上司の方へ会議・ミーティング
スタンディングミーティングとは、進め方
先に答え
スタンディングミーティングとは、参加者が立ったまま、15分ほどの短い時間で行う打ち合わせです。朝会などの形で毎日行うことが多く、話すのはその日に進めることと、誰かの手を借りたいことに絞ります。立つのは短く終えるという約束を目に見えるようにするためで、話す内容を決めていなければ、立っていても長くなります。困りごとが出たときは、その場で解決しようとせず、終わったあとに関係する人だけで話します。立っているのがつらい人が座って参加できるようにし、2週間ほど試してから、続け方をチームで見直すことをおすすめします。
スタンディングミーティングとは:立ったまま、15分ほどで終える毎日の打ち合わせ
スタンディングミーティングとは、参加者が立ったまま、15分ほどの短い時間で行う打ち合わせのことです。朝会や朝礼の形で、毎日決まった時間に行うことが多く、スタンドアップミーティングとも呼ばれます。話すのは、その日に進めることと、誰かの手を借りたいことに絞ります。
立って行うのは、短く終えるという約束を、全員が立っているという形で目に見えるようにするためです。立つこと自体に意味があるわけではありません。立っていても、話す内容を決めていなければ、打ち合わせは長くなります。反対に、内容が絞れていれば、座ったままでも短く終えられます。
スタンディングミーティングを取り入れるときは、「立つかどうか」より先に、「毎日そろって話す必要があることは何か」をチームで決めることをおすすめします。
以下では、ECサイトの運営チーム(6人)が、毎朝9時半から15分のスタンディングミーティングを始める場面を例にします。チームでは、お客様からの問い合わせへの対応、商品ページの更新、週末のセールの準備を並行して進めています。
スタンディングミーティングが向いている話と、 向いていない話
スタンディングミーティングが向いているのは、毎日の予定の共有と、手を借りたいことの洗い出しです。じっくり考える必要がある話や、決めるのに資料が要る話には向きません。
| 話の種類 | 向いているか | 扱う場 |
|---|---|---|
| その日に | 向いている | スタンディングミーティング |
| 手を | 向いている | 中身は、 |
| 予定の | 向いている | スタンディングミーティング |
| 複数の | 向いていない | 資料を |
| 原因を | 向いていない | 週1回の |
| 一人ひとりの | 向いていない | 上司と |
困りごとそのものは、スタンディングミーティングで話し込まず、「困っていることがある」と一言出してもらうところまでにします。誰が誰と話せばよいかがわかれば、15分の役目は果たせています。
スタンディングミーティングの進め方: 始める前に決めることと、 15分の流れ
スタンディングミーティングは、始める前にチームで約束ごとを決め、2週間ほど試してから続け方を見直すのがよいでしょう。上司が一人で形を決めてしまうより、チームで試して直すほうが、メンバーの仕事の進め方に合った形にしやすくなります。
始める前に、 チームで決めること
始める前に決めておくのは、時間と場所・一人ひとりが話すこと・15分を超えそうなときの扱い・座って参加してよいことの4つです。
- 毎朝の打ち合わせを、立ったまま15分で終える形に変えてみたいと考えています。座って30分かけていた内容のうち、毎朝そろって話す必要があるものだけを残したいからです。皆さんはどう思いますか。
- 一人ひとりが話すのは、今日進めることと、手を借りたいことがあるかどうかの2つにしませんか。ほかに毎朝必要なことがあれば、教えてください。
- まずは2週間試してみて、続けるかどうかを一緒に決めましょう。
立っているのがつらい人には、座って参加してよいことを、最初に全員の前で伝えておきます。理由を尋ねる必要はありません。体調やけがなどの事情で、働き方の配慮について相談したい人がいれば、上司が個別に話を聞き、必要に応じて人事の担当や産業医につなぎます。
- 立っているのがつらい日は、遠慮なく座って参加してください。理由は言わなくて大丈夫です。
在宅勤務のメンバーがいる場合は、Web会議で参加できるようにします。会議室にいる人だけで話が進まないように、話す順番も決めておきます。
- 在宅の方は、Web会議で参加してください。順番は、在宅の方から先にお願いします。
15分の流れ
15分の流れは、一人ひとりの話に10分ほどを充て、最後の数分で連絡と、終わったあとに残って話す人の確認をする形がおすすめです。
- 時間になったら、そろっていなくても始めます。
- おはようございます。9時半になったので始めます。今日も15分で終えましょう。
- 一人ずつ、今日進めることと、手を借りたいことがあるかどうかを話します。
- 今日は、週末のセールのバナーを午前中に仕上げます。手を借りたいことは、今のところありません。
- 昨日の夕方から、決済の画面でエラーが出るという問い合わせが増えています。原因の調べ方を相談したいので、このあと5分ほどお時間をいただけますか。
- 上司も、自分が今日進めることと、引き受けていたことの結果を短く話します。
- 私からは1つです。セールの値引きの上限は、昨日の案のままで進めてよいと、部長から了承をもらいました。
- 最後に、終わったあとに残って話す人を確かめて終えます。
- 決済のエラーの話は、△△さんと○○さんと私で残って話しましょう。ほかの方は、ここで仕事に戻ってください。今日もよろしくお願いします。
困りごとが出たとき: その場で解決しようとせず、 終わったあとに必要な人だけで話す
スタンディングミーティングで困りごとが出たときは、その場で解決しようとせず、関係する人だけで、終わったあとに話す時間を取ります。全員の前で話し込むと、関係のない人の時間まで使うことになり、15分では終わらなくなるからです。
困りごとを出してくれたメンバーには、まずお礼を伝え、誰といつ話すかをその場で決めます。
- 教えてくれてありがとうございます。大事な話なので、終わったらすぐ、システムの保守会社とやり取りしている△△さんも入って3人で話しましょう。
- 今の話は、ここで決めずに、午後の打ち合わせで扱ってもいいですか。注文の数がわかる資料をそろえてから話したほうが、決めやすいと思うので。
一人ひとりの話が長くなってきたときは、責める言い方にせず、話の続きを別の時間に移します。
- その続きは、終わったあとに二人で話すときに、詳しく教えてもらえますか。先に、残りの方の話に移りますね。
上司自身が長く話してしまうこともあります。気づいたときは、自分から認めて、次からのやり方を変えます。
- 私が長く話してしまいました。明日からは、私の連絡は最後に1分だけにします。
仕事の悩みや評価に関わる話、体調や家庭の事情に関わる話が出そうなときは、スタンディングミーティングでは扱わず、1on1で話すことを提案します。
- その話は、皆の前ではなく、今週の1on1でゆっくり話しませんか。もし急ぐようなら、今日の午後でも時間を取ります。
スタンディングミーティングで避けたいこと
避けたいのは、立つことや形を守ることが目的になることと、反対に、形を決めずに始めて長い打ち合わせに戻ってしまうことの両方です。
- 全員が順番に、前日の作業の報告を読み上げる。報告を聞くだけの時間になると、手を借りたいことが出てきません。話すのは、今日進めることと、手を借りたいことに絞ります。
- その場で困りごとの解決まで話し込む。15分を超えて、関係のない人の時間まで使うことになります。
- 立つことを、全員に例外なく求める。立っているのがつらい人が、参加しにくくなります。
- 逆に、時間や話すことを決めずに始める。立っていても、話が長くなります。
- 一人ひとりの仕事の悩みを、スタンディングミーティングだけで聞いたことにする。短い時間で全員の前では、話しにくいことがあります。個別の話は、1on1で聞く機会を作ります。
- 試したあとに見直さない。毎日の形がチームの仕事に合っているかは、試してみないとわかりません。
スタンディングミーティングがうまくいっているかを振り返る
スタンディングミーティングがうまくいっているかどうかは、15分で終わったかだけでなく、チームの仕事が前に進んでいるかで振り返ります。2週間ほど続けたら、次の点についてチームで話し合ってみてください。
- 手を借りたいことがほとんど出てこないなら、手を借りたいことから先に話す順番に変えるのも1つの方法です。
- 出てきた困りごとが、その日のうちに誰とも話されずに残っていたら、次からは、終える前に誰といつ話すかまで決めます。
- 15分を超えた日があれば、どんな話で長くなったかを出し合い、その種類の話を扱う場を決め直します。
- 座って参加している人や在宅の人から話しにくいという声があれば、話す順番から見直します。
- 毎日でなくてもよい内容が繰り返し話されているなら、その内容は週1回の定例の会議に移します。
振り返りでは、上司が先に結論を出さず、メンバーの考えを尋ねてから、続け方を一緒に決めます。
- 2週間やってみて、どうでしたか。座ってやっていたころと比べて、困ったことがあれば教えてください。
- 毎朝だと多いと感じるなら、月・水・金にする案もあります。どちらが仕事を進めやすいですか。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
会議や会議の資料づくりに時間を取られて仕事が進まないのに、そのことを上司と話す場がないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
実施中とあとに、「1on1のAI要約」で。
会議や資料づくりにかかっている負担を、 二人が同じ記録で見ながら、 何を減らすか・誰に任せるかを相談できます。
話の中で出た負担の中身や、どちらが何を引き受けたかを、Kakeai AI が生まれたテーマごとの要点としてまとめます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。
田所さんが部長会資料の営業側の数字を大久保さんに持ってもらうよう伝える方針を示した。
1on1の実施中に、球体をクリックしたとき。
会議の時間を短くする、 資料づくりを分担するといった見直しを、 担当と期限のついた一歩にしてから1on1を終えられます。
球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。会話から生まれた次の一歩の候補のうち、担当や期限が決まっていないものを Kakeai AI が挙げ、二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。
今日の会話で出た一歩の候補が5つあり、担当と期限がまだ確定していないものが残っています。…「小野寺さんとの週次を6月29日から15分に変える」…それぞれ誰がいつまでにやるかをお二人で確かめておけますか。
ホームの「この先1週間のポイント」で。
1on1で「会議や面談の時間を見直す」と引き受けたことを、 期限の前にホームの画面で思い出せます。
Kakeai AI が、ご自身の1on1の予定や次の一歩の期限などから、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。ご自身だけに表示されます。
あなたと田所さんの1on1で引き取った「小野寺との週次を15分に固定する」が6月29日期限で未完了です。今日の小野寺さんとの1on1が15分枠で入っているので、この回から15分固定を実際に始める形で確認できそうです。
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よくある質問
スタンディングミーティングとは、どんな会議ですか。
スタンディングミーティングとは、参加者が立ったまま、15分ほどの短い時間で行う打ち合わせのことです。朝会や朝礼の形で毎日行うことが多く、スタンドアップミーティングとも呼ばれます。話すのは、その日に進めることと、誰かの手を借りたいことに絞ります。複数の案から決める話や、じっくり考える話には向いていません。
スタンディングミーティングでは、何を話せばよいですか。
スタンディングミーティングでは、一人ひとりが、今日進めることと、手を借りたいことがあるかどうかの2つを短く話します。困りごとは、中身まで話し込まず、「困っていることがある」と一言出すところまでにします。上司も、自分が今日進めることと、引き受けていたことの結果を短く話すとよいでしょう。
スタンディングミーティングで、立つのがつらい人がいる場合はどうすればよいですか。
スタンディングミーティングでは、立っているのがつらい人が座って参加してよいことを、始める前に全員の前で伝えておきます。理由を尋ねる必要はありません。体調やけがなどの事情で働き方の配慮について相談したい人がいれば、上司が個別に話を聞き、必要に応じて人事の担当や産業医につなぎます。立つことを全員に例外なく求めることは、おすすめしません。
スタンディングミーティングが15分で終わらないときは、 どうすればよいですか。
スタンディングミーティングが15分で終わらないときは、困りごとをその場で解決しようとしていないかを振り返ってみてください。困りごとは、誰と話すかだけを決めて、終わったあとに関係する人だけで話します。決めるのに資料が要る話は、別の打ち合わせに移します。一人ひとりが話すことを、今日進めることと手を借りたいことの2つに絞るのも有効です。
スタンディングミーティングは、毎日行うべきですか。
スタンディングミーティングを毎日行うかどうかは、チームの仕事の進め方に合わせて決めるとよいでしょう。予定が日ごとに変わる仕事では毎日が合うこともあり、そうでなければ週3回でも足りることがあります。まず2週間ほど試し、毎日でなくてもよい内容が繰り返されていないかを、チームで話し合って見直してください。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/standing-meeting-how-to-run
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: