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面談にAIやツールを使えるか知りたい
先に答え
上司と部下の面談にAIやツールは使えます。ただし使う前に、会社の決まり・相手への説明と了解・誰が読むか・AIに決めさせないことの4つを決めてください。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%でした。回答者全体の31.9%を下回っています。前の面談の話が引き継がれていないと感じている人は、面談の成果も感じにくい傾向があります。AIやツールは、入力の手間を省くことより、前回話したことと決めたことを次の面談で振り返るために使うことをおすすめします。
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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談の前の入力や記録の手間を困りごとに挙げた人の成果の実感は、回答者全体と並ぶか上回っています。一方、上司が以前の会話を覚えていないと感じている人は、面談の成果を感じにくい傾向があります。面談にAIやツールを使うなら、手間を省く方向より、前回話したことと決めたことを次の面談で振り返るために使うことをおすすめします。
- 12.6%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)として、「決められた書式やフォーマットへの事前入力など準備の負担」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.8%で、回答者全体の31.9%と並んでいます。入力の手間に困っていても、面談が役に立っていると感じている人は少なくありません。面談の前の入力の欄を増やすときは、この負担が増えることも考えに入れてください。
- 5.0%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)として、「会話のメモ等の記録を残す負担」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は41.6%で、回答者全体の31.9%を上回っています。記録を残す手間を挙げた人は少なく、挙げた人でも、面談が成果につながっていると感じている割合は低くありません。
- 6.2%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)として、「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%で、回答者全体の31.9%を下回っています。前の面談の話が次に引き継がれていないと感じている部下は、面談の成果も感じにくい傾向があります。
1万人調査は、面談でAIやツールを使っているかどうかは尋ねていません。数字は、面談の困りごとを挙げた人ごとに、面談が成果につながっていると感じている人の割合を比べたものです。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
面談にAIやツールは使える: 使う前に決める4つのこと
上司と部下の面談にAIやツールを使うことはできます。文字起こしや要約、前回の記録と決めたことを次の面談の前に出し直すことは、AIやツールに任せやすい仕事です。ただし、使い始める前に決めておくことが4つあります。会社の決まり・相手への説明・誰が読むか・AIに決めさせないことです。
- 会社の決まりを確かめます。会話の録音や文字起こし、会社の外のサービスに業務の内容を入力することが許されているかは、会社によって違います。使う前に、情報システムの担当と人事の担当に確認してください。会社が契約していないサービスに、面談の会話を貼り付けないようにします。
- 相手に説明し、了解を得ます。録音や文字起こしをするなら、面談の前に相手に伝え、嫌なら止められることも伝えます。黙って録音を始めないでください。
- 誰が読むかを決めます。面談の記録を読むのは、上司と部下の二人だけにすることをおすすめします。人事や上司の上司が中身を読むと分かっている面談では、部下が話す内容が変わりかねません。
- AIに決めさせないことを決めます。その回に部下が上司に期待すること、上司の意見と判断、次に取り組むことは、人が決めます。AIは、候補を出し、記録を残す役に回します。
面談でAIやツールが役に立つのは、 前回の話を次の面談につなぐこと
面談のAIやツールを、メモや入力の手間を減らすものとして探している方は多いかもしれません。部下の側の答えを見ると、入力や記録の手間を困りごとに挙げた人は少なく、挙げた人でも、面談が成果につながっていると感じている割合は全体と並ぶか上回っています。一方、上司が前回の話を覚えていないと感じている人では、成果の実感が全体を下回っています。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として「決められた書式やフォーマットへの事前入力など準備の負担」を挙げた人は12.6%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は32.8%で、回答者全体の31.9%と並んでいます。「会話のメモ等の記録を残す負担」を挙げた人は5.0%で、この人たちの成果の実感は41.6%と、全体を上回っています。つまり、入力や記録の手間に困っていても、面談が役に立っていると感じている人は少なくない、ということです。
KAKEAIの1万人調査では、「上司が以前会話したことを覚えていない」を困りごとに挙げた人は6.2%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%で、全体の31.9%を下回っています。前の面談の話が次に引き継がれていないと感じている部下は、面談の成果も感じにくい傾向があります。
面談でAIやツールを使うなら、入力の欄を増やして手間を省く方向より、前回話したことと決めたことを次の面談の最初に見返せるようにする方向で使うことをおすすめします。要約が残っていれば、上司は前回の話を思い出してから面談に入れます。決めたことが一覧になっていれば、次の面談を前回決めたことの続きから始められます。
面談の前の入力の欄を増やすことには、慎重であってよいでしょう。1万人調査では、準備の負担を困りごとに挙げた人が12.6%いました。面談の前に部下が入れるのは、話したいことと上司に期待することの2つで十分です。
面談の前・最中・あとで、 AIやツールに任せることと人が決めること
面談のどの場面で何をAIやツールに任せるかは、次の表の通りに分けることをおすすめします。
| 面談の場面 | AIやツールに任せること | 人が決めること |
|---|---|---|
| 面談の前 | 前回の | 部下が、 |
| 面談の最中 | 文字 | 上司の |
| 面談のあと | 要約と | 決めたことを |
表の右の列は、AIやツールを使っても人が担う仕事です。部下が面談で上司に期待することには、意見を聞きたい、一緒に考えてほしいといったものが多く、AIが作った文章がそれに代わるわけではありません。AIが出した次に取り組むことの候補はそのまま使わず、二人で話したうえで、部下が納得できる言葉に直して決めるとよいでしょう。
面談でAIやツールを使うときの、 相手への伝え方
面談でAIやツールを使い始めるときは、何を使い、何が記録され、誰が読むのかを上司から部下に説明してください。以下では、展示会の出展準備を担当している部下との面談を例にします。
- 次回から、面談の会話を文字起こしして要約を残すツールを使いたいと考えています。要約は、○○さんと私の二人だけが見られます。嫌であれば、使わなくても大丈夫です。
- 前回、展示会のブースの配置で決めたことを、私が忘れて二度手間になりました。決めたことを一覧に残して、次の面談の最初に見返すようにしたいんです。
- 録音は保存されず、文字起こしだけが残る仕組みだと聞いています。詳しい仕組みは、情報システムの担当に確認して、あとでお伝えします。
部下が不安を口にしたときは、止めてよいことを伝え、不安の中身を聞きます。
- 気になるのは、記録が残ることでしょうか。それとも、誰が読むのかでしょうか。差し支えなければ教えてください。
- 今日は使わずに話しましょう。使うかどうかは、次回までに考えてもらえれば大丈夫です。
部下の側から、了解の返事と条件を伝えてもかまいません。
- 承知しました。要約の内容が私の認識と違うときは、あとで直せますか。
- 使うのはかまいませんが、体調の話をするときは、その部分だけ止めていただきたいです。
面談の最中は、AIが出した候補を、二人で確かめながら使います。
- 要約に「出展の申込書を来週までに出す」と出ていますが、○○さんの認識と合っていますか。
- 次に取り組むことの候補が3つ出ています。この中で、○○さんが次の面談までにやりたいのはどれですか。候補にないことでもかまいません。
- 今の話は個人的な事情も含んでいるので、要約には残さないようにしましょうか。○○さんは、どうしたいですか。
面談のあとは、要約を見て足りないところを直し、次の面談の最初に二人で見返します。
- 前回の要約を読み直しました。ブースの配置については、私が業者に確認すると決めていましたね。結果からお話しします。
部下の立場で、 面談のAIやツールについて確認してよいこと
会社や上司が面談にAIやツールを使うと言ってきたとき、部下の側から確認してよいことがあります。遠慮せずに尋ねてください。
- 文字起こしや要約は、誰が見られるのでしょうか。課長と私の二人だけですか。
- 録音の音声は、どこかに保存されますか。保存されるなら、どのくらいの期間ですか。
- 使いたくない回があるときは、その回だけ止めてもらうことはできますか。
反対に、部下の側が自分で使いたいときは、会社の決まりに沿っているかを先に確かめてください。会社が契約していないサービスに、上司との会話や社内の情報を入力することは避けます。面談の前に話したいことを整理する程度であれば、自分のメモで十分です。
- 面談の前に、話したいことを整理するために自分のメモに書いています。会社のツールに入れたほうがよければ、教えていただけますか。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、人事が面談の記録の中身を読むことはおすすめしません。記録を読むのが二人だけだと分かっていれば、部下は仕事の話を安心して話しやすくなります。AIやツールを入れるときに、人事が中身を読む設計にしないでください。
面談にAIやツールを使ってよくなったかを、 どこで見るか
面談にAIやツールを使ってよくなったかどうかは、記録の量や要約の出来ではなく、次の面談の始まり方と、決めたことが進んだかで振り返ってください。上司と部下の二人で、次の点を見てみましょう。
- 次の面談を、前回の要約と決めたことを見返すところから始められたでしょうか。
- 前回決めたことのうち、次の面談までに進んだものはいくつあったでしょうか。
- 面談の最中に、画面を見る時間が増えて、相手の顔を見て話す時間が減っていないでしょうか。
- 記録が残ることで、話しにくくなった話題はなかったでしょうか。
使い始めて3回ほどで、二人で使い方を見直してください。要約を誰も読み返していないなら、記録の形を変えるより、次の面談の最初の3分を「前回の続き」に充てることから始めるとよいでしょう。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
面談にAIを使いたいときに、Kakeai AI 1on1では、Kakeai AI を相手に練習するのではなく、実際の上司と部下の1on1の前とあとに、次のことができます。
面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。
練習の相手を探さなくても、 実際の面談の前に、 その相手との入り方を確かめておけます。
Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。お二人それぞれに、ご自身向けの別の内容が表示されます。最初の一言の案が書かれることもあります。Kakeai AI に文字を入力して質問する機能はありません。
…最初の一言は、「今日が初めての場なので、最近の業務で気になっていることや、ここで話しておきたいことがあれば、聞かせてもらえますか」と切り出してみてください。…
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
実際の面談の場面をもとに、 うまくいったことと次に試すことを受け取れます。
Kakeai AI が、その回のよかった場面を、実際の発言を引いて取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。上司と部下のそれぞれに、本人にだけ表示される別の内容です。
…問いを短く置いたことが、藤本さん自身の言葉で論点を整理する場になっています。
導入の前に、記録の扱いを確かめるとき。
面談の記録が AI の学習に使われないことと、 誰に見えるかを確かめたうえで、 AI の手助けを受けられます。
音声は保存されません。文字起こしや AI のサービスの側にもデータは保存されず、AI の学習にも使われません。文字起こしと要約はお二人の画面に、1on1前後のAIアドバイスはそれぞれ本人の画面にだけ表示され、どれもシステム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。
1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。
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この手引きの数字のもとになった、 1万人調査のレポート
1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)
- 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
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- 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)
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よくある質問
上司と部下の面談に、 AIやツールを使ってもよいですか。
上司と部下の面談にAIやツールを使うことはできます。文字起こしや要約、前回の記録と決めたことを次の面談の前に出し直すことは、AIやツールに任せやすい仕事です。ただし、使う前に、会社の決まり(録音や外部のサービスへの入力が許されているか)を情報システムと人事の担当に確認し、相手に説明して了解を得てください。記録を読むのは上司と部下の二人だけにし、上司の意見や判断と、次に取り組むことは人が決めます。
面談でAIを使うと、 何がよくなりますか。
面談でAIを使ってよくなるのは、前回話したことと決めたことを、次の面談の最初に見返せることです。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%でした。回答者全体の31.9%を下回っています。要約と決めたことが残っていれば、上司は前回の話を思い出してから面談に入れ、次の面談を前回の続きから始められます。
面談を録音して文字起こしするとき、 部下にどう伝えればよいですか。
面談を録音して文字起こしするときは、面談の前に、何を使い・何が記録され・誰が読むのかを上司から部下に説明してください。「要約は二人だけが見られます。嫌であれば使わなくても大丈夫です」と、止められることも伝えます。黙って録音を始めないでください。部下が不安を口にしたときは、その回は使わずに話し、不安の中身(記録が残ることなのか、誰が読むのかなのか)を聞きます。
部下の立場で、 会社が面談にAIを導入すると言われたら、 何を確認すればよいですか。
部下の立場で会社が面談にAIを導入すると言われたら、確認したいことは3つです。文字起こしや要約を誰が見られるのか、録音の音声は保存されるのか、使いたくない回に止めてもらえるのかです。「課長と私の二人だけですか」「保存されるなら、どのくらいの期間ですか」と、遠慮せずに尋ねてかまいません。人事や上司の上司が中身を読む設計になっているなら、そのことを知ったうえで何を話すかを決められます。
面談の前にAIで質問や話題を考えてもらうのは、 役に立ちますか。
面談の前にAIで質問や話題を考えてもらうことはできますが、それだけでは面談は変わりにくいと考えられます。部下が面談で上司に期待することには、意見を聞きたい、一緒に考えてほしいといったものが多く、用意された質問だけでは応えられないからです。AIを使うなら、話題を増やす方向より、部下がその回に話したいことと上司に期待することを言葉にする手伝いと、前回決めたことを次の面談の最初に見返すことに使うことをおすすめします。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/can-ai-and-tools-be-used-for-staff-meetings
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: