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会議が多すぎて仕事が進まないとき

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

会議が多すぎて仕事が進まないときは、会議の数を減らすことより先に、1週間の会議を一覧にして、自分がいないと決まらない会議・意見を求められる会議・聞いているだけの会議の3つに分けてください。聞いているだけの会議から、議事録で代える形にできないかを上司に相談します。相談は会議への不満ではなく、一覧を見せながら、自分の仕事を進めるための相談として1on1で切り出すと受け取られやすくなります。会議を減らせないときは、会議を午前か午後に寄せられないかを相談し、まとまった時間を作ります。上司の側は、自分が呼ぶ会議の出席者を議題ごとに絞り、チームで会議を入れない時間帯を決めることができます。

数字で見る

KAKEAIの1万人調査では、面談で話したことが行動につながらない理由として、時間の制約を挙げる人は、情報が足りないことを挙げる人と同じくらいいました。また、上司との面談をしている理由として最も多いのは、自分の仕事を進めるためでした。どちらも面談についての数字で、会議の数や時間について尋ねたものではありません。

15.4%
1万人調査
面談が行動につながるのが半分くらいの回かそれより少ない人のうち、理由に「時間やコストの制約で動けない」を挙げた人の割合
「行動するために必要な情報が揃っていない」15.9%と並ぶ多さで、「スキルが不足していてできない」9.1%より多い答えでした。面談のあと行動に移れない理由として、時間の制約が、情報が足りないことと並んで挙げられているという意味です。
52.8%
1万人調査
面談をしている理由(5つまで選択)として「自分の仕事を進めるため」を選んだ人の割合
選べる8つの答えの中で最も多く、次に多い「会社や組織の考えや状況を理解するため」は38.5%でした。面談を、自分の仕事を進める場として使っている人が多いという意味です。

この調査は上司との1対1の面談について尋ねたもので、会議の数や時間については尋ねていません。15.4%は、面談が行動につながらない理由を尋ねた質問の答えで、回答者全体に対する割合ではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

会議が多すぎて仕事が進まないときに、起きていること

会議が多すぎて仕事が進まないと感じるときは、会議の数そのものより、次の2つが起きていることが多いようです。1つは、自分がいなくても決まる会議に時間を取られていることです。もう1つは、会議で決めたことを自分で進める時間が取れていないことです。会議の数を一律に減らすだけでは、どちらが起きているのかを確かめないまま終わってしまいます。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談のあと行動につながるのが半分くらいの回か、それより少ないと答えた人(6,074人)に、その理由を5つまで選んでもらいました。「時間やコストの制約で動けない」を挙げた人は15.4%で、「行動するために必要な情報が揃っていない」15.9%と並ぶ多さです。つまり、面談で話したことが行動に移らない理由として、時間の制約を挙げる人は、情報が足りないことを挙げる人と同じくらいいるということです。会議について尋ねた数字ではありませんが、決めたことを進める時間をどう確保するかは、会議が多いときにも考えておきたい点です。

1万人調査で、上司との面談をしている理由(5つまで選択)として最も多かったのは「自分の仕事を進めるため」で、52.8%でした。面談を、自分の仕事を進める場として使っている人が多いということです。会議が多すぎて仕事が進まないという相談も、面談で切り出してよい話題の1つです。

会議が多すぎて仕事が進まない状態を変えるには、会議を減らすことより先に、1週間の会議を一覧にして3つに分けるとよいでしょう。自分がいないと決まらない会議、意見を求められる会議、聞いているだけの会議の3つです。そのうえで、聞いているだけの会議から、出席の仕方を上司に相談します。会議の整理は、会議への不満としてではなく、自分の仕事を進めるための相談として切り出すと、受け取られやすくなります。

以下では、機械の保守部門で点検報告書の作成を担当している人(週に11の会議に出ていて、報告書の提出が期限に遅れることが増えている)を例にします。

1週間の会議を一覧にして、3つに分ける

まず、1週間に出ている会議を書き出し、1つずつ3つに分けます。感覚で「多い」と言うより、一覧にしたほうが、自分にも上司にも状況が見えます。

分け方見分け方最初にすること
自分がいないと決まらない会議自分の担当について、その場で判断を求められる。自分が出なければ議題が持ち越される出る。自分の議題を先に扱ってもらえるかを頼む
意見を求められる会議自分の担当ではないが、保守の立場から気になる点を言うことを期待されている出る回と、文書で意見を出す回に分けられるか、上司に相談する
聞いているだけの会議報告を聞くだけで、発言も判断も求められない。欠席しても議題は進む議事録で代えられるか、上司に相談する

一覧を作ると、11の会議が同じ重さではないことが見えてきます。出席の仕方を変える相談は、聞いているだけの会議から始めます。

会議と会議の間の時間の使い方も、一覧と一緒に見てみてください。30分の会議が1時間おきに入っていると、間の30分は報告書の作成には短すぎます。会議を減らせなくても、会議を午前か午後のどちらかに寄せられれば、まとまった時間ができます。

部下の立場で会議を減らす相談のしかた:1on1で、仕事を進めるための相談として

会議を減らしたいという相談は、上司に言いにくいものです。「会議が多すぎる」と言うと、上司が開いている会議への不満に聞こえるからです。自分の仕事を進めるための相談として、一覧を見せながら切り出すと、上司も一緒に考えやすくなります。

  • ご相談したいことがあります。今、週に11の会議に出ていて、点検報告書の作成に使える時間が細切れになっています。1週間の会議を一覧にしてきたので、一緒に見ていただけますか。
  • この中で、私がいないと決まらないのは、保守計画の会議と工程会議の2つだと思っています。ほかの会議は、出席の仕方を変えられないでしょうか。
  • 月曜の全体定例は、報告を聞くだけになっています。議事録を読んで、私に関わることがあれば確認する形にできませんか。

上司からは、その会議に部下を呼んでいる理由が返ってくることがあります。部下の側からは見えない理由がある場合もあるので、聞いたうえで決めます。

  • その会議に私を呼んでいただいている理由を、教えていただけますか。知っておいてほしいことがあるなら、議事録で読む形でも間に合うでしょうか。
  • 分かりました。その会議は、今まで通り出ます。代わりに、火曜の午後は会議を入れずに、報告書の作成に使ってもよいでしょうか。

会議を減らせなかったときは、時間のまとめ方を相談します。

  • 会議の数は変えられないとしても、午前に寄せることはできませんか。午後をまとめて報告書に使えると、提出の遅れを取り戻せそうです。
  • 報告書の提出が遅れそうなときは、どの会議を欠席してよいか、先に決めておいていただけると助かります。

自分がいないと決まらない会議でも、自分の議題が終わったら席を外せるかを頼めます。

  • 工程会議で、私の担当の議題を最初に扱っていただけますか。終わったら、報告書の作業に戻りたいです。

上司の立場でできること:自分が呼ぶ会議の出席者を絞り、部下の集中できる時間を守る

上司の側は、部下から会議が多すぎると言われる前に、自分が呼んでいる会議を見直せます。会議の出席者を「念のため全員」にしていると、出席者一人ひとりの仕事の時間が、その分だけ削られます。議題ごとに「いないと決まらない人」「意見を聞きたい人」「知っておいてほしいだけの人」を分けてみてください。

  • 来月から、工程会議の出席者を見直したいと思っています。議題ごとに、いないと決まらない人だけ出てもらって、ほかの人には議事録を送る形にしませんか。
  • ○○さんには、保守計画の会議には引き続き出てもらいたいと考えています。全体定例は議事録で読んでもらう形でも大丈夫そうですが、○○さんはどう思いますか。
  • この議題は○○さんの判断が要るので、先に話しましょう。終わったら、○○さんは作業に戻っていただいて大丈夫です。

部下から会議が多すぎると相談されたときは、まず一覧を一緒に見て、どの会議がどの種類なのかを部下の見方で聞きます。上司が呼んでいる理由がある会議は、その理由を伝えます。

  • 一覧にしてくれて、助かります。11のうち、○○さんの判断が要る会議はどれだと思いますか。あとで私の考えもお伝えします。
  • 全体定例に出てもらっているのは、他部門の変更を早く知っておいてほしいからです。ただ、議事録で間に合うようなら、その形にしてみましょうか。

部下の集中できる時間を守るのも、上司ができることです。チームで「会議を入れない時間帯」を決めると、個人の相談にしなくても、まとまった時間ができます。

  • チームとして、水曜の午後は会議を入れない時間にしませんか。私も、その時間には打ち合わせを入れないようにします。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談は、仕事を前に進める時間として正面から使ってよいと考えています。会議が多すぎて仕事が進まないという相談も、1on1で正面から扱ってよい仕事の話です。部下が切り出しにくそうなら、上司のほうから、会議の数と時間の使い方を1on1の話題にしてみてください。

  • 最近、会議が多くて報告書の時間が取れていないように見えます。今週の予定を一緒に見て、減らせる会議がないか考えませんか。

会議が多すぎるときに、避けたいこと

  • 黙って欠席し始める。連絡なく出なくなると、会議を開いている人は理由が分からず、呼ぶのをやめるか、出席を求め続けるかのどちらかになります。出席の仕方は、相談して変えます。
  • 会議中に別の仕事をする。会議にも仕事にも集中しにくくなります。出ると決めた会議には出て、出ない会議は出ないと決めるほうが、使える時間は増えやすくなります。
  • 会議への不満として上司に言う。「会議が多すぎます」だけでは、上司は何を変えればよいか分かりません。一覧と、空いた時間を何に使うかを添えて、仕事の相談として話します。
  • 上司が、会議を減らす代わりに、同じ話を個別の確認で何度も聞く。会議を減らしたのに個別の確認が増えると、部下の使える時間は増えません。
  • 逆に、全部の会議を一律に減らす。自分がいないと決まらない会議を欠席すると、議題が持ち越され、あとで自分の仕事が止まります。減らすのは、聞いているだけの会議からです。

会議を減らしたあとの振り返り方

会議を減らしたり、出席の仕方を変えたりしたあとは、会議の数ではなく、仕事と二人のやり取りで振り返るとよいでしょう。次のように考えてみてください。

  • 1週間のうちに、1時間以上まとまって自分の仕事に使える時間ができていたら、その時間帯を予定表で先に押さえておきます。
  • 出るのをやめた会議で決まったことを知らずに困ったことがあったら、その会議には戻ってかまいません。
  • 一覧を見ながら、どの会議に出てどの会議を議事録で代えるかを上司と話せたら、一覧は一度作って終わりにせず、3か月に一度ほど同じ一覧で見直すことをおすすめします。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

会議や会議の資料づくりに時間を取られて仕事が進まないのに、そのことを上司と話す場がないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

実施中とあとに、「1on1のAI要約」で。

会議や資料づくりにかかっている負担を、二人が同じ記録で見ながら、何を減らすか・誰に任せるかを相談できます。

話の中で出た負担の中身や、どちらが何を引き受けたかを、Kakeai AI が生まれたテーマごとの要点としてまとめます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

田所さんが部長会資料の営業側の数字を大久保さんに持ってもらうよう伝える方針を示した。

1on1の実施中に、球体をクリックしたとき。

会議の時間を短くする、資料づくりを分担するといった見直しを、担当と期限のついた一歩にしてから1on1を終えられます。

球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。会話から生まれた次の一歩の候補のうち、担当や期限が決まっていないものを Kakeai AI が挙げ、二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

今日の会話で出た一歩の候補が5つあり、担当と期限がまだ確定していないものが残っています。…「小野寺さんとの週次を6月29日から15分に変える」…それぞれ誰がいつまでにやるかをお二人で確かめておけますか。

ホームの「この先1週間のポイント」で。

1on1で「会議や面談の時間を見直す」と引き受けたことを、期限の前にホームの画面で思い出せます。

Kakeai AI が、ご自身の1on1の予定や次の一歩の期限などから、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。ご自身だけに表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

あなたと田所さんの1on1で引き取った「小野寺との週次を15分に固定する」が6月29日期限で未完了です。今日の小野寺さんとの1on1が15分枠で入っているので、この回から15分固定を実際に始める形で確認できそうです。

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よくある質問

会議が多すぎて自分の仕事ができません。どうすればよいですか。

会議が多すぎて自分の仕事ができないときは、まず1週間に出ている会議を書き出し、「自分がいないと決まらない」「意見を求められる」「聞いているだけ」の3つに分けてください。聞いているだけの会議から、議事録で代える形にできないかを上司に相談します。一覧を見せながら、空いた時間を何に使うかを添えて話すと、会議への不満ではなく、仕事を進めるための相談として受け取られやすくなります。

出なくてもよい会議は、どう見分ければよいですか。

出なくてもよい会議を見分けるには、その会議を欠席したときに何が起きるかを考えます。自分の担当について、その場で判断を求められる会議は、欠席すると議題が持ち越されるので、出る会議です。報告を聞くだけで、発言も判断も求められず、欠席しても議題が進む会議は、議事録で代えられる候補です。ただし、上司が呼んでいる理由が別にある場合もあるので、見分けたあとは上司に理由を聞いてから決めてください。

会議を減らしたいと上司に言うのは、失礼ですか。

会議を減らしたいと上司に相談することは、失礼ではありません。言い方で変わるのは、受け取られ方です。「会議が多すぎます」とだけ言うと、上司が開いている会議への不満に聞こえます。1週間の会議の一覧を見せ、「この2つは私がいないと決まらないので出ます。ほかの会議は議事録で代えられませんか」と、自分の仕事を進めるための相談として話すと、上司も一緒に考えやすくなります。切り出す場は、1on1がおすすめです。

部下から会議が多すぎると言われたとき、上司はどうすればよいですか。

部下から会議が多すぎると言われたときは、言ってくれたことにお礼を言い、1週間の会議を一覧にして一緒に見るところから始めてください。どの会議がその部下の判断を要するもので、どの会議が聞くだけなのかを、部下の見方で聞きます。上司が呼んでいる理由がある会議は、その理由を伝えたうえで、議事録で間に合うかを一緒に決めます。あわせて、自分が開く会議の出席者を「念のため全員」にしていないかも見直してみてください。

会議と会議の間の短い時間で、仕事を進めるコツはありますか。

会議と会議の間の30分では、報告書や資料の作成のようなまとまった仕事は進みにくいので、短い時間でできる仕事(メールの返信・資料の確認・次の会議の準備)に充てるほうが現実的です。まとまった仕事の時間を作るには、会議を午前か午後のどちらかに寄せられないかを上司に相談するか、チームで「会議を入れない時間帯」を決めることをおすすめします。間の時間を埋める工夫より、会議の配置を変えるほうが近道になることが多いでしょう。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/too-many-meetings-work-not-progressing

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: