本日はありがとうございました。来期は、配送会社への依頼を前日の15時までに出すことを続けます。優先順位の案は、次の1on1でご相談します。
メールに入れるのは、次の3つです。
| 入れること | 書き方 | 入れる理由 |
|---|---|---|
| 自分が | 「〜を | 面談で |
| 上司に | 「〜して | 上司の |
| 確認の一言 | 「認識が | 書き間違いや |
評価の理由として聞いたことを書き足すなら、「〜を評価していただいたと受け取りました」と、自分の受け取り方として書きます。上司の言葉を言い直して断定する形にはしません。
お礼そのものは、面談の終わりに口頭で伝えておくと、メールは確認だけで済みます。
- 今日は、評価の理由を具体的に教えていただき、ありがとうございました。来期に取り組むことがはっきりしました。
評価面談のあとのメールで、 避けたいこと
避けたいのは、メールを、面談で言えなかったことを伝える場にすることです。
- 評価への不満を書く。面談で納得できなかった点は、メールではなく、次の面談で「もう一度、根拠を伺いたいです」と口頭で切り出します。文字だけのやりとりでは、言葉が強く見えやすく、上司も文字で返すことになります。
- 面談で言わなかった主張を書き足す。「実はこの仕事も評価に入れてほしかったです」という内容は、メールで送ると、上司には面談のあとの申し立てに見えることがあります。次の1on1で、「伝えていなかった仕事があります」と話すほうが、評価の材料として受け取ってもらいやすくなります。
- 長文のお礼を書く。丁寧さは伝わりますが、上司は返事に迷いがちです。お礼は1行で十分です。
- 返信を求める。「ご確認のうえ、ご返信ください」と書く必要はありません。「認識が違っている点があれば」と添えるだけにして、返事がなくても、決めたことに取り組みます。
- 評価の確約を求める。「来期はAをいただけるよう頑張ります」のような一文は、上司が約束できないことへの返事を求める形になります。書くのは、自分が取り組むことまでにします。
上司の側は、 評価面談のあとのメールにどう返すか
部下から決めたことの確認のメールが届いたら、上司は短く返します。内容が合っていれば、合っていることを伝えます。違っていれば、その点だけを直します。返事がないと、部下は「読まれたのか、合っているのか」が分からないまま来期を始めることになります。
- 確認のメールをありがとうございます。書いてもらった内容は、私の認識と同じです。倉庫の打ち合わせの話は、今週中に進めておきます。
- 1点だけ、優先順位の案は、次の1on1より前でも、できた時点で見せてもらえると助かります。一緒に考えたいからです。
部下からメールが来なかった場合に、送るよう求める必要はありません。上司の側から、決めたことを数行で送ってもかまいません。どちらが書くかより、二人が同じ文を手元に持っていることのほうが大事です。
評価面談のあとのやりとりがうまくいったかの振り返り方
評価面談のあとのやりとりがうまくいったかどうかは、メールを送ったかどうかではなく、次の面談の始まり方で分かります。次の3つを振り返ってみてください。
- 次の1on1を、面談で決めたことの進み具合から始められたでしょうか。
- 上司が引き受けたこと(倉庫の打ち合わせへの同席の話など)は、約束した期日までに進んでいたでしょうか。
- 評価面談で決めたことを、二人とも同じ言葉で言えるでしょうか。
3つのどれも当てはまらないなら、次の面談のあとに、決めたことを3行で書いて送るところから始めてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
評価面談で褒められたことや、上司が引き受けてくれたことを、お礼や次の一歩につなげたいときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。
面談のあと、履歴のカードを見返すとき。
褒められたことや上司が引き受けてくれたことを記録で確かめ、 お礼を具体的な言葉で伝えられます。
評価の話を、Kakeai AI 1on1 を使った1on1でした場合、履歴のカードの「1on1のAI要約」に、話のまとまりごとの要点と、誰が何を引き受けたかが残ります。上司と同じ内容が表示されます。
中間面談・評価 柳瀬さんが西村さんに、目標には無いがプロジェクトをやっている旨を伝える。
評価の話をした1on1を終えたとき。
何がよかったのかを、その回の実際の場面で受け取り、 次も続けることを自分で決められます。
履歴のカードの「1on1後のAIアドバイス」の「今回よかった点」に、その回の実際の場面をもとに、ご自身のよかった関わりが書かれます。ご自身向けの内容で、上司には別の内容が表示されます。
「今回よかった点」の一部「前回(6月22日)の1on1で持ち越した工夫、「送りました」と一言知らせる、を今日実行できました。…前回のふりかえりで書いた一手が、今日の会話でそのまま形になった場面です。…」
1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。
ご利用企業 累計600社以上/
無料の資料
この手引きの数字のもとになった、 1万人調査のレポート
1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)
- 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
- 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
- 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)
よくある質問
評価面談のあとに、 お礼のメールは送るべきですか。
評価面談のあとに、お礼だけを書いたメールを送る必要はありません。お礼は、面談の終わりに口頭で伝えれば十分です。送るなら、面談で決めたことを確認するメールにすることをおすすめします。来期に自分が取り組むこと、上司に頼んだこと、「認識が違っている点があれば教えていただけますか」という一言を、3〜5行で書きます。お礼の一言は、その冒頭に添えれば自然です。
評価面談のお礼メールには、 何を書けばよいですか。
評価面談のあとのメールには、お礼の一言のあとに、面談で決めたことを書きます。自分が来期に取り組むことは「〜を続けます」「〜を始めます」と、具体的な仕事を挙げて書きます。上司がすると言ったことは「〜していただけるとのことでした」と書き、最後に「認識が違っている点があれば、教えていただけますか」と添えます。評価の理由として聞いたことを書くなら、「〜と受け取りました」と自分の受け取り方として書きます。
評価面談のお礼メールは、 いつまでに送ればよいですか。
評価面談のあとのメールは、面談の当日か翌日に送ることをおすすめします。面談で決めたことの確認が目的なので、時間がたつと、二人の記憶の中で内容がずれてくることがあります。決めたことを早めに文字で残しておけば、次の面談で二人で見返せます。
評価面談のあとのメールで、 評価への不満を伝えてもよいですか。
評価面談のあとのメールで、評価への不満を伝えることはおすすめしません。文字だけのやりとりでは言葉が強く見えやすく、上司も文字で返すことになり、話が進みにくくなりがちです。納得できなかった点は、次の1on1や面談で「もう一度、評価の根拠を伺いたいです」と口頭で切り出してください。面談で伝えていなかった仕事があるときも、メールで書き足すより、次の面談で話すほうが評価の材料として受け取ってもらいやすくなります。
部下から評価面談のあとに確認のメールが来たら、 上司は返信すべきですか。
部下から評価面談のあとに決めたことの確認のメールが来たら、上司は短く返信することをおすすめします。内容が合っていれば「私の認識と同じです」と伝え、違う点があればその点だけを直します。返事がないと、部下は読まれたのか、合っているのかが分からないまま来期を始めることになります。部下からメールが来ない場合は、上司の側から決めたことを数行で送ってもかまいません。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/thank-you-email-after-performance-review
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: